朝起きたときに枕に大量の髪の毛が落ちていたり、シャンプーをしたときにごっそりと髪の毛が抜けてしまう…。

もしこのまま放置していたら剥げてしまうんじゃないかと心配になってしまいますよね。

男性も女性も髪の毛というのはとても大事なものです。

どんな美男美女でも、髪の毛がハゲていたらカッコがつかないですし、人前に出るのも嫌になってしまいます。

抜け毛に関しては少なからず悩んでいる方が多いのではないでしょうか?

髪の毛というのはもともと時期が来ると抜け落ちていくものですが、本数が増えてしまうとやはり不安になってしまいますよね。

そこでこちらの記事では、髪の毛が抜ける原因を「完全版」としてご紹介させていただき、それに見合った対策方法をお伝えしていきます。

この記事を読むことで…

  • 髪が抜ける原因が特定できる
  • 自分に合った抜け毛対策がわかる
  • 将来、薄毛になるかわかる
  • 薄毛の不安を取り除くことができる

といったメリットがあるので、最近髪の毛の抜ける本数が心なしか増えてきているような方は、ぜひ参考にしてみてください。

髪の毛は普通だったら1日で何本くらいの量が抜けるのか?

髪の毛は何もしなくてもあるタイミングを迎えると、自然と抜け落ちていきます。

けれど、実際に抜けた毛を見ると多少なりとも不安になるのではないでしょうか。

自然に髪の毛が抜け落ちる本数というのは、1日当たり50~100本くらいで、その毛が太くしっかりとしているハリ・コシのある髪の毛であれば問題ありません。

また毛根の特徴として、白く膨らんだものであれば髪の毛がきちんと成長していたものと考えられるので、特に心配する必要はないでしょう。

ただ、抜けた髪の毛に以下のような特徴がある場合は注意が必要です。

  • 本数…1日100本以上(束で抜ける、排水溝が詰まるなど)
  • 髪の状態…細くやせ細っている、短い、産毛のような髪
  • 毛根の状態…白い部分がない、丸みがなく変な形をしている

もし髪の毛や毛根に上記のような特徴がある場合に関しては、通常の抜け毛とは違う可能性があるので、注意して観察していく必要があります。

その理由や原因については、このあと詳しくご説明していきますね。

髪の毛がごっそり抜ける…これって薄毛の兆候?

やはり髪の毛が抜けるというのは、誰にとっても一大事です。

特に大量の髪の毛がごっそりと抜けてしまうとなると尚更ですよね。

私も普段、髪の毛を洗っているときに、指に絡まる髪を見ると不安に感じてしまいます。

けれど、この抜け毛が実際に薄毛に直結するかどうかはわかりませんよね。

髪の毛が抜けること自体はごく自然な現象で、もともと髪は生えてから抜け落ちるまでに3~6年ほどの周期があります。

これを毛周期(ヘアサイクル)といって、この期間中に髪の毛が成長し、次第に太くなって徐々に後退、脱毛していきます。

ヘアサイクルってなに?その特徴とは?

ヘアサイクルというのは簡単に説明すると、髪の毛1本1本には寿命があり、このサイクルによって生えたり抜けたりを繰り返していきます。

髪の毛が抜けるときというのは、ヘアサイクルが終わって寿命が尽きた状態です。

その流れをご説明していきますね。

  1. 早期成長期

    毛髪の成長がはじまる期間

  2. 中期成長期

    生えてきた髪の毛が成長を続ける期間

  3. 後期成長期

    毛根や毛髪が太く成長し始める期間

  4. 退行期

    毛根が徐々に弱くなる期間

  5. 休止期

    毛根が弱く、小さくなって抜け落ちる準備をする期間

  6. 脱毛

    髪の毛が抜け落ちる

髪の毛1本1本に上記のようなサイクルがあって、髪の毛が抜けるとまた早期成長期に戻ってその周期を繰り返していきます。

成長期はおよそ4~6年、退行期がおよそ10~14日間、休止期はおよそ3~4か月ほどあると言われており、この一連の流れを毛周期(ヘアサイクル)と呼んでいるんです。

薄毛になる可能性があるとしたら、このヘアサイクルが乱れてしまい、中期成長期~退行期を飛ばして休止期に突入することで、薄毛が起きてしまうリスクがあります。

その原因についてはのちほど詳しくご説明しますが、産毛のような短く柔らかい毛が多くなっている場合は要注意です。

抜け毛には種類がある!抜けた髪の毛をチェックしてみよう

普段抜け毛があると、どうしても抜けた髪の毛の本数に目が言ってしまいがちですが、それよりも抜け毛の「毛根」に着目してもらいタンです。

目を凝らしてみてもわかりづらいかもしれませんが、正常な抜け毛であれば、毛根部分に膨らみがあって色が黒いとくちょうがあります。

もし画像のような抜け毛が多くなってきた場合は注意が必要です。

その1:抜け毛の毛根に白いものがついている

この白いものは「毛包」と呼ばれている毛根を包んでいるさやのようなものです。

またこの白いものがたくさんついている場合に関しては、皮脂がたくさん分泌されていることも考えられます。

皮脂量が多いことによって毛根部分がやせ細ってしまい、毛穴から抜けてしまった可能性があります。

その2:毛根部分からヒゲのようなものが出ている

このヒゲのようなものは毛根部分に栄養を送ったり、毛根を守るための組織器官です。

そのためこの組織まで一緒に抜けてしまう場合、もしかすると頭皮環境が乱れてしまっていることが考えられます。

本来は抜けることがないものなので、頭皮環境に異常が起きて抜け毛を誘発している可能性があるので注意しなくてはいけません。

その3:くびれのようなものが毛根部分にある

毛根部分がいびつな形状をしていて、くびれた感じになっている場合は頭皮にトラブルが起きていることが多いんです。

通常であればこのような形状になることは決してないので、注意して観察していく必要があります。

ちなみにこの毛根の形状は、円形脱毛症によくある症状でもあります。

その4:毛根が見られない場合

抜け毛に毛根がない場合には3つのパターンが考えられます。

そのパターンというのが…

  • 根元付近から髪の毛が切れている
  • 毛根自体が存在しない状態
  • 毛根のふくらみが異常なまでに小さい

髪の毛が切れてしまっている場合は単純に何かの拍子で切れ毛になっているだけかもしれませんが、毛根がなかったり小さい場合はちょっと異常です。

必要な栄養が行き届いていなかったり、毛根部分にある「毛母細胞」の働きが弱まってしまっている可能性があるため、早急な対策をしていく必要があります。

毛髪が抜ける10の原因について

先ほども簡単にお伝えしましたが、普通の状態であれば1日に50~100本ほどの髪の毛が抜け落ちるのは特に問題はありません。

ですが、それ以上に髪の毛が抜け落ちてしまい、お風呂の排水溝が詰まるくらいの量だったり、シャンプーをしたときに束で髪の毛が抜けてしまうのはちょっと異常です。

そのような状態になっているとしたら、これからお伝えする10個の原因となっている可能性があるので、注意してみて下さい。

その10の原因というのが…

  • 脱毛症によるもの
  • ストレスによるもの
  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足によるもの
  • 喫煙によるもの
  • アルコール飲料の飲みすぎ
  • 過度なダイエット
  • 間違ったヘア・頭皮ケア
  • 過度なヘアカラー・パーマによるもの
  • 毎回同じ髪型をしている

というもので、それぞれわかりやすく分けてご説明していきますね。

原因をしっかりと探って、あなたに合った対処法を探していきましょう。

原因その1:脱毛症によるもの

まず最初に挙げられるのが脱毛症です。

多くの男性・女性を悩ませる脱毛症は、男女で症状にそれぞれ違いがあります。

一般的に男性の場合はAGA(男性型脱毛症)という進行型の脱毛症で、女性はFAGA(びまん性脱毛症)と呼ばれるものです。

その他にも脱毛症は様々なものがありますが、こちらの記事では一般的に多いと言われているこの2つの症状についてご紹介していきます。

他の脱毛症についても詳しく知りたい方は、別の記事で詳しく解説しているので、そちらの記事も併せてご覧ください。

AGA(男性型脱毛症)について

このAGAというのは男性の薄毛や抜け毛に多く見られる脱毛症です。

基本的には薄毛や抜け毛が気になってきたら、このAGAを疑った方がいいでしょう。

AGAは男性ホルモンのひとつである「テストステロン」が5αリダクターゼという酵素と結合することによって、悪性の男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化することで症状が起きます。

このDHTが先ほどご説明したヘアサイクルの周期を乱してしまい、「早期成長期→休止期→脱毛」という悪循環をつくってしまうことで、髪の毛がきちんと成長する前に抜け落ちてしまうんです。

またAGAの抜け毛が多くなる部分は前髪(生え際)や頭頂部という見分けやすい特徴があります。

前髪や頭頂部に短く細い毛が多くなったり、生え際が後退してきた場合はAGAを疑った方が良いでしょう。

AGAについては当サイトでも詳しく解説しているので時間があるときに読んでみてください。

FAGA(びまん性脱毛症)について

このFAGAは別名で「びまん性脱毛症」とも呼ばれ、女性に多い脱毛症です。

その1番の特徴というのが、男性は部分的に薄毛が進行していくのに対し、FAGAは全体的に薄毛が広がっていきます。

FAGAを引き起こしてしまう理由としては、ホルモンバランスの乱れや食事制限などの過度なダイエット、過剰なストレス…いろいろと考えられます。

女性に多いのがFAGAの特徴ですが、稀に男性でも同様の症状を起こしてしまう方がいて、その場合もホルモンバランスやダイエット、ストレスが理由となって起こることが多いようです。

原因その2:ストレスによるもの

ストレスを溜め込むとハゲてしまうなんて話を今までに一度聞いたことってありませんか?

実はストレス自体が薄毛や抜け毛に直接関係があるかというと、特に関係はありません。

ですが、ストレスを過度に感じてしまうと人は緊張状態になってしまい、そのせいで血管が収縮して血液の流れが悪くなってしまう可能性があります。

血液の流れが悪くなることによって、食事などで摂った栄養を頭皮の毛細血管にしっかりと送ることができず、髪の毛が抜け落ちやすくなってしまいます。

原因その3:食生活の乱れ

最近ではファストフードやコンビニ弁当など、手軽に食事ができるようになりました。

ですが、そのような食事は高カロリーなものが多く、しかも栄養が偏ってしまいがちです。

髪の毛の成長・発毛にはバランスの良い食事は必要不可欠。

毎日のように外食やコンビニ弁当を食べていては十分な栄養を摂ることができず、髪の毛に必要な栄養を摂ることができません。

また髪の毛は生きていく上で必ず必要なものではないため、食事で摂った栄養が頭皮に送られる優先度も低いんです。

基本的には生命の維持に必要な臓器や筋肉、骨などを中心に送られるため、普段から食生活が偏ってしまうと、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。

食生活と抜け毛については別の記事でもご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。

原因その4:睡眠不足によるもの

普段からついついやってしまいがちな夜更かしですが、睡眠不足が続いてしまうことで髪の毛が抜けやすくなっている可能性があります。

もちろん仕事が忙しく、ゆっくりと寝ることができないという方も同様に抜け毛のリスクが高くなります。

それはなぜかというと、人は眠っているときに成長ホルモンという物質を分泌しているんです。

この成長ホルモンは髪の毛の成長、修復するために必要なもので、睡眠を取る以外に分泌させる方法はありません。

なので睡眠時間が短く、寝不足の状態が続いてしまうと成長ホルモンの分泌量も低下してしまいます。

そのせいで髪の毛が十分に成長しきる前に抜け落ちてしまうリスクが高くなってしまうんです。

原因その5:喫煙によるもの

タバコを吸うことで、煙の中に含まれている有害物質によって様々な影響が身体に現れます。

それはもちろん髪の毛にも悪影響が怒ってしまうんです。

ニコチンをはじめ、煙の中に含まれている有害物質には血管を収縮させてしまう効果があり、そのせいで血液の流れが悪くなってしまいます。

先ほどもお伝えしましたが、血液の流れが悪くなることで栄養を頭皮にしっかりと送ることができなくなってしまうため、栄養不足となった髪の毛は抜けてしまうんです。

原因その6:アルコール飲料の飲みすぎ

喫煙だけでなく、飲酒も髪の毛が抜けやすくなってしまう原因になります。

アルコールというのは有毒性が高く、体内に入ると分解しようと臓器が働き始めます。

ですが、アルコールの分解には髪の毛の約90%を占める成分である、ケラチンを作るために必要なたんぱく質(アミノ酸)を大量に消費してしてしまうんです。

毎日のように居酒屋やバーに足を運んで、お酒をたしなむような生活をしていると、髪の毛の成長に必要な栄養が不足してしまい、抜け毛が起きやすくなってしまいます。

またアルコール飲料を飲むと、体内でアセトアルデヒドという物質に分解され、そのあとは酢酸に分解されます。

酢酸はそのあとに水と二酸化炭素まで分解されて排出されるのですが、このアセトアルデヒドは毒性が強く、抜け毛や薄毛の原因となるDHTを増やすという厄介な働きがあるので注意が必要です。

特にお酒を飲むと必ず二日酔いになってしまうという方は、アセトアルデヒドを分解する能力が低いため、飲酒量に気を付けなくてはいけません。

原因その7:過度なダイエット

食事と近いものがあるのですが、食事制限などの無理なダイエットをしていると、栄養が偏ってしまい、髪の毛に必要な栄養を摂ることができなくなってしまいます。

特にダイエットをしようとすると、炭水化物や肉類を抑え、水分や野菜類を中心に食事をしようとします。

そのせいで髪の毛を作るためのたんぱく質やミネラルが足りず、細くハリ・コシのない髪になってしまう可能性があるんです。

先ほどもお伝えした通り、髪の毛は生きていく上で必ずしも必要な器官ではありません。

そのため、他の臓器や筋肉などに優先して栄養が送られることになるので、頭皮や髪の毛に栄養が送られるのは後回しになります。

過剰なダイエットは偏食になりやすいため、気を付けなくてはいけません。

原因その8:間違ったヘア・頭皮ケア

髪の毛や頭皮のケアの仕方が間違っていることで抜け毛を起こしてしまう可能性があるのはご存知ですか?

普段何気なく行なっているケアでも、その方法を間違えていると逆効果になってしまうことがあります。

具体的なものとして…

  • 正しいシャンプー選びができていない
  • 髪の洗い方が違う
  • ヘアスタイリングの方法が間違えている

といったものがあります。

これらの内容をそれぞれ分けてご説明していきますね。

正しいシャンプー選びができていない

普段使用しているシャンプーはどのようなものを使っていますか?

シャンプーは髪の毛や頭皮の汚れを落として、健康な状態を保つために必要なものですが、頭皮には人によって状態が違います。

多くは乾燥肌とオイリー肌というものに分類され、肌質に合ったシャンプーを選ぶ必要があるんです。

乾燥肌の方は頭皮にかゆみが起きたり、フケなどが出やすい肌質で、このような肌質の方に市販で販売しているような「洗浄力の強いシャンプー」を使い続けていると、頭皮環境が悪化してしまい、抜け毛が起きやすくなってしまいます。

そのため洗浄力が弱く、アミノ酸系界面活性剤や保湿成分が配合されているものなどを使用すると効果的でしょう。

オイリー肌の方は頭皮や髪の毛がベタついて、朝はサラサラの髪なのに、時間が経つと髪の毛がテカったりべたついて、毛束になってしまいます。

このような肌質の方はもともと頭皮が乾燥していることが多く、肌を守るために皮脂を過剰分泌させていることで起きてしまうんです。

なので、使用するシャンプーはある程度洗浄力があって、抗炎症作用があるシャンプーが最適でしょう。

髪の洗い方が違う

髪を洗うときにも注意しなくてはいけないことがたくさんあります。

間違えたシャンプー方法をしていると、頭皮を傷つけてしまい、頭皮の環境が悪くなって抜け毛を起こしてしまう場合があるんです。

その他にも十分に汚れを落とすことができず、毛穴の中に皮脂汚れが詰まって、結果として抜け毛が起きてしまうことも考えられます。

そこでここではシャンプーの方法について、簡単にですがご説明していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

正しいシャンプー方法というのが…

  1. 髪のの毛をしっかり濡らす

    スタイリング剤の有無にかかわらず、まずはぬるま湯でしっかりとプレシャンプーをしましょう。

  2. シャンプー剤はしっかりと泡立ててから洗う

    意外と多いのが、十分に泡立つ前に髪の毛を洗い始めてしまうことです。
    しっかりと泡立っていないと頭皮や髪の毛が傷つきやすくなってしまうので注意しましょう。

  3. 泡立ったシャンプーでしっかりと洗う

    頭皮・髪の毛を洗うときは爪を立てず、指の腹を使ってマッサージ感覚で洗っていきましょう。

  4. 流し残しがないようにぬるま湯で流す

以上のような流れで髪の毛を洗っていきましょう。

もっと詳しく髪の毛の洗い方を知りたい方は、別の記事でおすすめのシャンプーと一緒ご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。

ヘアスタイリングの方法が間違えている

これは普段ワックスやジェルなどを多用する男性に多い傾向があります。

いつもスタイリング剤を使用するときに髪の毛につけすぎてしまったり、根元付近からつけすぎてしまうと頭皮についてしまい、毛穴を詰まらせてしまう可能性があるんです。

当然頭皮の環境が悪くなれば髪の毛の成長にも悪影響が出ますし、抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。

ワックスやジェルなどのヘアスタイリング剤は適量を使い、毛先を中心につけてあげてください。

また、スタイリング剤を使用したらシャンプーをせずに眠ってしまわないように注意しましょう。

原因その9:過度なヘアカラー・パーマによるもの

カラーリング剤やパーマ液などに使用される薬品は、とても刺激が強いものです。

色を抜いたり髪の毛を軟化させてしまったりするものなので、とても強い薬品になります。

そのような強い薬品を毎月のように頭皮へ塗布していると、肌は炎症を起こしてしまったり、そうでなくても乾燥してしまいます。

頭皮は髪の毛を育てるための「畑」のような場所です。

環境が悪くなってしまうと当然いい髪の毛は育ちませんし、場合によっては生えてこなくなってしまいます。

とは言ってもカラーリングやパーマはオシャレをするためにも大切なファッションアイコン。

どうしてもカラーやパーマをやりたいのであれば、なるべく薬が頭皮につかないようにしてもらったり、頻度を少なくするなど工夫をしましょう。

原因その10:毎回同じ髪型をしている

たとえば髪の毛が長く、ヘアゴムなどを使って後ろでまとめたり、ちょっときつめの帽子をかぶったり、同じ分け目でスタリングするなどしていると、強く引っ張られている部分から髪の毛が抜けてしまうことがあります。

これを「牽引性脱毛症」といって、毛根の強さ以上の力で引っ張られることによって、毛穴の中にある毛包という部分が委縮してしまい、髪の毛を作る毛母細胞の働きが弱くなってしまうんです。

そのせいで髪の毛が新しく作られることがなくなっていき、髪が生えてこなくなってしまいます。

これは特に女性に多いタイプの抜け毛ですね。

この対策としては、髪型を定期的に変えてみることをおすすめします。

髪型を変えるほどの長さがないのであれば、分け目などをちょっとずらすだけでもある程度効果があるので、ぜひ試してみて下さい。

もしかしたらこの抜け毛AGA・FAGAのせいかも…セルフチェックで簡単診断

髪が抜けてしまう原因についてご説明させていただきましたが、やはり原因の多くがAGAやFAGAといった脱毛症によるものが多く、男性の場合だと進行性の薄毛と聞いて心配になってしまったのではないでしょうか?

もちろん女性も他人事ではないと思います。

そこで、ここではAGAとFAGAの可能性があるかどうかを簡単にセルフチェックできる表をご用意しました。

それぞれ10個の質問があるので、それにYES・NOで答えていただくだけのものなので、ぜひ試してみて下さい。

AGAのセルフチェック表

  • 自分の家系に薄毛の人がいる
  • 以前より髪の毛が抜ける量が増えた
  • 生え際もしくは頭頂部に産毛のような短い毛が増えた
  • 成人になってから髪の毛が薄くなった
  • 少しずつ抜け毛の量が増え、薄毛になってきている
  • 額の生え際(前髪)が以前よりも後退している
  • つむじ周辺の髪が薄くなった気がする
  • 生え際・つむじ周辺の両方の髪が抜けやすく、薄くなったと思う
  • 頻繁にお酒を飲む機会がある
  • 喫煙習慣がある

どのような結果となりましたか?

チェックリストのうち、3つ以上該当するものがあればAGAの疑いがあります。

AGAは進行型の薄毛なので、気づいた段階で早めの対策をするようにしましょう。

続いてFAGAのチェックも行ってみてください。

FAGAのセルフチェック表

  • 自分の家系に薄毛の人がいる
  • 冷え性で常に足や指先が冷たい
  • 生理不順を良く起こす
  • 肩こりや腰痛などを持っている
  • のぼせやすく、人一倍汗っかき
  • 髪の分け目の毛量が薄く、地肌がハッキリ見える
  • 以前に比べて髪が細くなり、ハリ・コシがなくなったと思う
  • 短期間の集中ダイエットをしている、もしくは何度もしている
  • 経口避妊薬(ピル)を現在服用している、または定期的に服用している
  • 偏った食生活をしている
  • 運動をする習慣がなく、睡眠時間もあまりとれていない

結果はどうですか?

もしチェック項目が5つ以上該当するようであればFAGAの疑いがあります。

なるべく早めに対処して、進行を食い止めるようにしましょう。

髪の毛がよく抜けると感じるなら早めに対策を!

先ほどのチェックリストで該当するものが多く心配な方や、そうでなくても抜け毛が増えてきてどうにかしたいという方に対策方法をご説明させていただきます。

よくある対策方法だと、生活習慣やストレス発散といったものがありますが、仕事が忙しかったりいろいろな理由があって難しい場合がありますよね。

もし気になるのであればこちらでご紹介しているので、参考にしてみて下さい

なので、こちらでご説明するのは時間がなくてもできる、簡単なものをご紹介していきます。

その方法というのが…

  • ヘッドスパに通ってみる
  • 使用するシャンプーを変えてみる
  • 育毛剤を使ってみる

以上の3つになります。

どれも本格的な内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

対策その1:ヘッドスパに通ってみる

健康的な髪の毛を育てるためには頭皮の状態をキレイに保つ必要があります。

先ほど、頭皮は髪の毛を育てるための「畑」というお話をしましたが、頭皮をキレイな状態にして、血流をよくするマッサージをしてもらうことで栄養を届けやすくしてくれます。

スパニストによるシャンプーや頭皮マッサージはしっかりとツボを押さえてくれるのでかなり効果が高く、自分で頭皮マッサージをするよりも効果が高いんです。

値段は相場で10,000~15,000円と多少かかってしまいますが、それに見合った効果が期待できるでしょう。

毛穴詰まりなどもしっかりと落としてくれるだけでなく、アフターケアについても相談に乗ってくれることが多いので、試してみる価値はあります。

ヘッドスパについてよくわからないという方は、別の記事でヘッドスパの種類や特徴を解説しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。

対策その2:使用するシャンプーを変えてみる

普段から使用しているシャンプーが市販で販売しているようなものであれば、この機会に育毛効果のあるシャンプーを使ってみるのもいいかもしれません。

ドラッグストアやコンビニで販売しているようなものは洗浄力がかなり強く、必要以上に皮脂を洗い落としてしまうため、頭皮が乾燥してしまったり、添加物の影響で髪の毛がベタついてしまうリスクがあります。

また市販の育毛シャンプーを使用している方も少なからずいるかと思いますが、基本的なシャンプーとあまり違いがなく、洗浄力が強く育毛効果の成分も「効果を実証できない」というものばかりなんです。

これは「公益社団法人日本皮膚科学会」でも発表されているので間違いありません。

私が個人的におすすめしているシャンプーを別の記事でご紹介しているので、もし気になったらそちらも併せてご覧ください。

対策その3:育毛剤を使ってみる

最後にご紹介する対策方法が育毛剤です。

育毛剤というのは「今ある髪の毛を健康的に育て、発毛促進、抜け毛予防」といった効果が認められいて、先ほどご紹介したスパやシャンプーに比べて段違いで効果が期待できます。

もしかすると市販の育毛剤を使用したことがある方もいるかもしれません。

実際に使ってみても効果がなかった…それもそのはずで、市販の育毛剤に含まれている育毛成分は先ほどの「公益社団法人日本皮膚科学会」で発表されている成分の中でも「効果が実証できないもの」ばかりです。

本格的に抜け毛・薄毛対策を考えているのであればワンランク上の育毛剤を使用すべきだと思います。

別の記事でおすすめしているものがあるのですが、「チャップアップ」という育毛剤はかなり効果が高く、万が一効果がないと思ったら「永年返金保証付き」というメリットがあるんです。

普通だったらこういう消耗品に関しては返金保証がきかなかったり、きいても30日間なのですが、どれだけ自信があるのですかね…それくらい自信のあるものでなければこんな保証はついていません。

もし気になるようであれば、紹介している生地があるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

髪の毛が抜けることで不安な気持ちになってしまうのはよくわかります。

けれど一度冷静になって、原因をしっかりと理解してそれに合った対策をしていく必要があります。

頭皮や髪の毛のケアは気付いたときにやっておかないと、後々になって後悔してしまうかもしれません。

早い段階で適切なケアをすることで、薄毛対策することができ、健康的なヘアサイクルをキープすることができます。

こちらでご紹介した対策を参考にして、自分に合ったケアをしていきましょう。

 

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