多くの男性を毎朝のように悩ませる『髭剃り』
肌が弱かったり、ひげが濃かったりすると髭剃りトラブルに付きまとわれることになります。
血がでてしまったり、髭剃り後にヒリヒリしてしまって辛い思いをしているのではないでしょうか?
また、髭を剃ったのにも関わらず青々としていて「これってちゃんと剃れているのかな?」と思っている人もいることでしょう。
私も昔は青髭に悩んでおり、髭剃りをした後に肌が荒れて汚くなってしまうことに大きなコンプレックスを抱えていたため、髭剃りで悩む人の気持ちが痛いほどわかります。
現在までいろいろと工夫を凝らして試してきましたが、随分遠回りをしました。実は髭剃りには正しいやり方があったのです。
そこでこの記事では正しい髭剃りの方法をご紹介していきます。
- 肌が弱くて髭剃り後にヒリヒリしたり、血が出てしまうことが多い
- アフターケアの方法があっているのかわからない
- 剃っても夕方くらいには青々と生えてきて困っている
- 髭剃りの悩みから解放されたい
こんな風に、毎日の髭剃りに悪戦苦闘している方の悩みを解消することができます。ぜひ参考にしてみてください。
髭剃りをするタイミングがある?
男性の毎日の習慣といっても良い髭剃りですが、そもそも髭剃りをするタイミングっていつがいいのでしょうか?
意外にも習慣化してしまっているため、深く考えたことがない人がほとんどです。
歯磨きも、いつもの磨き方がクセになってしまうため磨き残しをしてしまう歯はいつも決まって同じ場所なんだとか。
ここで一度、自分の髭剃りの習慣について見直してみましょう。
結論から言うと、髭剃りを行なうタイミングで最もおすすめなのが「朝」です。
夜に髭を剃っていたという方は「ショック!」と思うかもしれませんね。なぜ夜に髭を剃るよりも朝に髭を剃ったほうがいいのでしょうか?
起床後10分~20分の肌というのは、夜寝ている間に自律神経が整えられたことにより、血行が良くお肌のハリが良くなっています。つまり肌のコンディションがいいのが朝ということなんですね。
肌のコンディションがいいことで、カミソリを当てたときに肌を傷つけにくく出血を起こしにくいのです。
出血を起こしてしまうのは、髭剃りとしては一番やってはいけないことです。傷から雑菌が入ってしまうため肌荒れの1番の原因になります。
それでは、逆に夜の髭剃りはどうなのでしょうか。
美肌を目指すのであれば、夕方以降の髭剃りは絶対にNGです。
なぜなら夕方以降は、日中に受けた紫外線やホコリなどで肌に負担がかかった状態なので、決して肌のコンディションがいいとは言えません。
カミソリを当てることで肌が傷つきやすく、ダイレクトに肌荒れの原因を引き起こしてしまいます。
なので、夜に髭剃りをしていたという方は、できる限り朝に髭剃りをするようにしましょう。
どうしても夜に髭剃りをしたい場合はどうしたらいいの?
今まで夜に髭を剃っていた人は、急に明日から朝に変えるように言われてたとしても急には難しいこともあるかもしれません。
また、朝が早かったりする場合は生活スタイル的にも夜に髭を剃ったほうが楽だという人もいるでしょう。
そういう方は、夜に髭を剃る習慣を続けていただいても構いません。
一番大事なのは髭剃り後のアフターケアにあります。アフターケアをばっちりできていれば夜に髭を剃ることのデメリットよりもメリットのほうが上回ってちゃんと美肌を維持することができますよ。
アフターケアについては後述したいと思いますので、次に髭剃りを行うシーンについて触れていきましょう。
お風呂で髭剃りをするのはお肌にとってかなり良くない!
T字カミソリを使っている方の中には、夜お風呂に入るときや朝シャワーを浴びる時に一緒に剃るという方も多くいるのではないでしょうか。
実はお風呂に入っているときに髭剃りをする場合は、お肌にとってかなり良くない条件が重なってしまっているため注意が必要になります。
T字カミソリで髭を剃った後のお肌というのは、目には見えていなくても細かい傷が無数についてしまった状態です。
そんな傷がついた状態の肌に湯船のお湯などから雑菌が入ってしまい、肌に多大な負担をかけ肌荒れの原因となります。
また、お風呂というのは常に湿気が多くカビや菌が繁殖しやすい場所でもあります。
お風呂場においてあるカミソリに付着している菌の数は、トイレの便座に付着している菌の数よりも圧倒的に多いんですよ。
そんなカミソリを使って髭を剃る行為は、お肌に傷をつけながらすぐさま肌荒れの原因菌を塗りたくっているようなものです。
想像するとちょっと嫌になってきちゃいますね。
ですが、私も朝のシャワーの時にお風呂で髭剃りをする人なので「お風呂で一気にやっちゃったほうが効率的」という考え方はとてもよくわかります。
なので、せめて髭剃りは浴槽の外に置いておくだとか、たまにアルコールウェットティッシュでふき取って除菌をするだとか少し気を配ってあげてみてください。
ちょっとの工夫をするだけでも、毎日の積み重ねで肌荒れやニキビがどんどん増えていくのを食い止めることができます。
ここまで、髭剃り前に気を付けておきたいことについてご理解いただけたでしょうか。
ここからは、実際にニキビや肌荒れを防ぐための正しい髭剃り方法について解説していきます。
髭剃り時に用意しておきたいもの
自身で用意するものとしては最低でも、
- カミソリ
- シェービング剤
- キレイなタオル
- 化粧水
これらは用意しておきましょう。
『乳液』や『美容液』もあるともっといいのですが、そこまでやると面倒という場合は、化粧水だけでもないよりはずっといいです。
最近は、化粧水と乳液、美容液のすべての役割を担ってくれる『オールインワンゲル』も人気です。男性でも気軽に使える商品がたくさんリリースされているので追って説明していきますね。
カミソリには電動カミソリ(電気シェーバー) とT字カミソリがありますが、電気シェーバーは肌荒れしづらいというメリットがある分、T字カミソリと比べると深剃りができないという致命的デメリットがあります。
この記事では髭剃り後に肌荒れやニキビができてしまうのを防ぐ方法を解説していきたいので、肌荒れにつながりやすい「T字カミソリ」に焦点を絞っています。
電気シェーバーを使っている方は、電気シェーバーでの髭剃りについての項目に飛んでください。
正しい髭の剃り方とは?髭剃りで肌荒れやニキビを作らないための4つの手順
いよいよここから実際に髭を剃る正しい手順を解説していきます。
簡単に思えて実際は意外と難しいので、しっかりと覚えてくださいね。
今の髭剃りの方法が間違えていたとしたら、髭剃りからアフターケアの方法を適切に変えるだけで一気に肌荒れが良くなります。
美肌はモテる男性になるための最も近道だとおもってください。
それでは一緒に見ていきましょう。
髭剃りの手順その1:まずは洗顔から
最初に洗顔をして顔に付着している余分な皮脂や汚れをしっかりと落としましょう。
これから髭を剃るときの洗顔は、顔に負担をかけないように注意を払う必要があります。
泡立てネットを使うなどして、たっぷり泡を作って泡で顔を包み込むように洗ってください。
手や爪が肌に当たらないように洗うのがベストです。間違っても手に取った洗顔料を直接顔に塗り込みながら泡立てて洗うようなことがないようにしてくださいね。
男性の正しい洗顔方法についてはこちらの記事でも解説しています。このページでは洗顔についてはさらっと解説しましたが、詳しく知りたい方は時間を使って一度読んでみてくださいね。
髭剃りの手順その2:蒸しタオルなどで顔を温める
肌を傷つけずにひげを剃るために、洗顔が終わったら一度、濡れた顔をふき取って髭剃りの準備をします。
洗顔後の顔を拭くときは、清潔なタオルを使って優しく水分を吸い取らせるように拭いてください。
ここでもゴシゴシとこすってはダメですよ!
ここから「蒸しタオル」を使って2~3分ほどカミソリを当てる部分の肌を温めていきます。
そうすることで固くて濃い髭が水分を含んで膨張し、全体的に柔らかくなってくれます。
髭がやわらかくなることで、何も準備をせずにいきなりカミソリを当てるよりも何倍もスムーズに剃ることが出来ます。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんね。
ですが、今現在肌荒れやニキビで悩んでいる方は特にこの蒸しタオルの工程を飛ばさずにやってみてください。せめて肌荒れが改善するまでの間だけでもOKです。
床屋さんに行って髭を剃ってもらったことがある方ならわかると思いますが、床屋さんでは必ず髭を剃ってくれる前に蒸しタオルを使いますよね。
プロがやっていることにはちゃんと意味があります。それだけ重要ってことですね。
「どうしても面倒で蒸しタオルなんてやってられない!」という方は、飛ばして次の手順の「手順3」を見てくださいね。
ここから、簡単に蒸しタオルを作る方法を紹介します。
蒸しタオルを1分で作る方法
お湯を沸かして、蒸しタオルを作るとなるとかなり面倒ですよね。
なので、蒸しタオルを1分でかんたんに作れる方法をお教えします。
- タオルを水で濡らして絞る(固く絞りすぎなくても大丈夫です)
- サランラップでタオルを包む
- 電子レンジで40秒~1分程度チンする
これだけで完成です。
電子レンジからラップに包まれたタオルを取り出すときには、熱くなっていることがあるので火傷しないようにくれぐれも注意してくださいね。
蒸しタオルも不潔なタオルで作ってしまうと逆効果なので、洗濯したての新しい清潔なタオルで作るようにしましょう。
髭剃りの手順3:シェービング剤を塗って毛流れに沿ってヒゲを剃る
柔らかくなったヒゲに対して、シェービング剤をたっぷり塗っていきましょう。
ジェルタイプのシェービング剤でも泡(フォーム)タイプのシェービング剤でもどちらでも構いません。
シェービング剤を使うことで、カミソリとの摩擦を抑え、お肌への負担を軽減してくれるのです。
意外と使用している人が少ないのでしっかりと使っていきましょう。
私のおすすめは、薬局コンビニなどで売っているジレットのスキンケア効果も備えたシェービングフォームです。
一般的に、泡タイプのものよりもジェルタイプのもののほうが深剃りがしやすい傾向にありますので、髭がかなり濃い方はジェルタイプのほうが合うかもしれません。
いよいよ肌にカミソリの刃を当てていきます。
ひげを剃るときは、まず必ず毛流れに沿うようにシェービングをしていきます。
いきなり逆剃りしてしまうことは肌への負担がかなり大きくなってしまうので気を付けてください。
髭剃りの手順4:逆剃りは最後!剃り残したヒゲにだけ行なうこと!
毛流れに沿って一通り沿った後に剃り残した部分があった場合は逆剃りをします。
その時に力を入れ過ぎて剃ってしまうと、一緒に皮膚を削ってしまうので、力をあまり入れすぎず、カミソリの刃と肌が触れ合う面積を小さくするようにしましょう。
髭剃り後は冷たい水で洗顔しよう
剃り残しがなくなったら、冷たい水で顔に残ったシェービング剤やヒゲをしっかりと流します。
冷たい水で流すことで、温めたことで広がった毛穴を引き締め、毛穴の中に汚れなどが入りにくくなり、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
洗顔後は化粧水や乳液などを使って、しっかりとケアをしましょう。
電気シェーバーでの髭剃りについて
朝は何かと忙しいので、毎日カミソリでひげを剃るなんてできないことも…。
そんな時は電気シェーバーの登場です。
メーカーによっては特徴や性能も違ってくるので使いやすいものを選びましょう。
電気シェーバーを使用してひげを剃る場合もカミソリと同じ様ににしっかりと顔を洗い、蒸しタオルを使ってひげを十分柔らかくしてからシェービング剤を塗っていきます。
プレシェービングローションは摩擦を減らし、肌への負担を抑える効果が期待できるメリットがあるのです。
カラ剃りは肌荒れなどの原因になりかねないので注意が必要になります。
電気シェーバーは刃が直接肌に当たる心配がないのですが、髭剃りの後に肌がヒリヒリするような敏感肌の場合、電気シェーバーでもプレシェービングローションを使用することで症状を軽減できます。
またお使いの電気シェーバーが水洗いに対応しているのであれば、こまめに水洗いして清潔に保つようにしましょう。
そのまま使い続けると毛穴から雑菌が入り、ニキビなどの肌荒れや、電気シェーバーの悪臭の原因となってしまいます。
話が脱線してしまいましたが、ひげを剃るときはカミソリと同様に軽く肌に触れるくらいの強さで剃っていきます。
剃り残しが出てしまいがちな頬の部分などは剃りたい部分の皮膚を伸ばしながら剃っていきます。
ヒゲが剃り終わったら、冷たい水で顔を洗い流してあげましょう。
その後は化粧水や乳液でしっかりと保湿をします。
髭剃り後のアフターケアの重要性
髭剃り後のアフターケアというのはとても重要なポイントになります。
ひげを剃ることで一緒にお肌の角質も削られてしまったりするので、どんなに正しい方法であってもお肌には負担がかかってしまいます。
角質には肌の水分を維持する役割があるので、負担がかかり、傷ついてしまうとそこから水分が出てしまい、乾燥安くなってしまうのです。
髭剃り後にお肌がカサカサしたり、ヒリヒリするのはこれが原因となっています。
また、角質が傷つくことで肌を保護する機能が低下してしまうため、雑菌などが入りやすく、ニキビや毛嚢炎といった炎症を引き起こす可能性があります。
以上のように、髭剃り後のお肌はとてもナイーブです。
どんなに朝が忙しくても、髭剃り後はしっかりとアフターケアを心がけましょう。
ただ、注意していただきたいのが『アフターシェーブローション』です。
アフターシェーブローションには爽快感を与えるためにアルコールを含むものが多く、人によっては使用後にヒリヒリと感じることもあります。
そういった敏感肌の人の場合は、アルコールの含まれていない化粧水やオールインワンゲルなどを使用すると良いです。
また、男性は女性ほどスキンケアへの意識が高いとは言えないので、洗顔をしたあとでも何もつけなかったり、化粧水だけで済ませてしまうことがほとんどです。
ですが、化粧水だけではせっかくの保湿成分に蓋をすることが出来ず、すぐに乾燥してしまいます。
なので、化粧水の後に乳液やクリームを使って水分が逃げないように、肌に蓋をしてあげることがとても重要です。
もともと乾燥肌の場合は、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿効果の高い成分を含むものを使用すると効果的でしょう。
髭剃り後のアフターケアというのは、お肌のコンディションを整えるだけではなく、次にヒゲを剃るときに備え、肌の状態をキープする役割もあります。
もし、これまでアフターケアを怠ってきたのであれば、すぐにでも始めるようにすることで状態の改善に期待できるでしょう。
髭剃りは毎朝の戦い!絶対に負けない!
毎朝のようにヒゲとにらめっこ…。
出来るものなら避けて通りたい道ですよね。
とは言っても生えてくるものはしょうがないです。
戦いましょう!
そして勝ち続けましょう!
そのためにはしっかりと準備をして、ケアをしていくことが大切です。
普段何気なく剃っているヒゲも、しっかり理詰めで考えると奥が深いものです。
これを機に、しっかりとした髭剃りの方法を取り入れてみてください!
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