普段生活を送っていくためには仕事をしていかないといけません。

けれどそんな職場にはいろいろな人がいますよね。

今まで違った環境で育ってきた価値観の違う人たちが集まったものが会社です。

違う価値観があるからこそ、職場では様々な問題が勃発します。

特に「いじめ」に関しては大きな問題ですよね。

この記事を読んでいるということは、あなたもいじめに悩んでいるのではないかと思います。

もしかすると周りの人がいじめにあっているかもしれません。

仕事の成果を奪われてしまったり、無視をされてしまったり…そのようないじめを耐えているのは非常につらいものだと思います。

実際に何かしたわけでもないのに嫌がらせを受けたりするのは本当に腹が立ちますし、場合によっては職場に向かう足取りも重くなってしまいますよね。

そこでこちらの記事では、そんな職場でのいじめに対して効果的な対策方法についてご紹介していきます。

この記事を読むことで…

  • どのような場合を職場いじめというのかがわかる
  • 職場でのいじめ対策を知って、仕事のしやすい環境をつくれる
  • 今後、いじめの加害者になりそうな人の判断基準がわかる

といったメリットがあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

あなたが受けているのはどんないじめ?

いじめというのは放っておいても決してなくなることはありません。

小さい子供などのいじめは自然と対象者が変わったりすることもありますが、大人のいじめというのは基本的に陰湿的で、どうにかしなければどんどん悪化していきます。

ですがいじめというのを理解してもらうためには、あなたが受けているいじめがどのタイプのいじめに当てはまるかを判断しなくてはいけません。

「タイプってなに?」と思うかもしれませんが、いわゆる「パワーハラスメント」「モラルハラスメント」「セクシャルハラスメント」のどれに当てはまっていなくてはいけないんです。

意外とざっくりとしか理解していない方もいるかもしれないので、その辺の内容についてご説明していきますね。

タイプその1:パワーハラスメント(パワハラ)について

職場でのパワハラというのは、業務上の地位で職場内の優位な立場からいじめや嫌がらせなどをすることを指しています。

つまり上司から部下へ、先輩から後輩など上から下の人間に対して使われることが多いものです。

たとえば上司から部下に対して、強制的に残業させられてしまったり、行きたくもない飲み会に参加させられてしまうこともパワハラに該当してしまう可能性があります。

その他にも達成不可能な目標・要求をされたり、業務自体を妨害されることも含まれています。

被害者側が肉体的・精神的な苦痛を感じたり、職場の環境自体を悪くしてしまうような行為はパワーハラスメントといえるでしょう。

タイプその2:モラルハラスメント(モラハラ)について

モラハラというのは、加害者の言動や態度のせいで被害者を精神的に追い詰め、肉体的・精神的に傷つけてしまう行為を指しています。

たとえば無視をされたり仲間外れにされてしまったりというのもモラハラの特徴ですし、陰で被害者の悪口を言ったり、会話中にため息をつかれるというのもモラハラに該当されます。

パワハラとなんとなく似てはいますが、モラハラは同僚などの近しい人間関係の人にされることが多いので、ちょっとした違いがあります。

タイプその3:セクシャルハラスメント(セクハラ)について

セクハラというのはなんとなくわかると思いますが、異性の社員に対して相手に不快な思いをさせる「言動や行動を起こした」ことを指しています。

またそういった性的要求に対して、相手が拒否したことによって解雇されてしまったり減給されてしまうなど、被害者にとって不利益が発生してしまった場合などにセクハラとなってしまうんです。

セクハラというと、おじさん上司が若い女性社員に対して使うイメージですが、女性から男性へ、取引先のひとや顧客からなど、多岐にわたって起こりうるものなんです。

なので、うかつな発言をしたり行為をしないようにしなくてはいけません。

職場でいじめにあったらすぐに被害を立証できる?

いじめの被害者となってしまっている場合、あなたがいじめだと思っていても周囲の人たちにはもしかしたらそう見えていないかもしれない。

そう考えると被害を言いづらくなってしまいますよね。

たとえば上司の人に無理難題な仕事を押し付けられているのに、周囲から見ると「あいつは頼られているな」と思われてし舞う可能性もあります。

自分ではいじめと感じるのに、周りから見たら違う風に見えていたら被害を申告するのに躊躇してしまう場合がありますよね。

けれどそんな嫌がらせはどうしても苦痛ですし、正直しんどいと思うんです。

そんな時に効果的なのが「健康被害」があるかどうかで大きく変わってきます。

ストレスで胃が痛い、動悸、うつ病…いじめのせいで起きたと考える健康被害があれば、業務にも大きな悪影響が出ていることは間違いないので、被害を立証しやすくなるでしょう。

職場でのいじめに効果的な対策法

いじめを受けていると、その場から逃げたくなったり気分が優れなくなってしまったりしてしまうこともあると思います。

ですが、あなた自身の身の安全を守るためには、被害者として対策をしなくてはいけません。

本来であれば、同じ職場内で相談相手を見つけて相談してみるのも一つの方法ですが、いじめを受けているせいで相談相手が見つからないことの方が多いでしょう。

なので、自分でできる対策方法についてご紹介していきます。

その方法というのが…

  • いじめられた証拠を残す
  • 上司や人事部の人にいじめを受けていることを申告する
  • 労働局に援助も要請する
  • 転職を考えてみる

というものです。

それぞれ詳しくご説明していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

対策方法その1:いじめられた証拠を残す

もしあなたが職場でいじめにあっていて、それを企業側に申告したりするような場合には、それを立証するための証拠が必要になります。

そのため、人的証拠や物的証拠を残さなくてはいけません。

人的証拠とというのは「人が証拠となる」というもので、いじめがあったという証言を得たりすることによって、それが証拠となります。

物的証拠というのは、人以外のものが証拠となることを指していて、たとえば暴言を吐かれたことを録音した音声データなどが挙げられます。

いじめというのは被害者が申告してもその供述に信ぴょう性がなければ取り合ってくれない可能性があるかもしれません。

なので、そういった時のために形として証拠を残すようにしましょう。

自分がいじめにあっていることを同僚に相談したり、スマホの録音機能や動画撮影機能を使っていじめを受けているということをデータとして保存するなど、方法はたくさんあります。

また、個人間でのやり取りをしているなら、LINEやメールの文書をスクショして保管しておくのも効果的です。

対策方法その2:上司や人事部の人にいじめを受けていることを申告する

企業に入社すると社員は様々な法律であなたを守ってくれます。

その中でもキーとなるのが「労働契約法」というもので、この中には「従業員の安全を守り、業務を遂行できるようにするため、企業は配慮しなくてはいけない」という義務が課せられているんです。

つまり、もしあなたがいじめにあっているのであれば、その申告を受けた場合には加害者に対して指導を行なったり、いじめをなくすように対策を講じなくてはいけません。

もし上司や人事の人にいじめの相談をしても、何もせず放置をするようなら、それは法律違反となってしまうため、「いじめを受けているのに放置するのは労働契約法違反だ!」と訴えることもできます。

企業側としても法律違反は大きなイメージダウンになりますし、それだは避けたいはずなので強気にいっても問題ありません。

対策方法その3:労働局に援助も要請する

会社の上司や人事の人にいじめを相談しても一向に改善しようと動いてくれない場合、強気に言ってもいいとお伝えしましたが、実際はなかなかできないというのもありますよね。

そんな時はどこに相談をすべきか…。

警察に被害を相談するという方法もありますが、大ごとにはしたくないというのが本音だと思います。

なので、そういった時は労働局に相談をしてみるようにしましょう。

労働局というのは、企業と従業員の間に問題があったときに、どちらからか援助の申請があればその問題を解決するためにアドバイスや指導をしてくれる国の機関です。

いじめを受けているのに、企業側がそれを見過ごすのは先ほどもお伝えしたように法律違反です。

その事実を労働局に伝えることで企業側にいじめがなくなるように指導が入ります。

対策その4:転職を考えてみる

何をやってもいじめが改善されない…。

そんなときの一つの手段としてですが、あまりにもいじめがひどい場合には転職を考えてもいいのではないかと思います。

いじめを見てみぬふりをする企業に未来があるとは思えませんし、いずれ必ず大きな問題を起こすはずです。

そのような企業に勤めていても、あなたにとってメリットになるとは思えません。

それに職歴にもマイナスイメージを持たれてしまいますからね。

慣れ親しんだ会社を辞めるのはそれなりのリスクもあるとは思いますが、自分のためにも別の企業であなたが活躍できる場を設けた方がいいのではないかと思います。

いじめの加害者にはどんな人が多い?今後の社会生活でいじめを受けないために知っておきたい共通点

いじめの対策方法についてご説明してきましたが、仮に職場でのいじめがなくなったとします。

けれどいつまた再発するかはわかりません。

もしかしたらしないかもしれませんし、明日再発するかもしれない。

ないかもしれないですが、今度はあなたが加害者になってしまう可能性だってあります。

そこでここからは、いじめの加害者にはどのような人が多いのかをご説明していきます。

いじめ加害者の共通点その1:不満や心配事がある

人というのは幸せな気分になっているときは問題行動(いじめ)をとろうと思いません。

加害者がいじめをおこなおうとする場合、何かしら不満や心配、不安などのマイナス感情を抱いていることが多いんです。

そういったマイナス感情を消すために、自分より下だと思った相手に嫌がらせや悪口などを言って、陥れることによって優越感に浸ることで幸福感を得ようとします。

そういった人たちは普段から陰口などをよく言っているので、注意しておくといいですよ。

いじめ加害者の共通点その2:気分に波がある

自分の機嫌がいい時や都合の良い時は人としてまともに見えたりします。

一見、本当にいじめの加害者なのかと思うようなことだってあり得るんです。

被害者に対しても常にいじめをしているわけではなく、優しい言動や行動を取ったりすることもあり、アメとムチの使い方が非常にうまいと言えます。

そのため被害者もいじめがひどくならない限り、いじめられていることに気付かない場合があるんです。

もし周囲の人で、気分に波があるような人がいるのであれば、気を付けておくに越したことはありません。

いじめ加害者の共通点その3:勝敗に強いこだわりがある

いじめの加害者に多い人の共通点として、仕事に売り上げなどのノルマなどがあり、競争環境がある企業に多いと言われています。

特に勝敗にこだわりが強く、同僚に負けたくない・部下に負けたくない…そういった勝ちに強い執着心がある人ほどいじめの加害者になりやすいんです。

仮に加害者よりも被害者の方が後輩で、自分よりも成果を出しているとします。

そうするとその後輩に対して陰口や陥れるような行為をしたり、陰湿的ないじめをしてしまうことがあるんです。

またそれでも後輩の方が良い成果を出してしまった場合、別の人をターゲットにしてしまい、成果が出なかったことをあることないこと述べて責任を擦り付けようとします。

全員がそういう人ではないにしても、中にはそういった人もいるので注意しなくてはいけません。

パワハラ・モラハラ・セクハラ…実際にどんないじめが職場では多い?

いじめの対策や加害者の特徴など、いろいろなことをお伝えしてきましたが、実際の職場ではどのようないじめがあるのでしょうか?

暴力や暴言などいろいろないじめがありますが、あるサイトでどのようないじめがあるのかをアンケートしたものがあったので、掲載させていただきます。

以上のように、暴言や無視、陰口などのモラハラ系のいじめが圧倒的に多いですね。

こういったいじめに対して、多くの被害者が「我慢する」「何もしない」という方がほとんどです。

被害がひどくなれば悩みも深刻化していき、体を壊してしまうことだって考えられます。

そうならないためにも、しっかりと対策をしていくようにしましょう。

 

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