薄着になる季節や職場で健康診断があるときに気になってしまうのが「脂肪」です。

普段からお腹周りのお肉が気になってはいても、「そのうちダイエットを始めよう」と後回しにしていることで、自分でも気が付かないうちにお腹が大きく成長してしまったのではないでしょうか。

大きくなったお腹は服を着ていても目立ってしまうので、正直体型をごまかすような服を着て難を逃れてしまうのではないかと思います。

実は私も同じようにお腹がぽっこりしてきて、ゆったりとした服を着てごまかしています(笑)

中にはダイエットをして痩せようと思っていても、なかなか成果が出ないという人もいると思うのですが、それもそのはずです。

ひとことで脂肪といっても、体についてしまう脂肪には「皮下脂肪」と呼ばれるものと「内臓脂肪」と呼ばれる2つの種類があります。

体型を気にしたことがなくても一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

この2つの脂肪はどちらも余計な脂肪が体に蓄積したものですが、実は脂肪の付き方に大きな違いがあるんです。

そこでこちらの記事では皮下脂肪と内臓脂肪の違いや見分け方について詳しくご紹介していき、脂肪の落とし方をお伝えしていきますね。

この記事を読むことによって、ダイエットがなかなか成功しないあなたも効率よく脂肪を落とすことができるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて

自分の体についた脂肪が皮下脂肪なのか、それとも内臓脂肪なのか…。

意外と自分で判断するのって難しいですよね。

そこでまずは皮下脂肪と内臓脂肪の違いについてそれぞれご説明していきますね。

定期預金と例えられる皮下脂肪の特徴とは

皮下脂肪というのは簡単に言ってしまうと名前の通り、「皮膚のすぐ下についた脂肪」を指しています。

もっとわかりやすく説明すると、自分でお腹のお肉をつまんでみて、つまめるような部分は基本的に皮下脂肪と考えてOKです。

少しずつ蓄積されていき、男性よりも女性の方が比較的つきやすい特徴があります。

女性の方が皮下脂肪がつきやすい理由というのが、「子宮を守るため」だと言われているんです。

特に女性がお腹に赤ちゃんを宿すと、赤ちゃんを外部の刺激から守るために皮下脂肪がつきやすくなるんです。

なので出産後のダイエットをする場合は皮下脂肪を落としていく必要があります。

ただ妊娠などに関係なく、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多くなってしまうと皮下脂肪がちょっとずつ蓄積していくので、生活スタイルを見直すことが大切です。

見た目的にもお腹だけでなく腰回りにも脂肪がつきやすいため「洋ナシ体型」と呼ばれることもあります。

体型的にもわかりやすい特徴がありますが、その反面で落としにくい脂肪の種類でもあるので、根気の強さが必要になってきます。

普通預金と例えられる内臓脂肪の特徴とは

内臓脂肪は皮下脂肪と比べて、さらに奥深くに蓄積した脂肪です。

もっとわかりやすく説明すると、名前の通り内臓や腸の周辺に蓄積した脂肪で、皮下脂肪は女性がつきやすい特徴があるのに対して、内臓脂肪は男性の方がつきやすい特徴があります。

内臓脂肪がついてしまう理由は、主に「食べ過ぎ」や「高脂質」といったものが挙げられます。

その他にも「炭水化物(糖質)」の摂りすぎも原因になるので、なんにせよ食事が原因で起こってしまうことが多いんです。

また見た目では痩せているように見えても、健康診断などでは「内臓脂肪が既定の数値よりも高い」という診断結果が出てしまうこともあります。

体型的にはリンゴ腹と呼ばれる、お腹周りが特に大きくなることが特徴で、いわゆる「どてっ腹」「ビール腹」「隠れ肥満」も内臓脂肪によるものです。

皮下脂肪と比べると、脂肪の代謝が活発に行われるので落としやすいという特徴もあるんですよ。

皮下脂肪と内臓脂肪って危険?

皮下脂肪と内臓脂肪の違いについてわかったところで、それぞれのリスクについてご紹介していきます。

どちらの見た目的にあまりよろしくない印象を与えてしまい、「だらしない」というイメージを与えることはありますが、それ以外にも危険なリスクはあるのか、しっかりと解説していきますね。

皮下脂肪には腰痛や膝の痛みなどの危険がある

皮下脂肪は先ほどもお伝えしたように内臓を守る役割があり、大きなリスクというものがあまりありません。

むしろ程よくついていることによって、内臓を冷やさないようにしてくれたり、外部からの衝撃などから内臓を保護してくれるんです。

ですがひとつだけリスクがあるとすると、あまりにも皮下脂肪が多く蓄えられてしまった場合、腰や膝などに痛みが伴ってしまう可能性が出てきます。

またお腹だけでなく、下半身を中心に「洋ナシ体型」と呼ばれるような脂肪の付き方をするので、体型崩れを起こしやすいと言えます。

内臓脂肪にはメタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクがある

皮下脂肪などに比べて危険性が高いのが内臓脂肪です。

皮下脂肪は直接体の不調につながるリスクが低いのに対して、内臓脂肪は溜まりすぎると生活習慣病などのリスクを高めてしまいます。

内臓脂肪によるリスク

  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 動脈硬化

といった危険があるため注意しなくてはいけません。

直接大きなトラブルにつながることも考え、普段の生活を見直していくことが何よりも大切です。

【簡単】皮下脂肪と内臓脂肪をチェック!4つの見分け方とは

皮下脂肪と内臓脂肪の違いについてわかったところで、ここからはそれぞれの見分け方についてご紹介していきますね。

ダイエットを成功させるためにも自分の脂肪がどちらのタイプかをしっかりと見極めることが大切なので、ぜひチェックしてみてください。

見分け方その1:お腹の脂肪をどれくらい掴めるか

ひとつめの見分け方としてご紹介するのが実際に「お腹のお肉をつまんでみる」というものです。

ただそのままお腹をつまんでも意味がないので、お腹を思いっきり凹ませてみてから「手のひら全体」を使ってつまんでみましょう。

指先を使ってつまんでも判断がつかないので、手のひらを使うことがポイントです。

もし皮下脂肪がついている場合は簡単に脂肪をつまむことができますが、逆に内臓脂肪の場合は皮膚よりもさらに奥、筋肉よりも内側にある脂肪なのでほとんどつまむことができません。

見分け方その2:おへそがくぼんでいるかどうか

その次にチェックする方法は見た目の違いです。

自分のおへそ周辺をチェックしてみて、くぼみがなく風船やリンゴのようにパンパンに膨らんでいる場合は内臓脂肪が蓄積している可能性が大きいです。

特に20代後半くらいから年齢を重ねるとこういった体型になることが多く、金銭的にも余裕が出てきて外食や仕事の付き合いでお酒を飲むことが多くなることで内臓脂肪が増えてしまいます。

逆にお腹の周辺にくぼみがあって、お腹にハリがなかったりたるんだ状態であれば皮下脂肪が多く蓄積している可能性があります。

体の線は細いのにお腹がたるんでいる場合は、腹筋が低下しているせいで内臓の位置が下に下がってしまっていることも考えられるので、腹筋やインナーマッスルを鍛えてあげる必要があります。

見分け方その3:お腹の体温をチェックしてみる

お腹に触れたとき、温かく感じますか?それとも冷たく感じますか?

手のひらをお腹に当てた際に、自分の手とお腹のどちらが温かいでしょうか。

もしお腹に触ってみて、手の方が温かく感じた場合には内臓脂肪が蓄積している可能性が大きいです。

逆にほとんど温度差がなく、お腹の方が温かいと感じる場合には皮下脂肪が多く蓄積していると考えられます。

見分け方っその4:お腹を引っ張る・つねる

先ほどの「お腹をつまむ」というのとちょっと似ていますが、お腹についた脂肪が皮下脂肪の場合は柔らかく伸びる性質があり、つねってみたり引っ張ってもあまり痛みを感じない特徴があります。

逆に内臓脂肪の場合はつねったり引っ張ることが難しいです。

筋肉よりも内側に蓄積した脂肪なので、つねったり引っ張ったりすると筋肉に刺激を与えることに鳴るのでかなりの痛みを伴います。

ちなみにつねるときは指先でつまむと皮下脂肪でも痛みを感じることがあるので、手のひらでつかんで、広い範囲でつねってみるようにしましょう。

皮下脂肪と内臓脂肪はどっちが落としやすい?

これで自分の脂肪がどちらのタイプかわかったと思います。

そこでここからは脂肪の落としやすさについてお伝えしていきますね。

先ほど簡単にお伝えしましたが、皮下脂肪と内臓脂肪では落としやすさが違ってきます。

脂肪の落ちる順番をしっかり把握することによって、理想の体型へ近づけるための大事なポイントになるので、しっかりとチェックしていきましょう。

皮下脂肪と内臓脂肪の脂肪燃焼には順番がある

実は脂肪の燃焼には順番というものがあります。

ここではその脂肪が燃焼する順番について、そのメカニズムを解説していきますね。

脂肪の燃焼というのは…

  1. 筋肉に蓄えられているグリコーゲンと呼ばれる糖がエネルギーとして使われます
  2. 次に血液中に流れるブドウ糖を燃焼させて、血中の脂肪を燃やしていきます
  3. 内臓脂肪や肝臓に蓄えられた脂肪が燃焼
  4. 最後に皮下脂肪が燃焼される

以上のように血液中の脂肪や糖を中心に燃焼させていくので、お腹などに蓄積した脂肪が落ちるのはだいぶ後半ということになります。

そのためちょっとくらい運動して「これで大丈夫!」と安心しても、実は脂肪が落ちていないことがほとんどんなんです。

1番最初に落ちるのは内臓脂肪

ダイエットを始めて皮下脂肪と内臓脂肪を比べたときに、最初に落ちていくのが「内臓脂肪」です。

完全にお腹がぽっこりしている人はいいかもしれませんが、そうでない方はあまり変化が起きにくいのはちょっと残念ですよね。

人によっては見た目に変化が起きないとやる気が起きないという方もいるかもしれませんしね。

内臓脂肪は体のエネルギー不足の時に代わりのエネルギーとして使われるためのものなので、皮下脂肪よりも優先的に燃焼されるんですよ。

逆に皮下脂肪は体を守るための脂肪なので最後に燃焼されます。

なので皮下脂肪を落としたいという方は、とにかく「継続して続ける」という努力が大切になります。

皮下脂肪が落ちづらい部位と落ちやすい部位がある

先ほどから何度かお伝えしていますが、皮下脂肪は体を守るために必要なものなので最後まで脂肪が落ちない特徴があります。

逆に重点的に守る必要がないような、腕や胸などの皮下脂肪は落としやすい特徴も併せ持っているんです。

つまり特に重要な器官が多く集まっているお腹や腰回りなどは落としづらいんです。

特に気になるお腹周りや腰回りは最後まで脂肪が落ちづらい傾向があるため、本当に根気強くダイエットを継続しないといけません。

皮下脂肪と内臓脂肪で落とし方に違いはある?

脂肪の種類が違うということは、もしかしたら脂肪の落とし方にも違いがあるんじゃないか…。

そう感じる方もいるかもしれませんね。

たしかにその通りで、脂肪の付き方や落ちやすさに違いがあるため、それぞれで落とし方にも違いが出てきます。

一般的に皮下脂肪は「食事と有酸素運動、筋トレ」が必要だと言われていて、内臓脂肪に関しては「糖質の摂取量など生活習慣の見直しや、有酸素運動」だと言われています。

それぞれもう少し詳しくお伝えしていきますね。

皮下脂肪の落とし方について

先ほどもお伝えしたように皮下脂肪は落としづらい性質があり、時間を変えて蓄えていく脂肪なのでコツコツを地道に落としていくことが大切です。

皮下脂肪を落とすには食事内容を見直して「摂取カロリー<消費カロリー」という状態にしなくてはいけません。

つまりエネルギーの消費を蓄えるよりも多くしないといけないんです。

基本的に皮下脂肪がつきやすい体は筋力が低下していることが多いので、筋トレなどの無酸素運動や脂肪燃焼効果の高い有酸素運動を併せて行なうことが大切です。

また皮下脂肪に変わってしまう「脂質」の量を減らし、野菜を中心とした高タンパク質な食事内容を心がけることを意識しましょう。

具体的な皮下脂肪の落とし方にっいては別の記事で詳しくご紹介しているので、そちらの記事も併せてご覧ください。

内臓脂肪の落とし方について

内臓脂肪はお腹に溜まりやすいぶん、脂肪の燃焼も早い特徴があることはお伝えしましたね。

なので皮下脂肪と比べるとちょっと努力を舌だけで簡単に落とすことができるのですが、先ほどご紹介した皮下脂肪のダイエット方法とはちょっと違いがあります。

内臓脂肪の落とし方は主に「糖質の制限」や「有酸素運動」を中心に行なっていくことが大切で、特にアルコール飲料をよく飲んだり、揚げ物や甘いものが大好きな方は注意が必要です。

いわゆる「糖質」と呼ばれるものはエネルギーに変換されるのですが、エネルギーとして使われないと脂肪となって内臓の周りに蓄積して言ってしまいます。

そのため普段から食べている食事内容を変えて、糖質を少なくしてあげることが大切です。

基本的には揚げ物や菓子パン、甘いものなどはNG。白米などに関しては普段より少なくして、代わりに野菜などを多く摂るように心がけるといいですよ。

また有酸素運動に関してはウォーキングやジョギングなどの軽めの運動をできるだけ毎日20分くらいはしてあげると、脂肪燃焼効果ですっきりとさせることができます。

もっと詳しく内臓脂肪を落とす方法が知りたい方は、別の記事でわかりやすくまとめているので、そちらの記事も併せてチェックしてみてください。

皮下脂肪と内臓脂肪にアプローチしてくれる「ダイエットサプリ」がおすすめ

落とし方には違いがありますが、これからダイエットを始めるにあたって試してもらいたいのが「ダイエットサプリ」というものです。

ダイエットサプリにはいろんな種類があり、それぞれ目的によって含まれている成分や効果が違ってきます。

よくダイエットサプリというと「効果がないんじゃないか」「嘘臭い…」なんて思ってしまうかもしれませんが、これは自分の脂肪のタイプに合ったものを使っていないからなんです。

ダイエットサプリには「脂肪燃焼タイプ」や「糖質カットタイプ」といったものがあるのですが、皮下脂肪がついている方にたいして糖質カットをしても意味がありません。

むしろ脂肪燃焼タイプのサプリを使うべきです。

逆に内臓脂肪がついている方にたいしては脂肪燃焼タイプのサプリよりも、糖質カットタイプを使った方が効果があります。

このように目的に合ったサプリメントをと入りれてあげることで、効果を実感しやすくなるので試してみるといいですよ。

まとめ

こちらの記事では皮下脂肪と内臓脂肪の違いや見分け方について詳しくご紹介をさせていただきました。

同じ脂肪であってもつき方や落としやすさには全然違いが出てくるので、しっかりと自分の脂肪がどんなものなのかを見分けることが大切です。

ダイエットを始めたとしても、自分の脂肪に合った対策をしていかないと効率よく落としていくことができません。

遠回りすることになってしまうため、この記事でご紹介したことを参考に効率よくダイエットを始めていきましょう。

そうすることで自分の理想的な体型を取り戻し、健康的な毎日を送れるようにしていきましょうね。

 

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