秋から冬にかけて寒くなってくると「そろそろダウンが欲しいな。」と感じてくるのではないでしょうか。
ですが、ダウンジャケットやダウンベストの合わせって難しいですよね。
もこもこしているので着ぶくれして見えてしまったり、手持ちの服やスーツとの合わせ方が難しくてなかなかどれを選べばいいのかわからないという方も多いと思います。
また、ダウンを選ぶ際には質がよくて格好いいダウンを選びたいと思うのですが、ダウンを出しているブランドが多すぎて一体どれを選べば外れないのかわからないという悩みも多いのではないでしょうか。
そんな、「ダウン」に関する悩みを全て解消するべく、わかりやすく詳しくまとめてみました。
この記事を読んでいただくことで
- ダウンジャケットとダウンベストの合わせ方の違いが詳しくわかる
- 質の良いダウンジャケットの選び方がわかる
- 自分にぴったりのダウンジャケットがわかる
- 人気のブランドがランキング形式でわかる
- 購入時に気をつけたいことや賢い買い方がわかる
こんなメリットがありますので、これからダウンの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まずはここから!ダウン選びのポイントとは?
ダウンジャケットやダウンベストを買う時に押さえておきたいポイントは実はそんなに多くありません。
大きく分けて3つあります。
- 手持ちの服との相性がいいかどうか
- 恰好よく見えるか(着ぶくれしないか)
- 質がいいダウンかどうか
これらを意識しておけば上手にダウンを選んで買うことができます。
具体的にどんなところを判断指標とすればいいのか最初はわからないと思いますが、当ページのランキング上位のものを選んでいただければとりあえず間違いはありません。
まずはじめに詳しくダウンの知識について詳しく解説していきたいと思います。かんたんに質のいいダウンとはどういうものなのか?というポイントに焦点を絞っています。
その後、管理人おすすめのダウンブランドブランドのランキング発表しますね。ぜひ参考にしてみてください。
質のいいダウンとはどう判断すればいいの?
ダウンジャケットなんてどれも同じように感じているかもしれませんが、実は品質によって感じる「暖かさ」が全然違います。
ダウンジャケットに低品質なものから最高品質のものまであるとすると、低品質なものだと冬は普通に着てても「寒い」と感じるのに対し、最高品質のものは中がTシャツ1枚でも汗をかいてしまうほど。
日本だと北海道と沖縄では冬でも気温が全く違いますよね。
このページで紹介しているダウンの品質は最高品質のものから高品質のものにかけて順に紹介していますが、具体的にはランキング上位のものは北海道の真冬でも暖かいレベルだと想像してもらってかまいません。
今までのダウンがあまり暖かくなかったという方は、ちょっと奮発していいダウンを買うと数年~長い場合で十年近く着ることだって可能ですよ。
また、いいダウンを買うメリットとしては、デザインに飽きてしまって売りに行くときに高く売れるという利点があります。
なので、私としては絶対的に「ダウンは品質を最重視」して選ぶことをおすすめしています。
ここから、品質を見るための指標や羽毛の質の違いなどについて解説していきます。
ダウンに使われている羽毛にはどんな種類がある?
ダウンに使われる水鳥の羽毛には大きく分けて2つ、「ダウン」と「フェザー」があります。
「ダウンジャケット」だからといって、ダウンだけが使用されているわけではなく、多くの場合ダウンとフェザーを混合して使用されています。
そして、このダウンやフェザーが取れる水鳥の種類には「ダック」と「グース」の2種類があります。
それぞれの違いについて順を追って詳しく解説していきますね。
ダウンに使われる羽毛の種類:ダウンとフェザーの違いとは?
そもそもよく聞くダウンとフェザーとは具体的にどう違うのでしょうか?
アパレル業界に身を置く人なら知っているかもしれませんが、一般的には
ダウン(綿羽)について
ダウンとは、羽毛を採取する水鳥の胸部に密生している羽軸のない羽毛です。
タンポポの綿毛に似た形をしているため、ダウンボールと呼ばれています。
このダウンボールの大きさが小さいものよりも大きいもののほうが、多くの空気を抱え込むことができるためふっくらとして暖かく保温性が高くなるだけでなく、放湿性にも優れています。
このダウンが多く入っているダウンほど価格は高くなります。
フェザー(羽根)について
フェザーとは、湾曲した羽軸がある羽のことで、水鳥が風を切って飛ぶ「羽の部分」に生えているものです。
一般的に鳥の羽と言われてイメージするのはこちらではないかと思います。赤い羽根募金などで募金をするともらえる羽の型を想像してもらえるとピンとくるのではないでしょうか。
ダウンと比べると弾力があるため型崩れをしづらいため、クッションや羽毛枕、羽布団などに使用されることが多いです。
重さもダウンよりもフェザーのほうが重くなります。
スモールフェザー(小羽根)について
スモールフェザーとは、フェザーの中でも6.5cm以下のものを指して言います。
フェザーが水鳥の羽の部分なのに対して、スモールフェザーは腹のあたりに生えている小さな羽毛です。
羽毛布団などにも使われるもので、コシがあり型崩れがしづらいです。
ダウンジャケットやダウンベストに使われているのは?混合率の考え方について
実はダウンジャケットやダウンベストに「フェザー」は使われないことがほとんどです。
ダウンジャケットには、羽毛の混合率を「80/20」というように表示しているものがありますが、これは「ダウン80:スモールフェザー20」の割合で使っています。という数字になります。
つまり、ダウンジャケットで「フェザー」と表しているものは、実際には「スモールフェザー」だということですね。
ただし、安いダウンなどには、スモールフェザーだけでなくてフェザーも使われているケースがあります。
こういった商品には注意が必要です。
ダウンジャケットにフェザーが使われる理由としては、正直言うと「かさ増し」でしかありません。
フェザーには保温力はほとんどないため、できる限り入れないほうが品質がいいことはわかりきっているからです。
対するスモールフェザーは、フェザーよりも羽根が小さいため、明確な意図をもってある程度の量がダウンに配合されます。
このスモールフェザーがダウンが元の形に戻るのをサポートしてくれるのです。
実はそもそも、ダウン100%の商品を作ろうとしても、ダウンを水鳥の胸部から採取する際にどうしても腹部のスモールフェザーが少量入り込んでしまいます。
これは、ダウンを仕分けする際に、風力を使用してダウンとスモールフェザー分けるためにどうしてもダウン100%とはいかないのです。
ダウンの混合率はどうやって知るの?
ダウンの混合率は「90/10」がベストだとされています。これよりもフェザー(スモールフェザー)が少ないと、型崩れを起こしてしまうといわれています。
メーカーによってはダウンとフェザーの混合率を明確に決めているところがあります。
たとえば、この記事のランキングで紹介した「タトラス」のダウンは混合比率を「95/5」(ダウン95%、フェザー5%)と定めています。
ブランドによって、公式サイトなどでこの混合比率を明らかにしているところもありますが、残念ながら基本的にこの混合比率はわからないことが多いです。
また、同じブランドのダウンでも商品ごとに混合比率が違うケースもあります。
この混合比率に関しては、掛け布団を購入する際にはよく見ておくべき数字だと感じますが、ことダウンの購入の際には知識として覚えておく程度でよいと感じます。
ダウンの品質に関しては、この混合比率以外にも「ダックダウン」なのか「グースダウン」かということも非常に大事です。
ダウンに使われる羽毛を採取する水鳥の種類:ダックとグースの違いは?
ダックはあひるの羽毛、グースはガチョウの羽毛ということですね。
あひるとガチョウを比べると、ガチョウの方が一回り以上体格が大きいため、羽毛ひとつひとつの「ダウンボール」の大きさも比例してグースの方が大きくなります。
ダックダウンとグースダウンでどれくらい品質に差があるのかというと、最低品質のグースのダウンに対して最高級のダックのダウンでやっと肩を並べるというレベルなのです。なのでグースダウンはダックダウンに比べるとはるかに高価になります。
グースのダウンとダックのダウンを比較したときに、どういった違いがあるのかということを具体的にまとめてみましたので参考にしてみてください。
ダックとグースの比較
- 保温性…ダックよりもグースのほうがダウンボールが大きいことで、空気をたくさん抱え込んで保温をしてくれる。つまりグースのほうがはるかに温かいダウンになります。
- 重量…ダックのダウンの方がダウンボールが小さいため、保温力を高めるためにはその分多くのダックダウンを使用することになります。これはいたずらに重量を増加させることにつながります。グースダウンは軽いのに暖かいという利点があります。
- 通気性…グースのダウンのほうが羽毛の構造的に多くの隙間が生じるため通気性がよく湿気がたまりづらいのが特徴です。対するダックは通気性の面においてグースよりも大きく劣ります
- ニオイ…グースはよく洗浄することでほとんど無臭にまでなりますが、ダックはしっかりと洗浄してもうっすらと獣臭が残ってしまうといわれています。また、ダックのほうは洗浄後もカサカサとした音も気になるという場合があります。
- フィット性…グースの方が羽毛の構造的に羽毛同士が絡みづらくなっているため、ひとつひとつのダウンが均等に広がります。やわらかく体に沿ってくれるために温かさも同時に増します。
このように、グースとダウンを比較すると、グースのほうが圧倒的に優れていることがわかりますね。
なので、ダウンを選ぶときには必ずグースが使用されているものを選ぶようにしましょう。
グースにもランクがある!最高級のものは「マザーグースダウン」
これはグースだけではなくダックにも共通することなのですが、まず一番人気なのは白い色の羽毛「ホワイトダウン」です。
なぜ白いほうが人気なのかというと、色が透けて見えなかったり白いことで清潔に見えるからという理由で、色つきのダウンと比べて品質が優れているということはありません。
茶系のグースから採取されるダウンは、色味が灰色なので「シルバーダウン」と呼ばれています。
色は、ホワイトダウンとシルバーダウンがあり、ホワイトダウンのほうが人気のため価格は高くなりますが、それぞれの品質自体には違いがないということは覚えておいてください。
色よりも大事なのは、グースの成長度合いです。
グースの中で最も品質が良いとされているのは「マザーグース」から採取されたダウンです。
親鳥の羽毛のほうが成熟しているためにダウンボールも大きく、比例してダウンの保温力が高くなっているというわけですね。
それなら「すべてのダウンをマザーグースの羽毛で作ればいいのに!」と思うでしょうが、実はガチョウの経済価値の90%以上は、フォアグラなどの食肉にあるため、食べるために飼育したガチョウのダウンを「ついでに」採取したレベルのものが多いのです。
フォアグラなどは若いガチョウのものの方が美味しいとされているため需要が高く、マザーグースまで育てられるガチョウというのは、卵を採取するために育てられているのです。なので、マザーグースから採られたダウンというのは年間の生産量が本当に少ないんですね。
ハイブランドのダウンはマザーグースのダウンにこだわっているため、値段も比例して高くなっています。
ただし、同じマザーグースでも飼育期間が6ヶ月?5年と大きく幅があり、飼育期間が長ければ長いほど比例してダウンの値段も高くなるのですが、私たち消費者がここの部分まで知る術はありません。
なので、せめてマザーグースダウンかどうかだけでも確認するだけでも、いいダウンとそうでもないダウンを見分けることは可能になるでしょう。
この他にも、ダウンの品質はグースの育てられた気候によっても大きく変わってきます。
ダウンの原産国と品質について
ダウンの生産国として、人気の高い国をまとめてみました。良質なダウンの生産のためにはやはり厳しい寒さが必要ですね。
世界的にダウンの品質が高いと言われている国を「評価順」に紹介していきますね。
- アイスランド…アイスランドのダウンでもっとも高価なのは「アイダーダック」と呼ばれるホンケワタガモの羽毛を使ったものです。ダウンの中では最高と言われており、ダウン1着で30万円?50万円くらいは平気でします。手にいれることは現実的ではないと思った方がよいかもしれません。。。
- ポーランド…ポーランドの気候はダウンの生産に大変優れているだけでなく、国家をあげて羽毛の生産に力を入れていることから非常に高品質となっています。ポーランド産のホワイトマザーグースはアイダーダックを除けばすべてのダウンの中で最高品質と言われています。
- フランス…寒暖差が大きいフランスの地で長年に渡って独自の伝統法を守って飼育されたグースのダウンは、世界各国から高い人気を誇っています。モンクレールはフランスのブランドですが、自国産のダウンの中でも特に希少な一部の良質なダウンだけを使うことで高品質なダウンジャケットを作ることに成功しています。
- ハンガリー…こちらもポーランド産のダウンと同様に、気候や風土がダウンを採取するグースの生育に非常に適していることからその高い品質が認められています。ハンガリーで生産されたホワイトグースのダウンは雪のように白く、また軽いことからダウンジャケットメーカーだけでなく、羽毛布団メーカーからも需要が高いです。
- カナダ…カナダも冬は極寒となるため、ヨーロッパの羽毛の産地として有名な国と同様に世界的に人気のダウンの生産国になります。このページで紹介しているカナダグースのダウンは、カナダで採取されたホワイトマザーグースのダウンを使用しています。
- 中国…中国産のダウンはその多くが「ダック」です。これは、中国では北京ダックとして多くのあひるが消費されるため、副産物としてダウンの生産も盛んということになります。中国の商品などは質が悪いケースが多いと感じる方にとっては中国のダウンが使われている商品は避けたいと考えるかもしれませんが、ダウンメーカーでもこだわりを持っている有名な会社が扱うと事情は変わるようです。品質がいいものはいいということですね。
ダウンジャケットの購入を検討するときに、「?産の最高品質のダウンを使っています」という売り文句をよく見ることと思いますが、原産国も判断材料になることを覚えておいていただけると嬉しいです。
上記で紹介したダウンの原産国は、どこも冬には北海道よりも厳しい寒さにさらされることになる地域です。
同様の理由でロシア産のダウンも人気が高いんですよ。
ダウンの暖かさを決める数値FP(フィルパワー)とは?
フィルパワーとは、ダウンの「かさ高」を示す数字です。1オンス(約28グラム)あたりどれくらいの体積があるのかという指標ですね。
このフィルパワーが高ければ高いほど、ダウンボールの大きさが大きいということが言えるためより多くの空気を抱え込み、体温で温まったダウン内の空気が外気でダウン内の温度が下がることを防いでくれます。つまり保温性が高いということですね。
また、フィルパワーの数値が高い=容量は少ないのに体積が多いということなので、フィルパワーが上がるほどダウンは軽くなります。
しっかりと暖かいのに軽いのは大きなメリットですよね。
フィルパワーと品質、暖かさの関係をまとめてみましたので、ぜひご参考ください。
フィルパワーの目安
FP(フィルパワー) | 品質 | 暖かさ |
---|---|---|
500以下 | 低品質 | 普通に寒い |
500?600 | 中品質 | 普通に使える |
600?700 | 良質 | 暖かい |
700以上 | 高品質 | とても暖かい |
メーカーによってはダウンジャケットのフィルパワーを公表しているので、この数値がわかる場合は検討材料としても良いと思います。
ここまでダウンの素材に関する品質の見極め方や表示の判断の仕方を解説してきましたが、なんとなくお分かりいただけましたか?
やはりいいダウンは値段が高い
ダウンジャケットやダウンベストに使われているダウンの品質の見極め方についてのマニアックなことまで紹介しましたが、普通にダウンを買うときにはこの知識すべてが必要なわけではありません。
ですが、ダウンの値段と品質はある程度比例します。
店頭に並んでいる商品の値段が「高い」と感じてしまったら、表示を見てダウンの混合割合を見たり、使われている羽根やダックの種類を店員さんに聞いてみてもいいかもしれませんね。
いいダウンを購入するための検討材料としてダウンに関しての知識をまとめると…
- ダウンとフェザーの混合比率は「90/10」を目安とする。
- ダックよりもグースを選ぶ。グースの色は品質自体には関係ない。
- グースの産地も重要。寒い地域のダウンには高品質のものが多い。
- FP(フィルパワー)の数字は高いほどいい。
こんな感じになると思います。
ここまでのことを理解した上で、自分にあったダウンを探してみてくださいね。
続いて、ダウンジャケットとダウンベストのどちらを選ぶべきかについて解説していきますね。
ダウンジャケットとダウンベストの違いとは?
ダウンジャケットは袖まであるもののことですね。ダウンと聞いて普通の方が想像するのはこちらのダウンジャケットだと思います。
対するダウンベストは、袖がないもののことを言います。
ダウンジャケットは防寒をしっかりと考えられてつくられているのに対し、ダウンベストはファッション性が重視されることも多いです。
ダウンジャケットとダウンベストの合わせ方は全然違う
ここから、ダウンジャケットとダウンベストは具体的にどのように手持ちの服との合わせ方が変わってくるのかという点について解説していきたいと思います。
まずはダウンジャケットからです。
裾丈は長いものから短いものまで様々あります。
もちろん丈が長いものの方がカバーされる部分が多くなるので暖かさは感じやすいですが、長い丈のダウンは合わせが難しいというデメリットもあります。
ダウンジャケットを選ぶ時には洋服屋さんで試着してみて、一番自分が「格好いいかも」と思うものを選ぶといいでしょう。
セーターやニットなどを着ても着ぶくれしないものを選ぶと格好良いですね。
洋服を選ぶのが苦手な方は、あまり自分で判断せずに、店員さんに相談して丈の長さや肩幅はどうかという風に聞いてみるのがおすすめです。
次にダウンベストの合わせについてです。
基本的にダウンベストはパーカーやセーター、ニット、シャツなどと重ね着することを目的として作られているため、丈が長いものはあまり見ないですね。
ダウンベストは防寒よりもファッション性を重視して作られている傾向が多いため、全面だけニット素材になっているものがあったり、ダウンジャケットと比べても薄手だったりします。
逆にワザと着ぶくれするようにもこもこのシルエットを作るようなものもあります。
ダウンジャケットがあまり着ぶくれしないことを意図して作られているのに対し、ダウンベストは着ぶくれしてもOKというスタンスがあるということは覚えておいてくださいね。
この場合はたいてい、ダウンベストの1枚下に着るパーカーやセーター、ニットなどはすっきりと見えるものを選ぶことが多いです。
ダウンベストに関しても、手持ちの洋服との相性が大事なので、一緒に着たいパーカーやセーター、ニット、シャツなどを洋服屋さんに着て行って、実際に合わせてみて格好良く見えるかどうかを確認するのがおすすめです。
まとめると
- 防寒ならダウンジャケットを選ぶ、
- お洒落ならダウンベストを選ぶ。
という感じですね。
ダウンの2重フードには注意しよう
ダウンの中にはフードが付いているものがありますが、注意してほしいのがパーカーとの合わせ方です。
パーカーのフードとダウンのフードで2重フードになってしまうと、見た目が格好悪く一気にダサくなってしまいます。
なので、フード付きのダウンジャケットやダウンベストと合わせる洋服は、セーターやニット、タートルネックのセーターなどになります。パーカーは使えないということをしっかりと覚えておいてください。
もし手持ち服がパーカーが多い場合は、ダウンはフードのついていないものを選ぶか、フードが取り外しできるタイプのものを選ぶのがおすすめです。
高品質のダウンはフードが外せないものが多いので、こういったダウンの商品はそもそもパーカーとの合わせを考えて作られたものではないと理解しておくとよいと思います。
私のおすすめはタートルネックやハイネックのセーターとフード付きのダウンを合わせる合わせが可愛いと思います。
また、補足ですがダウンの中にはまれに襟があるものがあります。こういった襟があるダウンはめちゃくちゃ合わせづらいので初心者にはおすすめできません。
ダウンベストのおすすめブランドは?
この記事ではおすすめのダウンジャケットをランキングで紹介していますが、ダウンジャケットとダウンベストの違いをここまで読んでみて
「ダウンベストもいいなあ」と感じた方にはおすすめのダウンベストブランドがあります。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)というブランドです。
ロッキーマウンテンフェザーベッドのダウンは、フードが付いてないものが多くパーカーとの合わせがバッチリ決まりやすいものが多いです。
先ほど襟があるダウンは合わせが難しいというお話をしましたが、ロッキーマウンテンフェザーベッドのダウンベストのものであればパーカーとの合わせに関してもちゃんと考えられてつくられているため、初心者でも失敗が少ないです。
ダウンジャケットを出しているメーカーの多くはダウンベストも出していますが、このロッキーマウンテンフェザーベッドに関してはダウンジャケットよりもダウンベストが人気だということを覚えておいてもらうと役に立つでしょう。
薄手のダウンの活用法とは?
ダウンジャケットは防寒のために作られているものですが、中には「こんなペラペラでいいの?」ってくらい薄手に作られているものがあります。
ユニクロの「ウルトラライトダウン」とかもこれに該当します。
薄手のダウンジャケットは基本的にはコートやブルゾンのインナーとして使うことを目的として作られています。
たとえばこんな感じの合わせ方ですね。
上手に着こなせば活用できるものですが、私はあまりおすすめしません。
なぜなら、薄手とはいえダウンジャケットなのでどうしても着ぶくれをしてしまうからです。
女性はコートをオーバーサーズで着ることがあるため、薄手のダウンジャケットをコートのインナーに使うのも問題ないケースがあるのですが、男性の場合はよほどのお洒落上級者ではない限りコートはジャストサイズで選ぶのが一番です。
そのため、インナーにダウンジャケットを1枚入れ込むなんてことは難しいのです。
ただし、ダウンベストで薄手のものであれば上手にインナーに入れて着ることはできなくはないです。
私の持っているダウンベストは前面がニットになっているため、インナーに入れることができますが、普通のPU素材のダウンベストであればあまりインナーとして活用することは考えないほうが吉だと言えるでしょう。
薄手のダウンは買っても合わせが難しいため、最終的に寒い日の部屋着になってしまうのが関の山なので、私はあまりおすすめしません。
ダウンを購入するときの予算はどれくらい用意しておけばいい?
冬のアウターって本当に高いですよね。私も冬はいつも外気と共にお財布の中が寒くなります。
洋服の値段はピンキリなので、予算と相談しながら…という感じになるかと思いますが、私はダウンはいいものをドーンと1点買いでしっかりとお金をかけておくのがおすすめです。
ダウンジャケットの相場観としては、2万円~20万円以上という感じです。
安いものと高いものでは10倍以上の値段の開きがあります。ピンキリですね。
ここからダウンを購入する際の予算について、私の考えをお伝えしますね。
最高品質のダウンを手に入れたいのであれば、最低で6万円は必要だと感じます。
もう少し頑張って8~10万円程度用意すれば満足できるダウンを買うことができます。
さらにさらに頑張って15万円程度出せば他人にもうらやましがられるような超いいダウンを購入することができると思います。
値段を聞いて「ダウンにそんなにお金をかけるの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
実際に15万円以上するダウンを持っている私でも同じように思います。1ヶ月の給料の半分近くをダウンジャケットにかけるなんて…たまにバカバカしく思うこともあるくらいです。
ですが、先ほどお伝えしたようにダウンは品質で暖かさが全然違うので、着てみると一瞬で違いがわかります。
新宿の歌舞伎町を歩いていると、客引きのキャッチのお兄さんたちは当サイトで上位に紹介しているようなブランドのダウンジャケットをこぞって着ています。
客引きは真冬でも1日中外に立っている人たちなので、ダウンジャケットの値段と品質の相関性について身をもって体感しているのでしょう。
なので、ダウンジャケットに関しては他の洋服とは「別枠」として考えてもらって、冬までにダウンを買うための予算をある程度用意しておくことがおすすめです。
当サイトのダウンジャケットのランキングでは、質の良い順にランキングしているので、どれを買うかというのはお財布と相談して決めてみてくださいね。
確実にひとつ言えるのは、ダウンの値段と品質は比例するということです。
当サイトでは品質の悪いダウンジャケットブランドは紹介していないので、2万円程度でも十分に満足できるダウンは購入できるので安心してくださいね。
男なら1着は持っておきたい!ダウンジャケットおすすめブランドランキング
前置きが長くなってしまいましたが、ここからダウンジャケットのブランドを一覧で紹介したいと思います。
品質とファッション性なども加味したうえでの総合点でのランキングになっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
総合点が高い順に紹介しているため、価格はかなり高めになっています。「そんなに高くなくていいよ…ある程度でいいから。」という方は手の届きやすいダウンのブランドランキングも用意しているのでそちらをご覧ください。
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Moncler(モンクレール)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 5.0 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 100,000円~300,000円
- セール期間価格相場:
- 80,000円~100,000円
1952年にフランスで設立されたプレミアムダウンジャケットブランドです。
最高級ダウンといえばモンクレールと言っても問題ないくらい日本国内だけでなく全世界においてトップのシェア率を誇っています。
モンクレールのダウンのすごいところは、ホワイトグースの羽毛だけで作られていることです。
すべてのモンクレールのダウンジャケットにおいて、各部位ごとに適切な重さが定められており、着心地は群を抜いています。
モンクレールのダウンは、フランスの企画協会が定める「キャトルフロコン認定」をされており、品質は折り紙付き。
まさにダウンの王様と言っても過言ではないブランドですね。フランスの上流階級が愛用しはじめてから一気に認知が広まりました。
芸能人の愛用者も多くいるブランドです。
モンクレールのダウンの良いところって?
モンクレールを選ぶメリットとして一番はやっぱりそのブランドネームでしょう。
着ているだけで「いいダウン着てるね!」と言われる機会は多いと思います。
また、ダウンジャケットなのに着ぶくれせず軽く羽織ることができてものすごく暖かいです。
もし予算が許すのであれば、ダウンベスト選びはモンクレール一択になりますね。
モンクレールのダウンはかなり高いので変えなかったとしてもいつか1着は手に入れたいブランドです。
さらに、モンクレールの中でも更に上位ラインの「ガム・ブルー(Moncler Gamme Bleu)」のダウンは、セレブ御用達の人気ブランド「トム・ブラウン」のデザイナーをクリエイティブディレクターとして招いて制作しているため、目が飛び出るほど値段が高く、50万円以上するものもあります。
その人気ゆえに偽物が多く出回っており、インターネットで購入するとほとんどが偽物だと言われています。
なので、購入するのであれば必ず正規販売店に足を運んで購入するか、もしくは信頼のあるところから買うようにするべきです。
高級ブランドを扱うセレクトショップや、阪急、伊勢丹などの高級デパートなどで購入することができますよ。
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CANADA GOOSE(カナダグース)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 5.0 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 70,000円前半~120,000円程度
- セール期間価格相場:
- 60,000円~80,000円程度(セールはほとんど行われてない印象。)
1957年にカナダで創業されたブランドです。実用的で機能的であることに重きを置いて生産されているダウンは、カナダの極寒地に暮らしている人だけでなく、シベリアやアラスカなどでも多く愛用されています。
1999年に、犬ぞりで北極点に到達した探検隊であるフランソワ・ベジュールにはカナダグースが防寒具を提供していました。
多くのブランドがコスト削減のためにアジアなどの発展途上国に生産ラインやその一部を移したりするなかで、カナダグースは創業からずっと「MADE IN CANADA」にこだわり続けています。
記事の表面がとても丈夫な素材で作られているので、PUのシャカシャカした素材のダウンと比べてもバッグやリュックの擦れでも全然傷みません。
カナダグースのダウンの良いところって?
カナダグースのダウンは何と言ってもおしゃれさと機能性を兼ね備えているところが良いですね。
アウトドア、レジャーシーンでも役に立ちます。
また、2015年ごろから女性のファッションシーンでもカナダグースが流行っており、やっと定番と化した感がありますね。
異性ウケがいいのも大きなポイントです。
男性のカナダグースのダウンはシルエットが綺麗なのにも関わらず、どことなく武骨な印象も併せ持っているのでワイルドさを際立たせてくれると感じます。
カナダグースのダウンは、ビームスやユナイテッドアローズ、シップス、ナノユニバースなどのセレクトショップに置いていることが多いです。
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TATRAS(タトラス)
評価 品質 5.0 暖かさ 4.5 ファッション性 5.0 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 65,000円~120,000円程度
- セール期間価格相場:
- 45,000円~70,000円
タトラスはイタリアのミラノで創業されたブランドです。
ベルギー、イタリア、ポーランドから素材を集めて、イタリアのデザインチームが生み出しました。
品質の高いポーランド産のホワイトグースを使用しているため品質が高いのにも関わらず、着たときのシルエットがとても綺麗なのが特徴です。
ファッション性が高いあたりはさすがイタリアのブランド。都会的な印象を演出することができます。
広末涼子さんがドラマ「ナオミとカナコ」で着用していたことで日本での認知度が一気に高まりました。
男性よりも女性が多く着ている印象ですね。
タトラスのダウンの良いところって?
「寒さ対策はある程度で大丈夫だから、何よりもファッション性を重視してお洒落なダウンがいい!」と考えている方は、タトラス一択ですね。
日本人の体型にもぴったりと合うディテールになっています。
女性ファッション誌では毎年タトラスの特集が組まれるほど人気なので、お洒落な女性からの受けがめちゃくちゃいいのがタトラスのダウンの特徴です。
カナダグースも女性受けがいいダウンだと感じますが、タトラスはそれを超えていると思いますね。
肩のところにタトラスだと一目でわかるブランドマークが付いていることと、少し丈が長めなのにも関わらずシルエットがすっきりしているので、タトラスのダウンは街で見かけても目を惹きます。
洗礼された大人な印象を与えることができるでしょう。
また、モンクレールやカナダグース、デュベティカなどと比べても価格が少しだけ安いのでコストパフォーマンスに優れているダウンです。
ただし、選ぶ時には「シルク混」のものは選ばないほうが良いでしょう。ダウン中に入っている羽がたまに中から出てきます。※全然気にならない程度ですが。
その他のモデルに関しては問題がなさそうでした。
冬が終わったあとのセール商品であれば、うまくいけば4万円台から購入できることもあるのですが、インターネットでの購入はこちらも避けた方がよいと言えるでしょう。
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DUVETICA(デュベティカ)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 4.5 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 65,000円~120,000円程度
- セール期間価格相場:
- 74,000円~130,000円
デュベティカは2002年にイタリアで創立されたダウンジャケットの専業ブランドです。
もともとモンクレールの社長を務めていたジャンピエロ・バリアーノが独立して作ったブランドなので、その品質はやはり最高級。
フランスのダウンフェザー協会の会長であるピエール・カペロとのコネクションがあるため、良質なダウンを仕入れることができるのがこのブランドの最大の強みと言えるでしょう。
フォアグラ用として飼育されたフランス産のグースの羽の中でも特に上質な部分のみを使用しているため、温かさにおいて群を抜いています。
さらに、袖口や裾には独特の絞り加工がされており、風が入り込まずにぴったりと密着するような工夫がされていて、機能性にも優れているところが特徴。
ポケットのファスナーが正面から見たときに八の字になっている代表モデルの「ディオニシオ」は、デザイン性の高さからすぐに人気が出て、現在では多くのハイブランドとのコラボダウンも作っています。
質がめちゃくちゃいいのに、値段はモンクレールと比べても4割~5割ほど安いためかなりお手頃です。
コストパフォーマンス面ではダントツのダウンジャケットだということができるでしょう。
ブランドのスタートから「人気が出ない理由がない」という高いレベルの商品を作り続けています。
デュベティカのダウンの良いところって?
モンクレールがフランスのブランドなのに対し、このデュベティカはイタリアのブランドです。
それぞれの国の雰囲気の違いがよく表れていると思います。
デュベティカのダウンジャケットの丈は短めなので、インナーに丈が長めのセーターやタートルネックを合わせるとお洒落に着ることができます。
現在のダウンブームの火付け役はこのデュベティカと言って過言ではないほど、スタイリッシュですっきりとしたシルエットとなっています。
ただ、近年はダウン製造の技術がデュベティカが出始めたころよりもずっと進歩したことと、デザイン性アップをどこのブランドも行っているため、デュベティカのダウンが目立ってお洒落ということはなくなってしまいました。
一番ポピュラーなモデルであるディオニシオも当初からデザイン変更がないため、目新しさなどもなくなってしまっています。
狙うのであれば、ハイドロゲンやAKMとコラボした限定商品という感じですかね。ただし、コストパフォーマンスが売りのデュベティカでも、ハイブランドとのコラボ商品は普通にかなり値段が高いです。
なので、本当に好きな人じゃなければデュベティカと他ブランドのコラボモデルを選ぶことはないと思います。
「安くて質がよくてシンプルなものがいい!」という方は、デュベティカの定番モデルであるディオニシオを選んでおけば後悔することはないでしょう。
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HERNO(ヘルノ)
評価 品質 5.0 暖かさ 4.5 ファッション性 5.0 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 100,000円~150,000円程度
- セール期間価格相場:
- 80,000円~10,0000円程度
ヘルノは1949年にイタリアで創立されたブランドです。
エレガンスさをコンセプトとして掲げ追求しており、カシミアなどの高級素材を使用したアウターが多いです。
セレブの愛用者も多いブランドで、男性よりも女性アイテムに力を入れてリリースしています。
ヨーロッパだけでなく、アメリカや日本でも人気が高く、日本だと銀座を歩いているマダムのダウンジャケットを見るとヘルノのものが多い印象を受けますね。
ヘルノのダウンは通常はダウンにパッドを詰めるのに対し、パッドを詰めないで直接ダウンを詰める特殊な製法によって従来のダウンよりも25%も重量が軽いのに暖かさは損なわないという素晴らしい特徴があります。
ルーマニア産の最高級ダウンを使用しており、保温性に優れているヘルノのダウンですが、ブランドポリシーとして旅行に適した服作りにこだわっています。
軽くて持ち運びにもかさばらない。そしてファッション性も非常に高い。
そんなヘルノのダウンジャケットはモンクレールと肩を並べるほど高額になっています。
ヘルノのダウン良いところって?
メンズよりも女性向けの商品に力を入れて作っているブランドのメリットとして、やはりそのデザイン性の高さが最大の利点だと感じます。
ヘルノがリリースしている、女性向けダウンジャケットはお尻までがすっぽりと隠れる長さの丈のものが多く、縦長のシルエットを作ることですっきりと見せてくれます。
メンズ向けのダウンジャケットも同様に、他ブランドのダウンと比べると丈が長めに作られている印象を受けます。
スーツと合わせても着ぶくれすることなくすっきりと決まることと、30代前半位のメンズでヘルノのダウンジャケットを持っている人は本当に少ないので、他の人との差別化はバッチリです。
違いがわかる大人な男性を演出できるため、ビジネスシーンにも合うと感じます。
ヘルノはダウンだけでなくいろいろなアウターにおいてレベルが高い商品が多いので、私は今年は奮発して新しいヘルノのダウンを購入しようかと考えています。
コストパフォーマンス面でデュベティカなどと比べると見劣りすることと、薄手のダウンのため男性が着こなすのに少しコツがいるためにこの順位としましたが、品質自体はモンクレールと肩を並べると感じています。
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MACKINTOSH(マッキントッシュ)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 4.5 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 96,000円~150,000円程度
- セール期間価格相場:
- 70,000円~150,000円程度
マッキントッシュは1823年にスコットランドで創立された非常に歴史の長いブランドです。
雨の多いロンドンの気候に合わせて、洋服の生地と生地の間に天然ゴムを塗って圧着するという新しい防水布を開発し、これが業界に激震を与えました。
その機能性の高さから、190年以上経つ今でもこの製法で作られたゴム引きコートは人気を博しています。今でもイギリスではレインコートのことを総称してマッキントッシュと呼んでいるくらいなんですよ。
残念ながらマッキントッシュのダウンにはこのゴム引きの製法は採用されていないのですが、表地のウール生地の表面にロロピアーナ社の「STORM SYSTEM」加工が施されているため、多少の雨や雪であれば水滴となって表面から滑り落ちていきます。
汚れづらいのも普段使いとして活用するためには大きなメリットになりますね。
マッキントッシュのダウンの良いところって?
マッキントッシュのダウンを選ぶメリットとしては、やはり長く続いてきた由緒あるマッキントッシュというブランドの安心感でしょう。
機能性、デザイン性どちらをとっても不足は一切ありません。
注意しなくてはいけないのは、マッキントッシュには3つのラインがあるということです。
- マッキントッシュ
- マッキントッシュ ロンドン
- マッキントッシュ フィロソフィー
この中で、マッキントッシュの商品がやっぱりおすすめです。
マッキントッシュロンドンやマッキントッシュフィロソフィーは、日本の「三陽商会」が権利を買い付けて作っています。つまり、本家のマッキントッシュが名前だけ貸しているような感じですね。
なので、クオリティを重視するのであれば本家のマッキントッシュのものを選ぶべきですが、日本ではなかなか手に入りづらいというデメリットがあります。
また、値段もかなり高いですね…ヨーロッパのブランドはやはり高く感じてしまいます。
なので、すでにモンクレールやカナダグースなどのダウンは持っているけど、他の人と差をつけたい!という方はマッキントッシュのダウンを選んでみるのも良いと思います。
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Nano・Universe(ナノ ユニバース)×西川ダウン
評価 品質 4.5 暖かさ 5.0 ファッション性 5.0 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 39,000円~43,000円程度
- セール期間価格相場:
- 25,000円~30,000円程度
1566年に日本で創業された寝具メーカーの「東京西川」とセレクトショップのナノユニバースがコラボして作られたのがこの西川ダウンです。東京西川の羽毛布団といえば、マザーグースを使った品質の高い掛けふとんを作っているメーカーですね。
羽生結弦選手なども愛用しており、日本国内だとトップと言っても差し支えないほどこだわりを持って羽毛布団を作っています。
創業から450年以上経つ老舗の寝具メーカーの本気はやはりすごいです。
独自のフレッシュアップ加工により、ダウンがふっくらしているため保温性に優れているだけでなく、眠っているときの発汗をしっかりと逃がす技術もふんだんにつかわれています。
また、身体から出た熱をダウンの中で反射して温度を高めて暖かさを向上させる「メタルギア・タウンテック」を内側の記事に採用しており、汗をかいたとしても臭わないように抗菌防臭性を高めるサニタイズ加工が施されています。
また、ナノユニバースがデザインを手掛けているだけあって、シンプルながらもスマートにまとまっています。
高い品質にも関わらず、値段が他のダウンメーカーのものと比べるとしっかりと抑えられているところも素晴らしいと感じます。
ナノユニバースで発売してる西川ダウンの良いところって?
ダウンとしてかなり高品質なのにも関わらず、値段が4万円程度で買えるのでコストパフォーマンスに非常に優れていると感じます。
また、ダウンジャケット、ダウンベストの両方で様々な色をリリースしているので、好みに合わせて自分に合うものを選ぶことができると思います。
海外のブランドよりも、より日本人の体形に合っていて、色もどれを選んでも失敗することは少ないと感じます。
この品質のダウンではかなりお買い得な感じがありますが、おすすめの購入方法はヤフオクですね。
ヤフオクだと、去年のモデルとかをかなり安く買うことができるケースがあります。2万円程度で新品未使用品がゴロゴロ出ていました。
ダウン選び初心者の方で、できるだけ安く抑えたいけどいいものが欲しいという方には、ナノユニバースと東京西川がコラボした「西川ダウン」非常におすすめです。
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STONE ISLAND(ストーンアイランド)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 4.5 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 100,000円~200,000円程度
- セール期間価格相場:
- 60,000円~140,000円程度
イタリアにて創業されたストーンアイランドは、C.P.COMPANYの創始者であるグラフィックデザイナーのマッシモ・オスティが立ち上げたブランドです。
イタリア軍が使用しているミリタリーウェアから着想を得て、最初に立ち上げたのがC.P.COMPANYで、ストーンアイランドは1982年にC.P.COMPANYが革新的なジャケットを作り上げたときにそのコレクションラインにつけられた名前から始まりました。
現在のブランドの象徴ともいえるロゴマークのバッジはこのときにはじめて付けられました。
ダウンジャケットが特筆して強いブランドではありませんが、ストーンアイランドの洋服は全てにおいて機能性、デザイン性共に高いレベルの出来栄えになっているため、ダウンの品質もかなり高く、丈夫で長く使えるのが大きなメリットです。
ダウン選びの際にはこのブランドのアイテムも検討してみるといいでしょう。
ストーンアイランドのダウンの良いところって?
ミリタリーテイストがちりばめられながらも、都会的な洗礼された雰囲気をもつストーンアイランドのアイテムは、普段使いにピッタリなので、カジュアルスタイルが多いという方はストーンアイランドのダウンはハマると思います。
スポーティーな印象も併せ持っていて、アウトドアやレジャーシーンでの使用にもしっかりと耐えてくれます。
正直言うと、ダウンとして初めてストーンアイランドを選ぶのはちょっと難しいかもしれませんが、違いがわかる人には好まれると思いますね。
日本人にはあまりなじみがないブランドではあるかもしれません。
私は洋服が好きなので、ストーンアイランドのダウンジャケットを着ている人がいたら、「あ、格好いいな!」と思いますが、そういう人は相当いろいろなブランドの着こなしを持っていると思います。
アパレル業界で仕事をしている人やおしゃれ上級者などがストーンアイランドを選ぶことがある印象ですね。
ダウンだけに限らないのですが、ストーンアイランドの洋服はかなり値段が高いので、ストーンアイランドよりも価格が安く抑えられているC.P.COMPANYのダウンを選ぶのも選択肢としてはアリだと思います。
ただし、C.P.COMPANYは販売店がかなり減ってきていて東京でも3店舗、全国でも数店舗しかないので手に入れるのはなかなか難しいでしょう。
男から見ても超恰好いいですし、モノはすっごくいいのですが、異性ウケは他ブランドに劣ると感じるので私はあまり選びませんね。
ですが、ストーンアイランドの販売店を訪れるたびに「格好いいな!欲しいな!」とは思って試着し、お財布と相談してやめています(笑)。
購入できる方はぜひ手に入れてみてください。
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MooRER(ムーレー)
評価 品質 5.0 暖かさ 4.5 ファッション性 5.0 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 98,000円~120,000円程度
- セール期間価格相場:
- 98,000円~240,000円程度
ムーレーは1999年にイタリアで創業されたブランドで、「Made in Itary」にこだわって作られています。
ラグジュアリーさを売りにしており、最高級品質のホワイトグースを使用したプルミュールダウンをふんだんに使っており、さらにそのダウンは全てイタリア国内で殺菌洗浄から加工までするという徹底した姿勢です。
ボタンやファスナー、縫製などにも最高峰の技術が使われており、裏側の見えない部分のパイピング処理までこだわりがちりばめられていて、ダウンジャケットの中では最高峰ともいえます。
ただし、その分お値段も最高峰のため、そうかんたんに買えるブランドではないでしょう。
伊勢丹や阪急メンズなどで手に入れることができます。
ムーレーの良いところって?
アウトドアに特化したダウンとは違い、まさに「イタリアのブランドだな」という感じの洗礼されたシルエットが特徴です。
身体にそってぴったりとフィットするため、シルエットがかなりすっきりとしており、スーツスタイルにもカジュアルスタイルにもめちゃくちゃ格好良く決まります。
ムーレーのダウンはLEONやUOMOなどの雑誌で見かけた方も多いのではないでしょうか。
ただし、これくらいの価格を出すのであれば、私はモンクレールのダウンを購入すると思います。
値段さえもう少し安ければ…タトラスの代わりに3位に選出しても良いなと思っていたのですが、やはり一番のネックはその価格です。
- 「お金に糸目はつけないから、格好良くて品質もいいダウンが欲しい!」
- 「ひとと被らないダウンがいい!」
という方は、ムーレーのダウンを選ぶのはかなりハイセンスな選択だと思いますよ。
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WOOL RICH(ウールリッチ)
評価 品質 5.0 暖かさ 5.0 ファッション性 4.5 機能性 5.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 98,000円~120,000円程度
- セール期間価格相場:
- 60,000円~80,000円程度
ウールリッチは1830年にアメリカのペンシルバニアにて創業されたブランドで、そのブランドの名の通りウール素材の質にこだわって作られているアイテムが多いです。
1939年からの南極大陸遠征部隊のための防寒具を提供しており、また、1970年代には-40℃という寒さの中でアラスカからアメリカへ天然ガスのパイプラインを引くプロジェクトの作業着にも使われました。
ウールリッチはアメリカを代表するメーカーということができます。
長い歴史に裏打ちされた、機能性の高いアウターが多く、定番モデルの「ニューアークティックパーカー」はカナダグースのダウンジャケットと比較されることも多いです。
ウールリッチの良いところって?
アメカジの代表ともいえるブランドであるウールリッチのダウンジャケットは、アメカジスタイルとの相性はバッチリです。
ジーンズを履くことが多い方にとっては重宝するアイテムになるでしょう。
セレクトショップなどでもよく扱われているため、セール期間にはかなり安い価格で手に入れることができることがあります。
ウールリッチのダウンジャケットはしっかりとした作りである反面、ファッション性においては少し留意する必要があると感じます。
すっきりとしたシルエットとは言いがたいので、上手にサイズを見極めて買わないとぼてっとした印象になってしまいます。
なので、ファッションの初心者はタトラスやカナダグース、ムーレーのダウンの方が合わせやすいと思います。
同じアメリカのブランドである「ショット(Schott)」が好きな方であれば、ウールリッチのダウンジャケットも気に入るのではないでしょうか。
実用的に着こなしたいという方にはおすすめです。
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11位:PEUTEREY(ピューテリー)
評価 品質 4.5 暖かさ 4.5 ファッション性 4.5 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 50,000円~130,000円程度
- セール期間価格相場:
- 38,000円~80,000円程度
ピューテリーはイタリアで2010年にイタリアダウンの名門である「ジオ・スピリット社」からリリースされ、瞬く間に人気に火が付いたブランドです。
イタリアではかなり売れているようで、2006年ごろから日本に上陸し、ファッション誌でも多く特集が組まれて日本人気も高まっています。
都会的で洗礼されたイメージがウリで、スポーティーなのにエレガントさも兼ね備えているウェアを生み出しています。
プラダやオロビアンコの商品の生地を依頼されている生地メーカー「リモンタ社」とオリジナルナイロン素材を共同開発し、ダウンに使用しています。
また、ダウンに使われているグースの品質も最高級のもので、人気がでるのもうなづける出来栄えです。
ピューテリーの良いところって?
上品でいてシルエットも綺麗なピューテリーのダウンジャケットはスーツの上に羽織っても格好いいと感じます。
落ち着いたイメージがある大人の知的な男性を演出できます。
ただし、合わせ方によってはちょっと「ジジ臭く」なってしまうかもしれません。
サイジングと手持ちの洋服との合わせが大事になってくると思います。
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12位:BELSTAFF(ベルスタップ)
評価 品質 4.5 暖かさ 4.0 ファッション性 4.5 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 68,000円~160,000円程度
- セール期間価格相場:
- 40,000円~10,000円程度
ベルスタッフは1924年にイギリスで創業されたブランドです。
90年という長い歴史をもつこのブランドは、無骨な格好良さのなかにも洗礼された雰囲気がありセクシーなラインを作ります。
このブランドが一番強いのはバイクウェアで、多くのバイカーからツーリング時のアウターとして選ばれています。
第二次世界大戦時には、英国空軍にサバイバルスーツを提供していました。
ベルスタッフのウェアは撥水性を維持しながら通気性も妥協しない「ワックスコットン」を使用しています。
その高い機能性から、違いにこだわるファッショニスタから愛されているブランドです。
ベルスタッフの良いところって?
ベルスタッフのダウンジャケットはもこもこというイメージよりもしゅっとしている印象ですね。
異性ウケに関してはイタリアのブランドには劣りますが、イギリスのブランドの真面目なこだわりが詰まっていてすごく格好いいブランドだと私は個人的に思っています。
ただ、ベルスタッフのアウターはダウンジャケットというよりは革ジャンだとかブルゾンがおすすめですね。
秋から冬にかけてもバイクに乗る機会があるという方はこのブランドのアウターを選んでみてはいかがでしょうか。
日本ではなかなか手に入りづらいブランドなので、ヤフオクなどから探してみるのがいいでしょう。
もう少し価格を抑えて…!手が届きやすいダウンでおすすめのブランドランキング
ここまでダウンのおすすめブランドランキングを紹介してきましたが、ダウンというのはアウターの中でもかなり別格に値段が高いですよね。
いいブランドの商品というのは、品質はもちろん折り紙付きですが、それに加えてブランドネームに対しても金額が上乗せされているため、10万円を超えてしまうなんて「普通」のことではあるのです。
ここからは、品質は上位のものに劣るものの、防寒としては十分なレベルでさらにファッション性も高いブランドを紹介していきます。
ここまで紹介してきた上位のブランドのどれもあまりピンとこなかった方はこちらをチェックしてみてくださいね。
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13位:THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
評価 品質 4.0 暖かさ 5.0 ファッション性 4.0 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 30,000円~60,000円
- セール期間価格相場:
- 15,000円~30,000円
1968年にアメリカのカリフォルニア州で創業されたアウトドアブランドです。
ザ・ノースフェイスのダウンは多くの方が見たことがあるのではないでしょうか。日本がバブルの頃にはこのブランドが大流行していました。
洋服屋さんで扱っているザ・ノースフェイスのダウンジャケットやダウンベストは、アウトドアをストリートに落とし込んだデザインのものが多く、街着のようなラインナップになっています。
ブランドとしては、2015年には世界で初めて「人工の蜘蛛の糸」を用いて洋服を作られた「ムーンパーカ」をリリースしており、このことからも技術力においては高いレベルを持っているブランドであることがわかります。
ザ・ノースフェイスのダウンの良いところって?
ザ・ノースフェイスのダウンの良いところはタウンユースに優れているところでしょう。
B系寄りのストリートスタイルにはぴったりハマりますし、ハイブランドの洋服との合わせでもアイテムによっては違和感がなく着こなすことができると思います。
私のおすすめとしては、ダウンジャケットよりもダウンベストを選ぶのが吉だと感じますね。
ブランド名がロゴにドーンと入っているため、一目でザ・ノースフェイスのダウンだとわかるため、「いかにも」という感じが出るとダサいと思います。
デザイン性を重視して選ぶのがよいと感じますね。
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14位:PYRENEX(ピレネックス)
評価 品質 4.0 暖かさ 4.5 ファッション性 4.5 機能性 4.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 38,000円~60,000円程度
- セール期間価格相場:
- 20,000円~40,000円程度
ピレネックスは1859年にフランスのピレネー山脈の麓で、羽毛を生産する会社として創業されました。
1960年代には他のアウトドアブランドへ羽毛を提供しており、1990年からブランドとしてはスタートしています。
ピレネックスのすごいところは、自社工場で生産から製品化までの全てのラインを持っていることです。
ピレネー山脈の麓の厳しい気候条件下で育ったダックの羽から作られるダウンは、高い保温性を持っています。
実は、ピレネックスはモンクレールの下請けを行っているのでダウンの品質にはこだわりを持っています。
※ただし、モンクレールのダウンに使われているダウンとピレネックスに使われているダウンが同じものというわけではないので、品質が同じレベルとは言えないということは注意しなくてはいけません。
エディフィスやユナイテッドアローズなどのセレクトショップに置かれていることがあります。
ピレネックスのダウンの良いところって?
シンプルなので手持ちの洋服と合わせやすく、且つ品質が高いのがピレネックスの良いところだと感じます。
多くのセレクトショップが「別注モデル」を作っていたりするので、ファッション性においても問題なく、タウンユースに向いていると感じます。
こちらもダウンジャケットよりもダウンベストが可愛いなと思います。
また、丈の長くてファーのついたタイトフィットのダウンジャケットも合わせやすそうだと感じます。
ただし、ピレネックスのダウンの中でもおしゃれなものをセレクトショップで購入する際にはある程度の値段がするので、それであればもう少しお金を出して当ランキングの上位で紹介しているタトラスのダウンを選ぶか、ナノユニバースの西川ダウンを購入したほうが後悔はないような気がします。
ものの品質自体は悪くないので、セールなどで購入する分には全然アリだと思います。
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15位:Cape HEIGHTS(ケープハイツ)
評価 品質 4.5 暖かさ 4.0 ファッション性 4.0 機能性 4.5 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 32,000円~94,000円程度
- セール期間価格相場:
- 25,000円~50,000円程度
1990年にニューイングランドで創業されたケープハイツですが、はじめはEastern Mountain Sportsや、L.L.Bean、そしてColoradoなど名だたるアウトドアブランドの商品の生産を請け負っていました。
その頃のアメリカではアウトドアブームで、アウトドアブランドなどの産業が急速に成長を遂げましたが、機能性や性能の面において高いクオリティーを守って作っているようなブランドはそれこそ少数でした。
市場の声としては、「満足のできる商品が欲しい」というようなものが多く、そういった声に答えるためにケープハイツは、満を持して自社ブランドのケープハイツを立ち上げました。
商品を海・山・川など様々な過酷な環境での使用を想定して実際にテストを繰り返しており、その品質の高さには定評があります。
シンプルなのに機能性は損なわない、その姿勢が今も多くのファンを魅了しているブランドです。
ケープハイツのダウンの良いところって?
ケープハイツのダウンのいいところは、丈夫さです。
「80/20クロス」という素材が使われているのですが、これはポリエステル80%、コットン20%の比率で作られた布地で雨に濡れても染み込みにくいという特製があります。
普段の服装をできるだけシンプルにしているという方はケープハイツはおすすめです。
ですが、取扱店がロンハーマンやユナイテッドアローズなどのセレクトショップに多いため、見かけたときには値段が「少し高いな」と思うことが多いです。
たとえばケープハイツのダウンで高めのもので、9万円を超えるものもあります。同じ9万円くらいを出すのであれば、私ならタトラスのダウンを購入しますね。
ダウン専業ブランドというよりは、アウトドアブランドというイメージが強いので、ダウンじゃない他のアウターならケープハイツを選ぶかもしれませんが、ダウンジャケットをケープハイツで選ぶメリットはそんなに多くないように感じます。
手持ちの服とケープハイツの服の相性がいい場合は、長く使えることはできるアイテムだと思いますよ。
※日本公式サイトはないため海外のケープハイツ公式サイトに飛びます。
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16位:COROMBIA(コロンビア)
評価 品質 4.0 暖かさ 4.0 ファッション性 3.5 機能性 4.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 19,000円~52,000円程度
- セール期間価格相場:
- 15,000円~30,000円程度
コロンビアは、もともとドイツでシャツの縫製などを生業としていた会社がアメリカに渡って1938年にスタートしたブランドです。
最初は帽子の製造などをメインにしていましたが、鳴かず飛ばずの時期が長く続いていました。
1982年にアウタージャケットとインナージャケットをジッパーで着脱できる、今までになかったジャケットをリリースしてから人気が急増し、アメリカを代表するアウトドアブランドまで一気に上り詰めることになります。
先に紹介したブランドよりもかなり値段は安めなのにも、機能性はそれなりに期待できます。
コスパがよく、タウンユース向きのブランドだと言えるでしょう。
コロンビアのダウンの良いところって?
アウトドアファッションとは親和性が高く、できるだけ安く価格を抑えたいけれど、品質はある程度求めたいという方にはぴったりだと思います。
ですが、コロンビアの商品はアイテム選びが明暗を分けると考えます。
ものによっては「ダサい」と思われてしまうアイテムなので、コロンビアの商品の中でもおしゃれなイメージなものを意識して選ぶ必要があると思います。
店員さんともよく相談して、おしゃれに街着として使えるものをピックアップしてもらいましょう。
また、サイジングもとても大切です。店員さんにもサイズを見てもらって、自分の体にピッタリとあったものを選ばないと、一気におっさん臭くなってしまいます。
20代後半?30代前半くらいまでのメンズであれば、ダウンにコロンビアを選ぶのはあまり賢い選択とは言えないと感じます。
できるだけ洋服にお金をかけたくないという方で、でもあまりにも変なブランドは選びたくないという方は、コロンビアのダウンを検討してみても良いと思います。
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17位:mont-bell(モンベル)
評価 品質 4.0 暖かさ 3.5 ファッション性 3.0 機能性 4.0 どれくらいの値段で買える?
- 価格:
- 16,500円~40,000円程度
- セール期間価格相場:
- 9,000円~25,000円程度
モンベルは1975年に大阪で創業された日本のアウトドアブランドです。
日本のブランドなので、値段は海外ブランドと比べると圧倒的に安く、それでも一定のクオリティはクリアしているため、寒いときに軽く羽織るためのダウンとして人気です。
バッグやテント、キャンプ用品や登山用品などもリリースしている総合アウトドアブランドのため、富士山登山くらいであれば、モンベルのダウンでも十分だと私は考えます。
モンベルのダウンの良いところって?
モンベルのダウンを買うとしたら、ダウンにできるだけ費用をかけなくないというケースくらいしか思いつきません。
値段が非常にリーズナブルなため、デザインの「ダサさ」だけ気にならなければ商品自体に大きな不満は出ないと思います。
ですが、やはり致命的なのが「おじさんが着ているブランド」というイメージでしょう。
高級感や風格などは感じることができません。近所のスポーツセンターなどでも購入ができると思います。
同じリーズナブルな商品を選ぶとしても、私であればこの後に紹介するユニクロやZARAのダウンのほうがいいと感じます。
他サイトではおすすめされていることがありますが、当サイトでは全くおすすめできません。
安くて高品質のダウンを買いたい場合は「ファストファッション」のブランドを検討してみる
近年、日本でも人気がどんどん高まっているファストファッション。
東京では高級ブランドが立ち並ぶ銀座の大通りや、六本木のミッドタウンなどにもユニクロの店舗があったりしますね。
またZARAは安いのにデザイン性が高いことから、世界的に見ても大変人気のファストファッションブランドとしての地位を確立しています。
では、ダウンをこういったファストファッションブランドで選ぶというのはファッション的観点からするとどうなのでしょうか?
結論から言うと、私の考えでは「アリ」だと感じます。
なぜなら、ファストファッションというのは、毎年シンプルながらも流行のシルエットやデザインを加味したアイテムが陳列されるため、サイジングさえ気を付けて選べば大きな失敗はないと感じます。
現に、インスタグラムなどにいつもファッションをアップしているモデルや芸能人も、ハイブランドとファストファッションを上手に組み合わせてスタイリングしているのを見かけます。
ダウンジャケットやダウンベストでこういったブランドのものを選ぶのであれば、使用できるのは基本的に「ワンシーズン」だと考えておいてください。
当サイトで1位に紹介しているモンクレールのダウンのように、何年も長く着れるというようなものではありませんが、上手に活用すれば安く冬を乗り切ることができるかもしれません。
ここから、ファストファッションのダウンをどのように活用したらいいのか、実際のコーデとともに紹介したいと思います。
UNIQLO(ユニクロ)のダウンのコーディネート
インナーにウルトラライトダウンを活用したコーディネート
ユニクロのダウンベストを活用したコーディネート
全体のトーンを黒でまとめたコーディネート
ダウンジャケットを活用する場合は、できるだけほかのアイテムもシンプルに抑えたほうがいいでしょう。
GUのダウンのコーディネート
GUのダウンベストをチェックシャツと合わせたコーディネート
インナーに黒のパーカーを合わせたコーディネート
こちらもユニクロと同様にシンプルにまとめるのが吉ですね。
zara(ザラ)のダウンのコーディネート
インナーにパーカーを合わせたコーディネート
ザラのダウンジャケットを活用したコーディネート
価格はユニクロよりも少し高いですが、その分おしゃれ度はワンランク上に見えるはずです。
GAP(ギャップ)のダウンのコーディネート
ギャップのダウンベストで爽やかさが際立つコーディネート
アースカラーを使い、全体的に淡いトーンで仕上げたコーディネート
いろいろな色やデザインがあるので、自分の手持ちの服と合った色を選べますが、赤や黄色、緑などの原色の派手な色は避けたほうがよさそうです。
無印良品のダウンのコーディネート
無印良品のダウンベストをインナーに差し込んだコーディネート
無印良品のジャケットでシンプルにまとめたコーディネート
なので、コートのインナーに上手に入れてあげると寒い冬のコートスタイルに温かさをプラスできます。
ダウンジャケットはシンプルに合わせるのが一番ですね。ただし、物自体は安っぽく見えてしまいがちなので気を付けてください。
ダウンジャケットのサイズ選びについて
ダウンジャケット選びで大事になってくるのは、ブランドとデザイン選びの次に「サイジング」選びとなります。
基本的に海外ブランドの洋服は、日本人の感覚で選ぶとサイズが大きいです。
私は普段メンズのMサイズの洋服を選んで着ますが、モンクレールのダウンだと一番小さいXSに該当する「0」のサイズを購入します。
ダウンジャケットというのは、サイズが大きすぎると、着せられている感が強く出てしまうため一気にダサく感じます。
できれば、ジャストサイズで着たいものです。
冬は厚手のニットなどをインナーとしてダウンジャケットの中に差し込むことを考えると、ぎりぎりニットが一枚入るかなくらいのサイズ感で選ぶといいでしょう。
肩幅ぴったりで選んだ時に、お腹の部分や背中の部分に余りができてしまう場合は、そのダウンのモデルは自分の体にあっていない可能性があります。
同ブランドの別のモデルのダウンを選ぶか、もしくはそのブランド自体があなたの体にあっていないので、全く別の商品を検討してみたほうがいいかもしれません。
ダウンジャケットは安い買い物ではないので、試着せずにあてずっぽうで買うなんてことのないように注意してください。
ダウン選びのまとめ
ここまでダウンのランキング、ファストファッションブランドを活用する具体的アイデアという具合に説明してきましたが、取り入れられそうなものはあったでしょうか。
ダウンというのはシルエットが難しいので、アウターの中でもおしゃれ上級者でも合わせが難しいアイテムになります。
価格が安いダウンはやはりそれなりなので、予算がある方はランキング上位のブランドを狙っていくのが一番間違いないと思います。
ダウンを着る期間というのは意外と長いので、ある程度お金をかけてしまって失敗をさけるのが一番賢いと思いますよ。
ここからは、ダウン選びの際にさらに知っておきたい「マニアック」な知識を紹介していきたいと思います。
お時間がある方は引き続き読んでみてください。
また、冬のアウターを探している方は以下の記事もおすすめなので、ぜひ読んでみてくださいね。
ダウンジャケットの色は何色を選ぶと無難?
ダウンジャケット選びに際して、悩むのはやはり「どの色にしようか?」ということではないでしょうか。
ダウンジャケットの色の決め方ですが、手持ち服とのバランスを考えて決めるのがいいでしょう。
1着目は、どんなインナーの色でも合わせやすい無難な色を選んだ方がいいです。
どういう色がおすすめかというと、黒、グレー、チャコールグレー、ネイビーあたりの色を選んでおけば後悔はしないと思います。
逆に、赤や黄色、オレンジ、原色に近い緑色や青色などは合わせる服装の色を選んでしまいます。
ハイブランドのダウンも、カラーバリエーションが豊富なものがありますが、日本人の感覚からいうと1着目で選んではいけないような色味もたくさんあります。
ただ、2着目のダウンを選ぶときには、ちょっと冒険して明るめの色を選んでみたり、普段選ばないような色を選んでみるのもいいかもしれませんね。
ダウンジャケットの購入時期はいつがベスト?
ダウンジャケットは寒くなり始める9月~10月ごろから本格的に店頭に並び始めますね。
この時はだいたい定価で販売していることになると思うので、もしあなたの中に「今年はこのブランドのダウンを買うぞ!」と決めているものがあれば、早めに買ってしまったほうがいいでしょう。
なぜなら、10月くらいからは普段よりも最低気温が低い日に「あ、こんな時にダウンがあればよかったかも…」と思うことがあるからです。どうせ買うなら早いほうがいいという理由ですね。
セール時期に買うのも上手な買い方
逆に12月末ごろから1月にかけて洋服屋さんはセールを行っていますね。
冬物の残りを売り切ってしまいたいので、2月や3月までセール期間を延長して行っているところもあります。
そういった時期にダウンジャケットを購入するのは賢い方法なのでしょうか?
結論から言うと、こういう時期にダウンジャケットを買うのは、私は賢い買い方だなと思います。
もし1月頭に買ったとしたら、そのシーズンは3月くらいまで残り3か月~4か月程度しか着れないことになります。
2月に買ったら、2~3か月くらいしか着れないので、「もったいない」と感じるかもしれませんね。
ですが、ダウンジャケットって本来高い買い物ですよね?なので、よっぽどお金持ちでもない限り毎年ダウンジャケットを買いなおすという方は少ないと思います。
私の場合だと3年くらいは同じダウンジャケットを着ますね。
レディースの洋服と違って、メンズの洋服は1年でガラッと流行が変わるということもあんまりないので、今年買ったダウンジャケットが来年は「ダサくて着れない」ってことはまずありません。
「今年の寒い時期もしっかり使えて、夏の間はクローゼットの肥やしにはなるけどまた冬に差し掛かるころから使える!」
と考えると、30%OFF~かなり割り引いてるものだと70%OFFとかでダウンを買えるのはかなりお得な買い方だと思っています。
いいブランドの高いダウンがセールで大幅に値段を落としているならば思い切って買ってしまって、後悔するということはあまりないように感じます。
また、普段は選ばないような色にも積極的にチャレンジしやすいというのがセールの魅力でもあると感じます。
ぜひセールの時期には新しいダウンジャケットを新調する機会だと捉えてもらって、お気に入りの一着を見つけてみてはいかがでしょうか。
夏の間はクローゼットの中で虫食いに合わないように、洋服をしっかりと管理することは忘れないでくださいね。
いいダウンを手に入れたときの感動は感慨深いものがある!
いいダウンとの出会いというのは、着てみるとすぐに違いがわかります。本当に感動に値すると感じています。
実際に、モンクレールのダウンを初めて買ったときには私は感動を覚えました。
真冬にバイクに乗ってビュンビュン飛ばしても上半身が全然寒くないんですから!
いい洋服を身に着けると、自己概念も上がり「おれは今いいダウンを着ているんだな!」と気分よく一日を過ごすことができます。
他のアイテムよりは値が張るダウンジャケットですが、これを機にあなたもワンランク上のダウンジャケットを手に入れてみてはいかがでしょうか。
あなたが自分にぴったりのダウンと巡り会えることを願って。
この記事が少しでも参考になれたなら光栄に思います。
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