- 最近生え際が薄くなってきた…
- 額が後退してきたんじゃないか…
それが本当に抜け毛による薄毛であっても、そうでなくても男性なら一度は薄毛に対して恐怖心を抱いたことがあるのではないでしょうか?
そりゃ誰だってハゲにはなりたくないですもんね。
そういう私も父方の家系が薄毛なので、正直いつハゲるんじゃないかとヒヤヒヤしながら日々を過ごしています。
少なからずこの記事を読んでいるということは、あなたも生え際に悩みがあったり、将来的な不安があるはずです。
そこでこちらの記事では、生え際が後退して来た時に取るべき最善の策を薄毛の原因と共にご紹介していきます。
少しでも不安要素があるのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
薄い前髪・生え際を改善することができる?
前髪や生え際の後退による薄毛は改善するのか…?
結論からお話しすると改善は「可能」です!
薄毛は気付いた段階で早めに対策をしていくことによって、改善に必要な時間も短く費用も少なく済みます。
そもそも薄毛と言っても原因がわかりませんよね。
そこで薄毛の原因となるものをご説明していきます。
原因を知ることであなたが取るべき行動が明確になるはずなので、しっかり見ていきましょう。
前髪・生え際がスカスカに薄くなるのはなんで?その原因とは?
インターネットで薄毛の原因について調べると様々なものが出てきますが、結果的には「男性型脱毛症(AGA)」という進行型の脱毛症がほとんどの薄毛の原因となっています。
生活習慣の乱れや偏食、ストレスなども挙げられていますが、これらはAGAを引き起こす間接的な要因なんです。
AGAの症状は生え際や頭頂部の髪の毛が少しずつ細くなっていったり抜け落ちていき、健康な毛髪が発毛・成長できない状態になります。
このAGAによる薄毛が発症する年齢や進行する場所、度合いに関しては個人差があり遺伝や男性ホルモンに大きく関係していると言われています。
基本的に男性ホルモンの「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という酵素が結合することで「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンに変化することで毛髪の成長や発毛に大きな影響を与えてしまい、正常に毛髪が育たなくなってしまいます。
そもそも男性ホルモンのテストステロンは体毛に作用するものです。
男性であればだれでも分泌されるもので、血液の流れに乗って全身に運ばれます。
そのうちの一部が頭皮にある毛乳頭細胞に届けられ、5αリダクターゼと結合し、DHTに変わるのです。
このDHTが毛乳頭内にある受容体に送られることで毛髪の成長周期が乱れ、毛髪が抜け落ちる「退行期」に移行してしまい、徐々に髪の毛が抜け落ちてしまいます。
本来であれば2~7年の周期でヘアサイクルが行われるはずが、数か月から1年程度と短くなってしまい、健康な毛髪に成長しきる前に抜け落ちてしまうので、産毛みたいな細くて短い毛がどんどん増加していってしまいます。
そしてAGAという脱毛症の厄介なところは、一度発症してしまうと生活習慣や食生活を改善しても効果がほとんどないということです。
そんな厄介な脱毛症ではありますが、薄毛になりやすい人には特徴があります。
その特徴についてはのちほど詳しくご説明していきますので、まずは具体的な対策方法をご紹介していきますね。
男性と女性に起こる前髪のスカスカな薄毛…原因の違いはあるの?
男性にとって前髪の後退はとてもきついものがありますよね。
ですが女性にも薄毛が起きる原因があるのはご存知でしょうか?
もしかするとあなたがお付き合いしている女性や、ご結婚されている方であれば奥様にも薄毛が起きてしまったり、場合によってはすでに進行していることもあるかもしれませんね。
そこでここからは男性と女性で前髪が後退していく原因に違いがあるのか確認していきましょう。
薄い前髪・生え際の原因の違いその1:牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)
これは髪の毛が長い男性にも起こりうるものなのですが、特に髪の毛を縛ったりすることで薄毛の原因になります。
髪の毛の長い女性だと、よく後ろで髪の毛を結んだりしますよね。
その時に髪の毛を強く引っ張ってしまい、その状態が長時間・定期的に続くことで髪の毛が抜けていってしまうんです。
私も以前は髪の毛が長く、鎖骨につくくらいの長さがあったときはよく髪の毛を後ろで縛っていたことがあるので、生え際を中心に抜け毛が目立ったことがありました。
その他にもくせ毛が気になる方とかだと、ストレートアイロンを使用したりしますが、実はそれも牽引性脱毛症を引き起こす原因になるんです。
この薄毛に対しては一時的なもので、髪の毛を縛らないように意識したりすることで徐々に改善していきます。
もしできるだけ早めに改善したい場合は育毛剤などを使うことで、より早い改善が見込めますよ。
薄い前髪・生え際の原因の違いその2:びまん性脱毛症(FAGA)
男性型脱毛症(AGA)の場合だと頭頂部や生え際といったようにポイントで進行していき、短い状態で起きる薄毛ですが、女性の場合に関してはちょっと違ってきます。
このびまん性脱毛症は髪の毛は成長していくのですが毛が通常よりも細くなり、そのまま太くなることもなく抜けやすくなるという特徴があるんです。
そしてこの脱毛症のもの一つの特徴というのが、ポイントで薄毛になるわけではなく、頭髪全体が薄くなるというもの。
ここが男性型脱毛症との大きな違いになります。
原因については先ほどご紹介した5つの特徴のほかに…
- 加齢によるホルモンバランスの乱れ
- 遺伝によるもの
- ダイエットによるもの
- 女性ホルモンの減少
主に30代後半から進行することが多いびまん性脱毛症ですが、無理なダイエットや生活習慣の乱れによって、若い女性にも起きることがあるそうです。
稀にですが、男性でもこのびまん性脱毛症を引き起こす方がいるのですが、もし頭髪全体が薄くなってきたリした場合はこの脱毛症を疑った方が良いかもしれません。
特に「40代前後から全体的に髪の毛が薄くなった…」「食事制限などのダイエットをしている」「生活習慣が不規則」といった方は注意が必要です。
この場合の対策方法としては上記でご紹介した対策方法の中でも、生活習慣の見直しやクリニックでの診断、育毛剤の使用をおすすめします。
薄い前髪・生え際の原因の違いその3:粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)
これは簡単に言ってしまうと「フケのようなもの」が頭皮の上や肩に多く散乱して、それに伴ってフケが毛穴を塞いでしまい抜け毛が起きる病気です。
フケが多くなるというほかにも、頭皮に炎症を起こして赤みを帯びたりかゆみを起こしてしまいます。
また症状がひどい場合に関しては頭皮にボツボツができてしまったり髪の毛が乾燥状態となってしまうことも…。
薄毛の進行に関しては前髪から徐々に頭頂部に広がっていき、最終的には全体的に広がることもあります。
解決策としては自己判断で治療するのではなく、きちんと皮膚科で診てもらうようにしましょう。
恐らくステロイド薬を処方されるはずなので、それを頭皮に塗って炎症を抑えるといった治療方法になります。
ちなみにこの脱毛症は男女ともに起こりうるものなので、見つけたらできるだけ早めに対照するように心がけてくださいね。
薄い前髪・生え際の原因の違いその4:脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)
この脂漏性脱毛症に関しても男女ともに起きる可能性があるものです。
この脂漏性皮膚炎というのは皮脂の過剰分泌が原因で、もともと頭皮に存在している皮脂を好んで食べる「マセラチア菌」という常在菌が異常繁殖してしまい、そこから分解されて作られる中性脂肪によって炎症を引き起こしてしまいます。
頭皮が常にベタベタしたような状態で、どんなに皮脂を取り除いてもすぐに新たな皮脂を分泌してしまいます。
また毛穴にもびっしりと皮脂が詰まってしまうため、毛髪の成長を阻害したり抜け毛を引き起こしてしまうんです。
この脱毛症の特徴は抜け毛のほかにも「脂漏性皮膚炎」という炎症を引き起こすこともあるため、まずは炎症を抑えることから始める必要があり、そのためには皮膚科で診断・治療をすることが大切になります。
薄い前髪・生え際の原因の違いその5:産後の抜け毛
これは女性特有の症状ですね。
産後とは言いましたが、妊娠中でも抜け毛を引き起こすこともあります。
抜け毛を起こしてしまうのは、妊娠中・産後のホルモンバランスに乱れが起きてしまったり、髪の毛の成長に必要な栄養がお腹の中の赤ちゃんに優先して送られるようになるためです。
そのため育毛剤や育毛シャンプーを使用しても大きな変化は見られず、改善していくのは難しいものになります。
まずは生活習慣の見直しをしてみて、特に食事面の改善を中心に睡眠時間をしっかり摂るようにしましょう。
先ほどご紹介した栄養素をしっかり摂ることである程度抜け毛や薄毛を対策することができますよ。
結論:女性で起こる前髪のスカスカな薄毛は男性でも起こりうる!
男性と女性の薄毛についてその違いをご紹介してきましたが、結論として産後・妊娠中の抜け毛・薄毛以外は男性でも起こる可能性があることがわかりました。
そう考えると男性の方が薄毛になるリスクが大きいということがわかりましたね。
「わかったからなんだ」と思ってしまうかもしれませんが、知っているのと知らないのでは全然違ってきます。
ある程度知っていれば対策もすぐに出てきますし、次の行動が起こしやすくなると思うんです。
男性の前髪が薄い原因というのは、ほとんどがAGAによるもの。
ですが全てがそうとも言い切れません。
そのため、可能性のあるものすべてをご紹介させていただきました。
もし当てはまるものがあればそのまま放置せず、適切に早急なケアをしていきましょう。
スカスカで薄い前髪・生え際が進行しやすくなる5つの特徴
前髪が薄毛になってしまう原因をAGAによるものとお伝えしましたが、AGAを誘発してしまう要因についてご説明していきます。
その要因は全部で5つあり、それぞれ分けてご説明していくのでぜひご参考ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の要因その1:目を酷使していることが多い
パソコンやスマホなど、普段から長い時間画面を見続けているような方は要注意です。
目が疲労してしまうだけでなく、同じ姿勢を取っていたりすることで血液の流れが悪くなってしまい、肩こり・頭皮が張ってしまうなど、発毛や育毛を妨害してしまうリスクがあります。
気付かないうちに頭皮が張ってしまい、指で頭皮を動かすと固くなっていたりしたら危険信号です。
定期的に体を動かすなど、なるべく同じ姿勢を続けないように注意をして、適度に休憩を取ってあげましょう。
スカスカで薄い前髪・生え際の要因その2:生活習慣が乱れがち
普段から十分な睡眠を取っていたり、運動する習慣はありますか?
毎日寝不足が続いていたり、偏った食生活をしているとそのバランスの悪い生活が毛髪の成長を妨げてしまいます。
髪の毛を作り出す栄養素は食事から摂っているので、しょっちゅうコンビニ弁当や外食などを繰り返していると十分な栄養が補えません。
また睡眠中には毛髪の成長に必要なホルモンの分泌を行なっています。
寝不足が続いてしまうことでホルモンの分泌量が足りず、薄毛の原因になってしまう可能性があるんです。
このような傾向がある場合は間接的に薄毛のリスクを高めている場合があります。
スカスカで薄い前髪・生え際の要因その3:喫煙・アルコールの摂取量が多い
アルコールを分解したときに出る成分やタバコの煙というのは、食事などから摂った栄養素を毛根部にある毛母細胞に届けることを妨害してしまい、発毛・育毛の邪魔をしてしまいます。
またAGAの直接の原因となるDHTの活動を活発にしてしまい、抜け毛や薄毛を促進してしまうんです。
できるだけ過度の飲酒を控え、薄毛を気にするなら喫煙もやめた方が良いでしょう。
スカスカで薄い前髪・生え際の要因その4:ストレスを過剰に感じている
普段の生活や仕事などでストレスを抱えている方も、間接的に薄毛を引き起こしてしまう要因となります。
ストレスが増えることで脳が緊張状態となってしまい、血管が収縮してし舞うことで頭皮に十分な血液が行き届かなくなり、栄養不足で毛髪の成長を妨げてしまうんです。
もともとAGAによる薄毛が進行している場合、ストレスによる血行不良によってさらに進行を促進してしまう可能性がるので、直接的ではないにせよ、きちんとストレスケアをしないといけません。
友人と食事を食べに行って愚痴を言ったり、趣味の時間を設けるなどのケアが大切です。
またストレスと薄毛について詳しくご説明した記事があるので、もっと詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
ストレスと薄毛についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ
スカスカで薄い前髪・生え際の要因その5:誤ったヘアケアをしている
普段使用しているシャンプーなどはどんなものを使用していますか?
ドラッグストアやコンビニなどで販売しているようなシャンプーやトリートメントはあまりおすすめしません。
それはシャンプーの場合、洗浄力の強い成分が含まれているせいで頭皮の健康維持に必要な潤いや皮脂を奪っているからです。
必要以上に潤いを失った頭皮は、肌を守ろうとして毛穴から過剰に皮脂を分泌してしまい、毛穴を詰まらせて毛髪の育毛・発毛を妨げてしまいます。
またトリートメントやコンディショナーも油分が多いため、ベタつきがすごく、流し残してしまうと毛穴を詰まらせて抜け毛や薄毛を促進してしまう場合があるんです。
できるだけ市販のシャンプーやトリートメントなどは使用せず、薄毛や抜け毛に効果のあるものや頭皮や毛髪にとって良い成分が含まれたものを使用する必要があります。
まずはあなたが薄毛・薄毛予備軍かチェックしよう!
それではこちらであなたの薄毛がAGAによるものなのかチェックしてみましょう。
以下のチェック項目に答えることであなたがAGAを発症している、もしくはAGA予備軍かがわかります。
- 両親or祖父母or兄弟に薄毛の人がいる
- 産毛みたいな細く、短い毛髪が多くなった、髪の毛にハリ・コシがなくなった
- 前頭部の生え際、頭頂部から毛髪が抜けている
- 思春期が終わってから徐々に毛髪が抜けはじめている
- シャンプー、髪をとかす、髪をセットすると髪の毛が多く抜けたり、朝起きると枕元に抜け毛が多くなった
いかがでしたか?
1つでもチェックに該当するようであれば、あなたはAGAもしくはAGA予備軍です。
現状問題が起きていない場合でも、今後症状が進行するリスクがかなり高いので、早めに対策・予防をしていく必要があります。
前髪・生え際が薄い男性が行なうべき7つの予防・対策方法
先ほどもご説明しましたが、AGAによって生え際が薄くなってきている場合は食生活や生活習慣を改善しても症状の進行を抑制することはできません。
そこでここからご紹介するのは、AGAによる薄毛に効果的な対策方法と直接進行を止めたり改善はできなくても、進行を遅らせることができる方法です。
こちらでは7つの方法をご用意したので、ぜひ参考にしてみてください。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その1:育毛剤を使って生え際の後退をストップ!
育毛剤と聞くと、何となく抵抗感を覚える人も少なくないと思います。
薬局で購入するのは恥ずかしいし、なんか気まずいですよね…。
ですが、市販で販売されている育毛剤にははっきり言うと効果が期待できません。
それは「公益社団法人日本皮膚科学会」が発表した薄毛に効果的な成分をランク別に紹介しているもののうち、市販で販売されている育毛剤の有効成分は「行なうことを検討しても良いが確実な根拠がない」と発表していて、確実に効果を実感できる保証がないんです。
じゃあ、なぜ育毛剤かというと…。
それはメーカーによっては独自の成分配合をして、先ほどのランクに記載のないものでも発毛・育毛効果が認められ、薄毛の治療を行なっているクリニックでも使用されているものがあるからなんです。
とは言っても、生え際の後退がかなり進行していては育毛剤の効果が期待できない場合もあります。
育毛剤での対策は、生え際の後退が初期~中期くらいの段階であれば効果が期待できるでしょう。
また別の記事でおすすめの育毛剤をご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その2:頭皮マッサージで血行促進
生え際の後退が気になる人の中には頭皮のマッサージを行なって症状の進行を抑制したり、予防の一環で取り組んでいた人もいるのではないでしょうか?
けれど実際に試してみても効果がなかった…。
そんな人も少なくないと思います。
実は頭皮マッサージは、頭皮の血液の流れを良くすることで毛髪の成長・発毛に必要な栄養を届けやすくなるようにしてくれます。
ですが血液の流れを良くしても根本的な原因がなくなったわけではありません。
つまり頭皮マッサージだけではほとんど効果が見込めないのです。
ですが、先ほどご紹介した育毛剤などと併せて行なうことでその効果を高めることができます。
頭皮マッサージを行なうことで育毛剤の有効成分が毛穴から浸透しやすくなり、育毛・発毛促進・抜け毛の予防の効果がアップするのです。
具体的なマッサージ方法は別の記事でもご紹介しているので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その3:薄毛治療専門のクリニックでカウンセリング
最後にご紹介するのが薄毛治療を専門に行なうクリニックでカウンセリングをしてもらうということです。
ちょっとハードルが高いように感じるかもしれませんが、このようなクリニックの多くが無料でカウンセリングを行なうことができます。
薄毛のプロに生え際の状態を診てもらい、症状の原因や必要な治療内容の説明、疑問の解消、悩みの相談をすることができるんです。
もちろんクリニックで治療をする場合にかかる費用についても聞くことができます。
またクリニックでの治療を行なう場合、個人個人に合わせた治療内容で進めることができるのでその効果はかなり高く、全体的に見ても90%以上は効果を実感しています。
豊富な治療薬や治療方法によって薄毛対策を進めていくので、費用は多少かかってしまうのが難点ではありますが…。
経済的な負担が大きくなりますが、その分改善には期待していいです。
もし経済的に余裕があれば、クリニックでの治療を検討してみても良いと思います。
ちなみに生え際の後退がかなり進行していて、育毛剤による対策も期待できないような状態であれば、このクリニックでの治療しか選択肢はないでしょう。
その場合はいくつかのクリニックで無料カウンセリングをしてもらい、正確な診断を出してもらってから治療を進めることをおすすめします。
別の記事で薄毛治療専門クリニックについての記事があるので、もし気になればそちらをご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その4:ストレス発散
先ほどストレスが過剰に溜まってしまうことで、脳が緊張状態となってしまい、血管が収縮することによって食事などで、摂った栄養素が脳に行き届かなくなり薄毛を引き起こす原因となるとお伝えしました。
そのためストレスを定期的に改善していく必要があるのですが、その方法に関しては人それぞれになってしまいます。
仮に私にとってストレスを発散できるものだとしても、それがあなたにとってストレスを改善できるものではないと思うんです。
なので、あなたにとって1番リラックスできるような方法でストレスを発散することが大切だと思います。
ちなみに私は、欲しいものをまとめて買ってみたり、誰とも会わず自宅にこもることがストレスの発散方法です。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その5:生活習慣の見直し
生活習慣と言っても様々ではありますが、先ほどもお伝えした通り放置してるとどれも薄毛につながるものばかりです。
そんな生活習慣を改善していくにはそれぞれ方法が違うので分けてご説明していきますね。
内容としては…
- 睡眠の質を高める
- 適度な運動を取り入れる
- 喫煙習慣の改善
- 食生活を改善して必要な栄養を補給する
- 飲酒はできるだけ控える
といったものになります。
わかりやすくご説明していくので、以下の内容を参考にしてみて下さい。
生活習慣の見直しその1:睡眠の質を高める
睡眠中というのは成長ホルモンという物質が分泌されるのですが、その効果によって髪の毛の成長だけでなく、日中に受けた頭皮や毛髪へのダメージを回復させる効果があります。
そのため、睡眠不足が続いてしまうことで頭皮や毛髪のダメージを十分に回復することができず、どんどん蓄積してしまうんです。
なので、解決策として1日最低でも6~7時間の睡眠をしっかりと取るようにしたり、22時から2時の時間帯は眠るように心がけましょう。
22時から2時の時間帯というのは睡眠のゴールデンタイムとも言われていて、通常よりも成長ホルモンが多く分泌されるので、この時間帯に眠っていることで頭皮や毛髪の状態を回復させやすくなります。
また就寝・起床の時間もなるべく一定にした方が身体もリズムを作りやすく、薄毛の原因である男性ホルモンのバランスを整えやすくなるので意識してみましょう。
生活習慣の見直しその2:適度な運動を取り入れる
普段運動不足気味になっている方は、運動をする習慣を身につけると良いかもしれませんね。
運動不足が続いている状態というのは筋力が低下して、筋肉が血液を送り出す力が弱まってしまいます。
それは筋肉は血液の循環をよくするためのポンプみたいな役割をはたしてるからです。
過度な運動をする必要はないのですが、有酸素運動くらいは定期的に取り入れることをおすすめします。
有酸素運動には血管の柔軟性を高めつつ、心肺を強めることで血液の循環を良くしてくれるんです。
そうすることで毛髪の成長に必要な栄養素を十分に行き届かせることができ、毛髪だけでなく頭皮の健康状態を改善することもできます。
私がおすすめしたい有酸素運動は…
- ジョギング
- ウォーキング
- 水泳
- サイクリング
以上の4つの運動をおすすめしたいです。
比較的取り入れやすい運動ばかりだと思うので、まずは週1回くらいから取り入れてみましょう。
生活習慣の見直しその3:食生活を改善して必要な栄養を補給する
普段から食事がコンビニ弁当や外食、スーパーのお総菜など、偏った食生活を送っている方は栄養も偏りがちになります。
栄養が偏っていると必要な栄養素が頭皮に届かず毛髪の成長を妨げてしまうことにつながります。
そのため普段から食事の管理はしっかりとしなくてはいけません。
栄養と言っても数多くの種類があるので、具体的にはどんなものを摂ったらいいかわからないという方もいると思いますが、意外と身近な食品から摂ることができます。
その薄毛予防・対策に効果的な栄養というのは…
- たんぱく質
- ビタミン類
- 亜鉛
- ヨウ素
- カプサイシン
- イソフラボン
以上、6つの成分が効果的だと言われています。
それぞれがどんな食品に書かれているかを紹介すると、とても長くなってしまうのでここでは割愛させていただきますが、もし具体的や効果などを知りたい方は別の記事でご紹介しているので、ぞチらも併せてご覧ください。
生活習慣の見直しその4:喫煙習慣の改善
すでに前髪の後退が進行している場合、禁煙をすることで改善していくというものがありますが、基本的に薄毛というのは毛髪の成長サイクルの異常が原因になっているので、禁煙をしたからといってヘアサイクルは元に戻ることはありません。
なので、あくまで予防や進行を遅らせるという観点で見ていただきたいのですが、禁煙をすることで血液の循環が良くなります。
良くなると言っても元の状態に戻るだけなのですが、以前のように血液を頭皮にある毛細血管までしっかりと送ることができるようになるので、栄養を十分に送り届けることができるようになるんです。
そしてもう一つのメリットは男性ホルモンの過剰な分泌を抑制することができるようになります。
薄毛の原因でご説明した「DHT」という男性ホルモンは、喫煙によって増えるという研究結果まで出ているくらいなので、禁煙することで改善まではできなくても予防や進行を遅らせる効果は期待できるでしょう。
また別の記事で禁煙のコツをご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
生活習慣の見直しその5:飲酒はできるだけ控える
アルコール飲料を体内に入れたとき、体の中ではどんな活動をしているかご存知でしょうか?
実はアルコールというのは人体にとって有害なため、肝臓で分解が開始されます。
その時に作られる「アセトアルデヒド」という有毒物質をつくりだしてしまうのですが、この毒素を解毒するためには毛髪や頭皮に必要なたんぱく質やビタミン、亜鉛といった様々な栄養を消費してしまうんです。
そのため普段から大量のお酒を飲んでしまう方は薄毛の進行を促進してしまう可能性が高くなり、その結果薄毛の原因であるDHTが増えてしまうので、できる限りお酒を飲んでも酔っぱらってしまうほどの量は飲まないように心がけてくださいね。
本当に生活習慣の改善や食習慣の改善といった方法では薄毛は治らないのか?
先述した通り、AGAによる生え際の後退が起きている場合は生活習慣や食習慣を改善したとしても、薄毛の原因となる「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を抑制することができません。
ですが頭皮マッサージと同じように育毛剤などと併せて取り入れることで、その効果を高めることが期待でき、育毛・発毛・抜け毛の進行を遅らせたり、予防効果を高めることができるでしょう。
生活習慣や食生活の改善はあくまで症状対策のサポート
先ほどもご説明した通り、生活習慣や食生活などの改善をしても生え際の後退を止めることはできません。
ですが育毛剤などと併せて取り入れることでその効果を高めることができます。
スカスカで薄い前髪・生え際の予防・対策その6:頭皮や毛髪に効果的なシャンプーを使う
この方法に関しても、改善したからといって直接毛髪の成長サイクルに影響がある訳ではないのですが、あらためてシャンプーを見直すことで頭皮や毛髪の健康状態を改善して、進行を遅らせることができます。
普段使用しているシャンプーはどんなものを使っていますか?
ドラッグストアやコンビニに並んでいるようなものではありませんよね?
もしそのようなシャンプーを使用している場合、頭皮環境を悪化させている可能性があるんです。
実は安価な値段で購入できるようなシャンプーというのは非常に洗浄力が強く、頭皮や毛髪を保護するための皮脂まで洗い落としてしまうため、体が頭皮を乾燥やダメージから守ろうと皮脂を過剰に分泌してしまいます。
過剰に分泌された皮脂は次第に酸化してしまい、毛穴に詰まることで毛髪の成長を邪魔してしまうんです。
その結果抜け毛・薄毛を引き起こしてしまうリスクがあるため、シャンプー選びには注意が必要になります。
また、シリコン剤という毛髪を保護する成分が含まれているのですが、元々は油分なためベタつきなどの原因にもなるので、「アミノ酸系シャンプー」や「ノンシリコンシャンプー」、「オーガニックシャンプー」といったものを使うと効果的でしょう。
もしどんなものがあるかわからないという方は、別の記事ご紹介しているものがあるので、そちらも併せてご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の後退具合で見る適切な薄毛の対策方法
何度もお伝えしていますが、薄毛の原因というのはDHTという変異した男性ホルモンが大きく影響しています。
そのため、症状の進行具合によっては上記でご紹介した予防・対策方法でも効果がない場合があるんです。
なのでこの項目では、進行状況に応じた対策方法をご説明していきます。
進行なし・初期・中期・末期の4段階でご紹介していくので、ぜひご参考ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の適切な対策方法その1:進行なしの場合
まだ前髪の後退などは一切ない状態ではありますが、あなたの家系に薄毛の方がいる場合にはこの段階でも注意すべき点があります。
この段階でできることというのは対策というよりも予防になってしまいますが…
といったことを中心に改善していくと、症状の進行を遅らせることができたり発生そのものを予防することができるでしょう。
この時点では、将来自分が薄毛に悩まされないようにするための行動なので、やるのとやらないのでは結果に大きな違いが出てくるかもしれません。
スカスカで薄い前髪・生え際の適切な対策方法その2:初期の場合
自分でも「おでこひろくなったかも…」と感じる程度に生え際の後退が進行してきた状態です。
この段階になると薄毛の原因となるDHTはすでに生成されるようになってしまっているので、症状の進行がほとんどないこの段階ではそれ以上進行が進めないようにしなくてはいけません。
なので、生活習慣の改善やストレスの発散といった方法はあまり意味がありません。
薄毛の原因となるDHTの活動を止めるためにも「育毛シャンプーの使用」「育毛剤の使用」「AGAクリニックの受診」を推奨します。
進行があまり進んでいない段階で対策を始めることで、治療にかかる期間も短く済ませることができ、それに伴う費用も抑えることができるので、気づいた段階で対策をスタートするようにしましょう。
育毛シャンプーの記事についてはこちらでご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の適切な対策方法その3:中期の場合
この段階になると、他人が見ても前髪が後退してるのがわかってしまうレベルです。
他人が見ても薄毛がバレてしまう状態なので、現状維持のための方法や予防をしても意味がありません。
そのため、根本的に毛髪を増やしていくための手段を取っていかなくてはいけなくなります。
私が推奨している方法は「育毛剤・発毛剤の使用」「クリニックでの治療」で、段階を踏むごとに費用がかさむようになってしまうので、遅くてもこの段階までには対策をするようにしましょう。
育毛剤について選び方や口コミでも話題になっているものをご紹介している記事があるので、そちらも併せてご覧ください。
スカスカで薄い前髪・生え際の適切な対策方法その4:末期の場合
この状態になると前髪と頭頂部の薄毛が完全につながってしまい、広範囲で薄毛となってしまっています。
ここまで来ると症状を解決するためには「クリニックでの治療」しか選択肢はないでしょう。
しかも通常の服薬治療では効果が見込めないことがほとんどなので、植毛などの方法を取る形になり、かなり高い治療費が発生してしまいます。
そのため、このレベルになる前に対策を始めるように肝に銘じておきましょう。
AGAクリニックの体験談ついてご説明している記事があるので、もし良ければそちらも併せてご覧ください。
こんな対策はNG!前髪・生え際のスカスカを進めてしまう!
生え際の薄毛を気にしていると、何かしら対策をしている人も少なくないのではないかと思います。
ですがその中でも今すぐにでもやめるべき間違った対策方法があるんです。
その間違った対策方法をご説明していきますね。
前髪・生え際を後退させるNG対策その1:1日に何回もシャンプーをする
薄毛を気にしていると育毛シャンプーなどを使用している人もいるのではないかと思いますが、薄毛対策として1日に何度もシャンプーをするのはNGです。
シャンプーのしすぎは頭皮の皮脂を必要以上に取り除いてしまうため乾燥してしまいます。
そのせいで頭皮を守るものがなくなり皮脂を過剰に分泌させてしまい、結果として毛穴詰まりを引き起こすという悪循環が生まれてしまうのです。
毛穴詰まりを引き起こすことで細い毛髪しか生えてこなくなったりして、薄毛を助長してしまうので注意しましょう。
前髪・生え際を後退させるNG対策その2:ブラシなどを使用して頭皮を叩く
よく血行促進という目的で頭皮のマッサージブラシなどがありますが、正直おすすめはできません。
頭皮をブラシなどで叩くことで、皮膚の深層部分ある皮下組織が傷ついたり破壊されてしまうことがあります。
この皮下組織には毛髪を生み出す毛包や毛細血管などが集まっているので、これらが傷ついたり破壊されると毛髪の成長はおろか、発毛自体できなくなるので注意が必要です。
スカスカな前髪や生え際は薄くても髪型を変えれば隠すことができる!
これは一時しのぎのようなものになってしまいますが、前髪が薄い・M字ハゲによる前髪のスカスカした感じはある程度可能なんです。
前髪がスカスカした状態になってしまうのは髪の毛が細くなってしまったり、抜け毛の影響で本数が減ってしまうことにあります。
その原因に関しては先ほどもご説明した通り、AGAである可能性が高いです。
もちろん生活習慣や食生活が関係してくる可能性もありますが、あくまで要因というだけであって、直接的なものではありません。
薄くなった前髪を改善しようにもいきなりは難しい…そんな場合は髪型でごまかすしかありませんよね。
髪型をつくるポイントとして…
- 短髪を基本とする
- サイドを短くする
- トップにボリュームを出す
ということです。
このポイントを抑えておくと上手に前髪の薄毛を隠すことができるので意識してみましょう。
具体的なヘアスタイル(髪型)をいくつかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
詳しい髪型などについては別の記事でもご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
薄い前髪・生え際でもかっこよく見える髪型その1:ソフトモヒカン
年齢に関係なく、爽やかな印象を与えることができるソフトモヒカンは前髪・生え際が薄い方にもおすすめの髪型です。
サイドや襟足の髪の毛を短くして、トップ(頭頂部)の髪の毛を長く残し立たせてあげることで、前髪に視線を集めないようにすることができます。
これは手品でも使われている視線の誘導法「ミスディレクション」を使ったもので、印象の強いトップに視線を集めることによって、他の部分に目がいかないようにしてくれるんですね。
薄い前髪・生え際でもかっこよく見える髪型その2:ツーブロック
サイドや襟足の髪の毛を大胆に刈り上げて、トップとのメリハリをはっきりとつけた男らしさを感じる髪型ですね。
刈り上げ部分がかなり目立つので、そこに視線を集めて前髪の薄毛に視線が集まらないようにしてくれます。
これも先ほどご説明したミスディレクションを使った視線の誘導法を用いたものです。
セットするときは普通のワックスでもOKですが、ジェルなどでしっかりと整えてしまってもかっこよく見せることができます。
また、最近の男性の髪型の中でも人気のヘアスタイルになっているので、おしゃれを意識したいという方にもおすすめです。
薄い前髪・生え際でもかっこよく見える髪型その3:オールバック
あまり長さを短くしたくないという方におすすめなのがオールバック。
オールバックと言ってもいろいろありますが、できればサイドを短くしたり、タイトに押さえたスタイルが良いでしょう。
前髪が薄いとおでこを出すことに対してコンプレックスがあるかもしれませんが、後退があまり進行していないようであれば逆におすすめです。
男のセクシーさを出すことができ、トレンド感のある雰囲気を感じさせることもできるので、一度試してみましょう。
前髪スカスカのM字ハゲを治した「ある男」の実体験談
私のことではないのですが、高校時代に「タカシ」という若ハゲの友人がいるんです。
タカシとはクラス・部活も一緒で、高校を卒業してからも仲のがよく、とにかく優しくて彼を嫌う人はいないでしょう。
そんな彼は高校時代から生え際が後退していて、当時から部活の先輩に「ハゲ」という愛称で呼ばれていました。
後退しているといっても前髪を降ろしていれば気になるほどではなかったんです。
高校卒業後、しばらくしてからクラスで仲の良かったメンバーと会うことになったのですが、久しぶりに見たタカシの容姿は驚くべき変化を遂げていました。
そう…彼の生え際はさらに後退していたのです。
もう少しいったらドラゴンボールのベジータみたいな額になりそうだったので、みんな言葉を失っていました。
そんな彼の第一声が「俺、薄毛治療始めました!」と…。
私たちは爆笑してしまいましたが、薄毛家系の私にはなんだか他人事に思えませんでした。
そんな彼の薄毛治療は結論から言うと、成功して今ではフサフサの生え際になり、以前はできなかった前髪を立ち上げたヘアスタイルで約10年ぶりに彼女もできたんです。
今でも継続してクリニックで治療をしているのですが、そんなフサフサになって毎日楽しそうにしている彼を見ていたら私もうれしくなってしまいました。
治療内容などについては別の記事に詳しくまとめているので、気になったらご覧ください。
まとめ
生え際の後退が進んで来たらどうすべきかわかりましたか?
これ以上の症状進行を許したくないのであれば、なるべく早めに対策をとるようにしましょう!
生え際の薄毛をはじめ、AGAというのは進行型の脱毛症です。
放置していても症状が改善することは決してありません。
むしろどんどん症状が悪化してしまい、最終的には取り返しのつかない状態になることもあるのです。
そうならないためにも「薄くなってきたかも」と感じた今が対策や予防をスタートするいい機会でしょう!
これ以上の後退を防ぎたいのであれば、まずはできることから始めてみましょう!
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