髪の毛というのは男性・女性問わずとても大事なパーツです。
見た目的にも髪の毛が薄いよりボリュームがあった方が好印象ですし、周りの視線を気にしなくていいので生活していくにあたって、かけがえのない存在だと私は思います。
ですが薄毛といっても種類によって症状や特徴に違いがあり、原因も変わってくるんです。
意外と原因についてわかっていると思っていても、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
ただ単純に「遺伝のせいだ!」と思っていても、実は別の要因が悪さをしているせいで抜け毛が増えてしまったり、髪が細くなってしまっている場合もあります。
そのため薄毛の対策をはじめる前に、自分自身の薄毛を惹きを起こしている原因を理解して、それに合った対策方法を取り入れていかなくてはいけません。
そこでこちらの記事では、薄毛や抜け毛などを引き起こしてしまう原因について、それぞれまとめてみたのでご説明していきますね。
この記事を読むことで…
- 自分がどのタイプの薄毛なのかがわかる
- 抜け毛や薄毛の原因がわかり、自分に合った対策が見つけやすくなる
- 薄毛を引き起こしている原因がまとめてわかる
といったメリットがあるので、今までいろいろな対策をしてきたけれどどれも効果がなかったり、将来の不安を少しでも取り除きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
薄毛(脱毛症)には種類や特徴がある!あなたの薄毛はどのタイプ?
実は薄毛といってもいろいろな種類があり、それぞれ違った特徴があります。
そのためどんなに効果のある対策方法であっても、自分の薄毛のタイプに合っていなければ意味がなくなってしまいますよね。
そこでこちらのコンテンツでは、あなたがどのタイプの薄毛なのかをしっかりと確認して、それぞれの薄毛や抜け毛を引き起こしている原因についてご説明していきます。
ここでご紹介する薄毛の種類のというのが…
- AGA(男性型脱毛症)
- FAGA(女性男性型脱毛症)
- 円形脱毛症
- 牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)
- 脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)
- ひこう性脱毛症
- 分娩後脱毛症
というものをそれぞれ分けてご説明していきますね。
自分に当てはまるものがないかチェックしながら見ていきましょう。
薄毛の種類その1:AGA(男性型脱毛症)
AGAというのは男性の中でもっとも多い薄毛のタイプと言われていて、主に遺伝が大きな原因として絡んできます。
もしあなたの家系で薄毛の人が一人でもいるのであれば、あなたにも将来、薄毛になってしまうリスクがあるので注意が必要です。
原因については主に遺伝が絡んでいるというお話をしたのですが、それ以外にも生活習慣の乱れやストレスなどが要因となって症状を起こしてしまう場合があります。
その症状というのが、額の生え際や頭頂部を中心に髪の毛が抜けていってしまったり、髪が細くなってしまうなどのトラブルを起こしてしまうんです。
このAGAは先ほどお伝えした生活習慣やストレスが起因となって、男性ホルモンのひとつである「テストステロン」という物質と5αリダクターゼという酵素が結合することによって、悪性の男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」がつくられてしまいます。
DHTというのはのちほど詳しくご説明しますが、髪の毛の成長サイクルを乱してしまい、抜け毛が起きやすい状況を作り出してしまうんです。
また髪の毛が完全に成長しきる前に抜け落ちてしまうので、毛量も少なくなってしまいますし、髪の毛も産毛のような短くてハリ・コシのない毛が増えていってしまいます。
AGAによる薄毛が頭頂部や生え際にできる理由としては、体内で作られたDHTを受け取るレセプター(受容体)が側頭部や後頭部には存在しないからなんです。
だから通勤電車で見かけるようなおじさんたちは頭頂部や前髪がスカスカの状態なんですね。
しかもこの薄毛のタイプは、一度発症するとどんどん悪化していく進行型の脱毛症なので、放置していると生え際はどんどん後退していき、つむじ周辺は毛量が少なくなって地肌が見える範囲が広くなっていきます。
考えるだけでも恐ろしい薄毛ですね。
この薄毛はとにかく放置しているのが危険なので、気づいたら早めに対処していく必要がありますね。
薄毛の種類その2:FAGA(女性男性型脱毛症)
このFAGAというのは女性特有の脱毛症のことで、AGAと名前が似ていますが症状に違いがあります。
その特徴というのが、「頭髪全体の毛量が少なくなって、ボリュームが出ない」「頭頂部付近の分け目が目立ってしまう」といった症状があるんです。
男性は部分的に髪の毛が薄くなるという特徴があるので、割と気付きやすいのですが、女性は髪の毛が全体的に少なくなるのでなかなか気付きにくいという傾向があります。
主な原因としてあげられているのが、「ホルモンバランスの乱れ」によるものだと言われ、無理なダイエットや睡眠不足、ストレス、加齢などが要因となって、女性ホルモンの分泌量が少なくなってしまったり、男性ホルモンの分泌量が増えることで症状が起きます。
もともと女性ホルモンには「髪の毛を成長させる」働きがあるので、ホルモンバランスが乱れることで、先ほどお伝えした生活習慣やストレスなどのせいで男性ホルモンが優位に働くようになってしまい、結果的に抜け毛を引き起こしてしまったり、髪の毛が細くなってしまうんです。
またこのFAGAもAGAと同じように遺伝するとも言われており、家系内で薄毛の人がいる方は注意しなくてはいけません。
薄毛の種類その3:円形脱毛症
もしかしたら一度は効いたことがある症状かもしれませんね。
円形脱毛症というのは、部分的に髪の毛が抜け落ちてしまい、円形や楕円形の脱毛が起きてしまうものです。
一般的には10円玉くらいのサイズでできることが多いので、「10円ハゲ」という名称で呼ばれていることもあります。
この円形脱毛症は何の前触れもなく急に症状が起き、シャンプーをしているときにごっそり束で髪が抜けたり、朝起きたら枕元に髪の毛がたくさん抜け落ちているという特徴があります。
円形脱毛症の原因として考えられるのは、主に普段の疲れや病気、心身のストレスなどがあるのですが、やはり一番大きな理由として考えられるのが「ストレス」によるものです。
心身にストレスを感じると、人は自律神経のひとつである「交感神経」が優位に働き、活動が活発になります。
交感神経の働きが強くなることで体温を上げたり、脈拍を上げるなどしてストレスに抵抗しようとするんですね。
ですが過度なストレスを感じたり、長時間のストレスを感じてしまうことで交感神経の働きが弱くなり、血管を収縮してしまい、血液の流れが悪くなることで頭皮にある「毛細血管」への血流が悪化して、結果的に十分な栄養が遅れなくなってしまいます。
ストレスに関しては正直どうしようもない部分があるのですが、それをため続けないようにしなくてはいけませんね。
何より薄毛だけでなく、体の不調にもつながってしまうので気を付けていきましょう。
薄毛の種類その3:牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)
この薄毛に関しては、特に女性に多い症状かもしれませんね。
どのような薄毛のタイプかというと、簡単に言ってしまえば「髪の毛が引っ張られ続けることによって起きる薄毛」になります。
たとえばお団子ヘアであったりポニーテールなど、髪の毛を縛ることによって生え際や分け目の部分が徐々に後退していくといった特徴があるんです。
これは年齢や性別に関係なく、だれにでも起きる可能性がある脱毛症ですね。
男性でも髪の毛が長く、後ろで縛っているような方は、この症状を起こしてしまったり、小さな女の子でも起きる可能性があります。
また抜けた後の部分に髪の毛がなかなか生えてこなかったり、すぐに抜けてしまうのにも理由があります。
それは強い力で引っ張られ続けることによって、毛穴にある「毛包」という組織が委縮してしまい、発毛器官の活動を弱めてしまったり、活動辞退しなくなってしまうからです。
また髪の毛を結ぶだけでなく、ヘアアイロンやエクステ、ブラッシングなどの多用によっても同様の症状が起きてしまう可能性があるので、注意しなくてはいけません。
薄毛の種類その4:脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)
この脱毛症に関しては、名前からもなんとなくわかるように、過剰な皮脂の分泌によって起こるものです。
これは特に皮脂分泌量の多い男性によく見られる症状だと思います。
主な原因としては皮脂が通常よりも多く分泌されたことによって、頭皮にもともと存在する「マセラチア菌」が増殖してしまい、見た目にも不快なくらい大きなフケや頭皮の湿疹やかゆみを起こしてしまいます。
その後症状が進行すると、炎症を起こした頭皮を守ろうとしてかさぶたができるようになって、そのまま放置していると炎症がどんどん進行していき、頭皮の環境が劣悪な状態になります。
そうすると健康な髪の毛を育てることができず次第に細くなっていき、毛根部分がやせ細って抜けやすくなってしまうことで薄毛を引き起こしてしまうんです。
皮脂の過剰分泌に関しては主に生活習慣やストレスなどによる影響が強く、先ほどもお伝えしたように、元々の皮脂分泌量が多い男性の多く見られる傾向があります。
またこの脂漏性脱毛症というのは、この皮膚炎になったら必ずなるものではありませんが、やはり放置するのはリスクが高いので、早めに対策をする必要があるでしょう。
薄毛の種類その6:ひこう性脱毛症
このひこうせい脱毛症というのは、簡単に説明すると、「フケ症」と「抜け毛」がセットになったようなものです。
頭皮にかゆみが起きたり、赤みが生じた利することもあり、髪の毛や肩周りに白いフケなどが附着していることが多くあります。
かゆみが強く、ついつい掻いてしまいがちになりますが、頭皮を掻くことで余計にフケが落ちてしまうため、負のループに突入してしまいます。
成人した男性や女性にはあまり見かけませんが、思春期頃の男子や女子には稀に見かけますね。
また、成人した方でも頭皮が乾燥してる状態になると同様の症状が起きやすく、特に30代以降の男女で稀に見かけることがあります。
一見、先ほどご説明した「脂漏性皮膚炎」と似た症状で、原因についても皮脂の過剰な分泌による「マセラチア菌」の異常な繁殖によるものなのですが、その区別が難しくこの脱毛症に関しての原因については詳しく解明されていないのが現状です。
薄毛の種類その7:分娩後脱毛症
この脱毛症に関しては女性限定で起こる薄毛で、名前の通り赤ちゃんを出産したことによって起こるものです。
妊娠中にも一時的に髪の毛が抜けてしまうようなことはあるのですが、これは女性ホルモンの働きが強くなり、ヘアサイクルが一時的に変動することによって起きます。
また妊娠中には食事などで摂った栄養を胎児に優先して送られるようになるため、頭皮に必要な栄養が行き届かず、髪の毛がやせ細って抜けやすくなってしまうんです。
出産前後になると女性ホルモンが急激に増加して、成長期の髪の毛が休止期に突入してしまうことで抜け毛が増え、薄毛になってしまします。
ですが、多くの女性は出産から半年ほどすればホルモンバランスが整い、髪の毛も徐々に回復して元の状態に戻っていくと言われています。
もし症状が長引くようであれば、生活習慣や育児によるストレスなどから来るホルモンバランスの乱れによって起こることがあるので、心身ともに健康的な生活を送れるように、ご主人と相談しながらケアをしていきましょう。
なんで髪の毛は抜ける?抜け毛のメカニズムについて
ここまで薄毛の種類や特徴などをご説明してきましたが、あなたの薄毛はどのタイプに当てはまりましたか?
もともと髪の毛というのは時期が来れば抜け落ちるものですが、1日当たりどの程度の髪が抜けるか知らない方がほとんどだと思います。
髪の毛には寿命があり、古い髪の毛が抜けることによって新しい髪の毛が生え変わってくるのですが、髪の毛は1日当たり50~100本ほど抜けると言われているんです。
季節などによって多少の変動はありますが、この抜け毛に関係する「ヘアサイクル(毛周期)」についてもご説明していきますね。
ヘアサイクル(毛周期)について
ヘアサイクルというのは、髪の毛が新しく生えてきてから、抜け落ちるまでの期間を一定の周期で繰り返しています。
この周期をヘアサイクル、もしくは毛周期と言って、最初にご説明したAGAやFAGAというのはこのヘアサイクルが乱れることによって症状が起きると言われているんです。
具体的にヘアサイクルというのは…
- 成長期
- 退行期
- 休止期
という3つの期間があり、これら全部で3~6年くらいの期間をかけて周期を繰り返していきます。
またそれぞれの期間で違った役割があります。
具体的な内容に関して、それぞれ分けてご説明していきますね。
ヘアサイクルについて:成長期
この成長期は3つの段階に分かれているのですが、それぞれ「早期成長期」「中期成長期」「後期成長期」というものがあります。
これら3つの成長期に関して、それぞれの特徴をご説明していくので、しっかりと理解を深めていきましょう。
早期成長期
早期成長期に関しては、簡単に言ってしまうと髪の毛が成長を始めた初期段階といったところで、まだ髪の毛と呼べるような段階でないくらい短くて細い状態であったり、頭皮の中で活動を盛んに行っているような状態です。
毛包もまだ浅い部分にあるため、頭皮から髪の毛が見えていると簡単に引っこ抜くことができます。
休止期から新たに髪の毛がつくられ、毛穴から出てくるまではおよそ80~90日程度必要だと言われています。
中期成長期
中期成長期に関しては髪の毛が少し成長した状態の時期です。
この時期の髪の毛もまだ細かったり短い状態で、髪の毛というにはまだまだ成長段階と言えます。
ですが頭皮の中は割としっかりと成長しているような状態でもあるので、毛根部分も初期と比べるとしっかりとした状態で、毛包も深い部分まで広がっています。
後期成長期
後期成長期というのは、髪の毛として太くたくましい状態になっている時期です。
毛穴から出ている部分は太く、長さもあるような状態で、毛根部分も大きくなっているのでなかなか抜け落ちにくいものになっています。
成長期の特徴は3~6年くらいかけて長くて太い髪の毛に成長させていく時期で、3つの周期の中でも1番長い期間が成長期になっているんです。
髪の毛を成長・発毛するための「毛母細胞」が繰り返し細胞分裂することで、髪の毛を成長させています。
またこの期間が短くなることでAGAやFAGAのような薄毛や抜け毛が起きてしまいます。
ヘアサイクルについて:退行期
この退行期というのは、成長段階だった髪の毛の成長活動が弱くなって、徐々に抜け落ちるための準備を始めます。
その準備段階を退行期と呼んでいて、ヘアサイクルの中でも1番短い期間のことを指しています。
期間で言うと大体2~3週間くらいで行なわれ、毛母細胞の細胞分裂が弱くなって、少しずつ成長を止めていくんです。
そして2~3週間ほど経過すると髪の成長は完全にストップして、髪の毛の根元にある「毛乳頭」と呼ばれる部分が頭皮に向かって押し上げられていきます。
いわば髪の毛が抜ける直前の状態ですね。
またこの時期の毛根は形が変化していき、もともとの丸みを帯びた形状から楕円形のような形状に変化します。
この状態で髪の毛が抜け落ちるのであれば、正常な状態でヘアサイクルを終えたということになります。
ヘアサイクルについて:休止期
退行期を迎えた髪の毛は最終的に休止期へと移行していきます。
この休止期はおよそ3~4か月程度の期間続くと言われていて、成長が止まってあとは抜けるのを待っているような状況です。
普段のシャンプーやスタイリング、新しい髪の毛が生えてきたときに自然と抜け落ちるものなので、特別心配する必要はありません。
髪の毛1本1本でヘアサイクルが違うので、基本的にまとめて抜け落ちることはなく、大体50~100本くらい抜けると言われています。
ヘアサイクルの乱れが薄毛を引き起こす
上記でご説明したヘアサイクルは正常であれば3~6年ほど続くと言われています。
ですが、AGAやFAGAになってしまうことで、この周期が乱れてしまい数か月から1年という短い期間でサイクルを繰り返すようになってしまうんです。
具体的には…
-
早期成長期
-
退行期
-
休止期
という周期に変わってしまうため、髪の毛がきちんと成長しきる前に抜け落ちる準備を始めてしまいます。
つまりヘアサイクルの乱れというのは、「成長期が短くなった状態」と言えるでしょう。
人によっては早期成長期、中期成長期までいく方もいるのですが、1番髪の毛が成長して髪の毛を太く長くしてくれる期間がなくなってしまうため、多少伸びても産毛のようなハリ・コシのない、短い毛が増えていってしまうんです。
これには多少の個人差は出てくるのですが、基本的には後期成長期がやってこないので、どんどん髪の毛が少なくなってしまいます。
ヘアサイクルが乱れる原因として挙げられるのが、のちほど詳しくご説明していきますが、「遺伝」というものが大きく関係してきます。
遺伝と言っても薄毛が遺伝するわけではなく、薄毛になりやすい体質が遺伝するだけなので、100%薄毛になってしまうわけではありません。
またそれ以外にも生活習慣の乱れやストレス、喫煙習慣などもヘアサイクルを乱してしまう要因になってしまうので、注意が必要です。。
薄毛・抜け毛・細毛・産毛…髪の毛がスカスカになってしまう原因とは
ヘアサイクルについてご説明させていただきましたが、抜け毛が起きてしまうメカニズムやヘアサイクルが乱れる仕組みについてよくわかったと思います。
そこでここからは先ほどご紹介した薄毛を引き起こしてしまう原因について、詳しくご説明していくので参考にしてみて下さい。
ここでご説明する内容というのが…
- 遺伝によるもの
- 不適切なヘアケアや頭皮ケアによるもの
- 食生活の影響
- 睡眠不足による影響
- 運動不足による影響
- ストレスによる影響
- 血液の流れが悪くなったせい
- 喫煙によるもの
- 過度の飲酒によるもの
- ホルモンバランスの乱れによるもの
といったものをご説明していきます。
自分に当てはまるものがないか、チェックしながら見ていきましょう。
原因その1:遺伝によるもの
これは先ほどもお伝えしましたが、AGAやFAGAを引き起こす大きな原因となります。
あなたの家系に薄毛の人が一人でもいれば、あなた自身が将来、薄毛になる可能性があるので注意が必要です。
とは言っても絶対に薄毛になってしまうのかというと、そうではなく、あくまでリスクが高いだけです。
きちんとケアをしてあげればそのリスクは低くなるので、しっかりと対策をしていく必要があります。
また遺伝の仕組みに関しての話になってしまうのですが、遺伝子というのは染色体というものが関係しているということを聞いたことがあるかもしれません。
この染色体の中でも「X染色体」と「Y染色体」というものがあり、薄毛になりやすい情報というのはX染色体に情報があると言われているんです。
この情報はドイツのボン大学が発表しているので間違いのない情報でしょう。
男性が生まれる場合は性染色体の組み合わせがXYとなり、女性の場合はXXという組み合わせで生まれてくるのですが、Y染色体は父親からしか得ることができないため、男性の場合、母親の家系で薄毛の人がいる場合はあなた自身も薄毛になりやすい体質だと言えます。
また女性の場合に関してはXXという染色体の組み合わせになるため、両親の家系で薄毛の人がいる場合は自分自身にも薄毛になるリスクがあります。
この遺伝による薄毛情報が働く経緯についてご説明すると、様々な要因が考えられるのですが、主に食生活や睡眠、ストレスなどが引き金となってしまうと言われているんです。
その他にも体に悪いと言われているような行為、たとえば喫煙や過度の飲酒も薄毛の遺伝情報が働いてしまい、抜け毛や薄毛を起こしやすい環境を作ってしまいます。
原因その2:不適切なヘアケアや頭皮ケアによるもの
普段行っているヘアケアや頭皮ケアによって、薄毛を引き起こしてしまう可能性があります。
ヘアケア・頭皮ケアというと大半の方がシャンプーを連想すると思うのですが、あなたはどのようなシャンプー剤を使っていますか?
シャンプーというのは頭皮や髪の毛の皮脂汚れやほこりを洗い落として、頭皮の健康的な状態を維持するためのものです。
ですが、このシャンプー選びを間違えてしまうことで頭皮の状態が悪くなってしまい、乾燥状態を引き起こしてしまったり、逆にベタつきを起こしてしまう場合があります。
頭皮がそのような状態になると、頭皮環境を整えようと髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮の環境整備に使われてしまって、栄養不足になってしまいます。
そのせいで髪の毛が細くなってしまい、ハリやコシの内情遺体になってしまったり、毛根部分が小さく収縮して抜け毛が起きやすくなってしまうことがあるんです。
それが結果として薄毛を起こしてしまう原因となる可能性があるので、自分に合ったシャンプーを選ばなくてはいけません。
- 洗浄力が程よくあるもの(あまり強すぎないもの)
- 余計な添加物が含まれていないもの
- 育毛効果のある成分や頭皮環境を整える成分が配合されている
といったものに注目すると効果的でしょう。
詳しいシャンプーの選び方に関しては別の記事で詳しくご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
原因その3:食生活の影響
薄毛を引き起こす原因としてかかわりの深い食事ですが、どのような食事をすることで抜け毛や薄毛が起きやすくなってしまうのでしょうか。
あなたは普段から食事で気を付けていることはありますか?
いつも食事でジャンクフードやコンビニ弁当、お菓子、甘い飲み物ばかりではないですよね?
食事で摂る栄養というのは、体の中で吸収されてから血液の流れに乗って、全身に運ばれるのですがこの時頭皮にも送られます。
ですが、毛髪というのは人が生きていく上であってもなくても特別関係のないものなので、栄養が送られる優先順位が低いんです。
栄養素は血液に乗って心臓や肺、筋肉などの器官に優先して送られるようにできているので、普段から偏った食生活をしていたり、無理なダイエットなどをしていると十分な栄養を頭皮に送れなくなってしまいます。
そのせいで髪の毛がやせ細っていき、結果的に抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうんです。
また偏った食生活を続けることによって薄毛の遺伝情報が働きやすくなると言われているので、家族に薄毛の人がいる場合は食事に気を付けなくてはいけません。
薄毛と食事についてもっと詳しく知りたい方は、別の記事で詳しくご説明しているので、そちらも併せてご覧ください。
原因その4:睡眠不足による影響
寝不足はお肌の天敵と言いますが、肌だけでなく頭皮や髪の毛にとっても天敵になるんです。
ついつい夜更かしをしてしまい、睡眠時間が4時間くらいしか取れていない方や、仕事が遅くなってしまってちょっとしか眠れない…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
実は普段生活をしているとなかなか気付きにくいのですが、朝起きてから寝るまでの間で髪の毛や頭皮には様々な負担がかかっているんです。
日中であれば紫外線によって頭皮にダメージを受けてしまったり、屋内ではエアコンの風やホコリなどで乾燥したり汚れが附着してしまいます。
その他にも何気なく頭を掻いたりして頭皮を傷つけてしまうことがあるのですが、このような頭皮や髪の毛へのダメージを眠ることで修復してくれる働きがあるんです。
ですが普段から寝不足の状態が続くことによってダメージの修復が十分にできず、徐々に蓄積してしまい、健康的な髪の毛が育たず、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうリスクが高まってしまいます。
また寝不足が続くことによって自律神経が乱れてしまい、そこからホルモンバランスの乱れへとつながって、男性ホルモンの分泌量が多くなってしまうんです。
男性ホルモンは皮脂の分泌量を増やす働きがあり、そのせいで皮脂が過剰に分泌され、毛穴のつまりを起こして抜け毛が起きやすい状況をつくってしまいます。
その他にも男性の場合はAGAと男性ホルモンが深い関係にあるので、体内でDHTが多くつくられるようになってしまい、薄毛を進行させてしまうことにも…。
女性の場合もFAGAはホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが多く分泌されてしまい、頭髪全体が薄毛になりやすくなってしまうので注意しなくてはいけません。
薄毛と睡眠の関係についてもっと詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください
原因その5:運動不足による影響
若いころは部活で運動部に所属していた方も多く、習慣的に体を動かす機会が多くあると思うのですが、社会人になると運動する機会が一気になくなってしまいますよね。
実は運動不足というのも薄毛を引き起こしてしまう原因だと言われているんです。
薄毛と運動不足が関係しているというはにわかに信じがたいですが、これは事実です。
運動不足というのは心肺機能を低下させてしまい、血液を効率よく送り出すことができなくなってしまうだけでなく、血液の流れ自体悪くしてしまうため、余計に栄養を頭皮に贈ることができなくなってしまいます。
頭皮の欠陥というのは毛細血管という髪の毛よりも細い血管しか通っておらず、心臓の位置から見ても遠い場所にあります。
心臓の働きが弱く、血液の流れも悪い状況では毛細血管の奥まで血液を送ることができず、育毛・発毛に大きな影響が出てしまうでしょう。
髪の毛の成長や新しい毛髪をつくるのに栄養は不可欠です。
ですがその栄養というのは血液によって送られてきたものを毛根部分にある毛乳頭で受け取り、髪の毛を育てているので血液の流れが悪く、それでいて十分な栄養がなければ髪は育たず抜けていってしまい、薄毛になるリスクが高くなってしまいます。
適度に運動をすることで体内に溜まった毒素である「活性酸素」を上手く除去することができるのですが、体を動かさないことでどんどん体内に蓄積していき、体を老化させていってしまうんです。
そして体が老化していくことで髪の毛を作り出す毛母細胞の働きも弱くなってしまい、最終的には髪の毛を新たに作り出すことができなくなってしまう可能性もあります。
原因その6:ストレスによる影響
現代の世の中はストレスと常に隣り合わせの生活が続いていると感じるのは私だけでしょうか。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、それくらいストレスの多い環境で生活をしているのは間違いないと思います。
そんなストレスと薄毛はどのような関係にあるのかというと、人はストレスを感じると自律神経のひとつである「交感神経」が強く働くようになり、血管を収縮させてしまいます。
血管が収縮されると当然、血液の流れが悪くなって食事などで摂った栄養を頭皮の毛細血管にきちんと送ることができなくなってしまうんです。
それ以外にも交感神経が優位に働くことで皮脂の分泌量が増え、頭皮がベタついて毛穴を皮脂で塞いでしまったり、男性ホルモンが増えてAGAやFAGAを促進させてしまう可能性があります。
それ以外にも先ほどご説明した円形脱毛症や脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症などを引き起こすきっかけになってしまうリスクも…。
過度のストレスを感じたり、日々ストレスを受け続けているとこのような可能性が高まっていくので、定期的にストレスを発散させるようにしなくてはいけません。
ストレスと薄毛についてもっと詳しく知りたい方は、別の記事でご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
原因その7:血液の流れが悪くなったせい
先ほどから何度か説明の中に出てきましたが、血液というのは髪の毛を成長させたり新しい毛をつくるのに必要なものです。
頭皮の血管は髪の毛よりも細く、およそ10分の1程度の太さしかない本当にか細いものなんです。
そのため血液の流れが悪なってしまったり、心肺機能が弱くなってしまうと髪の成長に必要な栄養を届けられなくなってしまい、どんどん抜けやすくなってしまいます。
生活習慣や加齢によって頭皮の毛細血管が細くなったり詰まってしまい、「髪の毛が生えてこない…!」なんてことがあるかもしれません。
冗談に聞こえてしまうかもしれませんが、これはリアルな話で育毛剤や発毛剤に血流改善効果のある成分が配合されているのはそのせいなんです。
なので血液の流れが悪くならないように食事や睡眠、運動、ストレス発散など、様々な部分を見直していかなくてはいけません。
原因その8:喫煙によるもの
これはなんとなく想像がつくかもしれませんね。
タバコの煙に含まれている有害物質は数千種類あると言われていて、その中でも代表的な成分としてニコチンがあります。
これらの有害成分は血管を収縮して血液の流れを悪くしたり、交感神経を刺激してホルモンバランスを乱してしまうことにつながるんです。
先ほどから何度もお伝えしているように、血液の流れが悪くなることで毛髪を育てるのに必要な栄養をしっかりと届けることができなくなって、ハリ・コシのない髪の毛になってしまい、毛根部分もやせ細ることで抜けやすくなってしまします。
またホルモンバランスが乱れることで男性ホルモンが活発になり、抜け毛が起きやすい環境が出来上がってしまうでしょう。
その他にもニコチンには体内のビタミンCを破壊する働きがあり、このビタミンCには頭皮をはじめ、皮膚の角質内にあるコラーゲンを生成するのに必要な栄養で、不足することで乾燥を起こし健康的な髪の毛をつくることができなくなってしまいます。
それ以外にもストレスに対しても抵抗力を高めてくれたり、動脈硬化を防いで血液の流れを良くしてくれる効果があるので、育毛・発毛に欠かせない成分です。
そのような成分が不足してしまうことによって髪の毛が少しずつ細くなってしまったり、抜け毛を起こしやすくしてしまうので、無理のない禁煙をしなくてはいけません。
別の記事で喫煙と薄毛についてまとめた記事があるので、そちらも併せてご覧ください。
原因その9:過度の飲酒によるもの
お酒の飲みすぎは体に良くないというのは聞いたことはありますが、「髪の毛にも良くないの!?」って思っちゃいますよね。
はい、お酒はぶっちゃけ髪の毛や頭皮にとって影響のあるもので、抜け毛や薄毛につながるものなんです。
お酒には当然アルコールが含まれているのですが、このアルコールというのは体内で分解されるときに有毒性のある「アセトアルデヒド」という物質を作り出します。
その成分は体内の解毒作用のおかげで酢酸になって体外に排出されるのですが、解毒の際に髪の毛の主成分である「ケラチン」となるたんぱく質(アミノ酸)や、ケラチンを作るために必要なビタミンを多量に消費してしまうため、毛髪の成長に欠かせない成分をごっそりと使用されてしまうんです。
またアセトアルデヒドはDHTを増やす働きがあると言われており、あまりにも多くのお酒を飲んでしまうことによって、分解が間に合わず血液中に溶け込み、頭皮へ届けられることでAGAを促進してしまうことになります。
ある程度の量を飲むくらいならもんだいはないのですが、毎日飲み歩いたり、1回で大量のお酒を飲む場合は薄毛のリスクが高くなってしまうので、注意が必要です。
原因その10:ホルモンバランスの乱れによるもの
こちらも何度かご説明してきましたが、男性ホルモンの分泌量が増えてしまったり、女性ホルモンの分泌量が低下して男性ホルモンの割合が増えてしまうことによって、皮脂の分泌量が増えてしまい、頭皮の毛穴が皮脂で詰まって髪の毛が細くなったり抜けやすくなってしまいます。
女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」というのは毛髪の成長を促す働きがあったり、成長の期間を長持ちさせる効果があるのですが、男性はもともと分泌量が少なく、男性ホルモンが多いため薄毛になりやすいんです。
ですがホルモンバランスが乱れることで、さらに拍車がかかりDHTをたくさん作ってしまう環境にしてしまうため、男性ホルモンの分泌量を増やさないようにしなくてはいけません。
女性に関してはホルモンバランスの影響を受けやすく、それが身体にも影響として出やすいため、その影響でFAGAを引き起こしてしまう可能性があります。
遺伝性のある脱毛症のリスクを高めるだけでなく、脂漏性脱毛症やひこう性脱毛症といった脱毛症を引き起こす可能性もあるので十分に気を付けなくてはいけません。
逆引き!症状別の薄毛の原因をまとめてみました
これまで薄毛の種類やその特徴、原因をお伝えしてきましたが、ここからは症状別でみる薄毛の原因についてご説明していきます。
自分の薄毛がどのような状態なのかハッキリわかっている方は、これを見ることで自分の薄毛を引き起こしている原因がわかるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ごつたえする内容というのが…
- M字ハゲ(生え際)を起こす原因
- U字ハゲ(生え際)を起こす原因
- O字ハゲ(頭頂部)を起こす原因
- 頭髪全体の髪の毛がが薄くなる原因
- 側頭部・後頭部・もみあげが薄くなる原因
というものをご説明していきます。
それぞれご説明していくので、当てはまるものをチェックしていきましょう。
M字ハゲ(生え際)を起こす原因
M字ハゲと呼ばれる薄毛の原因は主に男性のAGAが原因だと言われているんです。
生え際のこめかみ部分が後退していき、正面から見たときにM字に見えることからM字ハゲと呼ばれているもので、食事や睡眠、ストレスなど多岐にわたって要因があり、進行すると生え際の中央部分も後退してU字ハゲになる場合があります。
ごくまれに生まれつきこめかみ部分の髪の毛が生えてこない、天然の剃り込みタイプの人もいます。
U字ハゲ(生え際)を起こす原因
先ほどもお伝えしたように、前頭部の生え際中央部分から髪の毛が後退していき、Uの字のような形をした薄毛になります。
M字ハゲと同様、これもAGAが原因となっていて、放置しているとどんどん後退していき、次第に頭頂部まで達してしまうことも…。
症状の進行が早いAGAは早めに対策をして、進行を押さえたり毛髪の量を増やすようにしなくてはいけません。
別の記事で生え際の薄毛についてもっと詳しくご説明している記事あるので、そちらも併せてご覧ください。
関連記事
O字ハゲ(頭頂部)を起こす原因
O字ハゲは頭頂部、つまりつむじ周辺にできる薄毛の症状で、放置していることでつむじを中心に広がっていき、後頭部や側頭部へ大きく広がることはないのですが、前頭部へどんどん広がっていきます。
このO字ハゲもAGAの症状で、進行するとM字やU字ハゲと併発して症状が起きる場合もあるんです。
またつむじ周辺という目の届かない場所で症状が起きるので、気づいたときには手遅れになっている可能性が高く、本格的な治療をしないと改善が難しい場合があります。
O字ハゲの詳しい診断をセルフチェックできる記事があるので、もし気になる方は合わせてご覧ください。
関連記事
頭髪全体の髪の毛がが薄くなる原因
髪の毛全体が薄毛くなってきて、分け目がはっきりしていたり、地肌が透けて見えるような薄毛のタイプは「FAGA」が原因と言えます。
FAGAはびまん性脱毛症とも呼ばれている女性の薄毛で、遺伝による薄毛の要素がホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れ、加齢などによって症状が出やすくなってしまい、AGAと同じように進行性の脱毛症なので放置しているとどんどん髪の毛がぬけていってしまいます。
また徐々に髪の毛が全体的に少なくなっていくのでなかなか気付きにくく、ある程度毛量が減った段階でようやく気付くことが多いタイプです。
側頭部・後頭部・もみあげが部分的に薄くなる原因
まず先にお伝えしておくと、AGAでは側頭部や後頭部、もみあげといった部位に症状を引き起こすDHTのレセプター(受容体)が存在することはあり得ないので、間違いなくAGAじゃないことは断言していいでしょう。
またFAGAに関しても部分的に薄毛が起きることはないので、これも違うと言えます。
遺伝性のある脱毛症ではないとなると、次に考えられるのが「円形脱毛症」「牽引性脱毛症」です。
円形脱毛症の場合、薄毛の部分が円形もしくは楕円形になっていることがほとんどなので、見分けがつきやすいです。
毎回同じような髪型(ポニーテールやお団子ヘア)をしている場合は牽引性脱毛症の可能性があるので、髪の毛を引っ張る強さを弱くしたり、分け目をずらしてみるようにしましょう。
あとは場合によっては過度なカラーリングやパーマによって頭皮に炎症を起こしている可能性があるので、心配であれば一度皮膚科で診断してもらうようにすると安心できますよ。
まとめ
この記事では薄毛の原因となるものをまとめ、詳しく説明させていただきました。
これであなたの薄毛がどんなものによって起きているかがはっきりわかったはずです。
髪の毛はなくても命に関わらないとはいえ、なければ無いで気持ち的につらいものがあります。
それは周囲の目を気にしなくてはいけなくなったり、自分自身に自信を持てない…そんなネガティブな気持ちを生んでしまう厄介な症状です。
ですがまだあきらめるのにはまだ早いですよ!
あなたの薄毛を引き起こしている原因がわかったことで、症状に合った対処がしやすくなります。
より効果的な対策を進めることができるので、症状の進行を抑制することができたり、髪の毛を増やすことだってできます。
たしかにマイナスの印象が強い薄毛ですが、それに負けず、きちんと頭皮と髪の毛のケアを進めていきましょう。
最後に、具体的な薄毛対策の方法に関してご紹介している記事があるので、そちらも併せてつらい薄毛を改善していきましょう。
関連記事
あなたにオススメの記事
最新情報をお届けします
Twitter でメンジー!をフォローしよう!
Follow @men_jishin