「どんなに食べても全然太らないんだよね」っていう方が稀にいますが、ダイエットを頑張っている人からするとかなり印象が悪い発言ですよね。
けれどガリガリ体型の人たちからすれば大きな問題でもあります。
私ももともとはガリガリ体型の一人で、人生でもっとも痩せていたころは「168㎝で47㎏」というかなり痩せ型の体質でした。
それでいて「体脂肪率6%」という根っからのガリガリで、人とぶつかると吹っ飛びそうになることもあったんです。
スポーツもそこそこできたのですが、学生時代の体育の授業でやった「柔道」や「ラグビー」などのフィジカルコンタクトの多いスポーツでは全然活躍することができません。
それどころか軽々投げ飛ばされたり、吹っ飛ばれたものです…(笑)
あとはバスケなど、接触の多い運動も結構しんどかったですね。
当時バスケは結構ハマっていたので、当たり負けしないようにとにかくご飯をたくさん食べたりもしたのですが、全然体重を増やすことができませんでした。
体を鍛えて筋肉をつけてもガリガリ体型は変わることがなかったので、結局「鶏ガラ」みたいな体つきを変えることができなかったんです。
痩せる方法はたくさん紹介されていたりするけれど、太る方法ってなかなかなか知る機会がない…。
そこで実際にガリガリの鶏ガラみたいな体型だった私が、実際に標準体型まで「健康的に太った方法」をご紹介していきます。
今まさに「健康的な体つきになりたい」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
私が体重を増やしたいと思った理由
学生時代の体重が約50㎏だったころ、体重を増やしたいと思っていたのは単純にスポーツをやっているときに、フィジカルコンタクトがあると必ず負けてしまっていたこともあり、何とか体重を増やしたいと思っていたんです。
ですが大人になるにつれて、体重を増やさないといけないと思ったことがあります。
理由その1:ガリガリはスマートとは違う
女性にモテる男性の代名詞「スマート」ですが、何となくスラっとした印象でジャケットとかがかっこいい印象がありますよね。
私はファッションが大好きでちょっとでも関りのある「美容学校」に進学したんです。
オシャレな人がたくさんいる美容系の学校なので、少しでもかっこよくなろう(モテよう)と、当時流行っていた細身のファッションを頑張っていました。
ですが肝心の女の子からは…
細すぎてむかつく(笑)
女子より細いとか女の敵だし!
あげくの果てに、当時男子生徒の中でマドンナ的存在だった副担任の先生に…
〇〇くん、最近痩せたんじゃない?ちゃんとご飯食べてるの?
なんて心配される始末…。
これでも人一倍食べていると思うんですけどね…。
細身を活かしてモテようと思っていたけれど、女子からは反感を買うし、健康そのものなのに心配されてしまうことで、「モテる」とは真逆の状態になっていることに気付いたのが太りたいと思った理由のひとつです。
理由その2:仕事が忙しくどんどん体重が低下した
専門学校を卒業したあとは無事美容師になって、都内の美容室で社会人として働くようになったのですが、一般職とは違って仕事の拘束時間がとにかく長く、ろくに寝ることができず、食事もままならない状態が続いてしまったんです。
そのせいか体重が人生で1番低い47㎏まで落ちてしまい、顔もこけていました。
限界まで体重が落ちてしまって、体力もどんどん低下して毎日ふらふらしながら仕事をしていたんです。
食欲もなく、1日の食事はお昼のお弁当と家に帰ってから食べる軽めの夕食だけという生活をしていたらしょうがないかもしれないですが、仕事がとにかくハードなためどうしようもありませんでした。
結局体力的にもきつくなり、体調を崩すことが多くなってしまったことで転職をしたのですが、その当時の私は本当に今にも天に召されそうな雰囲気だったと思います。
理由その3:テレビでみた「ガリガリ体型は寿命が短い」という事実
以前、テレビ番組で体重と平均寿命の話をしていたのですが、私はそれを見ながら「どうせ太っていると寿命が短いんだろう」って思っていたのですが、衝撃の事実を目の当たりにしました。
なんと太りすぎはもちろん、痩せすぎの人も寿命が短いんだとか…。
しかも海外の医学誌でも発表されているらしく、かなり信憑性が高い内容でした。
平均寿命が1番長いのが普通体型で、ちょっとお肉がある方がいいんだそうです。
別に100歳まで生きたいという願望はないですが、それでも仕事を頑張ってたくさん稼いで、老後は自由に遊びたいという思いはあったので、やりたいことをやり切れないまま逝ってしまうのは嫌だ…。
そんな思いが芽生え、今までの経緯も思い出して「太ろう!」と思ったんです。
やるなら健康的に!体重増量を決意したけれどどうすればいいのか
スポーツや恋愛、健康といったあらゆる部分でデメリットしかないガリガリ体型を脱しようと決意はしたけれど、どうやって改善すればいいのかがイマイチわからなかったので、とにかく「太る仕組み」を徹底的に調べてみました。
単純なことですが、そこからわかったのは…
「摂取カロリー」-「カロリーの使用量」=「脂肪」
ということです。
「けれど頑張って食事はたくさん食べていたのに…」と感じる方も多いと思います。
実際に私もそう思っていました。
ですが意外なことを見落としていることに気付いてしまったんです。
「たくさん食べてる」って本当?
学生時代に運動部に入っていた私は、とにかくたくさん食べて体を鍛え、体重を増やそうと筋トレやウェイトトレーニングをやっていました。
けれど結局太ることができなかったのには理由があったんです。
当時のことをよく思い出してみると、ご飯をたくさん食べたと言っても、それは3食のうちの1食だけ。
特に多かったのが運動後の夕飯をたくさん食べていただけなんです。
もともと痩せ型の人は小食で、1食ドカ食いするとそれだけで1日過ごせてしまうくらい燃費のいい体なんです。
しかも食生活もルーズで、「そういえばまだご飯食べてない」ということもよくありました。
社会人になってからも食生活が変わることはなく、朝ごはんはなしでお昼はパンかおにぎりを2個、夜はドカ食いという生活を送っていたんです。
1食でたくさん食べたとしても、他の食事でカロリー摂取ができなければ1日当たりのカロリーは平均以下になってしまいます。
どんなに太りたいと思っていても、太るために必要なカロリーが不足していると体重を増やすことができませんし、栄養面も偏ってしまうので健康的とは真逆になってしまいますよね。
体重を増やしていくために重要なポイントは「消費カロリー<摂取カロリー」
先ほどお伝えした「1日当たりの摂取カロリー」を大まかに計算してみたことで判明したカロリー数の少なさ。
男性の場合、体を動かさなくても消費するエネルギー量(基礎代謝)が、1日あたり約1,500㎉だと言われていて、そこに通勤や仕事で使うカロリーがプラスされるんです。
また1日当たりの摂取カロリーは成人男性の場合で2,200㎉が推奨されているので、このカロリー以上摂取することができれば太ることができるということになります。
とはいってもガリガリ体型は食が細いので、食べ方や食べるものにも工夫が必要なんじゃないかと感じました。
そこで私が考えた太るための食事方法をお伝えしていきますね。
健康的に体重を増やす食事方法
私が特に意識したのは「食事のカロリーバランス」です。
厚生労働省では日本人のカロリーバランスとして「タンパク質15%・糖質60%・脂質25%」というのを推奨していて、健康的に太るためにもこのバランスを崩さないように意識しました。
ダイエットの世界では糖質や脂質はNGとされていますが、太りたいのであれば、必要以上に制限をする必要はないですからね。
また「1日3食」必ず食べるように意識をすることも大切です。
私が健康的に太るために意識した食生活は…
- 朝食:糖質・たんぱく質を中心とした食事
- 昼食:たんぱく質をメインにした食事
- 夕食:カロリーバランスが乱れない程度に好きなものを食べる
- 毎晩:プロテイン+牛乳
以上のような食生活を意識して生活をするようにしたんです。
特に朝食は意識するようにしました。
今まで朝食を食べることはほとんどなかったのですが、朝食を摂らないことで腸の活動が悪くなってお腹が空きにくくなってしまうため、お昼や夕飯の量も自然と少なくなってしまいます。
そんな食生活を続けていると痩せ型体型を保つ無限ループに陥ってしまうので、それだけは回避しなくてはいけないですよね。
なので1日3食というルールは必ず守るように徹底したんです。
痩せ型から普通体型にする食事内容の一例
こちらでは先ほどのカロリーバランスを意識した食事内容を一部ご紹介していきますね。
健康的に太りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
- 朝食:フルーツヨーグルト、鮭おにぎり、トースト、目玉焼き、味噌汁など
- 昼食:ハンバーグ、ステーキ(赤身)、チキン、ご飯など
- 夕飯:野菜、肉類、たまにから揚げなどの揚げ物、ご飯、飲み会でのおつまみなど
- 毎晩:プロテイン+牛乳
私の以上のような食事を意識して、コンビニや外食するときはカロリーなどをしっかりとチェックして食べるようにしました。
それで1日当たり2,500~2,600㎉くらいは平均で摂るようにしていたんです。
またつらくならないように、朝食では高カロリーにならないようにだけは意識していましたね。
寝る前にプロテインを飲んでいるわけ
私が毎晩、就寝前にプロテインを牛乳と一緒に飲んでいるのには理由があります。
もともとプロテインは牛乳と一緒に飲んだとしても1杯あたり200~250㎉くらいなのですが、それでも毎日飲むことによって確実にカロリーを摂取することができますし、普段の食事だけで2,500㎉を摂ろうとするのは難しいです。
ガリガリ体型は食が細いので、最初は特におすすめですよ。
その他にも寝る前にプロテインを飲んでいた理由として「胃への負担が少ない」というのもあります。
寝る前に高タンパク質のものを摂ろうとすると、結構胃に負担がかかるようなものばかりなので、翌朝胃もたれを起こしてしまうなど、これも健康的にはあまり良くありません。
なので寝る前にプロテインを飲むことは、効率よく健康的に太るためにもぜひ取り入れてほしいです。
健康的に太りたいなら腸内環境も意識してみる
いくら太りたいからといっても、お肉や炭水化物などをばかりを食べてカロリーを摂取してはいけません。
きちんと野菜などから「食物繊維」を摂らないと、食事で摂った栄養を吸収しにくくなってしまいます。
また食物繊維が不足すると排便がスムーズにできなくなってしまい、便秘気味になってしまい、お腹が圧迫されることで食欲がなくなってしまうんです。
なので私は、朝食に食物繊維の含まれているフルーツや、腸内環境を整える乳酸菌が入っているヨーグルトを食べるようにしました。
もしくは一緒になっているフルーツヨーグルトを買って食べていたんです。
また夕食ではきちんと野菜を食べるように心がけました。
このようにちょっと意識をするだけでも「健康的」に太ることができるようになっていくので、ぜひ参考にしてみてください。
生野菜には注意
野菜も意識して摂ることで、食物繊維によって腸内環境を整えることができますが、同時に注意しないといけないことがあります。
生の野菜は体の熱を奪ってしまうものが多く、それでいて消化にも時間がかかるため、効率よく栄養を吸収することができません。
なので野菜を食べるのであれば、熱を通したものを食べるようにして、腸内に負担をかけないようにしましょう。
飲み物は温かいものを中心にする
冷たい飲み物というは生野菜と同じように体を冷やしてしまい、栄養の吸収を妨げる原因になってしまうんです。
腸内活動が悪くなると食事で摂った栄養をしっかりと吸収することができなくなってしまい、そのまま排便されてしまいます。
結果、食事をしても栄養を摂ることができないせいで体重を増やすことができないというループにハマってしまうので温かい飲み物を中心に飲むようにしましょう。
間食は健康的に太るために効果的?
結論からお伝えすると、私は「効果的」だと思います。
それは痩せ型の人は基本的に体がエネルギー不足になることで「異化作用」という脂肪や筋肉が分解されやすくなると言われているんです。
つまり空腹の状態が続くとどんどん痩せて言ってしまうんです。
なので私も、先ほどご紹介した食事メニューのほかに、小腹が空いたときのためにおやつ的なものを用意しておきました。
もちろん最初から食事と食事の間でお腹が空くことはなかったのですが、しばらくすると昼食後にお腹が空いてしまうことがあったんです。
それからは軽い食事を用意して、間食をすることによって目に見えるくらいのスピードで体重を増やすことができました。
理想的な間食の摂り方
誰もができることではないかもしれませんが、間食を取り入れるときは食事と食事の間隔を4時間以上空けないようにすることが大切です。
ちょっとでもお腹が空いたらつまめるものを用意しておくといいですよ。
お腹が空きやすい昼食~夕食にかけては何かしら間食を取り入れられるといいですね。
また私の場合は夜食代わりにプロテインを飲んでいましたが、軽く食べることができるものを準備しておくもの効果的だと思います。
特にガリガリ体型の人は注意してもらいたいのですが、眠っているときにエネルギー不足が起きてしまい、脂肪や筋肉がエネルギーの代わりに分解されてしまっては元も子もなくなってしまうので、積極的に食べるようにしましょう。
間食におすすめの食べ物
間食をどのタイミングで摂るべきかがわかったところで、次はどんな食べ物を選ぶかをお伝えしていきますね。
選ぶときのポイントとしては…
- お菓子やジャンクフードなどは避ける
- 比較的カロリーは高いものを選ぶ
- 炭水化物やたんぱく質が含まれているもの
以上のポイントを意識して間食を選んでみるようにしましょう。
具体的な食べ物として…
- おにぎり(鮭など)
- アーモンドなどのナッツ類
- バナナ
- ヨーグルト(加糖でもOK)
以上のような食べものがおすすめです。
特にアーモンドなどのナッツ類は炭水化物やたんぱく質、脂質をバランスよく摂ることができ、カロリーもそれなりに高いので私もよく食べていました。
これらを参考にして、お腹が空いた時間をできる限りつくらないことが体重を増やしていくためにも必要です。
運動をしないで太るという選択肢について
食事はしっかりと食べて、運動はしないようにすることでカロリーの消費を抑え、効率よく太ることができるようにも感じてしまいますよね。
ですが運動をすることによって食欲を増進させたりすることができるので、軽めの運動でもできるだけ取り入れるようにしましょう。
しかも運動で消費するカロリーというのは思っている以上に少なく、50㎏前後の男性がジョギングを3㎏くらいしたとしても、150㎉前後しか消費されることはありません。
ただ普通に太るだけなら運動をしないという選択肢もアリだと思いますが、「健康的に太る」のであれば、運動をすることも意識しておくようにしましょう。
健康的に太るのであれば筋トレも取り入れてみる
筋トレをすると「痩せてしまうんじゃないか」と思ってしまうかもしれませんが、ここも「健康的に太る」ということを考えると必要な要素だと私は思います。
例えば、筋トレを一切しないで脂肪だけで体重を増やしていったとしても、それは体の不調を起こしてしまうリスクを高めてしまったりするので、決して健康的とは言えないですよね。
基本的に太る方法というのは、脂肪を増やすか筋肉量をアップするしか方法はありません。
そう考えると筋肉量をアップした方が健康面では圧倒的にいいと思います。
しかも筋肉は脂肪よりも重たいと言われているので、体重も上げやすいですし、脂肪を増やしながら筋トレするのはすごく効率の良い方法なんですよ。
効率よく体重を増やす筋トレ方法5選!
ここからは体重を効率よく増やしていくために欠かすことができない筋トレ方法をご紹介していきますね。
筋トレで体重を増量するには小さな筋肉を鍛えるのではなく「大きな筋肉」を鍛えてあげることが大切です。
具体的には…
- 大胸筋(だいきょうきん)
- 広背筋(こうはいきん)
- 腹直筋(ふくちょくきん)
- 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
- 大臀筋(だいでんきん)
といった部位を意識して鍛えてみるといいですよ。
こちらでご紹介しているトレーニングはどれも手軽にできる方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
健康的に太る筋トレ方法その1:大胸筋はプッシュアップで鍛える
プッシュアップはいわゆる腕立て伏せと呼ばれるトレーニング方法です。
手の付く位置を変えるだけで大胸筋に効く部位を変えることができ、いろいろと楽しめるので、意識してやってみるといいですよ。
基本的な方法は…
- 肩幅よりも若干広めにひろげ、床に両手につきましょう
- 腕を曲げていき、体を床に近づけていきます
- 体を床のギリギリまで落としたら、次は腕を伸ばしてもとの状態に戻していきましょう
以上の行程を無理のない程度に行ないます。
また脇を締めた状態でプッシュアップをすると大胸筋よりも上腕三頭筋に負荷がかかってしまうので注意してくださいね。
健康的に太る筋トレ方法その2:広背筋はチンニング(懸垂)で鍛える
このトレーニングは広背筋と一緒に肩の三角筋や上腕二頭筋も一緒に鍛えることができる方法です。
自重トレーニングとしてはかなり負荷の強いトレーニング方法ですが、健康的に太るためには欠かすことができないものです。
- 両手を肩幅よりも広めにとって、体をぶら下げましょう
※この時可能であれば手の甲が自分の方になるようにします - 背筋を伸ばしながら体を持ち上げていきましょう
- あごを自分の手の位置にくるまでしっかりと持ち上げるようにします
- その状態で1秒間保ち、ゆっくりと体を降ろしていきましょう
この行程を10回行ない、合計で3セット取り入れるようにします。
また勢いでやってしまうと効果が弱くなってしまうので、ゆっくりとしたペースでやるといいですよ。
健康的に太る筋トレ方法その3:腹直筋はクランチで鍛える
このトレーニング方法は王道の腹筋のトレーニング方法で、自宅などでも手軽に始めることができるものです。
お腹の筋肉を鍛えることで健康的に太ったときに「ぽっこりお腹」や「たるんだお腹」にならないようにしてくれます。
また腹筋のトレーニング方法は別の記事でもご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
- 仰向けの状態で床に寝そべって、両手を頭の後ろに添えます
- 膝を曲げて90度くらいの角度にしましょう
- その状態で状態を持ち上げていき、腰が浮かないようにします
※このときみぞおちを覗き込むようにします - 上体を起こしたらゆっくりと下ろしていき、肩甲骨が床に触れない状態にしましょう
- この動作を繰り返します
以上の行程を20回繰り返し、合計で3セット行なうようにしましょう。
きつくなってくるとスピードが速くなってしまいがちですが、「ゆっくり」と勢い任せにならないようにすることが大切です。
健康的に太る筋トレ方法その4:大臀筋はブルガリアンスクワットで鍛える
通常のスクワットとは違い、ちょっとハードめのスクワット方法になります。
お尻の筋肉である大臀筋と一緒に太ももの内側の筋肉を鍛えることができるトレーニング方法なので、大きな筋肉を鍛えることができ、効果的に体重をアップさせることができるんです。
- 膝と同じくらいの高さの台や椅子を用意して、そこから1歩離れた位置で背を向けましょう
- 片方の足先を台や椅子の乗せ、両手を腰に添えてゆっくりと膝を曲げます
- 膝の角度が床に対して平行になるまでしっかりと腰を落としていきます
- その後ゆっくりと膝を伸ばしていき、完全に膝が伸びきらないくらいまで戻していきましょう
以上の動作を片方10回を3セットずつやると効果的です。
ただ最初はかなりハードなトレーニングになってしまうかもしれないので、無理のないようにしましょう。
健康的に太る筋トレ方法その5:大腿四頭筋はスクワットで鍛える
太ももの筋肉である大腿四頭筋を鍛えるのであれば、1番効率よく鍛えることができるのがスクワットです。
先ほどご紹介した大臀筋や太ももの裏にあるハムストリングという大きな筋肉も一緒に鍛えることができるので、健康的な太り方をしたい方はぜひ試していきましょう。
- 両足を肩幅と同じくらいに開き、つま先は正面を向けるようにします
- 背筋をしっかりと伸ばしながら両手を前に突き出し、腰をゆっくりと下ろしていきましょう
- この時膝がつま先よりも前に出ないように意識して、その代わりにお尻を突き出すようにします
- 膝の角度が床を平行になったら、今度はゆっくりと腰を持ち上げていきましょう
以上の動作を20回行ない、インターバルを挟んで3セット行なうようにしましょう。
反動を使ってやると効果が弱くなってしまうので、ゆっくりと姿勢を意識しながら取り組んでくださいね。
太るためにも筋トレのやりすぎには気を付けよう
効率よく体重を増やしていくためには、摂取カロリーよりも消費カロリーが少ない状態でないといけないことは先ほどもお伝えしました。
いくら体重を増やそうと筋トレを頑張ったとしても、トレーニングによって消費カロリーの方が摂取カロリーよりも多くなってしまったら意味がありません。
それは摂取カロリーで補えないエネルギーは、筋肉を分解させてしまったり、体内に蓄積しているわずかな脂肪を燃焼してしまうため、体重の変動が起きなかったり、逆に体重が落ちてしまう可能性があるんです。
そのため筋トレが終わった後はたんぱく質などを積極的に摂るようにしましょう。
私もトレーニング後はプロテインを飲んでいました。
またある程度食事の中で脂質を摂ることも大切なので、昼食や夕食で摂取するようにしましょう。
筋トレのやりすぎは「コルチゾール」を分泌させる
ちょっとマニアックな内容になってしまうのですが、体重を増加させたいからといって筋トレを頑張りすぎてしまわないようにしてもらいたい理由がもうひとつあります。
それはストレスや空腹感を感じているときに分泌される「コレチゾール」というホルモンです。
このホルモンには脂肪を燃焼させる効果があるのですが、太りたいと思っている人からすれば迷惑極まりないものですよね。
筋トレを頑張りすぎることで、気づかないうちにストレスを感じてしまい、痩せてしまう原因にもつながってしまうんです。
そのため無理にトレーニングを続けてしまったり、長時間のトレーニングはできるだけ避けるようにしましょう。
過度なストレスに注意!
現代社会ではストレスは常に隣合わせだと思います。
仕事や家庭、人間関係などさまざまな要因が重なってストレスを感じてしまう方も多いのではないかと思います。
けれど先ほどもお伝えした通り、人はストレスを感じると「コレチゾール」を分泌させてしまう原因になるので、過度にストレスを溜め込んでしまうと痩せやすくなってしまうんです。
そのためストレス発散のできる趣味の時間をつくったり、目標の体重を達成することができたときに、自分にご褒美を用意しておくなどの楽しみをつくっておくといいですよ。
ストレスは避けて通ることができないものだと思うので、なるべく溜め込まないようにすることが大切です。
健康的に体重を増やす「太るサプリメント」とは
実は私も最終的には取り入れてみた方法なのですが、体重を増やすために必要な栄養を食事だけで摂り続けるのには限度があります。
そこで実際に取り入れてみたのが「太るサプリ」というものです。
太るサプリというと勘違いしてしまうかもしれませんが、サプリメントはあくまで「サポート」をしてくれるものなので、それだけではこうかがありません。
先ほどご紹介した「食事方法が難しい」とか「毎日似たような食事で飽きてきた」など、普段の食事のお手伝いをしてくれるものなので、1日3食は必ず食べるというルールがあって初めて効果があります。
実際に使ってよかった太るサプリ:PLUEL(プルエル)
このサプリメントには7種類の消化吸収を助けてくれる酵素が含まれていて、生きた酵素をそのまま腸に届けることでお腹の調子を整えることができます。
人は酵素が多いほど栄養の吸収がしやすくなるといわれていて、食事摂った栄養をしっかりと吸収することで体重を増やしやすい腸内環境にしてくれるんです。
また漢方薬にも使われるような生薬も配合されていて、体の持っている消化・吸収の力をサポートしてくれるんです。
食後に3粒飲むだけなので特に難しいことはないし、手軽に太りやすい体を手に入れることができたと思います。
ハードカプセルタイプのサプリメントではありますが、特別飲み込みづらいというサイズ感でもなかったので、これといって困ることもありませんでしたね。
まとめ
こちらの記事では食べても太れなかった私が、健康的に太るために実践した方法をご紹介させていただきました。
私はこの記事でご紹介した内容を継続して続け、56㎏まで体重を増やすことができたんです。
体脂肪率も12%と、筋肉と脂肪のバランスがちょうどいい感じになって、昔と比べても体つきが全然違くなりました。
友人からも「どうしたの!?」と驚かれるようになりましたし、今までほ華奢すぎて着ることができなかった服も着ることができるようになってすごく満足しています。
健康的に体重を増やしていくためには食事だけでなく、適度な運動もしてあげないといけないので、ちょっと大変かもしれないですが、体重が増えたことでいろんなメリットがありました。
- しっかりと疲れがとれるようになった
- 体調を崩すことがほとんどなくなった
- 体が疲れにくくなって、プライベートも充実するようになった
- いろんなファッションを楽しめるようになった
- 女性から心配されることがなくなった
以上のように、いいこと尽くめという感じですね。
ただこれ以上は体重が増えないようにだけしておこうと思います。
普通体型から肥満体型になってしまっては健康を害してしまいますからね。
食べても太ることができないという悩みは、周囲の人にもなかなか理解されないものです。
けれど私の体験談を通して、参考になればとてもうれしいです。
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