きちんと洗濯をしているのに服に黄ばみができて気分が落ちてしまったり、頑張って黄ばみを落とそうとしてもなかなか落とすことができず、クリーニング店で黄ばみを落としてもらうなど、そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。

汗ジミ程度であればまだいいですが、それが黄ばみになってしまっては最悪の場合、お気に入りのTシャツやYシャツを手放さなくてはいけないですし、仕事などで着る制服だったら大変ですよね。

服にできた黄ばみを見て、「あれ…もしかしてワキガ?」と不安に感じている方も少なからずいると思います。

ワキガで服が黄ばんでしまうことはたしかにありますが、必ずしも黄ばむことはありません。

実はワキガ以外でも、大事なTシャツやYシャツが黄ばんでしまう原因というのが存在するんですよ。

そこでこちらの記事では、服にできてしまう黄ばみの原因や落とし方、予防方法をご紹介していきます。

この記事を読むことによって…

  • 黄ばみができる原因がわかる
  • 自宅でできる黄ばみの落とし方がわかる
  • 脇の黄ばみを予防する方法がわかる
  • 黄ばみの原因となる脇汗を抑える方法がわかる

以上のようなメリットがあるので、脇の黄ばみでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

脇の黄ばみはワキガ以外にも原因がある

先ほども冒頭でお伝えしましたが、脇に黄ばみができるからといって、それがワキガによるものだとは言い切ることができません。

黄ばみの原因の多くはワキガと同じように「脇汗」によるものがほとんどですが、様々なものがあります。

このあと詳しくお伝えしていきますが、汗を長時間放置することによって誰にでも起きてしまうものなんです。

それでも「ワキガだったらどうしよう…」と不安に感じてしまう方もいると思います。

そこでまずは、自分がワキガかどうかをセルフチェックしていきましょう。

これってワキガ?自分でできるワキガのセルフチェック!

上記でもお伝えしたように、こちらではワキガのセルフチェック方法をご紹介していきます。

チェック方法についてはいくつかあるのですが、その中でも1番ポピュラーな方法をご紹介していきますね。

その方法というのが「耳垢をチェックしてみる」というものです。

耳の中には「アポクリン汗腺」という汗を分泌する器官があるのですが、ワキガ体質の人はその汗腺が多く存在していたり、活動量が多いせいでお風呂あがりじゃなくても耳垢が湿っていることが多いんです。

100%ではないですが高確率でワキガ体質だと言えるものなので、普段からチェックしてみるようにしましょう。

日本人の7~8割の人は耳垢が乾燥しているのですが、残りの2~3割の人は湿っていて、ワキガ体質の人が多いので定期的に確認してみるといいですよ。

またその他のセルフチェック方法をまとめた記事があるので、そちらも併せてご覧ください。

TシャツやYシャツの脇に黄色いシミができる6つの原因

ここからは脇にできてしまう黄ばみの原因についてご説明していきます。

自分の大切な服にできる黄色い脇のシミは6つの原因があり、その内容を詳しくお伝えしていきますね。

その原因というのが…

  • ワキガ(汗に含まれる色素の違い)
  • 汗腺機能が低下している
  • 精神的な緊張・ストレス
  • 制汗剤やデオドラント剤によるもの
  • 柔軟剤のシリコン成分によるもの
  • 皮脂汚れによる黄ばみ

以上のような原因があり、それぞれの内容を分けてお伝えしていきます。

原因その1:ワキガ(汗に含まれる色素の違い)

先ほどのセルフチェックなどで、ワキガ体質の疑いがある場合、服の黄ばみの原因もワキガによるものが可能性として考えられます。

脇には2種類の汗腺が存在していて、先ほどご紹介した「アポクリン汗腺」と、もうひとつの「エクリン汗腺」というものが在るんです。

エクリン腺から分泌される汗は主に「体温調整」の役割があって、分泌される汗は約99%が水分でできていると言われているので、いやな臭いや色はなく、サラッとしているのが特徴です。

アポクリン汗腺から分泌される汗の場合、臭いや黄ばみを作り出してしまうアンモニアやたんぱく質、脂質といった成分が多く含まれているため、時間が経つと黄ばみを起こしやすくなります。

またアポクリン汗腺から分泌される汗には「リポフスチン」という色素が含まれているので、脇に黄色いシミができやすくなるんです。

別の記事でワキガの対策方法や治療方法をご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。

原因その2:汗腺機能が低下している

仕事などで身体がつかれていたり、長時間エアコンなどがついた部屋で過ごしていたりすると、汗をかく機会が少なくなってしまいます。

そうすると体温調整をする必要がなくなり汗腺の働きが弱くなってしまうんです。

汗腺の働きが低下してしまうことで、通常であれば無色で臭いもしないエクリン汗腺から分泌される汗も、身体に不要な鉄分などをはじめとするミネラルが多く含まれるようになり、乳白色や黄色っぽい色味に変化してしまうんです。

その汗が服に付着することで黄色いシミを作り出してしまいます。

原因その3:精神的な緊張・ストレス

人前に出て何かを話したり、発表をすると緊張して脇に汗をかくことってありますよね。

その他にも仕事などで過度のイライラやストレスを感じると、脇にじんわりと汗をかいたりしませんか?

このようなときに各汗は「精神性発汗」と呼ばれる、エクリン汗腺から分泌されるサラッとした汗ではなく、もう一つのアポクリン汗腺から分泌されるベタっとした色味のある汗なんですよ。

先ほども簡単にお伝えしましたが、アポクリン汗腺から分泌される汗にはアンモニアやたんぱく質、リポフスチンという色素が含まれているため臭いや色が強く出てしまい、ツーンとした嫌な臭いや黄ばみができやすくなります。

この精神性発汗はワキガ体質の人でなくても、緊張やストレスによって誰もがかく汗です。

それが原因でTシャツやYシャツの脇が黄ばんでしまう理由のひとつになります。

原因その4:制汗剤やデオドラント剤によるもの

脇汗をどうにかしようと制汗剤やデオドラント剤を使用する方もいると思うのですが、実はこれが原因となって黄ばみができてしまうこともあるんです。

制汗剤やデオドラント剤に含まれている成分が汗と化学反応を起こしてしまい、それが黄色い色に変化してすることによって服に付着した際に黄色いシミになることがあります。

もし制汗剤やデオドラント剤を使い始めてから急に黄ばむようなったとしたら、一時的でいいので使用している制汗剤やデオドラント剤の使用を中止してみて、黄ばみがなくなればこれが原因だということになります。

原因その5:柔軟剤のシリコン成分によるもの

「えっ?」って思うかもしれませんが、実は柔軟剤も黄ばみができてしまう原因になります。

柔軟剤には衣服をコーティングするための「シリコン」と呼ばれる成分が配合されていて、この成分が衣服の汚れが落としにくくしてしまい、どんどん蓄積してしまうことで黄ばみが目立つようになるんです。

つまり柔軟剤による黄ばみというよりも、柔軟剤によって落としきることができなかった汚れの蓄積したものが黄ばみの原因ということになります。

ちなみにですが、この場合の黄ばみ汚れは臭いもきつくなることが多く、柔軟剤の香りと合わさることでさらに強い臭いとなることもあるので注意しなくてはいけません。

原因その6:皮脂汚れによる黄ばみ

皮脂汚れというのは食事などで摂った「油」が分泌されたものです。

油というのは基本的に空気中の酸素や日差しによって化学反応を起こすことで「酸化」していきます。

皮脂が酸化することによって黄色いシミをつくりやすくしてしまうんです。

自宅でできる!服の黄ばみの落とし方

ここまでの内容で脇に黄ばみができる原因がわかったと思います。

もしかすると意外なものもあったと思いますが、服についた黄ばみを落とすのってなかなか大変ですよね。

人によってはクリーニング店にお願いして落としてもらう方もいると思います。

けれど毎回お願いしていたら金銭面でも高くついてしまいますし、時間もかかってしまうので面倒です。

ですが黄ばみは自宅でも簡単に落とす方法があるんですよ。

ここからは自宅でも簡単に黄ばみを落とすことができる方法をご紹介していきますね。

脇の黄ばみを落とす方法その1:洗浄力の強い中性洗剤を使う

洗濯用洗剤はたくさんの種類がありますが、選ぶときに中性洗剤を使ってあげるようにしましょう。

中性洗剤には洗濯用洗剤以外にも台所用洗剤などがあり、油分による汚れをキレイに洗い落としてくれる効果があります。

この中性洗剤には「界面活性剤」が配合されているのですが、界面活性剤には皮脂分解酵素が含まれていて黄ばみを落とすことができるんです。

洗濯用洗剤によっては汚れを落とすための「界面活性剤」の配合量が違ってくるので、容器に記載されている含有量をチェックしてみるといいですよ。

その時に含有量の多いものを選んであげると、黄ばみをしっかり落とすことができます。

また黄ばみの部分に洗剤の原液を古くなった歯ブラシなどで軽くポンポンつけて、その状態でしばらく置いておくことでキレイに汚れを落とすことができるので、ぜひ試してみてください。

脇の黄ばみを落とす方法その2:オシャレ着用の衣服には重曹を使ってみる

大事なオシャレ着用の服は、強い洗浄成分を含んだ中性洗剤を使用すると、服の生地が傷んで毛玉になりやすくなってしまったり、ゴワゴワしてしまうんじゃないかと不安になってしまいますよね。

そんなときにおすすめなのが100円ショップなどでも気軽に購入することができる「重曹」です。

重曹には皮脂汚れを浮かせて、汚れを落としやすくすることができ、コスパもかなり良好なのでおすすめです。

この重曹にお酢やクエン酸のどちらかを加えて作る「重曹洗剤」を使うことで簡単に黄ばみをおとすことができるんですよ。

重曹洗剤のつくり方

重曹洗剤のつくり方はとても簡単です。

つくり方をご紹介していく前に、準備するものがあります。

必要なものが…

  • 重曹
  • クエン酸(お酢でもOK)
  • 歯ブラシ(古いものでOK)
  • 45~50℃くらいのお湯

以上のものを用意して作っていきましょう。

重曹洗剤のつくり方と使い方は以下の内容になります。

  1. まずは重曹とクエン酸(お酢)を3:2で混ぜ、ペースト状になるくらいのお湯を加えます
  2. 脇の部分が黄ばんでしまった服を用意したお湯に浸してあげましょう
    ※お湯を使用することで固まってしまった皮脂汚れを浮かしてくれるようになります
  3. 服をお湯から取り出して歯ブラシに作っておいた重曹洗剤をつけて、黄ばみの部分を強くこすらないように塗りこませていきましょう
  4. 重曹洗剤を塗り込ませたらそのまま15~20分ほど時間を置いて、時間になったら普段通り洗濯機で洗います
  5. 乾かす時は乾燥機ではなく、天日干しで乾かすようにしましょう
    ※これは乾燥器を使うことで残ってしまった皮脂汚れを衣服に定着させる原因になるからです

この5つの手順で汚れをキレイにすることができ、頑固な汚れもしっかりと洗い落とすことができるようになりますよ。

脇の黄ばみを落とす方法その3:お湯を使って洗い落とす

脇の黄ばみを落としたいときに普段からお湯を使っていますか?

食器やフライパンなどの油汚れも冷水で洗うよりも、お湯で洗った方がキレイに洗い落とすことができますよね。

実は衣類も同じで、先ほどもお伝えした通り皮脂も油の一種なのでお湯の方が黄色いシミを落としやすいんですよ。

汚れが落としやすい理由は…

  • 皮脂(油分)が熱で浮かせやすい
  • 洗剤や重曹がすぐ溶ける

というもので、お湯の温度は45~50℃くらいがちょうどいいですよ。

また浸けおきにしておいて、時間が経ってから洗濯してあげるとキレイに黄ばみを落とすことができます。

それでも汚れが落ちない場合は、黄ばみの部分に洗剤を歯ブラシなどを使って直接塗り込んであげると効果的です。

脇の黄ばみを落とす方法その4:漂白剤を使って落とす

脇の黄ばみがかなりひどい場合、漂白剤を使って汚れを落としてあげるようにしましょう。

漂白剤といってもいろんな種類があり、それぞれ特徴も違います。

大きく分けると3つの種類があり、その特徴というのが…

塩素系漂白剤
アルカリ性の漂白剤で漂白効果や消毒効果が高く、白のTシャツやYシャツなどには効果があります。
ただその反面、綿やシルクといった天然素材に使用すると生地が傷みやすく、塩素の臭いが強く残ってしまいます。
また色物の衣類に使うと色落ちさせてしまうので注意が必要です。
還元系漂白剤
塩素系漂白剤と同様、還元系漂白剤もアルカリ性の漂白剤なので白い服にしか使うことができません。
白い服についた黄ばみを落とすぶんに関してはかなり効果的ですが、こちらも色物には使うことができないので注意が必要です。
また天然素材の生地は傷みやすいので不向きなタイプです。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は酸性のものでアルカリ性の漂白剤と比べると効果がマイルドなのが特徴です。
正しい使い方をすれば色落ちすることもほどんどなく、黄ばみをキレイに落とすことができます。
なので色物や柄物の服でも思料することができ、個人的におすすめしています。

以上のような種類と特徴があります。

大事な衣類を長く着るためにはできるだけ酸素系漂白剤を使うのがベストだと言えるでしょう。

また汚れがかなりひどく、全然黄ばみが取れない場合、白のシャツやTシャツに限り塩素系や還元系の漂白剤を使ってあげましょう。

ただ頻繁に使用すると生地が傷んでしまい、毛羽立ってしまったり毛玉ができやすくなるので注意が必要です。

あとは酸素系漂白剤でも絶対に色落ちしないわけではないので、色落ちしないか目立たない部分でテストしてあげるようにしましょう。

液体タイプと粉末タイプ…どっちを選べばいい?

漂白剤には液体タイプのものと粉末タイプのものが在ります。

脇の黄ばみや臭いをしっかり落とすのであれば、粉末タイプの漂白剤の方が効果が高くおすすめです。

ただ色落ちしやすい特徴があるので、色物や柄ものにはあまりおすすめできません。

もし色柄ものの服に使用するのであれば、液体タイプを使用してあげるといいですよ。

頑固な黄ばみには漬けおき漂白!酸素系漂白剤の正しい使用手順とは

これは時間が経ってなかなか落とすことができない頑固な黄ばみにおすすめの漂白方法です。

使用する液体タイプの漂白剤の使用量に従い、バケツや桶に洗濯用洗剤と漂白剤、45~50℃くらいのお湯を混ぜた液を作ります。

液体タイプはそのまま黄ばみの部分につけてしまってもOKです。また粉末タイプの酸素系漂白剤に関しては洗濯用洗剤は使わなくてもOK。

できた液に服を入れて30分から2時間ほど漬けおきしていきましょう。

この時全体に液がしっかりと染み渡るようにして、ムラがないようにしてくださいね。

最後はそのまま洗濯機に入れて洗濯をしていきます。

ちなみに粉末タイプの酸素系漂白剤を使用した場合、一緒に洗濯用洗剤を入れて混ぜるようにしてあげましょう。

脇の黄ばみを予防する効果的な方法

どんなに脇の黄ばみを落としていったとしても、何度も黄ばみができてしまうのは洗濯の手間もあるのでやっぱり面倒なものです。

そこでここからは大切な服に黄ばみができないようにするための予防・対策方法をご紹介していきます。

予防方法その1:脇汗パッド

汗脇パッドは服に汗を染み込ませないようにする効果的なアイテムです。

個人的にはスーツや職場の作業着などに使用することをおすすめしています。

Tシャツなどに直接貼ると、汗脇パッドを使用しているのがバレてしまったり、剥がれて落ちてしまうことがあるからです。

その点スーツや作業着に使用する場合、インナーを着たりジャケットを着るのでバレにくく使い勝手がかなりいいですよ。

また最近では肌に直接貼り付けるタイプの汗脇パッドもあるので、そちらを使ってみるのもおすすめです。

予防方法その2:黄ばみが気にならない服やインナーを着る

効果的な予防方法のひとつに、そもそも黄ばみがわかりづらい服を着る方法があります。

例えば白やオフホワイトといった色の服はどうしても黄ばみが目立ってしまいます。

ですが黒や柄物の服を着ることによって黄ばみができても目立たせなくすることができ、黄色いシミを隠すことができるんです。

柄ものであればボーダーやストライプ、花柄など、目立ちにくいものがたくさんあるので、上手く活用してみてください。

また普段着るTシャツやYシャツの下にインナーを着てみるのも効果的です。

もちろんタンクトップでは意味がないので、脇までしっかりと覆っているTシャツタイプのものがいいでしょう。

1枚でも着れる!ナノ・ユニバースの脇汗によるシミ防止Tシャツ

セレクトショップの中でも認知度が高く、オシャレなアイテムを多くそろえているナノ・ユニバースでは、Tシャツの裏地に特殊な加工がされていて脇の黄ばみどころか、脇汗すらも出てこないようなTシャツがあるんです。

ちょっと厚手なのでインナーとして着ると暑く感じてしまうかもしれませんが、Tシャツ1枚で出かけたいという方にはかなりおすすめです。

また脇の部分には臭いを抑える抗菌テープも縫い合わされているので、臭いの対策にもなります。

カラーバリエーションも豊富にあり、サイズもSからXLまであるので選びやすいと思いますよ。

予防方法その3:防水スプレー(撥水スプレー)を吹きかけておく

皮脂や水分を弾いて、衣類に汚れをつきにくくしてくれる効果がある防水スプレーはかなり便利なアイテムです。

脇の部分の通気性を悪くしてしまうこともなく、通常の洗濯用洗剤出簡単に洗い落とすこともできるので使い勝手のいいものです。

防水スプレーにはいろんな種類がありますが、スプレーをした部分を「フッ素加工」してくれるタイプがおすすめ。

その他にも「シリコン」タイプの防水スプレーがあるのでsぐあ、通気性を悪くしてしまい、蒸れを起こしやすくしてしまうので注意が必要です。

もしフッ素タイプの防水スプレーを選ぶ際は「衣類用」「繊維用」「布製用」などのものを選び、「ゴム製用」のものであったり「革製用」のものは避けるようにしてください。

予防方法その4:ベビーパウダー

ちょっと意外に感じるかもしれませんが、ベビーパウダーには油分や水分を吸い取って汚れがつきにくくしてくれる効果があるんです。

ベビーパウダーには「タルク」と「コーンスターチ」が原料となっているものが多いのですが、使用するの出れば「コーンスターチ」のものがおすすめ。

コーンスターチというのはトウモロコシに含まれているでんぷんを細かい粉末にしたもので、油分や水分を吸い取る効果があります。

タルクに関しては「滑石」と呼ばれる鉱物が原料となっていて、油分や水分を吸収する効果が弱いので、黄ばみ予防にはあまり向いていません。

使用するときは黄ばみができてしまう部分の裏地に指で塗り込んであげるだけでOKです。

黄ばみをつくる脇汗の対策方法

先ほどご紹介した内容は黄ばみの予防方法なので、脇汗を抑えたりするわけではありません。

脇汗を抑えたり改善していくためには対策をしていかなくてはいかないんです。

ここからはそんな脇汗の対策方法をご紹介していきますね。

また別の記事でも脇汗の対策方法をご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。

対策方法その1:食生活の改善

脇汗の量に関しては食生活の改善も大切なことです。

普段からコンビニ弁当や外食、脂っこい食事などの偏った食生活を続けていると汗の分泌量が増えてしまったり、脇の黄ばみを起こしやすくなります。

脂質や糖質ばかりの食事内容だと、アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれる栄養が増えてしまい、黄ばみや臭いの原因になるんです。

脂質や糖質は生命活動において欠かすことのできない栄養素なので、まったく摂らないというのはNGですが、必要以上に摂取するのは控えた方がいいでしょう。

またカフェインや香辛料などの刺激物の取りすぎも発汗作用があるので、どんなに好きでも食べ過ぎには注意が必要ですよ。

できるだけ緑黄色野菜などを意識して食べるようにして、脇汗の酸化を防ぐ「抗酸化作用」のあるビタミンA、C、Eを多く摂るように心がけると効果的です。

その他にも発汗そのものを抑制する「イソフラボン」を含む納豆や豆腐、豆乳といった大豆製品もおすすめです。

対策方法その2:汗腺の働きをよくする

汗の対策をしたいのに「働きをよくしてどうするの?」と感じてしまうかもしれませんが、冷房の効いた部屋で長時間過ごしていたりするせいであまり汗をかかないような生活をしていると体温調整をする機能が低下してしまいます。

これは汗をかかないのではなく「汗をかくことができない」ことで汗腺の活動が悪くなるのですが、心臓から近い位置になる脇の下の汗腺は活動を止めることがありません。

発汗機能が低下してる部分があると、残った部分で体温調整をしようとして部分的に汗を大量にかいてしまうことになり、脂質やアンモニア、鉄分などの栄養が汗と一緒に分泌されやすくなってしまうんです。

そうすることで脇に黄ばみができやすくなるので注意しなくてはいけません。

なので定期的に汗腺の働きをよくするために、有酸素運動などを取り入れてあげるようにすると効果的ですよ。

具体的な運動方法もいくつかご紹介していきますね。

汗腺の活動をよくする有酸素運動とは

個人的におすすめしているのが「ジョギング」と「ウォーキング」です。

定番といえば定番かもしれませんが気軽に始めやすいものですし、体にかかる負担もそこまで大きくないので継続しやすいメリットがあります。

どちらも取り入れようとするとスピードや距離を意識してしまいがちですが、どちらかというと「時間」を意識してみるといいですよ。

ちょっと息が切れるくらいの速さで構わないので、20分以上の有酸素運動をするようにしましょう。

適度に汗をかくことで汗腺の働きをよくすることができますし、20分以上の有酸素運動には脂肪燃焼効果があるので、黄ばみが起きにくくなります。

汗腺の働きをよくするなら半身浴もおすすめ

女性なら試したことがあるかもしれませんが、半身浴は38℃くらいのぬるま湯に腹部から下だけ浸かることで、上半身から汗をたくさんかくことができるんです。

お湯に浸かっていない上半身からしっかり汗をかくことで、体温を調整する体の機能を元に戻すことができ、汗をかいたとしても脇汗の量を減らすことにつながったり、汗に含まれる栄養が少なくなって黄ばみができにくくなります。

できれば15分から20分くらいの時間をかけて湯船に浸かってあげると効果的ですよ。

時間をかけて湯船に浸かっていることで自律神経の働きも良くなって、心身共にリラックスしてストレスを発散することができるので試してみましょう。

対策方法その3:半側発汗のツボ押しを活用して汗の分泌を抑える

脇汗の発汗を抑制する効果のあるツボを押してあげることによって、一時的に汗を止める方法があるのはご存知でしょうか。

そんなツボ押しですが「半側発汗」というものがあり、簡単に言ってしまうと上半身の汗を止める代わりに下半身の汗をかきやすくする、もしくはその逆や半身もあります。

脇汗の場合は上半身の汗を一時的に抑え、下半身の汗をかきやすくすることになりますね。

脇汗の半側発汗を取り入れる場合は、胸にある「大包(だいほう)」や「屋翳(おくえい)」といったツボを押してあげます。

以上のどちらかを左右一緒にできるだけ広い範囲で、強めに押してあげるようにしましょう。

時間は3分くらいの時間をかけて押し続けてあげることで、しばらく汗を止めることができるので、緊急時の対処方法として取り入れてみてください。

対策方法その4:制汗剤を使う

脇汗を抑えることができる制汗剤は市販でもたくさんの種類が販売されていますね。

脇に直接使用することで汗の分泌を抑えることができ、黄ばみはもちろん、汗を止めることができるので効果的です。

ただ、先ほどもお伝えしましたが、制汗剤は人によって向いている人とそうでない人がいるので注意が必要です。

もし使用するときは汗で流れにくいクリームタイプのものをおすすめします。

制汗スプレーなどは定期的に使用しないとあまり効果がないので、選ぶときにできるだけ手間のかからないものがおすすめですよ。

対策方法その5:脇汗だけでなく臭いにも不安があればワキガ対策クリームを使ってみる

ワキガ専用の対策クリームには、独特のツーンとした臭いを抑えるための消臭成分が含まれているので、かなり効果的に臭いの対策をすることができます。

しかもその他にも汗を抑える制汗作用もあるうえに、殺菌効果のあるものが多いので、汗から臭いまで徹底的にケアすることができるんです。

クリームタイプなので肌にしっかりと馴染み、汗で流れてしまうこともないので、朝使用すれば長時間効果を持続させることができ、何度もつけ直しするのがめんどくさいという方におすすめです。

また口コミなどでも人気のワキガ対策クリームを別の記事でご紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。

まとめ

こちらの記事では脇の黄ばみについて原因や予防方法、脇汗の対策方法などについてご紹介させていただきました。

大事な服の脇に黄ばみができるととても恥ずかしいですし、手を挙げたり吊革につかまるのに抵抗感が出てしまいますよね。

それに欲しい服があったとしても、黄ばみが気になってしまい好きなものを着れなくなってしまったりもします。

手持ちの洋服が決まったものばかりになってしまったり、せっかく買った白いシャツやTシャツも黄ばんでしまったら洗濯をするのがとても大変だと思います。

なので脇汗による黄ばみは、できるよりも前に予防して「できないようにする」ことがとても大切です。

この記事でご紹介した方法をうまく取り入れて、黄ばみができないように心がけていくことで、黄ばみだけでなく汗そのものを改善していくようにしましょう。

 

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