甘いものや脂っぽいものが好きでついつい食べ過ぎてしまい、気づかないうちに皮下脂肪がお腹周りについてしまいプヨプヨになってしまうことってありますよね。

「そのうちダイエットするから…」と、そういって放置していると太ももや腰回り、顔回りにもお肉がついてしまって危機感を感じてしまっている方も多いと思います。

これまで頑張ってダイエットをしたけれどなかなか効果が現れず、途中で諦めてしまった方も多いのではないでしょうか。

もしかしたらこの記事を読んでいるあなたも同じような経験をしたことがあるかもしれませんね。

実は皮下脂肪を落とすことができないのには大きな理由があるんです。

多くの方は皮下脂肪を落とすために食事制限を中心に、有酸素運動をちょっとやるくらいの方がほとんどですが、圧倒的に不足しているのが「筋トレ」なんです。

大人になると身体を動かす機会が一気に少なくなってしまい、どんどん筋力が低下してしまいます。

そのせいで皮下脂肪を燃焼させる効率が悪くなってしまうんです。

そこでこちらの記事では、皮下脂肪を効率よく減らすために必要な筋トレの方法をご紹介していきますね!

自宅でもできるような手軽なトレーニング方法などを詳しくご紹介していきますので、なかなか落ちない皮下脂肪に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

そもそも皮下脂肪ってなに?その特徴とは

皮下脂肪というのは名前の通り、皮膚のすぐ下につく脂肪のことを指しています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、皮下脂肪がどんなものかがよくわからないという方もいるかと思います。

皮下脂肪がどういったものかをよく知らないままダイエットを初めても、効果が現れないことにストレスを感じて諦めてしまうこともあるので、どういったものかをちゃんと理解しておくことが大切です。

そこでまずは皮下脂肪の特徴について簡単に解説していきますので、しっかりとチェックしてみてください。

皮下脂肪はなかなか落ちない性質がある

体のついてしまう脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪というものに分けることができるのですが、その中でも皮下脂肪は「落ちにくい」という特徴があります。

もともと皮下脂肪には体温を保ったり、内臓器官を保護する役割があるんです。

つまり皮下脂肪というのは体を守るための鎧ということですね。

体を守るために存在しているものなので、食事制限をしたりちょっと運動したくらいでは体も皮下脂肪を燃焼させようとはしません。

そのためダイエットを始めてもなかなか効果を実感することができないのには、こういった理由があるんです。

皮下脂肪が過剰に増えるとトラブルの原因になることもある

一般的に皮下脂肪は内臓脂肪のように生活習慣病のようなリスクは少ないと言われているのですが、つきすぎることによって足腰に負担がかかってしまい、腰痛や膝の関節に痛みが起きてしまうことがあります。

また皮下脂肪は全身にまんべんなくつく脂肪で、特にお腹周りや腰回り、お尻、太ももなどの下半身につきやすい特徴があります。

そのため見た目的にもあまり見栄えがいいとは言えず、「だらしない体型」という印象を与えることにもつながってしまうんです。

皮下脂肪はなかなか落ちない!効率よく落とすにはどうすればいい?

皮下脂肪というのは時間をかけて少しずつ蓄積されていった脂肪です。

言ってしまえば「過去の負の遺産」とでもいうべきでしょうか…。

もっと悪く言うと過去のだらしない生活が招いた多額の借金を滞納しているようなイメージです。

そういったものを一気に返済することはできませんよね。毎月利息分だけを返済していては元金を減らすことができませんし、普段よりちょっとの努力が必要になります。

これを皮下脂肪に置き換えてみると同じようなことが言えるんです。

脂肪には落ちやすさの順番がある

先ほどもお伝えしたように皮下脂肪は体を守るためのものなので、とても燃焼しづらい特徴があります。

ダイエットをしているときに不足したエネルギーを補おうとすると際、エネルギーを供給する順番というものがあるんです。

その順番に優先順位をつけるとと…

  1. 筋肉や血液の中に蓄えられている糖
  2. 肝臓内に蓄えられている糖や脂肪
  3. 筋肉が分解されて糖質となってエネルギーにする
  4. 内臓脂肪を燃焼させる
  5. 皮下脂肪を燃焼させる

という順番でエネルギーを補おうとするので、皮下脂肪の燃焼は本当に最後なんです。

なので食事制限だけしても筋肉だけが低下してしまい、体重は落ちたように見えても脂肪を減らすことができていないことがほとんどなんですよ。

食事制限のみはNG!どうすれば皮下脂肪を落とすことができる?

結論から言ってしまうと「筋トレを適度にしてあげる」ということが大切です。

脂肪の燃焼よりも先に筋肉の分解を始めてしまうので、少なくても低下した分の筋肉量は取り戻さなくてはいけません。

また筋肉量が低下することは脂肪燃焼に重要な「基礎代謝」を低下させてしまい、痩せにくく太りやすい体型にしてしまいます。

仮にダイエットを成功させたとしても、普段の食生活に戻ることで「リバウンド」という最悪の結果を招くことにもつながるので、まずは基礎代謝をキープする、もしくは高めるために筋肉をつけてあげることが大切です。

皮下脂肪を落とすなら筋トレは必須!自宅でできるお手軽トレーニング

ここまで色々とうんちくを並べてきましたが、筋トレの重要性がわかっていただけたと思います。

そこでこちらでは自宅でも手軽にできるような筋トレ方法を部位別にご紹介していきますので、ぜひ参考にして取り入れてみてください。

皮下脂肪が特に気になる部位のトレーニングは重点的にやってあげるとプヨプヨしたお肉がなくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

メニューその1:お腹周りの皮下脂肪に効果のある腹筋「クランチ」

クランチというのはいわゆる「腹筋運動」と呼ばれる筋トレ方法で、腹直筋と呼ばれるお腹の上部を中心に鍛えることができます。

そのやり方についてですが…

  1. 床に仰向けになって寝そべり、床と腰にすき間ができないようにしましょう
  2. 膝が直角になるように曲げて両手を頭のうしろに添え、上体を起こしていきます
  3. 上体を起こす時にみぞおちやおへそを覗き込むようにしながらゆっくりと息を吐いていきましょう
  4. 体は完全に起こさずに背中が浮くくらいの位置まで行ったら、ゆっくりと元の位置に戻ります

以上の流れを1回としてこれを10~15回、合計で3セット行なうようにしましょう。

メニューその2:太ももの皮下脂肪に効くスクワット

スクワットは定番の筋トレ方法ですが、太ももやお尻といった大きな筋肉を鍛えることができ、高い脂肪燃焼効果があります。

ただ意外と間違ったやり方をしている方が多いので、正しいスクワットの方法をお伝えしていきますね。

  1. 肩幅かそれよりもちょっとだけ広いスタンスを取ります
  2. つま先を真っすぐ前にむけて、両腕を前に出しながら組んであげましょう
  3. その状態で腰をゆっくりと落としていくのですが、膝がつま先よりも前に出ないようにします
    ※膝が前に出てしまうと効果が半減します
  4. 膝が90度くらいの角度になったら、今度は太ももとお尻を意識しながらゆっくりと元の耐性に戻していきます

以上のポイントをしっかりと意識して、腰に余計な負担をかけないようにしてあげましょう。

ポイントはお尻を後ろに少しだけ突き出すようにしてあげると、膝がつま先よりも前に出なくなります。

メニューその3:二の腕の皮下脂肪を引き締めるペットボトルを使ったダンベル運動

今度はたぷたぷした二の腕を引き締めるためのトレーニング方法をご紹介していきますね。

腕立て伏せでも良かったのですが、人によっては数回でもかなりきつく感じてしまうことを考え、もう少しライトな感覚でできる「ペットボトル」を使ったダンベル運動を解説します。

用意するものは500mlサイズのペットボトルに水を入れるだけでOKです。

  • 足を前後に開いて、前の足に体重を少しだけかけます
  • 後ろに下げた足と上半身が一直線になるように意識しましょう
  • 後ろに下げた方の手にペットボトルを持ち、後ろに向かって持ち上げます
    ※このとき勢いだけで持ち上げないように注意してください

ペットボトルは持ち上げられるところまででいいので、上体が前のめりになるくらい持ち上げないよう気を付けてください。

片方10~15回を目安に行ない、それぞれ3セットずつやった下ましょう。

メニューその4:上半身をバランスよく鍛えて脂肪を燃やす腹筋ローラー

腹筋ローラーって使ったことがありますか?

この記事を読んでいる方の中にはやってみたことがある人もいるかもしれませんね。

初めての方だと結構きつく感じてすぐにやめてしまう方が多いのですが、やり方次第では負荷を軽くすることができるんです。

腹筋ローラーは腹筋だけでなく、体幹や胸筋、背筋、二の腕などの上半身の筋肉をまんべんなく鍛えることができます。

別々でやるとめんどくさい筋トレもまとめてトレーニングすることができるので意外とおすすめの方法なんです。

しかも腹筋ローラーは安いものだと1,000円くらいで購入することができるので、お手軽に始めることができますよ。

別の記事で腹筋ローラーのやり方をまとめているので、もっと詳しく知りたい方は併せてチェックしてみてください。

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腹筋ローラーのやり方について暗しく知りたい方はこちらの記事へ

メニューその5:下腹をへこます腹筋トレーニングにはレッグレイズ

皮下脂肪は特に下腹が気になってしまいますよね。

そこでおすすめしたい筋トレが「レッグレイズ」というトレーニング方法です。

やり方はとても簡単で…

  1. 仰向けになって寝そべり、両手をお腹の上に乗せておきます
  2. 足を真っすぐ延ばした状態で、下腹部の筋肉を使うイメージで足を持ち上げていきます
  3. 脚が90度くらいの位置まで来たらいったんその場で1秒ほど止め、ゆっくりと下ろしていきましょう
  4. 脚をおろしたときにかかとを床につけないように注意して、この動作を繰り返していきます

最初は30秒くらいを目安に続けていき、慣れてきたら少しずつ時間を長くしてあげるようにしてください。

メニューその6:腰回りや脇腹の皮下脂肪を落とすにはツイストクランチ

脇腹や腰回りにたるんだお肉があるとだらしない印象を与えてしまいますよね。

座ったときにベルトやボトムスの上にお肉がオンザミートしてしまっては印象も最悪です。

そんな時におすすめなのが「ツイストクランチ」というトレーニング方法で、先ほどご紹介したクランチにひねりを取り入れたものです。

  1. 背中を床にくっつけた状態で肘と膝を近づけていきます
    ※右ひじ+左ひざ、左ひじ+右ひざの組み合わせ
  2. ひじと膝を近づけるときに上体を丸めていきます
  3. 膝を90度のに曲げたところに肘をつけにいき、腹筋をひねるように意識しましょう

以上の流れで簡単に行なうことができます。

特に「ひねり」を意識することはとても大切なので、肘だけを伸ばして膝にくっつけないようにしましょう。

左右10~15回ずつを1セットとして、合計で3セット行ないます。

メニューその7:背中の皮下脂肪を落とす筋トレは背筋を鍛える

背中のお肉はなかなか確認しづらい部分がありますが、普段から楽な姿勢を取っていると皮下脂肪がつきやすい場所でもあります。

日頃から意識していれば別ですが、一般的には衰えやすい筋肉でもあるのでしっかりと筋トレで鍛えてあげることが大切です。

  1. 床にうつぶせになって寝そべり、胸と骨盤をしっかりと地面につけるようにします
  2. 脚は肩幅くらいに開いておくとバランスがとりやすくなります
  3. 上体を起こしていくときにあごを上げないで、肘を上げて肩甲骨を寄せる感覚で上半身を起こします
    ※状態を起こす時に息を止めてしまいがちなので、呼吸は止めずに行ないましょう

以上のポイントを守って、腰や首にできるだけ負担がかからないようにしてあげてくださいね。

メニューその8:顔についた皮下脂肪は表情筋を鍛えて解消

普段から仕事はパソコンとにらめっこであったり、会話をしていても口をほとんど動かさないなど、そういった生活をしていると表情筋が低下して皮下脂肪がつきやすくなってしまいます。

ですが表情筋は意外な方法で簡単に鍛えることができ、顔痩せすることができるんですよ。

その方法というのが「水を入れたペットボトルを咥える」だけのトレーニングです。

  1. 水を150~200mlほど入れたペットボトルを用意
  2. 鼻から息を吸い込んでペットボトルを口に咥えます
  3. その状態で顔を下に向けて10秒間キープしましょう
    ※このとき歯ではなく唇で咥えてあげると効果が高まります

たったこれだけで表情筋を鍛えることができ、顔をスッキリさせることができるようになります。

顔痩せ効果はもちろん、ほうれい線やたるみといった効果もあるので試してみてくださいね。

皮下脂肪を燃焼させるなら有酸素運動が効果的

脂肪燃焼には「有酸素運動がいい」ということは聞いたことがあるかと思いますが、それは正しい情報です。

実際に脂肪燃焼効果の高いのは筋トレよりも有酸素運動の方がいいんですよ。

けれど筋力が低下した状態で有酸素運動をしても効率が下がるだけです。

なので筋トレと有酸素運動はセットでやってあげると1番効率が良くなります。

ここからは取り入れやすく、継続しやすいおすすめの有酸素運動についてご紹介していきますので、皮下脂肪を効率よく落とすためにもしっかりとチェックしていきましょう。

ウォーキング

「普通に歩くのと何が違うの?」と感じてしまうかもしれませんが、ウォーキングには正しい歩き方というものがあります。

ただ歩いているだけではあまり効果がないので、ちゃんとした歩き方をマスターして、皮下脂肪の燃焼効果を高めてあげるようにしましょう。

ウォーキングのやり方について

  1. まずは背筋を伸ばしてあご引き、胸を張るような姿勢を取ります
  2. 視線は前方を見るようにして下を向かないように意識しましょう
  3. 足を踏み出す時は親指にグッと力を入れて、かかとから着地してあげるようにします
  4. 歩くスピードは早歩きをするようなイメージで腕をしっかりと振って歩きます

以上のポイントを意識して効率よく脂肪を燃焼させていきましょう。

疲れてくると背中が丸まって猫背のような姿勢になりやすいので注意してくださいね。

ジョギングとランニング

ジョギングとランニングは同じものだと思っている方も多いですが、実はちょっとだけ違います。

ジョギングとは…


息が荒くならない程度のスローペースで走ること

ランニングとは…


ジョギングよりも速く走り、息が少し弾んでしまうようなペースで走ること

という違いがあり、それぞれ脂肪燃焼効果の高い有酸素運動なんです。

有酸素運動を始めたばかりの場合はジョギングで体力をつけていき、慣れてきたら少しずつペースアップしてランニングに変えてあげるといいですよ。

ジョギングやランニングの走り方

それぞれの運動で走るときに意識した方がいいポイントをご紹介していきますね。

一般的にジョギングやランニングをすると、ついつい走るスピードを意識して足を大きく踏み出してしまいがちになります。

そうするとかかとに重心がいってしまい、足への負担が大きくなって思わぬケガにつながることがあるので注意しなくてはいけません。

できるだけ負担のないように走るためには、地面にたいしてひざ下の角度が90度(垂直)になるように着地してあげるといいですよ。

また姿勢についてですが、背筋を伸ばして胸を張り、若干前傾姿勢になるような走り方をすると体の上下運動が少なくなって、足腰に負担がかかりにくくなるので意識してみましょう。

ドローイング

ドローイングって聞いたことがあるでしょうか。

実はこれ、有酸素運動でもありインナーマッスルを鍛えることができる一石二鳥のトレーニングなんです。

個人的にはかなりおすすめしていて、通勤時間や一息ついたときなどのちょっとした空き時間にで着るものなんですよ。

ドローイングはお腹をへこませて腹式呼吸をするだけでできるので、正直メリットばっかりなんです。

ドローイングのやり方

  1. 鼻から息を大きく吸い込み、胸に息を溜め込んでいきます
  2. 息をゆっくりと吐きながらお腹を思いっきりへこませていきます
  3. お腹をへこませた状態を30秒間維持して、時間になったらまた息を吸っていきます
  4. これを5~10回ほど行ない、1日2~3セット行なうようにしましょう

動画では寝ながらやっていますが、実際は立った状態でも座った状態でもやることができるので、時間があるときに試してみてくださいね。

有酸素運動をするときの時間や距離はどれくらいを意識したらいい?

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動をするときは距離を意識する必要はありません。

皮下脂肪の燃焼効果が現れるのは距離ではなく時間なので、どちらかというと時間を意識してあげるようにするといいですよ。

実際に皮下脂肪の燃焼がスタートするのは有酸素運動を初めて20分くらいしてからだと言われているので、20分以上歩くことを目標にしてあげましょう。

いきなり1時間近く運動をするのはさすがに疲れてしまうので、最初は20分からスタートして、慣れてきたら時間を伸ばしてあげるといいですよ。

またタイミングに関しては脂肪燃焼効果の高い食後から2~3時間後の空腹時に行なうのがベストです。

本気で皮下脂肪を落としたいならジムでトレーニングするのも効果的!

個人的にはジムに通う必要はないと思うのですが、もし記事を読んでいるあなたができるだけ短期間でガッツリと皮下脂肪を落としたいのであれば、通ってみるのもアリだと思います。

ジムに通うことで自分以外にも頑張っている人がいるので、なんとなく励みになりますし、一人でやっていない雰囲気になるので継続しやすいメリットはありますね。

ただいきなりジムのマシントレーニングをやっても筋力がないとすぐにへばってしまうので、先ほどご紹介した筋トレなどである程度の筋力をつけてから行なうことをおすすめします。

また負荷の高いトレーニングだけでなく、ジムによってはダンスやボクササイズ、ヨガなどの有酸素運動を取り入れているところもあるので筋トレと有酸素運動をまとめて行なうこともできるんです。

皮下脂肪を減らすなら食事方法の管理は徹底!

ダイエットをしていると必ずといっていいほどぶち当たるのが「食事」です。

最近では糖質制限ダイエットなどのダイエット方法が人気ですが、リバウンドのリスクもあれば筋力低下も引き起こしてしまうので個人的にはおすすめできません。

詳しい内容については別の記事でまとめているので、そちらを参考にしてもらえればと思います。

とは言ってもダイエットをするなら「摂取カロリー < 消費カロリー」ということは意識しないといけませんよね。 それに筋トレをした後はちゃんと栄養を補ってあげないと筋肉がどんどん分解されて効果がありませんし、ケガにつながることもあります。 なのでここからは皮下脂肪を落とすための食事方法をご紹介していきますので、しっかりとチェックしていきましょう。

その1:糖質の摂取量を減らす

まず先に注意しておくと糖質をゼロにするわけではなく、「減らす」だけなのでちゃんと食べるようにしましょう。

糖質は主に体を動かすために必要なエネルギーになります。

そのため不足してしまうと、それを補うために筋肉の分解がどんどん進んでしまうため気を付けなくてはいけません。

たとえば普段食べている茶碗1杯分の白米を半分にしてみたり、外食する場合はパスタやラーメンなどの糖質が高いものをできるだけ避けるようにしましょう。

そうすることによって自然と糖質の量を抑えることができ、摂取カロリーも少なくすることが出来るようになりますよ。

その2:いつもよりよく噛んで食べる

皮下脂肪がつきやすい人の特徴には、食事の際に「よく噛まない」というものがあります。

もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんが、よく噛まないというのは脳から出る「お腹いっぱい」という信号が受け取れないため、満腹感を感じるまでどんどん食べ続けてしまいやすくなります。

そうすることで自分ではそんなに食べたつもりでなくても、人よりも多く食べてしまったということにつながるので注意が必要です。

満腹感を出すためにはとにかくよく噛むことを意識してみましょう。

食べ物を口に入れたら最低でも30回くらいは噛むことを意識するといいですよ。

痩せている人ほど噛む回数が多く、人よりも食べるのが遅い傾向があるので、それを意識してみるようにしましょう。

その3:食物繊維をたくさん含んだ食材を選んでみる

食べ物を選ぶときにできるだけ食物繊維が多く含まれている食材を中心にしてみるのも一つの方法です。

実は食物繊維は腸内で脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあり、ダイエット効果が高い栄養素なんですよ。

また食べる際にも、食物繊維を含んだものを先に食べてから他のものを食べることで、より高い効果を実感することができます。

しかも脂質のブロックをするだけでなく、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を排除するサポートもしてくれるんです。

普段から不足しがちだと言われている栄養素でもあるので、積極的に摂ってみることをおすすめします。

食物繊維を多く含む食材

  • 玄米や大麦などの雑穀
  • 納豆やおからなどの大豆製品
  • エノキやしめじなどのキノコ類
  • ひじきやわかめなどの海藻類
  • ゴボウやさつまいもなどの根菜類

その4:夜遅い時間に食事をしない

この内容については聞いたことがあるかもしれませんね。

就寝時間の直前に食事をすると太りやすいという噂を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

実はこの噂は本当で、夜の22時から午前2時の時間は「BMAL1(ビーマルワン)」という、脂肪をつくり溜め込んでしまう酵素を増やすたんぱく質が体内に多くなるんです。

つまりこのBMAL1が多い時間帯である夜遅い時間に食事をすることで太りやすくなってしまいます。

もちろん人によって基礎代謝量が違ってきたりするので一概に太るとは言い切れませんが、皮下脂肪を落としたいのであればできるだけ夕飯は早めに済ませるようにしましょう。

どうしてもお腹が空いてしまったらどうすればいい?

早い時間に夕飯を食べることができない場合は、できるだけ糖質と脂質を控えた食事を意識するようにしましょう。

できれば野菜中心の食事にしてみたり、消化にいいスムージーなどを飲んでみることをおすすめします。

遅い時間に固形物を取ると消化の効率が悪くなって胃もたれや口臭につながることもあるので、できるだけ糖質や脂質が少なく消化に優しいものを摂るようにしましょう。

先ほどご紹介したスムージーやヨーグルト(無糖)などがいいですよ。

その5:ダイエット期間中は揚げ物はできるだけ控える

皮下脂肪を落としたいのであれば、できるだけ揚げ物は控えるようにしましょう。

揚げ物はいわば糖質と脂質の塊のようなものです。

それを食べてしまってはダイエットができるわけもありません。

ダイエット中はなるべく飲み会に誘われても断るか、どうしても参加しないといけない場合は誘惑に負けず低カロリーなものを中心に食べるように心がけてくださいね。

その6:たんぱく質を中心とした食生活

皮下脂肪を落としたいのであれば、食事はたんぱく質を中心にしてあげるといいです。

たんぱく質は筋肉を作るための栄養でもあるので、トレーニング後の体にたんぱく質を補うことで効率よく筋肉を作り、基礎代謝を高めることができます。

そうすることによって皮下脂肪も燃焼しやすくなり、ダイエット後もリバウンドしにくい体にしていくことができます。

またたんぱく質を摂るときに脂質を多く含むものも多いので、たんぱく質を摂りたいからといって一緒に脂質を過剰に摂取しすぎてしまわないようにしましょう。

高たんぱく低脂質な食材

  • 納豆などの大豆製品
  • 無脂肪牛乳
  • 鶏むね肉(皮なし)
  • たまご

空腹がやばい!皮下脂肪を落としたいけど食欲が止まらないときの対処法

ある程度食事の制限をしていても襲ってくるのが空腹感…。

それに食べるものを制限をしていると、そういったものが無性に食べたくなってしまいますよね。

「ひと口くらいなら…」と、つい軽い気持ちで手をつけてしまうと食欲が止まらなくなってしまいます。

押し寄せてくる食欲はどのように対処したらいいのかわからないですよね。

そこでその止まらない食欲の対処方法をご紹介していきますね。

自分では食欲をコントロールできないなら強制的にならないといけない環境をつくる

ダイエットのモチベーションを保つのって予想以上に大変なものです。

どうしても意志が揺らいでしまうのであれば「近しい人にダイエットを宣言する」というのもひとつの方法ですよ。

距離感が近く、普段は仲がよくても時には怒ってくれるような人に宣言するといいでしょう。

そうすると宣言した手前、途中で挫折するわけにもいかなくなり、意志が揺らいでしまうのを防ぐことができます。

また宣言するときは実現可能な「期限や目標体重」をしっかりと伝えてあげるといいですよ。

無理な宣言をしてしまうと途中から諦めに変わってしまうので、そこだけ注意するようにしましょう。

マッサージは皮下脂肪を落とすサポートをしてくれる

さすがに皮下脂肪を落とすことができるマッサージというものはありませんが、燃焼をサポートしてくれるマッサージ方法はあります。

人によっては代謝が悪くなってしまったことで老廃物が溜まってしまい、皮下脂肪と混ざることで「セルライト」になってしまうことがあるんです。

それをマッサージしてあげることによって代謝を高め、老廃物を流しやすくすることができます。

ここからはセルライトに効果があり、皮下脂肪の燃焼サポートをしてくれるマッサージについてご紹介していきますね。

お腹をスッキリさせるマッサージのやり方

マッサージの手順

  1. 両手でお腹についたお肉を掴みましょう
  2. 掴んだお肉を上下左右に動かしていき、指を使って脂肪を揉みほくしてあげます
  3. 両手をみぞおち部分に移動させ、時計回りに大きくぐるっと一周しながらさすってあげます
  4. そのまま左右の太ももの付け根部分まで押し流してあげましょう

以上の内容を各5~10ずつやってあげるだけでできるので、ものすごく簡単にできるので、ぜひ試してみましょう。

皮下脂肪は落ちにくい!効率よく落とすならダイエットサプリもおすすめ

ダイエットの効果を高めるなら、筋トレや有酸素運動、食事だけでなく、一緒にダイエットサプリを使ってみるのもおすすめです。

「本当に効果あるの?」って思うかもしれませんが、目的に合ったものを選ぶことができれば効果はあります。

ダイエットサプリにはいろんなものがありますが、実は目的によって選ぶべきものが全然違うんですよ。

それを知らずに試していると「効果がない!騙された!」ということになってしまうんです。

もし皮下脂肪を落としたい場合は「脂肪燃焼タイプ」か「糖質カットタイプ」のサプリを選べば、高い効果を実感することができるのでダイエットサプリを選ぶ参考にしてみてください。

別の記事でおすすめのダイエットサプリについてまとめたものがあるので、そちらの記事も併せてチェックしてみてください。

まとめ

こちらの記事では皮下脂肪を落とすために筋トレ方法を中心に、食事方法や有酸素運動などについてもご紹介させていただきました。

記事内でも解説させていただいたとおり、皮下脂肪はものすごく落としづらい厄介な脂肪です。

ただ食事制限や運動をしたからといって簡単に落とせるものではありません。

皮下脂肪はすこしずつ蓄積していったものなので、それを落とすにはやはり時間も必要になってきます。

最初はなかなかダイエット効果を実感することができないかもしれませんが、継続していることで次第に目に見えて変化が起きるようになるので、あきらめず取り組み続けることが大切です。

そうすることで自分の理想の体型に近づくことができ、コンプレックスでしかなかったプヨプヨしたお肉とさよならすることができるので、こちらの記事でご紹介したことを活かしてみてくださいね!

 

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