AGAには初期症状があるのか?男性ホルモンが原因となっているケースが大半!

あなたは「男性型脱毛症(AGA)」という言葉をご存知でしょうか?

最近ではテレビCMなどでもそういったワードを良く耳にする機会が増えてきているかと思いますが、実際どういったものなのかよくわからないという人も少なからずいます。

AGAというのは成人男性に起こる脱毛症のひとつで、男性の抜け毛や薄毛に最も多い脱毛症のことです。

薄毛のほとんどがこのAGAが原因になっているので、その症状を引き起こしている要因を症状と一緒に詳しくご説明していきます。

この記事を読むことで男性型脱毛症(AGA)のことをきちんと理解することができ、薄毛の治療がしやすくなるので、毛髪のことで悩んでいるあなたに必見の内容となっています。

  • 最近抜け毛が気になる…
  • 髪にボリュームがなくなってきた…
  • 生え際が後退してきた…

という人はぜひご参考ください。

男性型脱毛症の症状ってどんなもの?薄毛の進行の仕方とは?

男性型脱毛症(AGA)で薄毛に悩んでいる人は全国で1,200万人以上いると言われていて、症状は成人男性の前頭部や頭頂部の後退や毛量が少なくなってしまい、頭皮が透けて見えやすくなることを指しています。

また主な症状として…

  • 抜け毛が一気に増えた
  • 整髪料でスタイリングがしづらい
  • 頭皮が脂っぽい
  • 毛髪がなかなか伸びない
  • 髪の毛が細くなった
  • 毛にハリ・コシがなくなった
  • 地肌(頭皮)が透けて見える

といった症状があり、どれか一つでも当てはまるものがあればAGAの疑いがあります。

今現在、毛髪の量がたくさんあったとしても、毛が細くなっていたりすればAGA予備軍になりますし、将来的に薄毛になるリスクがあるのです。

またAGAの進行は人によって度合いが変わってきますが、原因となるものが前頭部から頭頂部にかけて存在しているので、その2か所から進行してくのが基本です。

男性型脱毛症(AGA)の症状の進行具合について

世界中でAGA診断基準として採用されているのもので「ハミルトン・ノーウッド分類」と言われているものがあります。

AGAには7つのレベルがあり、レベルに応じた3つの段階というものが存在しています。

ハミルトン・ノーウッド分類
  • 第一段階…レベル1、レベル2、レベル2Vertex型
  • 第二段階…レベル3、レベル3Vertex型、レベル4
  • 第三段階…レベル5、レベル6、レベル7

AGAの症状には頭頂部から髪の毛が脱毛するO字型と前頭部の生え際から徐々に後退していくM字型、そしてその両方が同時に進行するタイプに分けられます。

ちなみに両方同時に進行してくAGAの症状をVertex型と呼ばれ、日本人男性に多い特徴です。

第一段階では症状が始まっていないか、症状が始まっていても進行が始まったばかりの初期状態です。

第一段階
  1. レベル1…AGAが原因による抜け毛が起きていない、または気付かない程度のもの。

    ヘアサイクルがまだ正常なため、髪の毛が抜けても新しく生え変わるのでなかなか気づきにくい状態です。

  2. レベル2…前頭部の生え際が少し後退してきています。

    こめかみの部分にヤンキーのような剃り込みを入れたような状態になるのが特徴です。

    この時点ではまだあまり気にならないのですが、進行するとその範囲がどんどん広くなっていきます。

  3. レベル2Vertex型…生え際だけでなく、同時に頭頂部でも抜け毛が起きる状態です。

    このタイプは日本人男性多く見られ、初期の段階ではなかなか気付きにくいので鏡などで確認が必要になります。

第二段階
  1. レベル3…ヤンキーの剃り込みのような状態であったレベル2よりもさらに生え際が後退してしまい、はっきりとM字型になっています。

    前頭部の生え際中央も、少しづつ抜け毛の影響で後退していきだんだんスカスカした状態になります。

    この頃から「もしかしたら薄毛化も…」と感じ始めることが多いです。

  2. レベル3Vertex型…このレベルは前頭部の生え際がM字型に後退していき、頭頂部の薄毛が完全にO字型にハッキリとわかるようになります。

    この状態までAGAが進行していくと周囲の髪の毛でごまかすというのもできなくなります。

  3. レベル4…このレベルになるとAGAの進行もだいぶ進み、生え際の後退も進行してM字型ではなくU字型になります。

    また頭頂部もつむじ周辺に限らず、全体が薄くなっている状態です。

第三段階
  1. レベル5…頭頂部から前頭部の生え際にかけて薄毛の部分がつながり始める状態です。

    頭頂部と生え際の境がはっきりとわからなく、毛髪のない部分がつながりそうな感じになります。

    頭頂部と生え際の間の部分に地肌が見えるようになったらレベル5という認識と言えます。

  2. レベル6…頭頂部から前頭部にかけて毛髪のない部分が完全につながっている状態です。

    レベル5ではうっすらと地肌が見える程度でしたが、このレベルになるとしっかりと肌が見えてしまいます。

    ちなみに側頭部と後頭部にはまだ髪の毛が残っています。

  3. レベル7…レベルで言えば進行具合がMAXの状態です。

    レベル6の状態に比べ、AGAが進行して頭頂部から前頭部の肌の露見している度合いがさらに増します。

    もはやほとんど髪の毛がない状態ですね。

    さらに側頭部と頭頂部の毛髪もかなり少なくなっているじょうたいです。

いかがでしたか?

あなたのAGAの進行具合がどの程度のものかわかりましたか?

AGAの進行段階によって治療や対策方法は変わってきますし、今後どうなっていくのかというのも想像がつきやすくなると思います。

きちんと現状を理解して自身の状態にあったケアをしていくことがなによりも大切です。

遺伝?ストレス?DHT?男性型脱毛症は何が原因で起きるの?

ではAGAの症状がわかったところで、その原因はどんなものがあるのでしょうか?

多くの薄毛の原因は遺伝のせいだと信じてきた人も多いと思いますが、実際はどうなのでしょう…。

ここからはAGAの原因について詳しくご説明していきますね。

原因を知ることで少しでも薄毛の進行を抑えられるようにしっかりと理解していきましょう。

AGAの最大の原因はジヒドロテストステロン(DHT)

男性型脱毛症(AGA)の原因として男性ホルモンの影響が大きく関係していると言われていて、男性ホルモンの中でもそのほとんどの割合を占める「テストステロン」が関わっています。

テストステロンには5αリダクターゼという酵素と結合することでジヒドロテストステロン(DHT)というホルモン物質に変化します。

このホルモン物質が毛根部分の毛乳頭という組織に結合してしまうことで髪の毛の発毛・成長を抑制してしまい、髪の毛の成長はもちろん発毛も止めてしまうのです。

その影響でヘアサイクルがバランスを崩してしまい、髪の毛の成長を止めてしまったり抜け落ちる期間が早くなって、気づくと薄毛になります。

また髪の毛が生えてきても毛が細かったり、髪の成長が遅くなってしまうせいで産毛のような毛しか生えてこないのも特徴です。

ちなみにAGAの症状が頭頂部や前頭部に現れやすいのは、DHTの受容体(アンドロゲン受容体)がその部分に集中しているからです。

さらに5αリダクターゼという酵素の働きやアンドロゲン受容体の感度の高さは遺伝すると言われています。

家系が代々薄毛家系の場合、それらが原因となっていることが考えられます。

AGAの遺伝については別の記事で詳しくご紹介しているので、そちらをご覧ください。

AGAの遺伝の仕組みについてはこちら

ジヒドロテストステロン(DHT)を増やす要因やAGAを助長する要因

先述した通り、AGAの最大の原因はジヒドロテストステロン(DHT)になります。

その原因を作り出してしまう要因はどういったものがあるのか…。

詳しくは解明されてはいませんが、生活習慣を見直すことでDHTを減少させることができるとも言われているので、思い当たるものがあればぜひ見直していきましょう。

DHT以外にも抜け毛・薄毛の要因になるものがあるので、

DHTを増やす原因その1:ストレスによる影響

現代社会において、ストレスを抱え込んでいる人は多くいます。

実はこのストレスは頭皮環境や毛髪に大きな影響を与えてしまうんです。

医学的な解明はされていないのですが、ストレスによって毛髪の成長や発毛に悪い影響を与えるということを多くの医師から言われています。

実際にこれは「間接的にストレスが体内環境を悪化してしまうせいではないか」と考えられているからです。

ストレスが溜まってしまうと自律神経が乱れ、様々な影響を引き起こします。

その影響のせいでホルモンバランスを乱してしまい、結果としてAGAの進行を進めてしまう可能性があります。

そこでこちらではストレスによる自律神経の乱れが招く、DHTを増やす要因をご紹介していきます。

血行不良
過剰なストレスというのは血液の流れに大きな影響を与えます。

人はストレスを感じると身体に緊張感を覚え、血管の収縮を引き起こします。

そのせいで血液の流れが悪くなり、髪の毛を成長・発毛するための栄養を十分に送ることができなくなってしまうのです。

その状態が続いてしまうことで髪の毛が成長できなくてハリやコシがなくなったり、発毛しなくなってしまいます。

睡眠不足
ストレスによって自律神経が乱れてしまうと睡眠の質が下がってしまったり、睡眠不足になりがちです。

夜眠っているときというのは、毛髪の成長・発毛に必要な成長ホルモンが最も多く分泌されます。

ですが睡眠の質が悪かったり、睡眠不足が続いていると成長ホルモンの分泌が悪くなってしまうのです。

また頭皮の環境を整えるためにも成長ホルモンの分泌は重要な役割をしているので、このホルモンの分泌量が低下してしまうと毛髪の成長に大きな影響を与えてしまいます。

頭皮環境の悪化
過剰なストレスで自律神経が乱れると、興奮物質であるアドレナリンが大量に分泌されます。

アドレナリンには体内の活性酸素を増やしてしまう効果があるため、皮脂を過剰分泌させやすくしてしまうのです。

この皮脂が過剰に分泌されると毛穴に詰まってしまったりする原因になり、毛髪の成長・発毛に影響を与えてしまいます。

また炎症を引き起こす可能性もあるので、毛髪・頭皮どちらにとっても悪影響を及ぼすリスクがあります。

内臓機能の低下
ストレスのせいで自律神経が乱れてしまうと内臓機能の低下(特に消化・吸収器官)を引き起こします。

その影響によってたんぱく質の吸収が上手くいかず、髪の毛を形成するケラチンというたんぱく質を作り出すことができなくなる可能性があります。

ケラチンが作られなくなると髪の毛がどんどん細く、傷みやすくなっていき、抜け毛の原因になります。

いかがですか?

以上のことからもストレスと薄毛は深い関わりがあるということがわかりますよね。

仕事や生活環境などの影響でストレスフリーな生活を送るのはとても難しいですが、できる限りストレスを溜め込まないように工夫することが重要です。

もちろん髪の毛に限らず、健康面のためにもそうすることがベストでしょう。

趣味の時間を見つけたり、運動をしてみるなども効果的です。

自分自信にぴったり合うストレス発散方法を見つけ、上手に付き合っていくことで解決することができるはずです。

DHTを増やす原因その2:生活習慣・食習慣

先述した通り、AGAはテストステロンが5αリダクターゼと結合してジヒドロテストステロン(DHT)に変わることで毛髪の成長・発毛を抑えてしまいます。

ですが、それ以外にも生活習慣や食習慣が要因となって薄毛の進行を早めてしまうこともあるんです。

ここからご紹介するものは頭皮の環境を悪化させ、AGAの進行を助長してしまう要因になりかねないものなので、あなたの生活習慣とよく照らし合わせて見ていってください。

食生活の偏り
髪の毛の成長・発毛には食事で摂った栄養を吸収して血液に乗せて毛根に届ける必要があります。

普段の食事で必要な栄養素をきちんと摂っていれば問題はないのですが、髪の毛の主成分であるたんぱく質が不足していたりすると健康な髪の毛を作ることができません。

またその逆に脂っこい食事ばかり取っていても良くありません。

脂質を多く含んだ食事は血液をドロドロにしてしまい、血液の流れを悪くしてしまって栄養を毛根に届けることができなくなります。

普段から脂っこい食事を控え、豊富なたんぱく質を含んだ食品を野菜や魚介類などと一緒にバランス良く食べることが大切です。

過度のアルコール摂取
アルコール飲料には多くの糖質が含まれています。

たしなむ程度であればそこまで気にしなくても良いのですが、過度に飲みすぎてしまうと糖質が分解されず、体内で脂肪として蓄積してしまい血液の流れを悪くして髪の毛の成長・発毛に影響を与えてしまいます。

また、アルコールを摂取すると肝臓がフル活動して分解してくれるのですが、その分解が追い付かないほど飲酒してしまうと肝機能が低下して、肝臓で作られるたんぱく質が不足してしまい、毛髪の成長・発毛に悪影響となってしまうので注意が必要です。

喫煙
なんとなく想像がつくかもしれませんが、タバコに含まれる有害物質には血管の収縮作用があるものもあります。

そのせいで血液の流れが悪くなり、頭皮の血行も悪くなってしまいます。

そんな状態が続くと当然毛髪の成長・発毛にも大きな影響を与えてしまい、抜け毛や薄毛の原因になるので禁煙をするか、タバコに代わる嗜好品に代えましょう。

いかがでしたか?

どれか当てはまるものはございましたか?

仕事の付き合いなどで外食する機会が多いなど、なかなか改善しづらい部分もあると思いますが、ご説明したことを意識しておくだけでもだいぶリスクを減らすことができるはずです。

ちょっとずつでもいいので、できる部分から今までの習慣を見直していきましょう。

男性型脱毛症と壮年性脱毛症の違いについて

年齢とともに毛量が少なくなってぺたんとしてきた…。

これって壮年性脱毛症のこと?

そう思っていろいろと調べてみたけどAGAのことも出てきてよくわからないことになりませんか?

実はこの壮年性脱毛症というのはAGAの一種なんです。

これはAGAの中でも症状が40代~50代に進行する人を対象にしたものを言います。

また、10代~30代にかけて起きるAGAのことを若年性脱毛症と呼んでいるんです。

少しわかりづらいとは思いますが、壮年性脱毛症や若年性脱毛症の総称をAGAと呼んでいるということですね。

AGAの進行が始まる年齢が違うだけで、原因や対策方法は変わりません。

ですので先述した通り、ジヒドロテストステロン(DHT)が原因となって髪の毛の成長サイクルを崩してしまうことで起きてしまいます。

そして進行の仕方も全く一緒で、前頭部の生え際や頭頂部から徐々に症状が進行していきます。

このように基本的にはご説明した通り、壮年性脱毛症は男性型脱毛症(AGA)と全く一緒の症状・原因・進行です。

よくわからなくなってしまう人もいますが、基本的には同じであるということだけ理解しておきましょう。

正しい知識を身につけ気になる薄毛の対策していこう!

男性型脱毛症(AGA)について原因や要因など正しい知識を身につけることはできたでしょうか?

こちらでご紹介した内容をしっかりと理解することで、AGAの対策・治療をスムーズに行なうことができます。

先述した段階表であなたの進行レベルがまだ第一段階であれば、対策をしていけば改善することができますが、第二・第三段階のレベルに達してしまっていると対策ではなく本格的に治療をしていかないといけません。

そのためにはまず、あなた自身の毛髪・頭皮の状態をしっかり把握する必要があります。

詳しく診断をするのであれば、専門の病院でカウンセリングをしてもらいましょう。

最近では初回無料でカウンセリングを行なってくれるところもあるので、AGAの進行がまだそこまででないという場合でも、今後のことについて相談してみるのも良いと思います。

AGAはとにかく早めの治療が大事だと言われています。

少しでも気になるようであれば、早めに対策、治療、カウンセリングを行なうようにしましょう。

まとめ

男性型脱毛症(AGA)の原因や症状についてしっかりと理解することができたでしょうか?

AGAは医学的にもまだ解明されていない部分も多くありますが、AGA専門の病院での治療効果はかなり高くなっています。

もし今回ご紹介した症状の中に何か当てはまるものがあるのであれば、きちんと後回しにせず治療や対策をするべきです。

どうしたら良いかわからない場合はAGA治療を扱う美容皮膚科で無料カウンセリングなどもあるので、上手く活用してどうしていくべきなのか相談してみることもできます。

もし治療するとなっても個人個人に合った治療法を提案してくれるので、効果は保証できます!

この記事を読んだからと言って自己判断で完結せず、専門の医師に相談してみましょう!

 

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