イクメンを目指してママ・妻を助けよう!育休制度と実際の子育ての現実は厳しかった

育児に父親が自分から進んで積極的に参加する男性という意味をもつ『イクメン』というワードは一般的に使われるようになり、流行語にも挙げられました。

仕事をしながら子育てをしていくというのは非常に大変ではありますが、具体的にはどうしたらイクメンになれるのでしょうか?

そこで、この記事ではそんなイクメンについてご紹介していこうと思います。

イクメンとは?

イクメンというのは『育児をする男性(育児をするメンズ)』を意味しており、それを略した言葉となっています。

要は積極的に自分から進んで育児参加する男性の総称です。

以前は育児は母親が担当して、父親は働いて生活費を稼いでくるといったように、夫婦で役割分担をしていたのですが、現在では女性の社会進出などの関係で、育児を母親だけに任せるのではなく、今までよりも父親が育児への参加していく傾向にあります。

ですが、ただ単に奥様の手伝いをするのでは本当のイクメンとは言えません。

子育ても自分の仕事(使命)だという意識をもって取り組み、それでかつ奥様への気遣いや愛情を注いでこそ、真のイクメンと言えます。

イクメンという言葉を創ったNPO法人である『イクメンクラブ』によるとイクメンと呼ぶには3つの定義があるそうです。

  1. 育児を楽しめるかっこいい男性
  2. 子供たちを広く多様な世界へ誘い出す男性
  3. 妻への愛と心遣いも忘れない男性

この3つの定義がイクメンの基本ということですね。

なぜイクメンは広がり、認知されたの?

それではイクメンという言葉が広がった経緯をご説明していきます。

キッカケは2010年の6月に厚生労働省が『イクメンプロジェクト』というものを始めたのが、由来となっています。

イクメンプロジェクトという企画は、父親がより積極的に進んで自ら育児に参加できる社会体制を作る目的として政府がつくった取り組みです。

なぜこういった取り組みがされたのというと、日本の男性は世界的に見ても育児や家事に費やす時間が最低基準にあったことから、このような取り組みを行なっています。

実際問題、男性が育児にもっと関わりたいと願っていても育児休暇はもちろん、定時で仕事を切り上げて帰宅することが難しい状況です。

そういった風潮を変え、もっと育児に参加できるような社会環境を整えようというのがイクメンプロジェクトの取り組みなのです。

イクメンの悩みでもある育児休暇の現実とは

育児休暇は女性に限らず、男性でも取得できるように法律で決められています。

ですが男性が育児休暇を取得した場合、収入面での不安があったり、職場からの理解がなかなか得ることが難しいという現状があります。

どの企業も男性が育児休暇を取るという前例が少なく、本人も取りづらいという抵抗感があるようです。

育児休暇を取ることができるということは世間でも認知されてきていますが、実際に休暇を取るのにはハードルが高いといえます。

取得率に関して言えば、2013年では女性で83.0%、男性だと2.0%とかなり低い結果になっています。

厚生労働省では、この育児休暇の取得率を2020年には13%まで引き上げることを目標として挙げています。

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イクメンのメリット!育児休暇を取ることでこんないいことが!

イクメンのメリットその1:奥様の負担軽減できる

出産後のママというのは体力面や精神面で不安定になりがちです。

体力がまだ十分に回復していないのにも関わらず、睡眠時間も十分に確保できないまま、授乳やおむつ交換などで毎日大忙しです。

そんなママをご主人がしっかりとサポートすることができれば、ママの負担もう和らぎ、ご主人への愛情も深まっていくでしょう。

ご主人が育児や家事に積極的に取り組むことで、ママの気持ちに余裕ができるので、育児ノイローゼや産後うつといった症状を防ぐ効果も期待できるのです。

イクメンのメリットその2:子供の成長にも良い影響がある

いつも母親とばかり遊ぶよりも、父親とも遊べる時間を作り、大切にすることで、子供にとっても良い影響がたくさんあります。

男性ならではのアクティブな遊びができるので、特に男の子にとっては父親と触れ合うこともでき、遊ぶ時間がとても楽しく感じることになり、子供の体力もアップするでしょう。

イクメンのメリットその3父親としての自覚が持てるようになる

男性というのは女性と比べると親としての自覚が芽生え始めるのが遅いという傾向にあります。

母親は妊娠からすこしずつ親になるという心の準備ができますが、父親は子供が生まれ、初めて親になるという実感を得ることが多いのです。。

ですが、育児に父親が自分から進んで積極的に参加することにより、父親としての自覚が芽生え、何より早くもつことができるので、育児を楽しく感じるようになります。

また、育児を進んで手伝うことによって、父親も家庭内で疎外感を感じなくなるというメリットがあります。

母親ばかりが育児をして、父親は仕事ばかりで子供を見ない家庭環境では、子供は母親になついてしまい、父親には人見知りしてしまう赤ちゃんもいます。

仕事に専念して家庭で過ごす時間が少ないパパは、子どもが大きくなってからも家に居場所がないと感じ、孤立してしまいがちな傾向がありますが、イクメンの場合、そういった家庭環境の心配事も減ってきます。

イクメンこそ夫婦円満の秘訣

子どもが産まれるとママは子育てばかりに気がいってしまいがちです。

そうなってしまうと結婚当初と比べ、ご主人への愛情が落ちてしまう傾向にもあります。

ですが育児を積極的に行ない、奥様への愛情もしっかりと注いでいるイクメンの場合、奥様のご主人への愛情が薄らいでいくことはなく、出産を境に夫婦関係が危機に陥ってしまう『産後クライシス』を防ぐことができ、夫婦円満を築くことが出来ます。

イクメンのデメリット…良いことばかりではない!

イクメンのデメリットその1:育児休暇が取得しにくい

男性の育児休暇の取りにくいという現状は先ほどもお伝えしましたが、実際に取得した結果、その期間の収入が減ってしまったり、『出世街道』から外れてしまったりと、仕事上のデメリットがあります。

小規模の企業ほど取得が難しく、代わりの人材を雇うことが出来ないので、女性であっても育児休暇が取りにくいという現実があるのです。

イクメンのデメリットその2:価値観の違いが生まれる

夫婦で子育てについて価値観の違いは当然のように出てきます。

イクメンになることで子供のり方やあやし方など、価値観の違いが表面に出やすくなるのです。

そういった価値観の違いから些細なことでも喧嘩に発展してしまうことも…。

子育てについては夫婦でよく話し合うことがとても大切です。

また、そういった些細な価値観の違いや、ご主人の育児方法に対して不満を感じて、それが奥様にとってストレスに感じてしまうことにもなるので注意が必要です。

まとめ

イクメンだと奥様にも日々の生活に気持ちの余裕をもつことができるので、楽しく子育てをすることが出来ます。

1番重要なことは、家族全員が笑ってすごることが出来るということです。

夫婦それぞれで子育て方法は違ってくるので、自分たちに合った方法をよく話し合って、いきましょう。

 

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