髪の毛にたいして悩みを抱えている人は男女に関係なくたくさんいます。
その中でも意外と多いお悩みのひとつである「髪の量が多い・ボリュームが出てしまう」という、毛量が少ない方からすれば何ともうらやましい悩み。
ですが実際、スタイリングが上手く決まらなくて頭でっかちになってしまったり、季節によっては神が膨らんだり広がってしまうなんてこともあります。
それに毛量が多く頭にボリュームが出てしまうので、みんなで写真を撮ったりすると一人だけ頭がドーンとでかくなってしまうことも…。
このような日頃から髪の量が多いことに悩まされている方はたくさんいます。
なにを隠そうこの私も毛量が多く、普段からケアをするのに一苦労しているうちの一人なので、この記事を読んでいるあなたのつらさも理解できます。
今までいろんなケアをしてきた方もいると思いますが、私も同じように髪のボリュームを抑えるため、様々な対策をしてきました。
そこでこちらの記事は、私が今までボリュームを抑えるためにやってきた対策方法の中でも効果があったものや、美容師の経験を活かしたケアの方法をご紹介していきます。
この記事を読むことによって…
- 髪のボリュームで悩んでいるからこそわかる「あるある」に共感できる
- ボリュームが出やすくなってしまう原因がわかる
- 髪のボリュームを抑える効果的な方法がわかる
- 髪が膨らんでしまう習慣がわかる
- 結果としてボリュームを抑えることができるようになって、毎日を快適に過ごすことができる
といったメリットがあるので、どうにかしてボリュームを抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
髪の量が多い人が経験しがちな問題まとめ
まずは最初に紙の量が多く、ボリュームを抑えたいという方が一度は経験したことのあるような問題をご紹介していきます。
同じ悩みを持つものだからこそ分かり合える、ちょっと笑ってしまうような小ネタ的なものですが、ぜひチェックしてみてください。
その1:髪の毛を下ろしたダウンスタイルがなかなかできない
ボリュームが出やすい方はいわゆる「ダウンスタイル」をしてしまうと、顔回りにボリュームが出てしまうため、顔が大きく見えてしまいます。
そのせいで基本は前髪を上げたり、サイドを後ろに流してごまかしている方がとても多いように感じます。
私も普段は前髪を上げてタイトなヘアスタイルにしています。
毛量を調整してからしばらくはダウンスタイルもできるのですが、3~4週間くらいするともうアウトです
ボリューミーな頭になってしまい、頭でっかちな状態になるのですぐに前髪を上げ、サイドは後ろに流すヘアスタイルにシフトしてしまいます。
その2:頭に汗をかく
特に暑い季節になると、頭に自然と汗をかいてしまう方も多いのではないでしょうか?
私の場合は後頭部やサイド、襟足の部分によく汗をかいてしまいますね。
髪の毛が覆いかぶさってくるような場所は熱がこもってしまい、汗がダラダラしてしまいます。
なので私は夏が嫌いです。汗が滝のように噴き出して外に出れたもんじゃないですから。
私と同じような思いをしている方もきっといるのではないでしょうか?
その3:1回のシャンプーで使う量が多い
これもよくあるのではないかと思います。
よくシャンプーボトルには目安となる使用量が書かれていますよね。
たとえば「ショートヘアの長さで1プッシュくらいの量」「ロングヘアの長さで2プッシュ」というような感じで記載されていますが、私はこれを見ると悲しい気分になります。
だって絶対にその使用料では足りないからです。
1.5倍~2倍くらいの量を使わないと全然泡立たないし、コスパがめちゃくちゃ悪くなってしまうので、悲しくなってしまいますね。
その4:シャワーの水圧が弱いと内側の毛がなかなか濡れない
美容室とかのシャワーくらい水圧が強ければ…。
自宅の浴室で私はよく考えます。
家のシャワーの水圧がとても弱いので、髪の毛を濡らそうとすると内側まで浸透していくのにかなり時間がかかってしまいます。
しかも冬場に髪の毛が濡れるのを待っていると凍えそうになるので、ものすごくしんどいんです。
体を震わせながら内側まで水分が浸透するのを待つのはちょっとつらいですよね。
その5:シャンプー後のすすぎにめちゃくちゃ時間がかかる
シャンプーが終わった!これから泡を流していこう!
そんな時に新たな問題が発生します。
そうです、泡がなかなか流れないのですすぎに時間がかかってしまうんです。
ようやくの思いで髪の毛を濡らして髪の毛を洗ったのに、今度はすすぎに時間がかかってしまうなんて…。
もちろんちゃんとすすぐことは頭皮トラブルを予防するためにも大事なことですが、普通の人よりも倍くらいの時間がかかるのでめんどうに感じてしまいます。
その6:髪の毛を乾かすのに時間がかかる
シャンプー関係の問題はまだ終わりません。
時間をかけてすすいだあとは「髪の毛を乾かす」という大仕事が待っています。
毛量が多くボリュームがあると、髪の毛を乾かすのも一苦労です。
乾かすのに時間がかかってしまうので、せっかくシャワーを浴びて汗を流したのに、また大量の汗をかいてしまうので正直イラっとしてしまいます。
しかも髪の毛を乾かしている間はずっとドライヤーを持ってないといけないので、腕がしんどいですし、髪の毛を乾かした後は完全にぐったりした状態になってしまうので、私は髪を乾かす行程が1番嫌いです(笑)
その7:髪の毛が伸びてきたタイミングで帽子を買うと、髪を切った際にぶかぶかになる
これも良くありがちなことではないかと思いますが、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
私は帽子が好きで、よく買い物にいくと気に入った帽子を衝動買いします。
ですが髪の毛が伸びた状態で帽子を購入すると、髪を切った際に帽子がぶかぶかになってしまうんです。
その逆に髪の毛を切って間もないタイミングで帽子を買うと、髪が伸びてきたときにボリュームのせいできつくなってしまうことが度々あります。
せっかく買ったのに…と、結構へこんでしまうことも多いので、最近はサイズ調整ができるものばかり買っていますが、結構あるあるな内容だと思います。
髪にボリュームが出やすくなってしまう6つの原因
ここまで髪のボリュームが多いことでありがちなあるある内容をお伝えしてきましたが、余談はこの辺にしといて、ここからは本題に入ります。
そもそも「どうして髪の毛にボリュームが出てしまうのか」という原因について解説していきます。
多くの方が「毛量が多いせい」と思ってしまうかもしれませんが、実はそれだけではありません。
毛量以外にも原因はあるので、対策方法をお伝えしていく前に、しっかりと原因を理解して予防できるようにしておきましょう。
もっさりの原因その1:髪の量が多い
やはり1番最初に出てくるのは「髪の量が多い」ということです。
ちなみにたまに勘違いしている方がいるのですが、毛量が多いというのは、髪の毛が長いということではありません。
髪の毛は毛穴から数本生えているのですが、その本数が多いことを指しています。
毛量が多いと自然と髪の毛が広がりやすい状態となってしまい、頭全体にボリュームが出てしまいます。
髪の毛が多いことは決してデメリットではなく、むしろメリットだと言ってもいいので、あんまり落ち込む必要はありませんよ。
もっさりの原因その2:ヘアケア不足などで髪にダメージがある
髪の毛に指を通した際に指通りが悪く、バリバリしたような質感を感じたりしませんか?
そのような場合はもしかすると髪のダメージによってボリュームが出てしまっている可能性があります。
髪は大きく分けると3つの層からできているのですが、イメージとしては「かんぴょう巻きみたいなのり巻き」を連想するといいかもしれません。
上記の画像にもあるように、外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という構造でできていいて、髪の毛にダメージがあることで表面にあるキューティクルが剥がれてしましまいます。
キューティクルには髪の内部成分が流れ出てしまうのを防ぐ働きや、紫外線などから髪の内部を保護する役割があるのですが、ダメージによってキューティクルが剥がれてしまうと髪の内部成分が流出してしまうんです。
内部成分が流出した髪の毛はスカスカの状態になり、質感が硬くなって広がりやすくなってしまい、結果としてボリュームが出やすくなってしまします。
もっさりの原因その3:くせ毛による髪の広がり
髪の毛がくせ毛の方もボリュームが出やすいと言われています。
誰が言ったのかはわかりませんが、日本人の約9割は直毛だという噂がありますが、実際そんなことはありません。
美容師としてお客様の髪に携わっているとわかるのですが、多くの方が少なからずクセを持っています。
完全な直毛の方なんてほとんど見たことがないと言ってもいいくらいです。
それくらい多いくせ毛ですが、くせ毛の方は髪の毛があちこちにうねってしまい、全体的にまとまりにくいのでボリュームが出やすくなってしまいます。
くせ毛の人は湿気の多い日や乾燥した季節に要注意
くせ毛の方は湿気の多い梅雨の時期や夏を嫌う方が多いと思います。
それもそうですよね、湿度のせいでうねりがひどくなってボリュームが出やすくなってしまいますから。
ちょっとマニアックな内容になってしまうのですが、くせ毛の髪の毛を見てみると1本の髪の中で、水分量が少ない部分とそうでない部分があります。
水分量が少ない部分は乾燥している状態なので、空気中の水分を吸収して補おうとするのですが、そのせいで髪の毛が広がってしまいボリュームがでてしまうんです。
また乾燥した季節は乾燥した部分が髪の毛同士の摩擦などによって静電気を起こしてしまい、髪のボリュームが出やすい状態になります。
くせ毛についてもっとご説明していきたいのですが、これ以上お伝えするとものすごく長くなってしまうので、この記事ではここまでにしておきますね。
もっと詳しく知りたい方は別の記事で解説しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。
もっさりの原因その4:髪の毛を伸ばしっぱなしにしている
髪のボリュームに悩んでいる方の原因には「髪が伸びっぱなし」の状態になっていることも理由のひとつです。
定期的に美容室でカットする習慣がなく、1回髪の毛をカットしてもらったらしばらくはそのまま伸ばしっぱなしにしてしまう方もいると思います。
こまめに髪の毛をカットしないとすいて短くなった髪が伸び、長い毛を押し上げてボリュームが出やすくなってしまうんです。
またその短い毛がさら伸びることで、髪の毛に厚みが出てしまいボリュームが出やすくなります。
もっさりの原因その5:髪型のチョイスが間違っている
髪型によってもボリュームの出やすさは全然違ってきます。
全体的に重たい質感のヘアスタイルや毛先が外にはねるているようなスタイルだとボリュームが出やすくなり、髪の毛をカットした直後はよくても、ちょっと伸びてくるとボリューム感が出やすくなるんです。
やりたい髪型に挑戦することも大切ですが、自分の髪質や毛量などをよく考え、どのくらいの頻度で美容室に通うかもしっかりと考えてヘアスタイルを選ぶようにしなくてはいけません。
もっさりの原因その6:間違ったスタイリング方法によるもの
普段のヘアスタイリング方法によっても髪のボリュームが出やすくなってしまうことがあります。
髪の毛をセットするときにドライヤーを使う方も多いと思いますが、前方から風を当てておさまりが悪い状態でスタイリングをしてしまったり、使用するスタイリング剤が相性の悪いものを使っていることも原因になってしまうんです。
ドライヤーの扱い方やスタイリング剤の選び方も、髪のボリュームをコントロールするのに大切なポイントなので、意識してみるようにしましょう。
必ずしも「髪の量が多い = ボリュームが出る」ではない
髪にボリュームが出てしまう原因についてお伝えしてきましたが、内容を見ると決して毛量が多いことが髪のボリュームが出てしまうというわけではありません。
もしかするとこれまで「髪の量が多いから仕方ない」と諦めてしまっていた方もいるかもしれませんが、そんなことはないんです。
もちろん髪の量が多いこともボリュームが出てしまう原因のひとつにはなりますが、正しいケアをしていくことで、ボリュームダウンさせることができますし、扱いやすい状態にすることはできます。
次の項目からはそんな髪のボリュームを抑える方法についてご紹介していきますね。
髪の毛の膨らみを改善!髪のボリュームダウンに効果的な方法とは
ここからは髪のボリュームを抑える方法について解説していきますね。
その方法についてですが、わかりやすいように美容室でできるものと自宅でできるもので分けてお伝えしていきます。
本格的な対策方法から手軽にできる方法までいろんなものをご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
美容室でできる!髪のボリュームを抑える方法
まずは美容室でできるボリュームを抑える方法をご紹介していきます。
ボリュームダウンの方法その1:カットで毛量をすく
美容室でボリュームを抑える方法として1番オーソドックスなのが「髪の毛をカットしてもらう」というものです。
もしかしたら「髪の毛を伸ばしている最中でカットはしたくない…」という方もいるかもしれないですが、長さを調整するのではなく「毛量」を調整してもらうようにしましょう。
担当の美容師さんに髪の毛を伸ばしていることをしっかりと伝え、短くしたくないことを伝えればOKです。
そうすれば重たくなってボリュームが出てしまう原因となる部分の毛量調整を行なってくれるので、定期的に通ってみるといいですよ。
何か月も放置しているとヘルメットをかぶっているよな状態になり、ボリュームが出て頭が大きく見えてしまうので1~2か月に1回は毛量調整をしてもらいましょう。
ボリュームダウンの方法その2:ストレートパーマ・縮毛矯正
ストレートパーマや縮毛矯正はボリュームを抑えるための方法として、とても効果が高いものです。
本来はくせ毛を伸ばして真っすぐな状態にしたり、おしゃれパーマをもとの直毛状態に戻すためのものなのですが、髪の毛をおさまりのいい状態にしてくれるのでボリュームダウンには最適なんですよ。
ストレートパーマと縮毛矯正の違いが分からない方のために、簡単にですがそれぞれの特徴をご説明していきますね。
縮毛矯正の特徴や効果について
縮毛矯正はもともと強いくせ毛を真っすぐに伸ばすためのパーマです。
施術内容は1剤と呼ばれる髪の毛の結合を切断する薬液をつけて、そのあとにストレートアイロンを使って熱処理をすることでクセを伸ばしていきます。
そのあとに2剤という、髪の毛の結合が切断された状態をもとに戻すための薬液をつけ、くせ毛を解消させるんです。
熱処理を入れることでクセがしっかり伸び、どんなに強いクセでも髪の毛が伸びてくるまでは真っすぐな状態をキープすることができます。
ただ熱によるダメージがあるため、もともと髪の毛が傷んでいる方にはあまりおすすめできませんし、担当の美容師さんによっては施術を断わられてしまう可能性があります。
けれどボリュームを抑える効果はどの方法よりも確かなものなので、何をやっても髪の膨らみを改善することができないという方は挑戦してみるといいですよ。
縮毛矯正がおすすめの人
- 強いくせ毛に悩んでいる人
- いろんな対策方法を試してもボリュームを抑えることができない人
- アフターケアをきちんとできる人
ストレートパーマの特徴や効果について
ストレートパーマは基本的に強いくせ毛の方には向いていないという特徴があります。
ボリュームを抑えるためには効果的な方法ではありますが、縮毛矯正よりもちょっとだけ効果が弱くなってしまうんです。
それは縮毛矯正と施術内容に違いがあり、ストレートパーマはアイロンで熱処理を入れず、コームなどで髪をとかして一度乾かすだけなので、ちょっとだけ効果が弱くなるんです。
けれど縮毛矯正よりも自然な直毛にすることができ、ボリュームを抑えることができるので髪の毛をペタっとさせたくない方は、ストレートパーマの方をおすすめします。
またアイロンによる高温の熱処理をしないので髪の毛にかかる負担も少なくなり、ダメージを抑えることができるんです。
ストレートパーマがおすすめな人
- くせ毛が少しうねるなどそこまで強くない人
- 自然な直毛にしたい人
- ボリュームを抑えたいけど神のダメージが気になる人
- ナチュラルなボリュームが欲しい人
ボリュームダウンの方法その3:サロントリートメントで集中ケア
髪の毛にダメージによってボリュームが出てしまっている場合、美容室でトリートメントをしてもらい、髪の毛に集中ケアしてみるといいですよ。
一般的に販売されているトリートメントとは違い、髪の毛に必要な栄養がたくさん配合されているんです。
お店によってはオリジナルでその人の髪質に合わせた調合をしてくれるので、完全にダメージを修復することはできなくてもおさまりの良い状態を保つことができます。
ダメージや乾燥がひどく、毛先がパサついてどうしようもないという方は定期的に美容室でトリートメントケアをしてみるようにしましょう。
番外編:男性は髪の量が多い人でも似合う髪型にチェンジしてみる
髪のボリュームで毎回悩んでしまう男性は、髪型を変えてみるのも効果的な方法ですよ。
個人的におすすめのヘアスタイルをいくつかご紹介していきますので、チェックしてみてください。
またいろんな髪型を見てみたいという方は、別の記事でおすすめのヘアスタイルをご紹介しているのでそちらも併せてご覧ください。
ボリュームが出にくい髪型その1:マッシュヘア × ツーブロック
人気のマッシュヘアとツーブロックを組み合わせたヘアスタイルです。
ボリュームが出やすいサイドと襟足を短くしていることで、髪の毛が伸びてきても膨らみにくいのが特徴です。
爽やかな印象を与えることができるので、まさに一石二鳥の髪型ですね。
女子ウケもしやすく日本人の顔立ちににも合いやすいマッシュヘアは、定番になりつつあるので挑戦してみてもらいたい髪型のひとつです。
ボリュームが出にくい髪型その2:ツーブロック × アップバング
男らしいワイルドな印象があるヘアスタイルですね。
サイドをハチの部分まで刈り上げることで、髪の毛をおろしてもボリュームが出ないようにしてくれています。
また前髪を上げてオールバック風にしてあげることで、トップのボリュームもある程度抑えることができるのでおすすめのヘアスタイルです。
絶壁の方でもスタイリングしやすい髪型なので、挑戦しやすい髪型ですよ。
ボリュームが出にくい髪型その3:ベリーショート × モヒカンツーブロック
全体的に軽めの質感が特徴のベリーショートのツーブロックヘアです。
ベリーショートは基本的に髪の毛がある程度伸びてきてもボリュームを抑えることができるので、比較的おすすめの髪型です。
しかもボリューム感の出やすいサイドや襟足の部分を短くすることで、爽やかな印象をキープすることができ、万人にウケる髪型ですよ。
ちなみに画像ではアップバングですが、前髪をおろして流してあげることもできますし、アレンジが利かないと思ってしまうかもしれませんが決してそんなことはありません。
自宅でできる髪のボリュームを抑える方法
ここまで美容室でできる髪のボリュームを抑える方法についてご紹介してきましたが、毎回美容室で対策していくにも費用がかかってしまいますよね。
そこでこちらでは自宅でできるボリュームダウンの方法をお伝えしていきます。
自宅でできるボリュームダウンの方法その1:シャンプーを見直してみる
普段はどのようなシャンプーを使っていますか?
多くの方がコンビニやドラッグストアなどで販売されているような、市販のシャンプーを使っている方がほとんどだと思いますが、髪のボリュームとシャンプーは大切なかかわりがあります。
市販のシャンプーには洗浄力の強い成分が配合されていることが多く、髪の毛を乾燥させてしまうものが多いんです。
また最近ではノンシリコンシャンプーがとても人気ですが、もともとシリコンという成分は髪の毛を摩擦から守ったり表面を整える働きがあるので、それがなくなったことで洗浄成分によるパサつきが起きやすい状態になってしまっているんですよ。
そのせいで髪の毛にボリュームが出やすくなってしまったり、乾燥が進むことでうねりが出てしまうこともあるので、ノンシリコンシャンプーでもシリコンの代わりになるコンディショニング成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
たとえば植物由来の「ホホバオイル」や「アルガンオイル」といった成分が入っていると噛みの表面を整えて広がりを抑えやすくしてくれますよ。
また洗浄成分に関しても強いものではなく、マイルドなものを使ってみることをおすすめします。
髪のボリュームを抑えるシャンプーってどんなものがある?
髪のボリュームを抑えるものとしておすすめしているのが「くせ毛用のシャンプー」です。
「くせ毛じゃないんだけど…」と思う方もいるかもしれませんが、そうでなくてもくせ毛用のシャンプーには「保湿成分」が配合されていたり、「空気中の水分が吸収されにくい成分」が配合されているので、必然的に髪のボリュームを抑えやすいんです。
髪の毛に潤いを与えることによって乾燥やダメージを防ぎ、さらに湿度が高い日でも髪が膨らみにくい特徴があるのでかなりおすすめです。
シャンプーについてはこちらでご紹介すると長くなってしまうので、別の記事でご紹介させていただきますね。
もっと詳しく知りたい方はそちらも併せてチェックしてみてください。
髪のボリュームを抑えるシャンプーについて詳しく知りたい方はこちらの記事へ
自宅でできるボリュームダウンの方法その2:トリートメントやヘアオイルを使う
トリートメントやヘアオイルには油分が含まれています。
その油分が髪の表面につくことで、外から湿気などの水分が入らないようにコーティングして、ボリュームが出ないようにしてくれるんです。
またトリートメントやオイルに含まれている栄養が髪の毛に浸透して潤いを与え、油分でコーティングされていることで栄養が外に出ないようにもしてくれているんですよ。
ただ油分量は多すぎるとベタつきの原因になったり、重たい質感になってしまうこともあるので、選ぶときはサラッとしたものを選んでみましょう。
髪のボリュームを抑えるおすすめのトリートメントやヘアオイル
先ほどもお伝えしましたが、トリートメントを選ぶときは油分量が少なめのサラッとしたものを選んでみるといいですよ。
個人的には市販のトリートメントやオイルだと油分量が多すぎてベタついてしまう印象があるので、あまりおすすめしていません。
ちょっと高くなってしまいますが、美容室などで販売しているようなトリートメントを使ってみると髪の毛も重たい仕上がりになることもなく、すごく使いやすいと思います。
もし市販のものでえらぶのであれば「椿オイル」がおすすめです。
つけすぎるとかなり重たくなってしまいますが、適量であれば自然な仕上がりになりますよ。
トリートメントやオイルについてもっと詳しく知りたい方は、別の記事でご紹介しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。
トリートメントについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事屁
自宅でできるボリュームダウンの方法その3:正しいドライヤーの使い方をマスターする
次に自宅でできる髪のボリュームダウンの方法は「ドライヤー」の使い方をしっかりマスターすることです。
普段髪の毛を乾かす時に適当にやってしまったり、間違ったやり方で乾かしてしまう方も多いのですが、それが原因でボリューミーな頭になってしまうこともあります。
髪の毛の乾かし方次第でボリュームを出すこともできるし、逆に抑えることもできるのでしっかりとマスターしてもらいたいです。
乾かす時のポイントは…
- ボリュームが出やすいハチや襟足は根元をつぶして乾かす
- 乾かす時は根元から毛先に向かってドライ
- 仕上げの際に冷風を当ててあげる
以上のポイントを特に意識しながら乾かしてあげるといいですよ。
髪の乾かし方についてもっと詳しくご紹介させていただきたいのですが、この記事に収まりきらないので、詳しい内容や方法については別の記事で解説させていただきますね。
ドライヤーの使い方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ
自宅でできるボリュームダウンの方法その4:ストレートアイロンを使う
美容室でのボリュームダウンの方法に似てしまうのですが、ストレートパーマや縮毛矯正をかけたくないという方もいると思うので、ご紹介させていただきます。
ストレートアイロンは高温の熱処理をすることができ、簡単にボリュームを抑えることができるので、ボリューミーヘッドの私もよく使っていました。
特に私の場合はくせ毛でもあるので、これほど強い味方はいませんでしたね(笑)
普段ストレートアイロンを使い慣れていない方のために使い方についても簡単にお伝えしていきますね。
- ストレートアイロンを130~150℃くらいの温度に温めます
- 髪の毛がきちんと乾いた状態で薄めに毛束をとります
- 毛束を根元から毛先に向かってアイロンを滑らせていきましょう
- 真っすぐ伸びたら次の毛束を取ってアイロンで伸ばしていきます
以上の行程を繰り返していくのですが、このとき「めんどくさいから」というような理由で毛束を厚めにとってアイロンを当てると、内側の毛に熱が通らずしっかりと伸ばすことができません。
また場合によってはアイロンの跡がついてしまうこともあるので注意しましょう。
できるだけダメージを抑えるためには何度もアイロンを当てるのではなく、少ない回数で髪を伸ばすことが大切です。
自宅でできるボリュームダウンの方法その5:ヘアブラシでブラッシングする
ヘアブラシと一括りにして言うことも多いですが、実はいろんな種類があるんですよ。
その中にはボリュームダウンに効果があると言われているものもあるんです。
それがブラシ部分の形状が「半円」になっている「デンマンブラシ」というものです。
もともとはイギリスの「デンマン社」というメーカーが販売されているものブラシのことを指していたんですが、最近は同じ形状のブラシ全般をデンマンブラシというようになっています。
このブラシの特徴はボリュームアップもボリュームダウンもさせることができるというもので、髪の毛にテンション(引っ張る力)をかけることによって、普通にブラッシングするよりも髪の表面を整えやすくしてくれるんです。
そうすることで髪の毛のパサつきを抑えることもできますし、ドライヤーと一緒に使えば手ぐして髪の毛を伸ばすよりもツヤを出しやすくしてくれます。
ただ普段ブラシを使わない方がいきなり使用してみてもテンションのかけ方がわからなかったりするので、それなりに練習は必要だと思います。
自宅でできるボリュームダウンの方法その6:スタイリング剤を見直してみる
髪のボリュームを抑えたいのであればいつも使っているスタイリング剤を見直してみるのもおすすめです。
ワックスなどを選ぶときにいつも「なんか良さそうだから」という理由で使っているのであれば、もしかするとそれが原因で髪のが広がってしまっているかもしれないので、選ぶスタイリング剤を自分の髪質や髪型、毛量に合ったものにしてみましょう。
ボリュームを抑えたいときにおすすめのスタイリングですが、個人的にいいなと思っているのが…
- ムース
- ツヤ系のワックス(グリースなど)
- ジェル(ジェルワックス)
以上の3つをおすすめしています。
その理由や使い方についてそれぞれ簡単にお伝えしていきますね。
ムースがおすすめな理由や使い方
ムースというとパーマヘアに使う印象が強いかもしれませんが、私はそうは思っていません。
髪の毛にムースを使用することで髪の毛が一時的にウェット状態になるので、自然とボリュームが抑えられるのですが、そのあとにドライヤーで毛先を残して半乾きにすることによって簡単にボリュームダウンさせることができます。
ムースって意外と油分が多く含まれていますからね。
しかも簡単にウェット感のあるスタイルをつくることができ、ちょっとセクシーな雰囲気を出すことができるので、私も普段からよく愛用しています。
使い方についてですが…
- 髪の長さや毛量に合わせて適量ムースを手に取ります
- 手のひら全体にムースを伸ばし、髪の中間~毛先にまんべんなくつけます
- ドライヤーを使って髪の毛の中間部分を中心に乾かしていきます
- 毛先は自然乾燥させる
以上のステップでスタイリングができるのでものすごく簡単ですよね。
ムースのセット力の強さによっても質感が変化してくるので、自分に合ったものを使ってみるようにしましょう。
ツヤ系のワックスがおすすめな理由や使い方
ツヤ家のワックスをおすすめしている理由は、油分量が多く髪の毛のパサつきを抑えることができるからです。
また油分の重みで髪全体のボリュームを抑えておさまりをよくすることができ、使い勝手もいいからですね。
ツヤ系ワックスはセット力がそんなにないので、髪の長い方はそのまま使ってもいいですし、ショートヘアなどの短い髪型の方は他のワックスと混ぜて使ってみるといいですよ。
使い方のポイントは…
- 一気につけすぎると重たくなるので小分けに取り出す
- 根元付近につけると頭皮のべたつきの原因になるので注意
- 顔回りに使用する場合はつけすぎると顔がテカるのでつけすぎないようにする
以上のポイントを意識して使ってみましょう。
ジェル(ジェルワックス)がおすすめな理由や使い方
ジェルは髪の毛の短いショートヘアやベリーショートの方におすすめです。
私がジェルをおすすめしている理由は、速乾性があってそのままキープしてくれるので、セットした状態を丸一日維持することができるからです。
主にアップバングやリーゼント風、モヒカン風のヘアスタイルにおすすめで、普段からそのような髪型にすることが多い方は1つ持っておいてもいいかもしれないですね。
使い方のポイントは…
- ドライヤーでやりたい髪型を決めて、ある程度シルエットをつくる
- ジェルをにとって手のひら全体に伸ばす
- 髪の毛の全体に中間から毛先に漬けてあげるようにします
- 細かい部分を調整して、ジェルが乾くまで触れないようにする
以上の4ステップでスタイリングすることができますよ。
ジェルが乾く前に触ってしまうと髪型が崩れてしまうので注意してくださいね。
毛量が多い人は髪が膨らむのでやってはいけないこと!
最後は「毛量が多い人がやってはいけないこと」について解説していきます。
ボリュームを抑えるためにやっているつもりが、逆にボリュームが出やすい状態にしてしまっているものがあるんです。
もしかしたら何気なくやっていることが原因で髪の毛がボリュームアップさせていることもあるので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
NGなことその1:スタイリング剤にマットワックスを使う
マットワックスはツヤ感のない質感を出すことができるタイプのヘアワックスです。
ルーズな雰囲気を出すことができるので、パーマやくせ毛を活かした髪型に相性のいいものですが、通常のワックスに比べて油分が少なく、髪の毛が広がりやすい特徴があります。
「毛量が多くボリュームを抑えたい」という人が使ってしまうと逆効果になってしまうので、注意しなくてはいけません。
できればツヤ感のあるスタイリング剤を使うようにしましょう。
NGなことその2:髪の毛を乾かさないで放置する
特に髪の毛の短い方や男性に多い習慣なのではないかと思います。
たしかにお風呂上りなどに髪の毛を乾かすのは暑いし、正直めんどくさいですよね。
私もシャワーを浴びた後のドライヤーはできれば使いたくないです…。
けれど濡れた髪の毛はキューティクルが開いたままの状態なので、そのまま放置することによって髪の内部成分が流れ出てしまい、髪の毛が乾燥したりダメージ原因になります。
そうするとただでさえ多い毛量でボリュームが出やすいのに、髪の乾燥やダメージでさらに広がりやすくなってしまうので、できるだけ早めに乾かしてあげましょう。
NGなことその3:毛流れと反対に髪を乾かす
普段髪を乾かす時に正面から風を当てて乾かしている場合は注意が必要です。
髪の毛には毛流れというものがあって、基本的に前に向かって生えているので、向きに逆らって乾かすとボリュームが出やすくなってしまいます。
なので髪の毛を乾かす時は後ろから前に向かってドライヤーの風を当ててあげるとおさまりのいい状態で乾かすことができますよ。
NGなことその4:セルフカット
髪の毛が伸びてきて美容室でカットしてもらいたいけど、仕事などが忙しいせいでなかなかいくことができないと自分で髪をカットしてしまうことがあります。
実はセルフカットもボリュームを出しやすくしてしまう原因になるんです。
自分でカットすると、カットした部分がそろってしまいやすく、重たい状態になってしまいます。
カットした部分によってはそれが原因で、膨らみをつくってしまうこともあるのでボリュームがで安くなる可能性もあるので、できるだけ控えるようにしましょう。
まとめ
こちらの記事では髪のボリュームを抑える方法についてご紹介させていただきました。
髪の毛のボリュームで悩んでいる方は以外にも多いものです。
毛量が多いだけでなく、乾燥やダメージ、普段の何気ない習慣によっても髪の毛が広がって頭でっかちになってしまうことがあるので、気を付けなくてはいけませんね。
きちんと対策するためにもこちらでご紹介したことを実践して、髪のボリュームダウンができるようにしましょう。
そうすることで悩みのない快適な毎日を送ることができるようになりますよ。
あなたにオススメの記事
最新情報をお届けします
Twitter でメンジー!をフォローしよう!
Follow @men_jishin