あれ…これってもしかしてワキガ?
なんて不安になってこの記事を読んでいるのではないでしょうか。
ワキガというのは自分ではなかなか気付くことができず、自覚しづらいと言われています。
正直周りの人からしたら「なんで気付かないの?」と感じてしまうこともあるかもしれませんね。
そこでこちらの記事ではワキガを自覚するためにセルフチェック方法や、周囲の人からのさりげない言葉をご紹介していきます。
この記事を読むことによって…
- ワキガが自覚できない理由がわかる
- 自分でワキガのセルフチェックが簡単にできる
- 周囲の人にワキガを自覚させる方法がわかる
といったメリットがあります。
ワキガの臭いに関してはとてもデリケートな悩みですが、それだけ深い問題でもあります。
自分のためにも、そして周りの大切な人のためにもぜひ参考にしてみてください。
ワキガを自覚できないのには理由があった!その4つのワケとは?
まずは多くの人がワキガを自覚できない理由についてご説明していきますね。
脇が出ない人からすれば、あれだけキツイ臭いを出しているのに「なんで気付かないんだろう」と思ってしまうかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があるんです。
こちらではその4つの理由をご説明していきます。
その内容というのが…
- ワキガの症状が軽度のため気付きにくい
- 自分の鼻が独特の臭いに慣れてしまっているため
- 自分の体臭だと勘違いしているせい
- 嗅覚に問題が起きているため
という4つの内容に関して、それぞれ詳しくご説明していきます。
ワキガの自覚がない理由その1:ワキガの症状が軽度のため気付きにくい
一つめの理由として考えられるのは、ワキガによる臭いが軽度で、自分では臭いの確認がしにくくなっていることにあります。
独特の臭いにも、その強さには個人差があるせいで周囲の人は気付いていても、自分では気づくことができないことで自覚症状がない場合があるんです。
ワキガの症状が軽度の場合だと臭いがそこまで強くなく、症状の度合いによっては周囲の人でもなかなか気付かないことがあります。
ワキガの自覚がない理由その2:自分の鼻が独特の臭いに慣れてしまっているため
ワキガの方で自覚症状がない理由で、一番大きな理由が「慣れ」によるものです。
自分だけでなく、一緒に暮らしているパートナーや家族もその臭いに慣れてしまうことで、気づくのに遅れてしまう可能性があるんです。
臭いというのは慣れや疲労してしまうとも言われていて、同じ臭いをずっと嗅いでいると鼻が慣れてしまい、あの独特な臭いであっても鈍感になってしまいます。
例えると納豆なんかもそうです。最初は「臭っ!」って思う方がほとんどだと思いますが、食べ進めていくうちに臭いにも慣れていって、最終的には全然気にならなくなりますよね。
それと仕組みは同じだということです。
また自分自身の臭いに対しては感度が鈍くなってしまうのはある意味仕方のない部分はあるのですが、ともに生活しているパートナーや家族も臭いに慣れてしまうことがあります。
なので自分でもちょっと気になって、相手に聞いて「臭くない」と言われても100%安心することはできません。
さらに臭いが強かったとしても自覚症状がない理由の一つに、症状が軽い状態から徐々に進行しているというのが、自覚を遅らせている原因になっていることもあるんです。
ワキガの自覚がない理由その3:自分の体臭だと勘違いしているせい
これは先ほどの内容に近いものになってしまうかもしれませんが、ある程度自分でも臭いを自覚はしているけど、それをワキガでなく「体臭」だと勘違いしているか、そう思い込んでいることもあります。
恐らくほとんどの方が自覚していないことが多いのですが、仮に自覚をしていたとしても「本人の鼻はその臭いに慣れている」ため、ちょっと体臭がするな…くらいにしか思っていないことがあるんです。
また臭いがちょっと強く感じていても「ワキガじゃない!」と思い込んでいる人もいるので、そのせいで自覚症状がない場合があります。
ワキガの自覚がない理由その4:嗅覚に問題が起きているため
もうひとつ、ワキガの臭いに対して自覚症状がない理由として考えられるのが、嗅覚が問題を起こしていることがあります。
花粉症や蓄膿症、鼻炎などによって鼻が詰まっていたり、年齢を重ねたことによって嗅覚の機能が低下していると臭いに対して鈍感になってしまうことがあるんです。
また人によってはワキガの臭いなど、一部の臭いを感じることができないという方もいるそうです。
特定のニオイを感じない「特異的無嗅覚症」とは
特定の色味に対して感覚が弱くなる「色覚異常」というものがあるように、ニオイを感じる嗅覚にも特定のの臭いだけを感じなかったり、感度が低くなる「死角」的なものがあります。
このような症状を「特異的無嗅覚症」といって、多くの方は自覚していないことがほとんどです。
たとえば、大多数の人がおいしそうな食べ物の香りだと感じたとしても、この症状がある人は「何も感じない(あまり感じない)」ので、おいしいと言っている意味がわからないことがあります。
またこれは異臭や悪臭にも特異的無嗅覚症を起こしてしまうことがあり、周りの人たちが臭いと感じていても、自分ではそのニオイを感知することができなかったり、逆にいい臭いと感じてしまうこともあるんです。
特にワキガの臭いを出す「脇の下」の臭いに対してこの症状が起きる割合が多く、臭いの原因物質である「3-ヒドロキシ-3-メチルヘキサン酸」や「3-メチル2-ヘキセン酸」に対しては平均で14%くらいの人が特異的無嗅覚症を起こすと言われています。
引用元: キリン生活研究所
ワキガ臭にはレベルがある!ニオイの範囲はどれくらい?
ワキガの臭いにはレベルがあるのをご存知でしょうか。
人によっては至近距離まで近づかないと気付かないレベルの人もいれば、ちょっと距離を空けていても気付くレベルの人もいます。
そこでワキガのレベル別に、どれくらいの距離まで臭いが届くのかをお伝えしていきますね。
レベル1:軽度のワキガ臭
軽度のワキガ臭の場合、基本的に距離が開いていればワキガとバレることはほぼありません。
直接ワキなどの臭いを嗅いでみないと気付かれないくらいの臭いで、一緒に行動しているうちは気付かれることはないでしょう。
とは言っても生活習慣やケアの仕方次第でニオイの変化はあり得るので油断はできません。
レベル2:中度のワキガ臭
中度のワキガになると臭いはかなりきつくなります。
たとえば同じ電車やエレベーターに中度のワキガ体質の人がいる場合、自分の周りにいるほとんどの人が臭いに気付くレベルです。
少し汗をかいた状態であればなおさら臭いがきつくなるので、ちょっと距離のある人でも臭いに気付いてしまうこともあります。
自分では臭いに気付いていなくても、確実に周囲の人はワキガに気付いているレベルでもあります。
そのため本格的な臭いの対策をしていくことが大切です。
レベル3:重度のワキガ臭
道で通りすがりの人にもワキガ臭に気付かれてしまうくらい、臭いがきついレベルです。
このレベルになると自分でもワキガであることを自覚していることが多く、真剣に手術や治療を検討したほうがいいというレベルでもあります。
臭いの届く範囲に関しては、3メートル離れた距離でも独特のニオイに気付かれてしまうことが多く、日常生活で臭いを隠すことはとても困難です。
また重度のワキガ体質の場合、ワキ以外の部位からも強い臭いを発していることが多く、おへそやデリケートゾーンなどのアポクリン腺が多い部位から臭いを発生させている可能性があります。
ワキガの臭いに対して自覚してる人は…
もしかしたら自分がワキガだということを自覚している方も少なからずいるかもしれません。
そのような場合は周囲の人たちを不快な思いにさせないためにも、早めにケアをしてあげることが大切です。
ワキガは基本的に放置していても改善されることはありません。
むしろ放置していることでどんどん臭いがきつくなってしまうことがあるので、自分で気づいた段階で対策をしてあげる必要があります。
具体的なケアの方法については別の記事でもご紹介しているので、そちらも合わせてご覧ください。
ワキガのにおいは自覚できる!簡単なセルフチェックだけで自分でわかるようになる
ワキガであったとしても、自分自身ではなかなか気付きにくいワキガ…。
「もしかしたらやばいかも…」と不安になっている方は、臭い以外でも自覚することができる判断方法があります。
その方法を用いてみて、自分がワキガの可能性がないか、セルフチェックしてみましょう。
チェック項目は…
- 親にワキガの人がいる
- 脇によく汗をかく
- 脇汗をかくと衣類に黄色のシミができる
- 脇毛の量が多い・脇毛が柔らかい
- 耳垢が湿っている
- 白い粉のようなものが脇毛に付着している
- 入浴後に自分の着ていた衣類の臭いをチェックしてみる
- 脇汗を舐めて味を確認したら苦い味がする
これらのチェック項目にすべて該当していたとしても、100%ワキガと断定することはできませんが、該当する項目が多ければ多いほどワキガの可能性が高くなるので、心配であれば皮膚科や形成外科で詳しく見てもらうようにしましょう。
チェック項目その1:親にワキガの人がいる
両親のどちらか、もしくは両親ともにワキガの場合、その子供にもワキガが遺伝することがあります。
それはワキガの原因となる汗腺である「アポクリン汗腺」の分布数が、両親から遺伝するからです。
ちなみに遺伝する割合としては、両親のうちどちらかの場合で約50%、両親ともにワキガの場合で役80%と、高い割合で遺伝するのがわかります。
チェック項目その2:脇によく汗をかく
ワキガの原因となるアポクリン汗腺から出る汗というのは、気温や環境などとは関係なく分泌されると言われていて、緊張やストレス、気温などによって出る汗とは違います。
特別暑いところにいるわけでもなく、緊張してるわけでもないのに脇汗がたくさん出てしまう方は、脇にアポクリン汗腺が多く分布してる可能性が高く、臭いの原因となる物質を発生させやすくなってしまいます。
こちらの記事で脇汗の量とワキガの関係について詳しくご紹介していきたいのですが、長くなってしまうので別の記事に分けて解説していきますね。
もっと詳しく知りたい方はそちらの記事も併せてご覧ください。
チェック項目その3:脇汗をかくと脇の下に黄色のシミができる
衣類の脇の部分に黄色いシミや茶色っぽいシミがついてしまう場合、ワキガの可能性があります。
基本的に脇汗というのは無臭・無色なのですが、アポクリン汗腺から分泌される汗は「アンモニア」「脂質」「たんぱく質」といったものが含まれているせいで、黄色ッぽく、粘り気のある汗をかきやすいと言われているんです。
エクリン汗腺から分泌される汗にはそのような成分がほとんど含まれていないため、基本的には黄ばみが起きないので、もし白い服を着たときに黄ばみができてしまうのであれば注意が必要になります。
ただセルフケアとして、制汗剤やデオドラント剤を使用している場合、配合成分のせいで衣類に黄ばみができてしまうことも考えられるので、セルフチェックするときは使用しないようにしましょう。
また別の記事ではわきの下にできる黄ばみとワキガの関係について詳しくご紹介しているものがあるので、衣類の黄ばみで困っている方はそちらも併せてチェックしてみてください。
脇の下にできる黄ばみについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ
チェック項目その4:脇毛の量が多い・脇毛が柔らかい
セルフチェックするときに脇毛の量や柔らかさも大事なチェック項目になります。
ワキガの原因となる汗を分泌するアポクリン汗腺は脇毛などの毛穴から直結しています。
つまり毛の量が多かったり、太かったりするとアポクリン汗腺の活動量が多いと言えます。
また脇毛が柔らかくてごわついていないような毛をしている場合、アポクリン汗腺の分布数が多いと言われているんです。
そのためこのような状態の場合はワキガを疑った方がいいかもしれません。
特に女性の場合は脇毛の量が多かったり、濃い方にワキガが多く、男性の場合は脇毛が柔らかいことが多いと言われています。
チェック項目その5:耳垢が湿っている
耳の中には基本的に汗腺がありません。
ですがワキガの人の場合、全員ではないですが耳の中にアポクリン汗腺が分布することがあるので、お風呂上りでなくても耳垢が湿ってしまう方がいます。
ワキガの症状が深刻なほど湿り気が強く、べたついたような状態になります。
特に日本人の70~80%くらいの方は汗腺を持たないのですが、残りの20~30%の人はアポクリン汗腺が分布していると言われています。
ただしこの人たち全員がワキガというわけではないので注意が必要です。
あくまでリスクが高くなるだけなので、その他にもワキガに該当するようなものがないかチェックする必要があります。
チェック項目その6:白い粉のようなものが脇毛に付着している
ワキガの人の特徴として、脇毛に白い粉のようなものが附着していることがあります。
制汗剤やデオドラント剤などを使っているわけでもなく、その粉のようなものからツーンとした臭いがする場合はワキガの可能性が高いでしょう。
ですが白い粉が附着しているからといっても、必ずしもワキガというわけではないんです。
- 制汗剤やデオドラント剤を使用していない
- 白い粉からツーンとした臭いがする
- 耳垢が湿っている
という3つのポイントが合わさって、初めてワキガの可能性が出てくるものなんです。
もしこの3つのポイントが当てはまるのであれば注意しなくてはいけません。
脇毛に付着する白い粉について
こちらでは簡単にご説明していきますね。
脇毛に付着している白い粉は、ワキガの場合は汗の成分が結晶化して固まったものだと言われていて、それ以外にも湿度が高くなりやすい脇は菌が繁殖しやすく、真菌というカビの一種が繁殖していることも考えられます。
また古い角質が剥がれ落ちたものが附着していることもあり、これはいわゆる垢なのですが、ターンオーバーによって肌が生まれ変わったときに剥がれ落ちたことで脇毛についてしまうことがあるんです。
また脇毛につく白い粉については別の記事でもご説明しているので、そちらも併せてご覧ください。
チェック項目その7:入浴後に自分の着ていた衣類の臭いをチェックしてみる
普段お風呂に入ったあと、その日着ていた衣類の臭いを嗅ぐ方ってあまりいないと思います。
けれど入浴後の自分の鼻は、ずっと嗅いでいた体臭の臭いがリセットされるので、その時に自分が着ていた服の臭いをチェックすることで臭いを自覚することができるんです。
とてもシンプルな方法ですが、かなりわかりやすく試しやすい方法なのでチェックしてみてはどうでしょうか。
チェック項目その8:脇汗を舐めて味を確認したら苦い味がする
ちょっと抵抗があるかもしれませんが、脇汗の味を自分でチェックしてみるという方法があります。
一般的な汗は少し酸っぱい味がすると言われているのですが、ワキガ体質の方がかく脇汗は苦い味がすると言われているんです。
もし実際に脇汗を舐めてみて、酸っぱい味がしない場合はワキガの可能性があるので注意が必要です。
もし友達や家族、職場の人がワキガだったら…自覚させるきっかけとは
もしかしたらこの記事を読んでいる方のなかに、周囲の人にワキガの人がいるかもしれません。
普段から付き合いのある友達や家族、職場の人、恋人…うまく付き合っていきたいけど臭いがきつくてどうにかしてほしい。
けれど本人が自覚してないんじゃ、どうやって伝えたらいいのかよくわからない。
おまけに「相手を傷つけてしまうんじゃないか…」と心配になってしまいますよね。
臭いに関してはとてもデリケートな問題でもあるため、うまく伝えられないと「関係が壊れてしまう」ことだってあります。
そこでここからはさりげなくワキガの臭いがキツイと伝えられる方法をご紹介していきますね。
相手のためにも、上手く活用してみてください。
ワキガ自覚させるきっかけその1:一般的な例として話してみる
この方法はワキガの相手に対して直接臭いを指摘するのではなく、会話の中でさりげなくワキガの話しをしてみて、相手がワキガだということを気付かせてあげるものです。
先ほどのチェック項目にもあったような特徴を上手く話の中で織り交ぜていき、「さっき歩いていた人の服の脇が黄ばんでたけど、そういう人ってワキガの人が多いらしいよ」などのように、相手に自分でチェックさせるように仕向けてあげることが大切です。
これなら相手に恥ずかしい思いをさせることもありませんし、プライドも傷つけるようなことはありません。
ワキガ自覚させるきっかけその2:なんか変な臭いしない?
これも会話の中で、ふとした瞬間に「なにかツーンとした臭いしない?」というように、あたかも相手の臭いに気付いていないような感じで、さりげなく指摘してあげる方法があります。
やはり臭いというはとてもデリケートな問題なので、直接的な指摘はしづらいものです。
そのため遠回しではありますが、さりげなく臭いがすることを指摘してあげることで相手がワキガだということに気付かせてあげる必要があります。
ワキガ自覚させるきっかけその3:自分が臭いか聞いてみる
この方法はワキガの相手と2人きりの時に行うようにしましょう。
2人きりになったときに、「ねえ、正直に答えてもらいたいんだけど、俺(私)臭くない?体の臭いが気になるんだけど…」というように、自分を犠牲にしつつも相手に臭いを気付かせることができます。
自分の身を犠牲にしている分、相手が臭いに対して指摘されたとしても不快に感じることもないですし、上手く取り入れてみてはどうでしょうか。
ワキガ自覚させるきっかけその4:なんか洗濯物が臭うね
家族やパートナーがワキガの場合、洗濯物をするときに「なんか洗濯物がすごく臭うね」とさりげなく伝えてみるのもいいかもしれません。
ちょっと直接的な伝え方かもしれませんが、一緒に生活しているのである程度の関係性があるはずです。
ポイントは直接「相手が臭い」という、傷つけてしまうような言葉は使わず「服が臭う」と伝えてあげることで、オブラートに伝えることができます。
もし心配であれば、自分の服が臭くないか相手にチェックしてもらうのもいいかもしれませんね。
ワキガ自覚させるきっかけその5:強めの香水とかつけてる?
これも間接的に臭いを気付かせてあげる方法です。
ワキガにはツーンとした独特の臭いがするため「香水でもつけてるの?」と何気なく聞いてみると相手のプライドを傷つけず伝えることができます。
もしそれで相手が「付けてないよ」と答えてきたとしても、ふざけ半分で「じゃあ体臭?ヤバッ(笑)」というようなノリで話してあげると、相手も聞き入れてくれやすくなります。
深刻そうに話せば話すほど、気まずい雰囲気になってしまうので注意してくださいね。
もしワキガだったら適切なケアが必要!
もしこの記事を読んでいるあなたがワキガだった場合、根本的な改善をしたいのであれば「皮膚科」や「形成外科」での本格的な治療が必要になります。
先ほどのチェック項目で該当するものが多く心配になってしまった場合は一度専門家の診断をしてもらってみるようにしましょう。
より精密な診断をしてもらうのであれば「皮膚科」がおすすめですよ。
不安に感じてしまうこともあるかもしれませんが、きちんとワキガか診断しなくてはどんな治療が必要なのかもわからないので、できれば医師に相談してみるようにしましょう。
皮膚科や形成外科でのワキガを診断する方法とは
基本的に病院でワキガの診断をする際は問診などで臭いや親のワキガといった簡単な質問をされ、ガーゼやティッシュペーパーを脇に挟んで、そのチェックしてもらうといった診断方法を取られます。
ごくまれに直接脇の臭いをチェックされることもあるそうですが、そういった方法はほとんどないようなので、あまり心配しなくてもいいと思います。
ワキガの治療方法や手術方法について
病院で診断をしてもらって、診断結果からワキガということが判明した場合、状態にあった適切な対策方法や治療方法を説明してくれます。
ワキガの手術に関してはリスクや費用などもあるので、もし行なう場合は良く説明を聞いてから行なう必要がありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。
それは保険適用したとしても高額になることが多く、100%完治させることができないこともあるからです。
その料金や手術方法、その他の治療方法についてご説明していきますね。
ワキガ治療の治療方法と費用例
簡単にではありますが、ワキガ治療の方法と費用をご紹介していきますね。
- ■飲み薬
- 気持ちの高ぶりを抑えて汗の分泌を抑制したり、汗のそのものの分泌を抑制する飲み薬が処方される
平均的な費用…数千円くらい - ■塗り薬
- 直接脇に薬を塗ることで汗の分泌を抑制したり、臭いの原因を取り除くことができる方法です
平均的な費用…数千円くらい - ■ボトックス注射
- 脇にボツリヌス菌という菌から抽出したたんぱく質を注射することで発汗機能をマヒさせる方法
平均的な費用…100,000円くらいから - ■レーザー治療
- 黒色に反応するレーザーを当てることで、アポクリン汗腺を毛穴ごと破壊する方法で痛みやヤケドのような状態になることもある
平均的な費用…100,000円~150,000円くらい - ■電気凝固法
- 毛穴から電流を流し込むことによって、汗腺を破壊する治療法です
平均的な費用…30,000円くらいから
というような金額設定になっています。
ただこれはあくまで私が調べた病院やクリニックの平均価格なので、あくまで参考程度にしてみてください。
ワキガの手術方法と費用
次はワキガの手術方法や、その費用についてご説明していきます。
- ■直視下手術
- ワキガを確実に治したいという方に医師から進められる方法で、脇を切開してアポクリン汗腺を取り除く方法です。
デメリットとしては傷跡が残ってしまうのと、他の部位から汗が出やすくなります。
平均的な費用…350,000円~500.000円 - ■非直視下手術
- 傷跡が目立ちにくいのが特徴で、機械を使ってアポクリン汗腺を取り除く手術方法です。
デメリットとして、医師が肉眼で脇を見て行なうわけではないのでアポクリン腺を取り残してしまう可能性があります。
平均的な費用…200,000円~400,000円
以上がワキガの手術方法です。
費用がとにかく高くなってしまううえ、それなりのリスクもあるので、もし検討しているのであればそういったことも踏まえて考えておきましょう。
そもそもワキガの原因とは?
ここまでセルフチェックを通して自分がワキガではないかと感じている方もいると思います。
だからといってすぐに病院に行くのはちょっと抵抗があるのではないでしょうか。
もしその場合は無理に病院へ行かず、自分でできるセルフケアをしてみるのも大切なことです。
何より気付くことが一番大切ですからね。
そこでまずは対策方法をお伝えしていく前に、ワキガの原因を簡単にお伝えしていきます。
原因もわからずに対策をしてもなかなか効果を実感できないことがあるので、しっかりとチェックしていきましょう。
ワキガの最大の原因はアポクリン汗腺から出る汗にあった
ワキガの原因はとなるのは脇の下や耳、胸、おへそ、デリケートゾーンといった部位にあるアポクリン腺の数が多い身体と言われています。
このアポクリン腺の数というのは両親からの遺伝できまってしまうので、生まれ持ったアポクリン腺の数が多いとワキガ体質になりやすくなってしまうんです。
しかもこの遺伝は優性遺伝とも言われていて、片親がワキガ体質の場合で約50%、両親ともにワキガ体質で80%以上とも言われています。
ワキガというと一部の人は「不潔だから」とか「生活習慣が乱れているから」と、原因を勘違いしている方もいますが、実際の原因はアポクリン腺が関係しているんです。
この不潔や生活習慣の乱れは、ワキガのにおいの強さに関係してくることなので、原因とはちょっと違うんですよ。
ワキガの独特な臭いが出るメカニズムについて
汗を出す「汗腺」にはアポクリン腺のほかにもエクリン腺というものがあり、エクリン腺は基本的に水分と塩分がちょっと含まれているくらいなので、臭いの原因になることはほとんどありません。
ですがアポクリン腺から分泌される汗にはたんぱく質や糖質、脂質、アンモニアといった成分が含まれているんです。
そのため汗自体が少し粘り気があるのですが、この汗を肌の表面にいる常在菌という菌によって分解されることでワキガの独特な臭いを発生させてしまいます。
アポクリン腺の数が多ければ多いほど分泌される汗の量も多くなるので、その分ニオイもきつくなりやすいのが特徴です。
自分でできるワキガの4つの対策方法
ここまでワキガの治療方法や手術方法をご紹介してきましたが、それなりの費用が発生してしまいますね。
そこでこちらでは自分でできるワキガの対策方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
また対策方法についてもっと詳しくご説明している記事があるので、そちらも併せてご覧ください。
対策方法その1:制汗剤やデオドラント剤を使ってみる
汗や臭いをケアするためにもこまめに制汗剤やデオドラント剤を使って対策をしてあげるようにしましょう。
脇を清潔に保つという意味ではかなり効果が高く、臭いを発生させる雑菌などの繁殖を防ぎ、清潔に保つことができます。
また使用するときは汗などで流れてしまわないように「クリームタイプ」のものを使ってみるといいですよ。
おすすめのデオドラント剤:DEOSEEK(デオシーク)
このデオドラントクリームは様々な雑誌でも掲載されたもので、ワキガをはじめ、臭いのケア高い効果があることで人気のデオドラント剤です。
コンパクトなサイズなので持ち運びもしやすく、臭いが気になる部分にクリームを人塗するだけなので簡単にケアすることができます。
また一度塗れば長時間臭いを対策することができるので、朝使えば夜まで効果を保つことができるんです。
汗を抑えて臭いのもとになる雑菌を殺菌し、さらに茶カテキンのおよそ25倍もある抑臭効果で気になる臭いを完全にブロックしてくれます。
下のボタンから公式サイトをチェックすることができるので、気になったら一度チェックしてみてください。
対策方法その2:脇毛を空いてみたり剃ってみる
脇毛があることによって、湿度が高くなりやすくなってしまい、臭いの原因となってしまう菌が繁殖しやすい環境となります。
女性の場合は剃ってしまう方が多いかもしれませんが、男性もできれば剃ってしまうのがベストです。
もしどうしても剃るのが嫌であれば、脇毛を間引くようにして空いてあげたりするといいですよ。
対策方法その3:ボディソープを見直してみる
ボディソープでワキガの対策ができるのかと思ってしまうかもしれませんが、使うもの次第では臭いを抑えたり、菌の繁殖を防ぐことができるようになります。
普段何気なく選んでしまいがちなものではありますが、だからこそ見直しの余地があります。
臭いのもとになる菌を殺菌する成分が配合されていたり、抑臭成分が配合されているものをしっかりと選んで使ってみるようにしましょう。
私がおすすめする、ワキガや体臭に効果のあるボディソープをご紹介している生地があるので、そちらも併せてご覧ください。
対策方法その4:食生活を見直してみる
ワキガの原因と食事は関係がないのですが、臭いの強さには大きな関係があります。
普段からお肉やバター、チーズなどのたんぱく質や脂肪を多く含んだ食べ物を多く摂ったり、香辛料やコーヒーなどの刺激物をたくさん摂っているとアポクリン腺を含む汗腺が刺激されてしまいます。
そのせいで汗をかきやすくなってしまったり、独特な臭いを強めてしまう可能性もあるので気を付けなくてはいけません。
お肉や刺激物をまったく摂らないようにするのではなく、食べ過ぎないようにすることが大切です。
野菜や魚を中心にした、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。
まとめ
こちらの記事ではワキガの自覚症状がない方のために、気づくための方法や周囲の人にワキガをさりげなく伝える方法をご紹介させていただきました。
何度もお伝えしていますが、ワキガはとてもデリケートな問題です。
自分がワキガと気付いたことでネガティブに感じてしまう方も多いと思います。
ですがネガティブな考えを持っていても臭いや汗は改善されることはありません。
気付いたからこそ「対策を始めることができる」ので、自分のためにもですが、周囲の人にも不快な思いをさせないように正しいケアをして、楽しい毎日を過ごせるようにしていきましょう。
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