「仕事が終わった!さあ飲みに行くぞー!」

そういってウキウキルンルンな足取りで居酒屋へ向かっているあなた…気を付けてください!

たしかにお酒の席は気分も高まって楽しいものかもしれませんが、飲酒をすることによって抜け毛や薄毛、ハゲを進行させてしまう原因になってしまうかもしれないんです。

たしかにお酒の飲みすぎは身体に悪いのはわかりますが、大事な髪の毛にまで影響するのかと思ってしまいますよね。

私は以前に人知れず「アルコールの飲みすぎは将来ハゲるよ」なんて言われたことがあります。

ですが本当に飲酒がハゲや薄毛を引き起こしてしまうんでしょうか?

髪の毛はなくても命に別状はありませんが、無かったらないで周りの目線が気になったりもしますよね。

なんとなく不憫な視線を浴びているうちに悲しい気持ちに…。

なってたまるかぁぁぁぁぁぁーーー!

そこでこちらの記事ではアルコールと抜け毛・薄毛・ハゲについての関係性を紐解き、飲酒を続けることで本当に将来ハゲてしまうのかを解明していきます。

この記事を読むことで…

  • 飲酒が薄毛やハゲにつながるのかがわかる
  • お酒を飲んでも抜け毛や薄毛などを予防する方法がわかる
  • 好きなお酒をやめずにフサフサの髪になれる
  • ちょっとヤバいという方も改善策が見つかる

といったメリットがあるので、将来髪の毛に不安があったり、現在進行形でまずい…という方もぜひ参考にしてみて下さい。

過剰なアルコール摂取は抜け毛・薄毛・ハゲを引き起こす

まずは先に結論から言ってしまいます!

お酒を飲むことによって、抜け毛や薄毛、ハゲになるリスクが跳ね上がってしまいます。

アルコール大好きな方にとってはにわかに信じがたいことかもしれませんが、これは事実です。

とは言ってもあくまで「過剰な飲酒」であればの話なので、適度にお酒をたしなむ程度であれば、薄毛の原因になることはないと言われています。

厚生労働省が発表した適度なアルコール摂取量が、1日当たりで「純アルコールでおよそ20g」と言っていますが、正直言って純アルコール20gと言われてもいまいちピンときませんよね。

そこで、厚生労働省が発表しているお酒の種類とアルコール度数、そして純アルコールの量の目安表をご紹介していきますので、規定数をオーバーしていないかチェックしてみましょう。

お酒の種類 ビール(中瓶1本500ml) 清酒(1合180ml) ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml) 焼酎(35度)(1合180ml) ワイン(1杯120ml)
アルコール度数 5% 15% 43% 35% 12%
純アルコール量 20g 22g 20g 50g 12g

というような内容になっていますが、これはお酒が大好きな方からするとかなり厳しいものではないかと思います。

生ビールで言えば、ジョッキで1.5杯くらいしかないということになりますもんね。

ですが、薄毛やハゲの恐怖を考えると仕方のないことなのかもしれません。

まったく飲めないわけではないので、少しずつ飲んで楽しむほかありませんね。

アルコール飲料を飲みすぎるとハゲるのはなんで?

そもそもなんで飲酒が薄毛やハゲに関係してくるのでしょうか。

たしかにお酒を飲んだから抜け毛が増えたという噂を聞いたことがありません。

ですが、アルコールと抜け毛・薄毛・ハゲには深~い関係があって、症状を引き起こしてしまう原因がいくつかあるんです。

その原因というのが…

  • 良質な睡眠ができなくなってしまう
  • 肝臓の負担が大きくなる
  • 糖質を過剰摂取してしまうことにつながる
  • 毛髪の成長に必要な栄養が不足してしまう
  • 有毒物質アセトアルデヒドが発生してDHTを増やしてしまう

という5つの原因があるんです。

ピンとくるものもあれば、イマイチわからないものもあると思うので、それぞれわかりやすく分けてご説明していきますね。

原因その1:良質な睡眠ができなくなってしまう

逆によく眠れるんじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、その通りで、入眠はしやすくなるのですが、時間が経つにつれて眠りが浅くなってしまい朝早くに目が覚めてしまいやすくなってしまうんです。

これはアルコールが体内に入って分解されるときに発生する「アセトアルデヒド」という有毒物質が睡眠を阻害してしまい、深い眠りにつくことができなくなってしまうからだと言われています。

アセトアルデヒドについてはのちほど詳しくご説明しますが、そのせいで先ほどもお伝えしたように朝早くに目が覚めてしまったり、体の疲労感が取れないといった問題が起きます。

また睡眠中には髪の毛を成長させるための「成長ホルモン」という物質が分泌されるのですが、眠りが浅い状態よりも深い眠りの方が多く分泌されると言われているんです。

そのため過度の飲酒によって睡眠の質が低下してしまうことによって、髪の毛の成長が十分に行なえず、抜け毛が起きやすくなり、薄毛やハゲになってしまうリスクが高まってしまいます。

原因その2:肝臓の負担が大きくなる

肝臓と言えばアルコールを分解する器官として一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

ちなみに肝臓にはアルコールの分解だけでなく、たんぱく質など様々な栄養を作り出す器官でもあるんですよ。

要するに、肝臓は栄養の製造工場というわけです。

ですがそんな栄養の製造工場でも、多量のアルコールを摂ることによって、分解することで精いっぱいになってしまい、たんぱく質を含めた栄養の製造まで手が回らなくなってしまいます。

髪の毛の主な主成分は「ケラチン」というアミノ酸が結合されて作られたたんぱく質の一種です。

このケラチンも肝臓で作られるものなので、お酒を飲みすぎてしまうことによって、髪の毛を作り出したり成長に必要な栄養が足りず、毛髪がやせ細ってしまって抜けやすくなってしまいます。

そんな状態が続いてしまうと、結果的に薄毛やハゲという悲しい結末を迎えてしまう可能性があるので注意が必要です。

原因その3:糖質を過剰摂取してしまうことにつながる

ご存知の方もいるかもしれませんが、アルコールには多くの糖質が含まれています。

最近では糖質オフなどのお酒なども販売しているのを見かけますが、居酒屋などでお酒を飲もうとするとそうはいきません。

そもそも糖質が薄毛につながる理由というのは、体内に糖質が入り吸収されることで血糖値が上がるのですが、この時に急激に上がった血糖値を下げようと「インスリン」というホルモンが分泌されます。

ポイント

ちなみに血糖というのは血液に吸収された糖質のことを指していて、主に体を動かしたときなどにエネルギーとして消費されます。

インスリンは血糖がエネルギーとして消費されなかった場合、「中性脂肪」として変換する働きがあり、インスリンは糖質を摂取した量が多ければ多いほど分泌量が増えると言われているんです。

そのためアルコール摂取量が多ければ多いほど、中性脂肪を発生させやすくなってしまうんですね。

この中性脂肪はお腹周りのお肉としてついてしまうことで有名ですが、その他にも皮脂となって毛穴から出てくるものでもあるんです。

ある程度の皮脂であれば問題はないのですが、過剰な皮脂分泌は毛穴を詰まらせてしまい、健康な髪の毛の成長を邪魔してしまうことにつながります。

しかも中性脂肪が血液中に多くなることによって、血液の流れが悪くなってしまい、髪の毛に必要な栄養を血液に乗せて頭皮に届けにくくなってしまうんです。

そして栄養不足となった髪の毛はどんどん細くなってしまい、次第に毛根部分も小さくなることで簡単に抜け毛となってしまいます。

その結果、薄毛やハゲとなってしまう可能性があります。

原因その4:毛髪の成長に必要な栄養が不足してしまう

アルコールを摂取して体の中で分解作業をするときに、様々な栄養を消費してしまいます。

その栄養素の中でも特にたくさん使われるものが「システイン」「メチオニン」というアミノ酸と「ビタミン」「亜鉛」です。

これらは髪の毛をつくるうえで欠かせない栄養素で、先ほどご説明したケラチンというたんぱく質はシステインとメチオニンなどのアミノ酸によってつくられています。

このアミノ酸が不足することで、何とも頼りのない弱々しいハリ・コシのない髪がつくられるようになったり、場合によって生えてこないこともあります。

ビタミンには髪の毛を作り出すために直接影響するわけではないのですが、サポートの役割をしてくれるんです。

亜鉛に関しては髪の毛を成長・発毛させるための「毛母細胞」という細胞組織の細胞分裂に欠かせない栄養です。

そのためサポート機能が弱くなってしまうことで、十分な栄養を届けることができなくなってしまったりする可能性があるので、過度の飲酒には気を付けなくてはいけません。

原因その5:有毒物質アセトアルデヒドが発生してDHTを増やしてしまう

肝臓でアルコールが処理されて分解するときに「アセトアルデヒド」という毒素を作り出すことを先ほどお伝えしましたが、本来であればそのまま肝臓の活動によって体に害のない「酢酸」になって最終的には水と二酸化炭素になって体外に排出されます。

ですが、お酒を飲みすぎてしまうことによって、アセトアルデヒドの分解が間に合わなくなってしまい、体内をめぐるようになってしまうんです。

最終的には肝臓まで戻って再び分解されるのですが、その過程でちょっとした問題を起こしてしまいます。

それが、男性の薄毛やハゲの最強・最大の原因であるAGA(男性型脱毛症)を引き起こす「DHT(ジヒドロテストステロン)」という悪性の脱毛ホルモンを増やしてしまうんです。

AGAは進行性の脱毛症で、症状が出ると民間療法などでは改善することがない非常に厄介な薄毛・ハゲと言えます。

そうならないためにも、お酒の飲みすぎには気を付けなくてはいけません。

飲酒によって抜け毛・薄毛・ハゲるまでのメカニズム

アルコールの摂取によって抜け毛や薄毛といった髪の毛のトラブルが起きることはしっかり理解してもらえたと思います。

むしろこれだけ熱く語っているので、うざいかもしれませんが…。

そこでここからは先ほどご説明した内容を踏まえながら、お酒を飲むことで抜け毛・薄毛・ハゲが起きてしまうメカニズムを流れに沿ってご説明していきます。

簡単に言ってしまえば、原因によって抜け毛や薄毛まで起きる一連の流れを紹介するということです。

それならそうと先に言ってくれ感じですかね…。

わかりやすくまとめてみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

  1. ①体の中でお酒(アルコール)を分解

    お酒はまず肝臓で分解をしてもらいます。
    その時に「アセトアルデヒド」という有毒性の物質がつくられます。
    アセトアルデヒドは分解過程で「酢酸→水・二酸化炭素」という流れで分解されていき、体外に排出されるのですが、酢酸に分解するときにたくさんのアミノ酸やビタミンを消費してしまうんです。
    ※この時分解されなかったアセトアルデヒドは体内をめぐり「DHT」を増やしていきます。

  2. ③毛髪の成長に必要な栄養が消費される

    アセトアルデヒドを酢酸に分解するときに「システイン」「メチオニン」というアミノ酸をはじめ、多くの栄養素を消費してしまいます。
    そのせいで髪の毛の成長や発毛に必要な栄養が不足してしまい、抜け毛や薄毛、ハゲを起こす原因となってしまうんです。

  3. ③抜け毛・薄毛が進行する

    上記でご説明した栄養素の中に含まれている「亜鉛」というものがあるのですが、この栄養には毛母細胞の細胞分裂を手助けし、働きを活発にする役割があります。
    そのため、亜鉛不足になってしまうことで毛母細胞の働きが低下して、ヘアサイクルを乱してしまうことにつながってしまうんです。

以上が薄毛・ハゲまでの一連の流れになっています。

また男性の場合は①でご説明したDHTがさらに抜け毛からハゲまでを促進するような働きがあるので、より気を付けなくてはいけません。

このように一通り流れとしてみると、結構恐ろしいものがありますね…。

お酒を控えて飲まないことが抜け毛・薄毛・ハゲ対策になる?

すでに薄毛やハゲの症状が出てしまっている方にお伝えしなくてはいけないことがあります。

ここまでの内容を読んで、アルコールの摂取を控えて、これ以上ハゲにならないようにしようと思っている方はすみません!

お酒をやめるだけでは薄毛・ハゲを対策することはできないと言えます。

お酒以外にも抜け毛を起こしてしまったり、薄毛・ハゲを促進する原因はたくさんあって、一つだけ対策をしていても効果がないことがほとんどなんです。

本当に…すみません!すみません!すみません!すみません!

けれど、お酒を辞めやめるというのは頭皮にとっても健康的ですし、体にとっても良いことです。

とはいっても無理に飲酒をやめようとして、ストレスに感じてしまうのであれば、先ほどお伝えした1日当たりの摂取量を参考ににして、飲みすぎないようにすれば問題はありません。

適度な量を意識して、楽しみながらお酒を飲むことが大切です。

また飲酒以外の薄毛・ハゲの原因についてご説明している記事があるので、そちらも併せてご覧ください。

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薄毛・抜け毛を引き起こす原因まとめ!原因を知って正しい対策を!

適量の飲酒によって抜け毛対策ができるって本当?

お酒の飲みすぎは抜け毛や薄毛の原因…そういったのにも関わらず、アルコール摂取量が適量であれば抜け毛を予防できるなんて「どういうことなんだ?」と思ってしまいますよね。

それには深いワケがあります。

その理由についてですがアルコールを適量摂ることで…

  • イライラ解消・リラックス効果がある
  • 血液の流れを良くしてくれる
  • 睡眠の質を高めてくれる

といった理由があるのですが、イメージがつかない方もいると思うので、それぞれご説明していきますね。

アルコールの効果その1:イライラ解消・リラックス効果がある

ストレスを感じてイライラしているときにお酒を飲むことで楽しい気分になったことってありませんか?

適度なお酒の量を飲むことで心と体の緊張を解きほぐし、リラックスさせることによってストレスを解消する働きがあると言われているんです。

抜け毛や薄毛、ハゲの原因のひとつとしてストレスがあるのですが、アルコールを適量摂取することで神経伝達物質のひとつである「ドーパミン」が分泌されて楽しさ・心地よいという気分にしてくれます。

ただし逆に飲みすぎてしまうと逆効果なので、気を付けなくてはいけません。

アルコールの効果その2:血液の流れを良くしてくれる

お酒を適量飲むことによって、血管を拡げることができ、血液の流れを良くしてくれる効果があるんですよ。

血液の流れがよくなれば、髪の毛に必要な栄養や酸素を頭皮の毛細血管まで送り届けることができ、髪の毛の成長を手助けしてくれるんです。

特に頭皮に張り巡らされている毛細血管は髪の毛よりも細いものなので、血液の流れが悪くなりやすいのですが、アルコールによって血流が良くなり、程よく血圧も上がるので、効率よく血液を送ることができます。

アルコールの効果その3:睡眠の質を高めてくれる

この記事の最初の方でアルコールは「睡眠の質を下げる」とご説明しましたが、これはあくまで過度の飲酒をした場合です。

適度な飲酒量であれば、睡眠の質を高めてくれる効果があります。

先ほどもお伝えした通り、アルコールを適量飲むことによって、気持ちをリラックスさせる効果があるのですが、寝る前に気分を落ち着かせることによって質の高い睡眠を取ることができ、入眠もしやすくなると言われているんです。

抜け毛・薄毛などの原因には寝不足によるものもあるので、寝る前に1杯ひっかけてから寝ることで気持ちよく寝ることができるでしょう。

ですが、間違っても飲みすぎてしまわないように気を付けてください。

飲みすぎてしまうことで眠りの質が低下して、夜中や明け方に目を覚ましてしまったり、途中でお手洗いに行きたくなってしまうので注意しましょう。

また別の記事で抜け毛や薄毛と睡眠についての関係性をご紹介しているものがあるので、一緒に併せてご覧ください。

結論!どんなお酒でも過度の飲みすぎは危険!アルコールはほどほどに!

こちらの記事ではお酒と薄毛などについての関係性をご紹介させていただきました。

この記事を通してまとめると…お酒は決して悪いものではありません。

上手に飲めば逆に抜け毛を予防することができ、健康面のサポートもしてくれる働きがあるスゴイ飲み物なんです。

なので「飲みすぎ」だけは注意して、上手にアルコールと付き合っていきましょう。

間違っても飲兵衛にならないように気を付けてくださいね。

そして、もし薄毛やハゲに悩んんで本当に改善したいというのであれば、生活習慣の改善や禁煙、ストレス発散などと一緒に、直接ハゲや薄毛の原因に作用してくれる対策方法を取り入れてみましょう。

そうすることでより高い効果を発揮して、薄毛やハゲを改善していくことができるはずです。

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