朝は水洗顔だけ！洗顔しない方が肌がキレイになるって嘘？効果について調べてみた

普段から洗顔料を使用して顔を洗う方がほとんどだと思うのですが、朝晩共によく泡立てた洗顔料で優しく洗っているかと思います。

ですが中には「洗顔しない」ことで美肌を手に入れる方法があると話題になっていることをご存知でしょうか。

洗顔しないということを聞くと「えっ…汚いんじゃない」と思うかもしれませんが、これは顔を洗わないということではな「洗顔料を使わない」で顔を洗うということなんですよ。

ぶっちゃけ実際に実行している方はそんなに多くはないかもしれませんが、一応ある程度の効果はあるようです。

そこでこちらの記事ではそんな「洗顔しない洗顔方法」で美肌になれるわけについてご紹介していきますね。

この記事を読むことによって…

• 洗顔料なしでも肌をキレイに保つ方法がわかる
• 洗顔しないことのメリットやデメリットがわかる
• 正しい水洗顔の方法がわかる

といったメリットがあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

洗顔しないで美肌になるってどういうこと？

冒頭でもお伝えした通り、洗顔料を使わずに顔を洗うのがこの美容法の特徴で、その意味というのは「肌に必要以上の負担をかけない」ということが第一条件です。

朝から洗顔料を使うことによって、どんな物であっても少なからず肌に刺激は加わってしまいますし、多少なりとも乾燥を起こしてしまいます。

そのような肌にとって負担となる行為を少なくすることで、少しでも肌をキレイに保とうというものなんですよ。

先ほども言いましたが、顔を洗わないということではないので、勘違いしないようにしてくださいね。

洗顔をしないメリットってどんなことがあるの？

それでは実際に朝洗顔をしないことで得ることができるメリットというのはどんなことがあるのでしょうか。

そのメリットについてご説明していきますので、参考にしてもらえればと思います。

メリットその1：乾燥の予防ができるので肌トラブルを避けることができる

洗顔料を使って顔を洗うことはどんなに優しいものであっても、肌の水分量を奪ったり皮脂を洗い落とすことにつながるので、肌が乾燥した状態になります。

ですが朝、起床時に洗顔をしないことによって肌に必要な水分量を保ったまま1日過ごすことができるようになりますし、外部刺激から肌を守る働きのある皮脂も残することができるので、乾燥を防いでトラブルを押さえてくれる効果があるんです。

水洗顔はもともと肌が乾燥している方にはトラブルの原因を予防することができるので効果的かもしれません。

メリットその2：敏感肌の人は肌への負担が少なくなる

乾燥肌のさらにその上を行く敏感肌の方は、乾燥肌以上に肌のケアが大事になってきます。

敏感肌というのはちょっとした刺激で肌トラブルを起こしてしまいやすいため、朝から洗顔料を使ってしまうと肌を守るバリア機能が低下してしまい、紫外線や外の乾燥した空気、ほこりなどに対して敏感に反応してしまうんです。

もともと肌の水分量や皮脂の分泌量が少ないことによってバリア機能が低下しているので、わざわざ朝から洗顔して肌の水分や皮脂を奪うことはありませんよね。

洗顔料を使わないことによって敏感肌の肌トラブルを防ぐことができるので、デリケートな肌の方にはメリットのある方法だと思います。

メリットその3：洗顔料を使わないで済むのでコスパがいい

これは実用的なことなのですが、洗顔料をしないことによって、使用する量が減るので洗顔料が長持ちするようになります。

1個当たりのコスパがかなり良くなるので、経済的にいいですね。

メリットその4：肌に必要な皮脂を保つことができる

肌の健康を保つためには、日中であってもある程度の皮脂量が必要になってきます。

一般的には「皮脂」というのは悪者になってしまいがちですが、実はそうではありません。

皮脂というのは肌を紫外線やホコリなどの外部刺激から守ってくれる「保護膜」のような役割をしてくれるんです。

バリア機能といえば聞いたことがあるかもしれませんが、それは皮脂がやってくれているんですよ。

朝から洗顔料を使うことによって、肌のバリア機能が低下してしまい、その状態で紫外線がバンバン降り注いでいる外へ出かけてしまうと、肌への負担も大きくなってしまうので、水洗顔にはバリア機能を保つためには効果のあるものなんです。

洗顔料を使わないことでデメリットになることもある

いろいろとメリットについてご説明してきましたが、洗顔しないことで得られるのはメリットだけではありません。

逆にデメリットもあるので、その内容についても詳しくお伝えしていきます。

きちんとデメリットも知ったうえで洗顔料を使わない洗顔方法を取り入れてください。

デメリットその1：余計な角質汚れを落とすことができない

洗顔料には肌の皮脂汚れのほかにも古い角質を浮かせて落とす役割があります。

皮脂に関しては肌を守るという役割もあるので、ある程度残しておいた方がいいのですが、古くなった角質は別です。

古い角質が肌表面に残ることで肌表面に常在している雑菌が餌にしてしまい、菌が増殖して肌荒れを起こしてしまう可能性があります。

もちろんその中にはニキビを作り出す「アクネ菌」も含まれているので、それなりのリスクはあるんです。

デメリットその2：男の人は皮脂の分泌量が多いので肌がベタつくようになる

男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、その量はおよそ2～3倍もあります。

しかも夜、洗顔をしたあとの肌を基準とすると、起床した際の皮脂量はおよそ7倍にもなっているそうです。

そのため朝洗顔料を使用せずに水だけで洗顔をしてしまうと皮脂量が多くなってしまい、毛穴が詰まってしまう原因になったり、その結果ニキビができてしまうこともあるんです。

また日中、肌のベタつきやテカリといった、男性に多い悩みをさらに悪化させることにつながるので注意しなくてはいけません。

その他にも男性は寝ているときに汗をかきやすい特徴があるので、朝はきちんと洗顔をして肌に常在している菌を増殖させないようにしましょう。

デメリットその3：ニキビがひどくなる可能性もある

寝ていても少なからず皮脂の分泌というのはされています。

そのため起床した時には顔に古い皮脂がある状態です。

皮脂は基本的に油分なため、水洗顔のみで洗うと水分を弾いてしまい、落としきれないことがほとんどです。

ある程度は問題ないのですが、必要以上に残った状態で放置していると、皮脂が酸化してしまって黒ずみやニキビなどを起こしてしまったり、ニキビが悪化してしまうことがあります。

水洗顔が合う人と会わない人

洗顔しないメリットやデメリットについてお伝えしてきましたが、どんなにメリットがあっても肌質に合う方と合わない方がいます。

そのため自分の肌質に合わせて取り入れるようにしましょう。

合わない肌質の方が水洗顔を取り入れると、肌トラブルを起こしてしまう可能性があるのでしっかりとチェックしておきましょう。

乾燥肌の場合

乾燥肌の方は肌の水分や皮脂量が低下してしまい、肌表面がカサついたり小じわなどが目立ちがちです。

洗顔しない水洗顔を行なうことによって、必要以上に皮脂を洗い落とすことがなくなるため、肌の乾燥を防ぐことができます。

もともと皮脂量が少ないので、バリア機能も保つことができ、かゆみなどのトラブルを予防することもできるんです。

また皮脂量を保つことによって、乾燥小じわやニキビといった乾燥肌ならではのトラブルを予防することもできますよ。

オイリー肌(脂性肌)の場合

オイリー肌の方は顔にテカリが起きやすく、全体的にべたついた印象があります。

この肌質は睡眠中に皮脂を多く分泌するので、洗顔しない水洗顔だけで済ませてしまうと皮脂を十分に落とすことができず、皮脂が酸化して毛穴の黒ずみや開き、ニキビといったトラブルの原因になってしまいます。

また日中のテカリをより一層ひどくしてしまうことにもつながるので、オイリー肌は朝も洗顔料を使って顔を洗うようにしましょう。

混合肌の場合

混合肌は複数の肌質が組み合わさって起きる肌質で、「オイリー肌と乾燥肌」や「オイリー肌と普通肌」、「乾燥肌と普通肌」といった組み合わせがあります。

部位別にそれぞれあった洗顔方法を取り入れてあげるのがベストで、乾燥肌や普通肌の部位には「水洗顔」、オイリー肌の部位には「洗顔料」を使った洗顔をしてあげるようにしましょう。

意外と混合肌の人は多いので、ちょっと面倒かもしれないですが、肌の状態に合わせた洗顔方法を取り入れてあげることが大切です。

敏感肌の場合

敏感肌は乾燥肌がさらに悪化した肌質で、肌のバリア機能が低下してしまったことで化粧水などのちょっとしたものでも赤みやかゆみ、肌荒れができてしまうような肌質です。

とにかく刺激にたいしてとても弱い肌なので、水洗顔はとてもいい洗顔方法です。

敏感肌は乾燥肌と同じように水分量や皮脂量が少ないので、洗顔料を使うことで起きる肌への負担を少なくすることによってトラブルを回避することができます。

もちろん必要以上に皮脂を落とさないことにもつながるので、効果的な手段なんです。

朝洗顔をしなくても本当に肌がキレイなの？

ここまで洗顔料を使用しないで洗顔をする方法のメリットやデメリットについてお伝えしてきましたが、たとえ興味があっても実際に肌がキレイになっているか正直心配になるのではないかと思います。

たしかに洗顔料を使わないことによって、肌を守るために必要な水分量や皮脂をキープすることができるのは、肌が乾燥しているような方からしたら大きなメリットがありますよね。

ですが朝の洗顔はやっぱり目をスッキリさせたいものです。

なので汚れがきちんと落とせているかどうかというのはとても重要なポイントになると思います。

もしこの方法で顔を洗うのであれば、一つだけ意識してもらいたいことがあるのですが、それを意識することによってある程度の汚れを落とすことができるんですよ。

その方法というのが、「ぬるま湯」で顔をすすぐということです。

水では汚れを落とすことができないし、暑すぎる温度では逆に汚れを落としすぎてしまうため、ぬるま湯がベストなんです。

とは言っても「ぬるま湯ってどれくらい？」と思う方もいるかもしれませんね。

私が言うぬるま湯というのは大体34℃から35℃くらいの温度で、少し冷たく感じるくらいの温度が適温です。

ですが男性をはじめ、肌質がオイリー肌の方や混合肌、普通肌の方だと不要な皮脂を落とすことができないので、日中のベタつきやテカリを起こしてしまうので注意が必要になります。

水洗顔をするときのポイントその1：蒸しタオルを使ってみる

洗顔しない洗顔方法では多少の汚れは落とすことができても、毛穴に詰まった頑固な汚れは落とせません。

そんな時に試してもらいたいのが「蒸しタオル」を使って顔を温めてから顔を洗う方法です。

蒸しタオルの蒸気で顔を蒸してあげることによって、毛穴が開いて汚れが落としやすくなります。

蒸しタオルをつくるときは…

蒸しタオルで毛穴を開かせたらぬるま湯で顔をすすぎ、汚れをしっかりと落としてあげましょう。

ですが洗顔料を使用しているわけではないので、本当に気持ち程度しか汚れを落とすことができません。

私も実際に試してみたことがあるのですが、いわゆる「いちご鼻」と呼ばれるような頑固な汚れが毛穴に詰まっている場合は、詰まった汚れが酸化して黒ずみを起こす原因にもなるのできちんと洗顔料を使わないといけないと思います。

水洗顔をするときのポイントその1：ぬるま湯を使う

水洗顔とは言っても、真水で洗顔をしてもあまり効果がありません。

水の温度が大体32℃から35℃くらいのぬるま湯で洗顔してあげるといいんですよ。

あまり高い温度で水洗顔をすると皮脂を落としすぎてしまったり、逆に水温が低いと汚れを落とすことができなくなるので、人の肌よりもちょっと低いくらいの温度がベストです。

洗うときはぬるま湯を手にすくって、顔を付けるようにしてあげましょう。

洗顔料を使わないで顔を洗う方法は他にもある！

先ほどご説明した洗顔料を使わずぬるま湯で顔を洗うという方法以外にも、様々な「洗顔？」方法があります。

ここからはその方法についてご紹介していきますね。

特に乾燥肌や敏感肌の方は要チェックです。

方法その1：スチーマーを使う

ぬるま湯を使って顔をすすぐ代わりに、スチーマーを使って顔に蒸気を当てることで水分をキープしながら蒸気の熱で毛穴を開き、汚れを浮かすという方法です。

方法はとてもシンプルで、自分の顔に向かってスチーマーの蒸気を5～6分ほど当てて、コットンなどで肌をふき取るだけ。

もしスチーマーを持っていなくても、安い物でもそれなりの効果はあるので、この機会に手に入れてみるのもいいかもしれません。

方法その2：拭き取り化粧水を使ってみる

汚れが少しばかり気になるような場合は、ふき取り化粧水を使ってみるのも効果的かもしれません。

コットンに化粧水を適量取って、肌に乗せて汚れをふき取ります。

このときコットンで肌を強くこすったり、乾いてしまったコットンで肌を拭くようなことがないように気を付けて行なう必要があるので気を付けてくださいね。

また拭き取り化粧水は肌を傷つけてしまうリスクもあるので、毎日のように使うのは避けましょう。

水洗顔を始めたらトラブル発生！口コミをチェックしてみよう

肌の調子を整えるために始めた洗顔料を使わない洗顔ですが、実際に始めてみると「毛穴の汚れが目立つようになった」とか「顔にかゆみがでる」というようなトラブルもあります。

そこで、実際に挑戦してみた方の生の声を見ていき、その実態を調べていきましょう。

というように結構重たいトラブルが出てしまっています。

肌に優しい水洗顔には思いもしなかった落とし穴があったんですね。

ではこのトラブルはどうして出てしまうんでしょうか。その理由について次の項目でご説明していきます。

水洗顔をするとかゆみや毛穴汚れが起きてしまうワケ

水洗顔をスタートすると直面する毛穴の汚れやかゆみに関しては、肌がもともと持っている自己治癒能力が低下してしまっているからだと思われます。

今まで洗顔料を使って、汚れを洗い落としていた人が急に使用をやめて自己治癒能力に任せようとしているため、そのせいで汚れが目立つようになってしまったり、かゆみを起こしている状態です。

改善するためにはある程度の期間は続けなくてはいけないので、辛抱が必要になります。

またその期間も個人差があるので人によっては1か月くらいかかることもあります。

その他にも肌のターンオーバーが乱れていることによって、肌自体での治癒能力が低下してしまいかゆみや肌の汚れを起こしてしまっている場合もあるんです。

水洗顔自体はターンオーバーの乱れを改善する目的もあるのですが、改善にはやはり時間がかかってしまいます。

そのため多少の期間は我慢が必要になってしまいます。

肌の乾燥が気になるなら洗顔料を優しいものに変えてみるのもアリ

洗顔料を使用しなくてもある程度の汚れを落とすことができるということがわかりましたが、それでもなんとなく汚い感じがして嫌だという方もいると思います。

先ほどもお伝えし巻いたが、乾燥肌や敏感肌の方はもともと肌の水分量や皮脂量が低下しているような状態です。

ドラッグストアやコンビニなどで販売しているような洗顔料は洗浄力が強く、必要以上に皮脂を洗い落としてしまいます。

なのできちんと朝の洗顔を行ないつつ、これ以上の乾燥や肌トラブルを抑えたいのであれば、洗顔料の見直しをしてみるのもいいと思いますよ。

別の記事で私がおすすめしている洗顔料を紹介しているものがあるので、そちらも併せてご覧ください。

おすすめの洗顔料についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ

もしやるなら夜はきちんと洗顔料を使う

洗顔料を使わないで顔を洗うというのは朝だけであって、夜はきちんと洗顔料を使用するようにしなくてはいけません。

丸1日洗顔をしない状態で過ごしているので、かなりの汚れが溜まっています。

女性は化粧を落とすと思うので、そのついでに一緒に洗顔をするかと思うのですが、男性がこの方法を取り入れたら夜も洗顔料を使わず顔を洗ってしまうかもしれませんからね。

また洗顔をするときの洗顔料もできるだけ肌に負担となるものが配合されていないものがベストです。

朝は洗顔料を使用しない洗顔方法を取りれ用としているのであれば、それは乾燥肌や敏感肌のはずです。

先ほどもお伝えしたように市販の洗顔料を使ってしまうと、肌にとって大きな刺激を与えることになってしまい、肌にトラブルを起こしてしまう可能性があるので気を付けなくてはいけません。

防腐剤やエタノールなどの余計な添加物が配合されていないのはもちろんですが、セラミドなどの保湿成分が配合されている洗顔料を選ぶと保湿しながら汚れを落とすことができるのでおすすめですよ。

洗顔しない美肌方法って結局なに？

ここまでの内容を振り返ってまとめてみると、一言で言ってしまえば「過剰な洗顔をやめる」ということです。

肌にとって不要なものはホコリや必要以上に分泌されている皮脂、それと汗や古い角質などがあります。

ある程度の皮脂は残しておくべきですが、それ以外の不要な汚れを落とすのがこの洗顔しない美肌方法ということになりますね。

この方法の意義というのは必要以上の洗いすぎをやめることによって、肌を健康的な状態に保つことが目的だと言えます。

まとめ

こちらの記事では洗顔料を使わず顔を洗う洗顔方法である水洗顔についてお伝えしてきました。

たしかに肌のターンオーバーを整えたり乾燥肌や敏感肌のスキンケア方法としては有用性があるものだと思います。

ですがそれなりの我慢は必要になるということがわかりましたね。

効果が出るまでにはそれなりの時間と手間が必要になってしまいますし、人と接するような仕事をしている方や男性、オイリー肌、敏感肌などの方はあまり向いていないので、実生活に取り入れるにはちょっと難しいものがあるのではないかと思います。

それでももし挑戦してみたいという方は、こちらの記事でお伝えした通り、デメリットを踏まえたうえで取り組むようにしていきましょう。

私個人としては手軽にできるという意味で肌に優しい洗顔料に変えることをおすすめします。