運動で抜け毛や薄毛の対策はできるのか？汗とハゲの深い関係を解説！

抜け毛や薄毛の対策方法にはいろいろなものがありますが、その中でも高確率で入っているのが「運動」というものです。

正直運動をするだけで本当に薄毛を改善することができるのか、疑問に感じてしまう方もいるのではないでしょうか？

それもそうですよね…だって運動をしている人の中には薄毛の人もいますし、人によってはハゲている方もいます。

そう考えると、この情報って都市伝説的なものなんじゃないかと思ってしまうかもしれません。

そこでこちらの記事では、運動によって抜け毛や薄毛対策ができるのかを詳しくご説明していきます。

この記事を読むことで…

• 運動をすれば抜け毛・薄毛を改善できるのかがわかる
• 運動したときにかいた汗と抜け毛・薄毛の関係がわかる
• 効果的な薄毛・ハゲ対策の方法がわかる

といったメリットがあるので、抜け毛や薄毛に悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。

運動が抜け毛や薄毛に効果があるって本当？

運動不足が「抜け毛や薄毛を引き起こしてしまう原因になる」ということを聞いたことがありますか？

じつはこの情報は本当で、普段から運動をする習慣がない方は血液の流れが悪くなってしまいやすく、その結果抜け毛が起きやすい状態となってしまうんです。

食事などで摂った栄養は血液の流れに乗って、全身に贈られるのですが、髪の毛の成長・発毛に必要な栄養というのも血流にのって送られます。

ですが、血液の流れが悪い状態になってしまうと必要な栄養を十分に送ることができなくなってしまい、頭皮が栄養不足の状態になってしまうんです、

頭皮はいわば髪の毛を育てる畑のようなものです。

栄養のない土壌では健康的な毛髪を育てることができず、ハリ・コシのない髪の毛が伸びてしまったり、髪の毛が伸びたとしても抜け毛やすくなってしまいます。

逆に言えば、運動をすることによって血液の流れが改善し、健康的な髪の毛を育てやすい環境を整えることができるということになりますよね。

つまり運動をすることは抜け毛や薄毛対策に効果があると言えるんです。

運動は男性ホルモンを分泌して薄毛や抜け毛を進行してしまうのでは？

運動をすることによって薄毛や抜け毛対策に効果が期待できるということをお伝えしましたが、運動をすることによって「男性ホルモン」を多く分泌してしまうということも言われています。

男性ホルモンには筋肉の増強や体毛を濃くするといった役割があり、「体毛を濃くする」と聞くと薄毛やハゲ対策にも効果があるのではないかと思ってしまいがちです。

ですが、男性ホルモンには「抜け毛」を増やすという働きがあり、頭髪に関して言えば先ほどの体毛というのは当てはまらないんです。

実際に特定の運動をすることによって、男性ホルモンが多く分泌されると言われており、その運動というのが…

「無酸素運動」が男性ホルモンを増やすと言われています。

具体的なもので言うと…

といった、「長時間持続ができない運動・無意識に無呼吸になる運動」を指しています。

※テニスやボルダリングなどの運動は無酸素運動と有酸素運動の組み合させたものになっています。

短時間の運動で、体にかかる負荷が大きいものは無酸素運動だと思えば大丈夫です。

こう言った体に負荷の大きな運動は、自律神経のひとつである交感神経の働きが活発になり、男性ホルモンを分泌しやすくなると言われています。

先ほどもお伝えしましたが、男性ホルモンには抜け毛を促進する働きがあるほかに、皮脂の分泌量を増やすといった働きがあります。

皮脂の分泌量が増えることによって頭皮がベタつくようになり、そのせいで毛穴を塞いでしまって、髪の毛が細くなってしまったり、毛根部分がやせ細って抜けやすくなってしまう可能性があるんです。

なので、なるべく純粋な有酸素運動をを心がけて、男性ホルモンを増やさないようにする必要があります。

ちなみに有酸素運動には交感神経の働きを抑制して、副交感神経の活動を強める効果があるんです。

副交感神経の働きを高めることによって、男性ホルモンの分泌量を減らし、心身ともにリラックスさせてくれるので、抜け毛や薄毛の原因となるストレス対策にもつながります。

どんな有酸素運動が効果的なのか？

有酸素運動には交感神経の働きを抑制する働きがあるとお伝えしましたが、具体的にはどのような運動が効果的なのか？

その種類や方法についてご説明していきます。

多くの運動は無酸素運動と有酸素運動を組み合わせたものがほとんどなので、純粋な有酸素運動というのは意外と少ないものです。

そのなかでも取り入れやすいものをピックアップしてお伝えしていきますね。

効果的な有酸素運動その1：ウォーキング

普段から何気なくやっている歩くという動作。

じつはその動作自体が有酸素運動になっているんです。

とは言っても、いつも通り歩いているだけではあまり意味がないので、より精度を高めるための方法をご説明していきますね。

以上の流れを意識して行なうと、ウォーキングの効果を高めてくれることにつながります。

運動が苦手な方でも気軽に続けられるので、ぜひ挑戦してみてください。

効果的な有酸素運動その2：ジョギング

次の有酸素運動はジョギングです。

ジョギングと聞くと、どうしても続けるのがきついと感じてしまう方もいるかもしれませんが、意外と続けやすい有酸素運動なんですよ。

今までにジョギングをした方でやめてしまった多くの方が、気付かないうちに「速いペースになっていた」というのが原因なんです。

とりあえず正しいジョギング方法についてご説明していきますね。

ジョギングをしていると自分でも気づかないうちに走る距離を意識してしまいがちになるのですが、実はあまり効果がなく、むしろ距離を意識することでスピードUPしてしまい、無酸素運動に近い状態になってしまうんです。

なので、距離を意識する必要はなく、自分のペースで構わないので30分間走るということが大切なんです。

ペースに関しては止まりさえしなければ、ウォーキングより気持ち速いくらいの速さでもOK。

有酸素運動による抜け毛・薄毛対策は運動をして汗をかくことが大切なので、それを意識しながら走ってみましょう。

効果的な有酸素運動その3：ヨガ・ストレッチ

次にご説明するのはヨガ・ストレッチです。

これも取り入れやすい運動なのではないかと思います。

腹式呼吸を意識しながら体を伸ばしてあげることで、副交感神経に刺激を与え、心身ともにリラックスさせることができ、程よく汗をかくことができます。

こちらでは主にストレッチについてご説明していきますね。

頭皮の皮膚は首や肩とつながっているので、頭皮だけでなく首や肩もほぐしてあげることで、血液の流れを改善して頭皮に必要な栄養を届けやすくしてくれます。

有酸素運動をすることで得られるメリットとは？

有酸素運動を取り入れることによって、様々なメリットがあるんです。

そのメリットというのが…

• 血液の流れを良くしてくれる
• ストレスの軽減
• 老廃物の排除
• 睡眠不足の改善

というもので、これらの内容をそれぞれ詳しくご説明していきますね。

メリットその1:血液の流れを良くしてくれる

血液の流れが悪くなることで髪の毛の成長や発毛に必要な栄養を十分に送ることができなくなってしまうとお伝えしましたが、有酸素運動をすることによって筋肉を動かすことができるようになって血液をしっかりと送ることができるようになります。

筋肉には血液を送るポンプのような役割があり、ウォーキングやジョギングなどを行なうことで、全身の筋肉を動かすことによって効率よく血液を送り出すことができるんです。

特に頭皮に存在する血管は毛細血管と呼ばれる、髪の毛より細い血管がメインになので、血液の流れが悪いと十分な血液を届けることができず、栄養も届きにくくなってしまいます。

有酸素運動をすることによって、ドロドロになった血液を改善してくれるので、定期的に行なうことをおすすめします。

メリットその2:ストレスの軽減

別の記事でもご紹介しているのですが、ストレスは髪の毛や頭皮の健康状態を悪くさせてしまい、抜け毛や薄毛を促進してしまうものなんです。

有酸素運動をすることによって、副交感神経の働きが強くなり、ストレスを緩和することができるようになります。

たしかに体を動かすと嫌なこととか忘れて夢中になってしまうことが多いですしね。

抜け毛や薄毛を引き起こすストレスを発散させて、心身ともにリフレッシュするためにも適度な運動をするといいですね。

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メリットその3:老廃物の排除

有酸素運動を取り入れることによって、体内に溜まった老廃物を体外に排除することができるんです。

体内にある老廃物には毒素を発生させる働きがあり、その毒素は活性酸素として血液の流れに乗って全身をめぐります。

この活性酵素には老化を引き起こす働きがあり、血液をドロドロにしてしまったり、頭皮に存在する「毛母細胞」という髪の毛を作り出す細胞の働きを弱めてしまうことがあります。

ですが有酸素運動をすることによって、体内の老廃物や活性酸素は汗と一緒に流れていき、体内にある薄毛や抜け毛を引き起こす原因を排除してくれるようになるんです。

また腸内環境を活発にすることで、腸内に溜まった老廃物を押し出して、体外に出してくれる働きもあります。

メリットその4:睡眠不足の改善

適度な運動をすることによって、体に疲労感が生まれることで質の高い眠りにつくことができるようになります。

普段から寝不足気味の方は特に効果的かもしれませんね。

睡眠時間が取れず、寝不足気味になると自律神経が乱れてしまい、男性ホルモンの分泌量が増えたり、ホルモンバランスが乱れてしまう可能性があります。

これらは抜け毛や薄毛を助長してしまうため、改善しなくてはいけないのですが、なかなか寝付けないという方もいるはずです。

ですが有酸素運動をすることによって副交感神経が働き、体をリラックスさせようと眠気を起こしやすくしてくれたり、程よい疲労感によって眠りにつきやすい状態にしてくれます。

普段から寝不足気味という方は取り入れてみるといいかもしれませんね。

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汗をかくと薄毛やハゲになるって聞いたんだけど…

運動をすると人は汗をかいてしまいますよね。

ですが、汗をかくと抜け毛や薄毛を起こしてしまうといったうわさを聞いたことってありませんか？

結論からお伝えしてしまうと、汗をかくことが抜け毛・薄毛に対して直接の影響を与えるわけではなく、放置していることによって原因を起こしてしまうことがあるんです。

汗をかいてそのまま放置することによって、頭皮や髪の毛が不潔な状態になってしまい、「雑菌」が繁殖してしまうことで抜け毛や薄毛を起こしてしまいます。

そこでここからは雑菌が増えてしまい、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまう原因についてご説明していきますね。

原因その1：汗で頭皮が蒸れてしまう

なんとなく想像がつくかもしれませんが、菌が繁殖するのにはある程度の温度と湿度が必要になります。

温度に関しては体温、湿度に関しては汗をかいたことによって、髪の毛と頭皮の間で蒸れが発生してしまい、湿度が高くなってしまうことで雑菌が増えてしまうんです。

この雑菌には皮膚炎をおこしてしまうのもあり、そのせいで頭皮環境が悪くなってしまい、髪の毛が細くなってしまったり、毛根がやせ細って抜けやすくなってしまいます。

先ほどもお伝えしましたが、頭皮は髪の毛を育てるための「畑」の役割があります。

頭皮環境が悪くなると、頭皮の状態を改善しようとして栄養を持っていかれてしまうので、髪の毛の成長や発毛に必要な栄養が不足してしまうんです。

その結果として、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうことにつながります。

原因その2:頭皮環境が弱酸性でなくなってしまう

頭皮に限らず、基本的に皮膚は「弱酸性」を保つことによって、雑菌が増えないようにバリア機能をキープしてくれているのですが、汗を長時間放置することによって、アルカリ性へと変化してしまいます。

酸性とアルカリ性が合わさることによって、肌を守っていたバリア機能が低下してしまい、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうんです。

上記でもお伝えした通り、頭皮環境が悪くなることによって環境を整えようとするのに血液から送られる栄養が取られてしまうので、育毛・発毛に必要な栄養が足りなくなってしまいます。

健康な髪の毛が育たなくなると抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうので、汗をかいたらそのまま放置をしないようにしなくてはいけません。

原因その3：頭皮に炎症を起こす可能性がある

先ほど簡単にお伝えしましたが、汗を放置することによって頭皮のバリア機能が低下してしまい、雑菌が増えることによって炎症を起こしてしまう可能性があります。

汗によって繁殖した雑菌には皮脂に含まれている中性脂肪を分解する「マセラチア菌」というものがあり、この菌が繁殖することによって脂漏性皮膚炎という炎症を起こしてしまう可能性があるんです。

症状として頭皮に湿疹を起こしたり、大きなフケをつくることがほとんどで、頭皮もベタつきがちになります。

皿症状が進行すると、頭皮にかさぶたができるようになって頭皮環境が悪化してしまうんです。

頭皮の環境を改善しようとして、必要な栄養がトラブルを起こしている部分に集中してしまい、毛髪の成長や新たな髪の毛の生成の分が不足して抜け毛を起こしてしまいます。

これを「脂漏性脱毛症」といって、男女問わず発症する可能性がある脱毛症なんです。

また、これをキッカケにその他の薄毛や抜け毛を起こしてしまうリスクも高めてしまうので気を付けなくてはいけません。

汗による抜け毛・薄毛を防ぐための対策方法とは？

有酸素運動を取り入れることによって、抜け毛や薄毛の対策ができるのはとてもメリットを感じるのですが、その反面、汗をかくことによって抜け毛を引き起こしてしまうリスクがあるので気を付けなくてはいけないこともあります。

そこでここからは、汗による抜け毛や薄毛を予防するためにも、効果的な対策方法をご紹介していきます。

多くの方がきちんと汗の処理をするとは思うのですが、適切な処置をしていない場合もあるので、詳しくご説明していきますね。

汗の対策方法その1：汗をこまめにふき取る

汗はとにかく単純に放置しないでこまめにふき取ってあげるように心がけましょう。

頭皮にトラブルを起こしてしまう前にきちんとタオルなどでふき取ってあげれば、何も問題はないでしょう。

ですが、汗を拭くタオルなどはできる限りキレイで清潔なものを使用するようにしなくてはいけません。

汚いタオルで拭いてしまってはそこから雑菌が移ってしまい、結果的に頭皮環境を悪化せてしまうことにつながってしまいます。

非常にシンプルな方法なので、実践しやすいものだと思います。

汗の対策方法その2：早めにシャワーを浴びて髪(頭皮)を洗う

理想を言えば有酸素運動をして、汗をかいたらすぐに髪の毛や頭皮を洗うのがベストです。

とは言ってもどうしてもできない場合もあるはずです。

なので、基本はタオルなどでしっかりと汗を拭きとって、自宅に帰ってからはなるべく早めに洗うことを意識しておくようにしましょう。

間違ってもそのまま寝てしまうようなことはないようにしなくてはいけません。

普段の生活でもそうですが、髪の毛・頭皮を洗わないまま眠ってしまうのは皮脂汚れなどをそのままにした状態になるので、頭皮にとって不健康極まりない行為です。

毛穴を詰まらせてしまったりする原因にもなり、抜け毛や薄毛を促すようなものでしょう。

ですので、運動をして汗をかいた日にはなるべく早めにシャワーを浴びて、きちんと乾かしてから眠るようにしてくださいね。

汗の対策方法その3：必要以上に洗わない

運動後に汗をかいてシャワーを浴びるときについついやってしまうのが、シャンプーでゴシゴシ洗ってしまうという行為。

夜、お風呂に入ったときにシャンプーを使用する分に関しては問題ないのですが、1日に何度もシャンプー剤を使って頭皮や髪の毛を洗うことによって、頭皮の保湿成分や肌を守る皮脂までも洗い落としてしまい、乾燥状態になってしまったり、雑菌が増えやすい環境になってしまいます。

もし日中に運動をして汗をかいたのであれば、なるべくシャンプー剤の使用は避け、ぬるま湯でのプレシャンプー(素洗い)のみで汗を流してあげるようにしましょう。

35～36℃くらいのぬるま湯で流してあげることによって、必要以上に皮脂の洗い落とすこともなくなり、バリア機能もキープすることができるので、意識してみるようにしてください。

有酸素運動による抜け毛・薄毛対策はあくまでサポートのみ！

ここまで有酸素運動による抜け毛や薄毛の対策方法をお伝えしてきましたが、最後にお伝えしたいことがあります。

それは、有酸素運動による対策はあくまでサポートの役割であって、本格的に症状が進行している場合に関してはあまり効果が期待できないんです。

いくら原因になるとは言っても、症状が進行してしまえば話は別物。

有酸素運動を続けていても症状の進行をある程度は抑えることができても、改善するのは難しいんです。

生え際が後退してきたリ、つむじ周辺が薄くなってきたリ、頭髪全体が薄くなってハリ・コシがなくなるなどのトラブルを起こしてしまっているのであれば、根本的な対策として、育毛剤や発毛剤などを取り入れる必要があるでしょう。

もちろんそれらの効果を高めるために運動習慣を身につけるのは効果的だと思います。

なので、運動をするならあくまでまだ抜け毛や薄毛が「起きていない」「ちょっと気になる」くらいの方におすすめです。

それ以上の方に関しては、並行して育毛剤や発毛剤を使用するのをおすすめします。

まとめ

こちらの記事では運動と抜け毛・薄毛に関する情報や汗との関係をご説明させていただきました。

普段から運動不足になってしまいがちな社会人にとって、運動をすること自体が億劫に感じてしまうかもしれませんが、抜け毛や薄毛に悩んでいるのであれば早めに対処しなくてイケない問題です。

抜け毛や薄毛は放置していると気付かないうちに進行していることが多く、将来的に後悔してしまう可能性だってあります。

そうならないためにも、「あれっ？もしかして最近髪の毛薄くなったかも…」と感じている方は気付いた段階で対処するように気を付けなくてはいけません。

先ほどもご説明した通り、症状がすでにある程度進行しているようであれば、一緒に育毛剤や発毛剤の併用も視野に入れて、きちんと対策をするようにしましょう。