設樂

どうも!美容師ライターの設樂です!

お風呂上りや朝のスタイリング時に髪の毛を乾かす際、あなたはどうやってドライヤーを使っていますか?

もしかしたらタオルドライだけして自然乾燥のみで済ませている方もいるかもしれませんが、髪の毛はドライヤーを使ってあげた方がキレイな状態に保つことができるんです。

髪の毛の乾かし方をちょっと工夫するだけでもかなり印象が変わってきますし、毎日のスタイリングをとても楽にすることができるんですよ。

普段髪の毛を乾かしていると「毛先がパサパサしてまとまらない」「髪の毛が外側にハネてしまう」といった悩みを持っている方も多くいると思いますが、ちょっと意識を変えるだけでも改善していくことができます。

そこでこちらの記事では美容師で、現役時代に「ヘアケアマイスター」の資格を取得した私が、失敗しない髪の乾かし方について詳しくご紹介させていただきます。

この記事を読むことによって…

  • ドライヤーを使って髪を乾かさないといけない理由がわかる
  • 髪を乾かす前にやっておきたいことがわかる
  • プロが伝授する髪の毛の乾かし方がわかる
  • 悩みに合わせたドライヤーの使い方がわかる

といったメリットがあるので、「毎日のスタイリング上手くいかない」「頭皮や髪の毛に悩みがある」「髪を乾かすとパサついてしまう」といった悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

自然乾燥とドライヤーのどちらで乾かすのがいいの?

冒頭でもお伝えしましたが、自然乾燥で髪の毛を乾かすのとドライヤーを使って髪の毛を乾かすのであれば、間違いなく「ドライヤーを使って乾かす」ことを推奨します。

自然乾燥で済ませている方の中には「ドライヤーの温風で髪が乾燥しそう」と思っている方もいるかもしれませんが、それはドライヤーの使い方次第なんです。

逆に自然乾燥にしていることで頭皮や髪の毛に様々なデメリットが起きてしまう可能性があるので、その内容をご説明していきますね。

ドライヤーを使って乾かす理由その1:臭いの原因になる

まず最初の理由は頭皮の臭いです。

自分ではわかりづらいかもしれませんが、髪の毛を乾かさないことによって、髪の毛と頭皮の間で「蒸れ」が起きてしまいます。

梅雨時に部屋干しをすると、衣服に臭いがついてしまうのと同じように、頭皮や髪の毛も湿度が高くなることによって「蒸れ」が生じて臭いがきつくなります。

普段から髪の毛を自然乾燥させていると、使用している枕や帽子に臭いが付着しているかもしれないので、チェックしてみるようにしましょう。

ドライヤーを使って乾かす理由その2:濡れた髪の毛は傷みやすい

もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんが、濡れた状態の髪の毛はとても繊細でデリケートな状態です。

そのまま放置していることによって、髪の毛が傷みやすくなってしまいます。

濡れた髪の毛は、キューティクルという髪の毛の表面を覆っているうろこ状のものが開いたままの状態です。

その状態で放置することによって、ちょっとした摩擦や刺激が加わると枝毛や切れ毛が起きやすくなってしまうんです。

髪のプロからすると絶対にやってはいけない行為でもあるので、髪の毛のダメージを気にするのであれば避けなくてはいけません。

ドライヤーを使って乾かす理由その3:自然乾燥させると髪の毛がパサパサになりやすい

先ほどの内容に似ていますが、濡れた状態の髪の毛を放置することでキューティクルが開いたままの状態になります。

そうすると髪の毛の内部成分が開いたキューティクルの隙間から流出してしまい、パサパサした乾燥毛を引き起こしてしまいます。

もしあなたがカラーリングやパーマをしているのであれば、髪の毛を自然乾燥させることによって、髪の内部成分と一緒にカラー剤の色素なども抜けてしまい、色落ちやパーマがだれてしまうといったことが起きてしまいやすいんです。

髪の健康を保つため、そしてオシャレを楽しむためにもきちんとドライヤーを使って乾かしてあげることが大切です。

ドライヤーを使って乾かす理由その4:頭皮に雑菌が繁殖してかゆみやニキビができるかも

先ほど髪の毛をドライヤーで乾かさないことによって、「蒸れ」が起きてしまうとご説明しましたが、その過程で頭皮や髪の毛に「雑菌」が繁殖しやすくなってしまいます。

湿度が高い場所、特に浴室などはジメジメすることによってカビなどができやすいですよね。

髪の毛や頭皮も同じように雑菌が繁殖することで様々な頭皮トラブルを起こしてしまうんです。

代表的なもので言えば…

  • かゆみ
  • 頭皮ニキビ
  • 湿疹

といったものがあります。

こういったトラブルが起きてもそのまま放置することによって、最悪の場合は抜け毛がひどくなってしまったり、薄毛を引き起こすこともあるので注意しなくてはいけません。

ドライヤーを使って乾かす理由その5:そのまま乾かさないで寝ると髪の毛のダメージにつながる

自然乾燥で髪の毛が濡れた状態で就寝してしまう方もいるかもしれません。

ですが何度かお伝えしている通り、濡れた髪の毛はとても繊細な状態なので、そのまま就寝することによって枕との摩擦で髪の毛にダメージが起きやすくなります。

さらに枕と頭皮の間で「蒸れ」を起こしてしまい、逃げ場のない湿度が過剰に雑菌を繁殖させてしまう可能性もあるんです。

そうすると頭皮臭の原因になったり、かゆみや湿疹を引き起こすことにもなるので注意が必要になります。

もしかしたら髪の毛の短い男性などは自然乾燥でも「乾いたから大丈夫!」という方もいるかもしれませんね。

ですが「本当に髪の毛は乾いているのか?」と、ちょっと疑問に感じてしまいます。

実は自然乾燥で髪の毛をドライすると、自分では乾いたと感じていても実際は完全に乾ききっていないことがほとんどなんです。

そのまま就寝してしまうことによって、ヘアダメージを進行させてしまうリスクもあるので気をつけなくてはいけません。

髪の毛をドライする前にやっておきたいこと

髪の毛は自然乾燥ではなく「ドライヤーで乾かした方がいい理由」というのが、ここまでの内容でしっかりとわかったと思います。・

髪のダメージや頭皮のトラブルはできる限り避けたいですもんね。

それでは早速髪の毛の乾かし方をご紹介…といいたいところですが、その前に「やっておきたいこと」についてご説明していきます。

何事も下準備というものが大切で、髪の毛の乾かす方法も事前の準備をしておくことによって結果に大きな違いが出てくるんです。

そこでここからは「髪の毛を乾かす前にやっておきたい3つのこと」について詳しくお伝えしていくので、ぜひチェックしてください。

その1:タオルドライで余計な水分をふき取る

普段シャンプーをした後や、起床して寝癖をとった後にしっかりとタオルで髪の毛の水分をふき取っていますか?

髪の毛の余分な水分が残った状態のまま髪の毛を乾かしてしまうと、必要以上に時間がかかってしまい、頭皮や髪の毛に大きな負担を与えてしまいます。

長時間ドライヤーの風を当て続けることで頭皮や髪の毛が乾燥して、かゆみやフケ、パサつきなどを起こしやすくなってしまうので、十分に髪の毛を乾かしてあげることが大切です。

まずは頭皮に残った水分をふき取るようにして、そのあとに髪の毛の水分をふき取ってあげるようにしましょう。

このとき髪の毛同士をこすり合わせては枝毛や切れ毛の原因になる可能性があるので、抑えるようにしてあげるといいですよ。

タオルドライの方法について、もっと詳しく知りたい方は「正しいシャンプーのやり方」をご紹介している記事でお伝えしているので、そちらも併せてチェックしてみましょう。

その2:ヘアオイルやアウトバストリートメントを使う

ヘアオイルやアウトバストリートメントは指通りをよくしてくれたり、ドライヤーの熱から髪の毛を守るためにすごく効果的なヘアケアアイテムです。

ものによってはドライ後の質感調整もできるので欠かせないものでもあります。

オイルやトリートメントを使用するときは、プッシュ式であれば1~1.5プッシュ、チューブタイプなら2~3センチくらい取り出して、手のひら全体に伸ばしていきます。

伸ばしたオイルやトリートメントを毛先を中心につけていきましょう。

髪の毛につけていくときに、根元付近につけると頭皮のかゆみやベタつきにつながることもあるので注意してくださいね。

また目の粗いくしを使って全体になじませることで、ムラなく行き渡らせることができますよ。

つけるときのポイント

オイルや洗い流さないトリートメントをつけるときのポイントは、手に取りだしたときに「指と指の間」までしっかりと伸ばしてあげることです。

指の間までしっかり伸ばしてあげることによって、髪の毛全体にムラなくオイルやトリートメントを付けることができるので、意識してみるようにしましょう。

また、オイルやトリートメントをつけすぎないことや不足しすぎないことも大切です。

あまりにも多い量を付けると髪の毛が油分によってベタつきやすくなり、ペタッとした仕上がりになってしましますし、逆に少なすぎるとパサパサっとした仕上がりになりやすくなります。

毛量や髪の毛の長さによってつける量の調整は必要ですが、先ほどご紹介した量を基準に考えると…

  • ショートヘア…1プッシュもしくは2㎝くらい
  • ミディアムヘア…1.5プッシュもしくは2.5~3㎝くらい
  • ロングヘア…2プッシュもしくは3㎝くらい

※毛量は普通で考えた場合の量

以上の量を基準にして、使用する量を調整してみるようにしましょう。

おすすめの洗い流さないトリートメントやヘアオイル

もし普段使っているトリートメントやオイルが「自分の髪には合っていないんじゃないか」と感じていたり、どんなものを選んだらいいのかがわからないという方もいると思います。

アウトバスタイプで選ぶのであれば、「保湿成分」がたくさん含まれているようなものがおすすめです。

しっかりと髪の毛に潤いを与えて、栄養を補ってくれる働きがあるので、乾かした後のパサパサ感がなくなり、まとまりやすくなりますよ。

別の記事では私がおすすめするトリートメントやオイルをご紹介しているので、そちらも併せてチェックしてみてください。

その3:髪が長ければくしやブラシでとかしておく

ミディアムヘアやロングヘアといった髪の長い方は、ドライヤーで乾かしていく前にくしやブラシを使って髪の毛を溶かしておくようにしましょう。

タオルドライをしてすぐに乾かし始めると、髪の毛同士が絡まってしまったりする可能性があるので、事前にとかしておくことによってそういったトラブルを防ぐことができます。

この時のポイントは強く髪の毛を引っ張らず、優しく髪の毛を撫でるようにしてあげるといいですよ。

濡れた髪の毛はデリケートだということはこの記事で何度もお伝えしていますが、強く引っ張ることで髪の毛が傷んでしまうので、優しく扱うようにしましょう。

もし髪の毛が絡まっているのであれば、その部分を「毛先から少しずつとかしてあげる」ことによって、引っかかりがなくなるので、意識してみてください。

使用するくしやブラシは目の粗いものを使うのがおすすめです。

以下の動画で毛先の絡まりをとる方法をご紹介しているので、「くしやブラシの使い方」をしっかりとチェックしてみてください。

プロが教える正しい髪の乾かし方!たった5ステップでわかるドライヤーの使い方!

ここからは私がレクチャーする「失敗しない髪の乾かし方」についてお伝えしていきますね。

仕上がりがパサパサにならないような髪の乾かし方はもちろん、正しいドライヤーの使い方までしっかりと伝授していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

また髪型や髪質に合った乾かし方についても触れていきますので、ドライヤーの使い方をしっかりとマスターしていきましょう。

ステップその1:まずは根元を前髪を中心に乾かしていく

髪の毛を乾かしていくときは、まず髪の根元や前髪からドライヤーの風を当てるようにしましょう。

もし普段から毛先を中心に乾かしているのであれば、ここから改善していく必要があります。

根元や前髪から乾かしていくのにはちゃんとした理由があって…

  • 根元から乾かしてあげることによって毛先の乾かしすぎを防ぐ
  • 前髪を優先して乾かすことで変なクセがつかないようにすることができる
  • 根元を先に乾かしてあげることによって、半乾きを防いだり時短ができる

以上のような、明確な理論があります。

もちろん私が美容師を現役でやっていた時もこのポイントを意識して乾かしていました。

乾かす流れとしては…

  1. 前髪の根元
  2. 髪全体の根元
  3. 髪の毛の中間・毛先

といった流れを常に気を付けながらドライヤーを使っていたんです。

特に前髪は髪型の中でもメインになる部分でもあるので、変なクセがついてしまう前に根元をしっかりと乾かしておく必要があります。

濡れている状態の髪はクセをなおしやすいですし、逆に乾いた髪の毛のクセをなおすのは大変ですからね。

前髪に限らず、髪の毛の中でもこだわりの強い部分は変なクセがつく前に乾かしてあげることで、失敗することが少なくなりますよ。

根元は後ろから前に向かって乾かしてあげる

髪の毛を乾かす時のポイントとして、ぜひ取り入れてみてほしいのが「後ろから前に向かって乾かす」という方法です。

美容室などで髪の毛を乾かしてもらうときに、美容師さんは必ずといっていいほど後ろから前に向かって乾かしていますよね。

特に髪の長い方はこの方法を取り入れてみてほしいのですが、髪が長くなることによって、根元を乾かす時に長い髪の毛先がかぶさってきてしまします。

そうすると根元を乾かしているつもりでも気付かないうちに毛先をドライしてしまうので、最終的に毛先をオーバードライさせやすくしてしまうんです。

なので髪の長い方は、頭を下に向けて上から髪の毛が覆いかぶさらないように風を当ててあげると根元を集中的に乾かすことができますよ。

前髪に分け目がある場合と前髪の分け目がない場合の乾かし方

前髪の乾かし方は分け方でも方法がちょっと違ってきます。

前髪が長く、普段から分けている場合は根元を流したい方向とは逆に風を当てるようにしましょう。

根元がしっかりと乾かしたら次は流す方向に髪の毛をかき上げるようなイメージで風を当てていくことで、自然な分け目をつくることができます。

逆に前髪に分け目を付けてない場合の乾かした方は、前から風を当ててしまうとぱっくりと分け目ができてしまうので、ドライヤーの風を上から当てていくようにしましょう。

また左右から中央に髪の毛が集まるように風を当ててあげることで、自然な丸みのある前髪をつくることができますよ。

ステップその2:ドライヤーを振って乾かす

ドライヤーで髪の毛を乾かしていると多くの方が一点に集中して風を当ててしまうのですが、根元を素早く乾かしていくためにはドライヤーを左右に振ってあげるといいですよ。

一か所に集中してドライヤーの風を当ててしまうと、頭皮や髪の毛を乾燥させてしまう可能性もありますし、できるだけ熱を分散させてあげるようにしましょう。

どうしてもドライヤーを振るのが疲れてしまって難しいという方は、ドライヤーを持っている反対の手で、髪の根元を優しく振ってあげるといいですよ。

えりあしや後頭部は乾きにくい部分なのでしっかりとドライを!

髪の毛を乾かしていく中で、特に乾きにくいのが「えりあし」と「後頭部」です。

どちらも髪の毛が上から覆いかぶさってくる部分ですし、見えづらいので半渇きになってしまうことが多い場所でもあります。

それぞれ根元乾かす時に、ドライヤーの風が通る空間をつくってあげるようにして、かぶさってくる髪の毛を持ち上げてあげたり、下を向いて後ろから前に向かって風を当てるようにしましょう。

また後頭部はペタッとしやすい場所でもあるので、根元をしっかりと起こしてあげるように下から風を当ててあげるといいですよ。

ステップその3:分け目をつくらないようにするには根元をこする

髪の毛をドライヤーで乾かしているときに気付かないうちに「分け目」ができてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。

実は私も美容師になりたての頃に分け目をつくってしまった経験があります。

髪の毛を扱うプロとして恥ずかしいですよね…。

特に前髪からつむじにかけての分け目であったり、生え癖の関係で後頭部がぱっくり分かれてしまう方もいるのではないでしょうか。

とても目立ちやすい分け目は注意して乾かしていかないといけないのですが、この時に根元の部分を優しくこすりながら乾かしてあげると分け目が気にならなくなります。

その他にも先ほどご紹介したドライヤーを持っている反対の手で、髪の毛を左右に振ってあげるのも効果的な方法です。

この2つのポイントを意識することで根元のクセがつきにくくなり、全体的にふわっとしやすくなるんですよ。

ドライヤーの風を当てる「角度」にも意識してみる

分け目ができてしまったり、根元がペタッとしてしまいやすい方は、根元のクセがつかないように先ほどご紹介した「こすったり左右に振る」方法はとても効果的です。

それと一緒に意識してもらいたいのが「ドライヤーの角度」です。

ドライヤーを使用するとき、頭皮にたいして直角に風を当ててはいませんか?

風を直角に当てることで風圧で髪の毛がぱっくり分かれてしまったり、根元がぺちゃんこになってしまう可能性があるので、「斜め45度」の角度から是を当てるように意識をしてあげましょう。

この角度から風を当てることによって、ドライヤーの風の逃げ道をつくることができ、ぱっくり分け目ができにくくなるんです。

ステップその4:根元が乾いたら髪型や髪質に合わせてドライする

ここまでの内容で根元をきちんと乾かすことができ、毛先が少し濡れているような状態になっていれば、次は自分の髪型や髪質に合わせて乾かし方をチェンジしていきましょう。

髪型や髪質に合った美容師のテクニックをわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください。

男性(メンズ)に多いショートヘアはボリュームを意識

男性などに多いショートヘアですが、サッと髪の毛を乾かすことができるのですごく楽ですよね。

けれど朝のスタイリング時になかなかキマらないという方も少なからずいると思います。

そんな方は「ボリューム」を意識してみるとスタイリングしやすくなると思いますよ。

ポイントはボリュームを出す部分と出さない部分をしっかり見極めることが大切です。

画像を見てもらうとわかりやすいのですが、青文字の部分はボリュームを出したい場所で、赤文字の部分はボリュームを抑えたい部分です。

ボリュームを出したい部分については意識している方も多いですが、意外とボリュームを抑えることをおろそかにしている方が多いのも事実です。

ハチや襟足の部分にボリュームが出てしまうと全体的に「頭でっかち」な髪型になってしまうため、この部分のボリュームは意識的に抑えてあげるようにしましょう。

ボブ系の髪型は毛先が内側になるように乾かす

パーマヘアになってくると別ですが、ボブ系のヘアスタイルは毛先が内側に入り込むように毛先を乾かしていくといいですよ。

もちろん意識的に外ハネにしてもいいですし、自分の好みに合わせてあげるようにしましょう。

内側に入り込むように乾かす際は毛先を指に巻きつけてみたり、毛先をブラシで巻き込んであげるようにするとキレイに乾かすことができます。

またもっと手軽に済ませる場合、正面からドライヤーの風を当ててあげることによって、毛先が内側に入り込みやすくなりますよ。

逆に毛先を外ハネさせたい場合は、髪の毛を外側から握り込むように風を当ててあげることで、簡単に外ハネをつくることができます。

ロングヘアは下を向いて乾かす

先ほどもご説明しましたが、髪の毛の長い方は下を向いて乾かしてあげるといいですよ。

実は下を向いて乾かすことによって、根元が乾きやすくなるだけでなく、髪の毛が自然と内側に入り込むようになるので、毛先がパサパサっとした印象になりづらくなるんです。

イメージとしてはお辞儀をするような感覚で、上体を倒してドライヤーの風を上から当ててあげましょう。

めんどくさいからといって、正面からドライヤーの風を当ててしまうと、毛先があちこちに逃げてしまい、ボサボサっとした印象になってしまうんです。

長い髪の毛はツヤや毛先のまとまりがとても大切なので、意識してみるようにしましょう。

仕上げにブラシを使うとまとまりやすくなる

髪の毛が長い方は毛先のまとまりをよくしたり、ツヤ感を出していくためにもヘアブラシを使ってあげるのも効果的です。

7割から8割くらい乾かすことができた状態で、中間から毛先にかけてブラシを入れていきます。

この時ブラシにたいしてドライヤーの風を斜め45度くらいの角度で当ててあげるようにしましょう。

後ろ髪に関しても、前に持ってきて同様にブローしてあげることでツヤを出しやすく、まとまりやすい状態にしてくれますよ。

髪の毛を覆うキューティクルは根元から毛先に向かって重なるようにあるので、斜め上から風を当ててあげることによってキューティクルが閉じ、ツヤを出すことができるんです。

髪の毛のうねりやくせ毛を伸ばしたい場合は水分量がポイント

くせ毛に悩んでいる方も意外に多いと思います。

実は私もくせ毛で前髪がうねってしまい、嫌で嫌で仕方がありませんでした。

そんな髪の毛のうねりやくせ毛をキレイに伸ばしたい場合は「指の間に髪の毛を挟み込んで乾かしてあげる」ことが大切です。

それともうひとつ意識したいのが髪の毛の「水分量」です。

くせ毛を伸ばすためには、ただ指に挟んで乾かすだけでは効果がありません。

ある程度髪の毛が濡れた状態でいることが必須条件なんです。

くせ毛を伸ばしてくのであれば、根元から7~8割くらいの乾いた状態で毛先を指の間に挟み込んで、ドライヤーの風を斜め45度くらいの角度から当てていくようにしましょう。

優しく毛先に向かって伸ばしていくようにして、角度がブレ内容に注意してくださいね。

またクセが強く、指で引っ張ったくらいでは伸ばすことができないという方は「ヘアブラシ」を使い、ちょっと湿っているくらいの毛先にテンションをかけてブローをしてあげるようにしましょう。

この時も風は斜め45度くらいを意識してあげるといいですよ。

くせ毛やパーマを活かした髪の乾かした方

くせ毛の方やパーマをかけている場合に取り入れてみてほしい方法なのですが、ドライの方法に「クランチドライ」というものを試してみましょう。

「クランチドライってなに?」と、聞きなれない方もいると思いますが、簡単にご説明すると「クシャッと髪の毛を握りながら乾かす方法」を指しています。

根元が十分に乾いて、中間から毛先がちょっと湿っているくらいの状態でやると効果的で、毛先を中心に髪の毛を手のひらで握り込みます。

クシャっと握った髪の毛にドライヤーの温風を当てていき、髪の毛が温まったと感じたら冷風を当てるか、ドライヤーを持ち替えて吸引口からでている冷風を使って素早く冷ましましょう。

髪の毛は冷えるときに形(クセ)が付くので、これを全体にやってあげることでくせ毛を活かしたヘアスタイルや、パーマのカールを出しやすくしてくれます。

ちなみに直毛の方や髪質が硬い方だとなかなかクセがつかないので、注意してください。

パーマを上手く出すことができない

せっかくパーマをかけたとしても、なかなかカールやウェーブを出すことができないという方も多いのではないでしょうか。

私も現役時代はよくそういった相談を受けていました。

ショートヘアやボブヘアなどの長さであれば、先ほどご紹介したクランチドライを使ってみるのもいいですが、しっかりとパーマのカールやウェーブを出すのであれば、ドライヤーの風にも意識を向けてあげるようにしましょう。

髪の毛を乾かす時、多くの方は「風量をMAX」にしているかと思います。

風量が強いとその風圧でパーマが伸びてしまうことがあるので、風の強さを弱めてあげるようにしましょう。

ドライヤーには弱風と強風の機能があるので、風の強さを切り替えてあげることによってパーマが伸びないようにしてあげましょう。

また髪の毛が長い方は下から髪の毛を持ち上げて、手のひらに優しく包み込んであげるような感覚で乾かしてあげるといいですよ。

ステップ5:温風と冷風の切り替えを上手に使いこなす

髪の毛が全体的に乾いて、スタイルもバッチリ決まったら、最後に温風から冷風に切り替えて全体を1分くらいかけて風を当てていくようにしましょう。

そうすると髪の表面を覆っているキューティクルが冷風で冷やすことによって表面が整い、髪の毛にツヤが出るようになります。

また冷風を当てたときに髪の毛が冷たく感じる部分がある場合は、その部分がまだ完全に乾いていない状態なので完全に乾いているのかチェックすることもできますよ。

スタイルキープのためにも、そしてドライのし忘れがないようにするためにも忘れず行なうようにしましょう。

やってしまいがちなドライヤーの間違った使い方

プロのドライヤーの使い方や悩みに合わせた髪の乾かし方についてご説明してきましたが、こちらではついついやってしまいがちなドライヤーの使い方についてご紹介していきます。

枝毛やパサつきのない髪の毛を手に入れるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。

その1:毛先から根元の順番で乾かす

記事内でも何度かお伝えしていますが、髪の毛の枝毛やパサつきを抑えるためには根元から毛先に向かって髪の毛を乾かしていくことが大切です。

毛先から髪の毛を乾かしてしまうことで根元が半乾きになってしまったり、毛先がオーバードライになってパサパサになってしまうので「根元から乾かす」ということを忘れずに実践しましょう。

また髪の毛の表面を覆っているキューティクルは毛先に向かって重なるように存在しているので、毛先にから根元に向かって風を当てることによってキューティクルが開いてしまい、パサつきや広がりの原因となります。

その2:ドライヤーの風を一点集中させる

同じ個所に長時間ドライヤーの風を当てることによって、その部分の温度がどんどん上昇してしまいます。

これは頭皮や髪の毛の水分を奪ってしまい、乾燥させてしまう原因になるので気を付けなくてはいけません。

このようなドライヤーの使い方を続けていると、頭皮にかゆみやフケが起きてしまう可能性があります。

人によっては、乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌させてしまい、頭皮や髪の毛をべたつかせてしまうことにもなるんです。

また髪の毛の根元が極度に乾燥することで、根元付近から切れ毛を起こしてしまうリスクもあります。

なのでドライヤーを左右に振って、熱を分散させながら風を当てることが大切です。

髪の毛にドライヤーの熱を与え続けるのがNGな理由

ドライヤーの熱を一点集中して当て続けることで髪の毛が乾燥してしまうとお伝えしましたが、乾燥を起こしてしまうメカニズムについて簡単にご説明していきます。

髪の毛は約90%がケラチンと呼ばれるたんぱく質から作られていて、高熱を浴び続けることによってたんぱく質が硬い状態に変化してしまうんです。

これは「たんぱく変性」と呼ばれていて、わかりやすく卵を例にして説明すると、熱を与え続けることでどんどん硬くなりますよね。

しかも一度熱が通った卵は冷やしても元の状態に戻ることはありません。

髪の毛もこれと同じことが言えて、たんぱく変性で髪質が硬くなり、切れ毛や枝毛を起こしやすい状態になるんです。

卵と同じように、髪の毛もたんぱく変性を起こすと元の状態に戻ることはないので、きちんとしたドライヤーの使い方をマスターする必要があります。

その3:ドライヤーと髪の毛の距離が近い

髪の毛とドライヤーの距離が近すぎるのは意外とやってしまいがちな使い方のひとつです。

先ほどもお伝えしたように、髪の毛にドライヤーの熱がダイレクトに伝わりやすくなってしまい、たんぱく変性を起こしやすくなります。

ドライヤーを使用する際は、乾かしたい部分から20センチ程距離をあけて熱が集中しないようにしなくてはいけません。

その他にもドライヤーを左右に振ったりして、熱を分散させるようにしてくださいね。

仕上げにブラシを使うときのポイント

人によっては最後にブラシを使って毛先をまとめる方もいると思います。

この時にドライヤーの風を髪の毛に当て続けてはいませんか?

これも同じ部分に熱を当て続けることによって、髪の毛を乾燥させてしまう原因になるので、適度に熱を逃がしてあげることが大切です。

ブラシを使って毛先をブローしていると、自分でも気づかないうちにドライヤーの風を当て続けてしまうことがあるので、「ちょっと熱いかも」と感じたら、ドライヤーを離してあげるようにしてください。

髪の毛を乾かす時のちょっとした疑問

私が以前、美容師だったころによくお客様から髪の乾かし方で質問されたことを、こちらでもお伝えしていきますね。

内容についてはQ&A形式でご紹介していきますので、同じような悩みや疑問があればしっかりとチェックしてみてください。

Q1.前髪をふんわりと乾かしたいときはどうすればいいの?

お客様

いつも髪の毛を乾かすと前髪がぺたーってしちゃうんですけど、これってブローの仕方が悪いんですか?
設樂

そうですね、もしかしたらその可能性が高いと思いますよ。
美容室でセットするとふんわりしますもんね!
普段、前髪はどんな風に乾かしていますか?
お客様

いつもはドライヤーでわしゃーって乾かして、最後に毛先を整えてます…。
設樂

なるほど…もしかしてわしゃーって乾かす時にドライヤーの風を上から当ててたりしませんか?
お客様

そうです!
どうしてわかるんですか!?
設樂

これって結構やってしまいがちな方法なんですよ。
前髪をふんわりとセットしないなら、ただ真上から風を当てるだけじゃダメなんです。
ちなみに毛先を整えるときに前髪を強めに引っ張っていると思うんですけど、これもよくありません。
お客様

そうなんですね…。
前髪も引っ張ってました…。

うまくふんわりさせる方法ってないんですか?

設樂

前髪をふんわりさせるのであれば、むやみに引っ張っちゃだめですよ。
ポイントは前髪を左右交互に、中央に髪の毛が集まるように乾かしてあげることが大切なんです。
あとは前髪全体を左右に流すようにして乾かして、最後に前髪を降ろしてあげるとふんわりと仕上げることができますよ。

以上のポイントをお伝えしたところ、次回お客様が来店した際に「ふんわりできた」と喜んでくれました。

同じような悩みを持っている方は参考にしてみてくださいね。

Q2.ボブやミディアムヘアで髪の毛(毛先)が外側にハネない方法はある?

お客様

髪の毛が片方だけハネちゃうんですけど、髪の乾かし方がいけないんですか?
設樂

実はこれって意外に多いお悩みなんですよ!

片方だけハネてしまうのには乾かし方もあるんですけど、実はつむじが関係していることが多いんです。

お客様

えっ?つむじですか?
なんだかものすごくいがいですね!
設樂

ですよね(笑)
例えばつむじを見たときに、毛流れが時計回りだったら髪の毛が全体的に右に流れてしまうので、左側の毛は内側におさまるのに、右側の毛は外にハネてしまうんです。
逆に毛流れが反時計周りだと右側の毛は内側におさまって、左側の毛は外にはねてしまうんですよ。
お客様

へぇ~そうなんですね。
これってもうどうしようもないことなんですか?
設樂

そんなことないですよ!
髪の毛の乾かし方ひとつでどうにでもなります。

乾かす時にドライヤーの風を後ろから前に向かって乾かすだけでいいんです。
根元からしっかりと前に向かって乾かしてあげることで、生え癖を抑えることができるので、外ハネしにくくなるんです。
もしそのままじゃやりづらいと感じる場合は、下を向きながらやってあげるとやりやすいですよ。

お客様

たったそれだけでいいんですか!?
めっちゃ簡単ですね!
設樂

そうなんです!
髪の毛を後ろから前に向かって乾かしてあげることで、自然と毛先が内側に入るようにクセ付けされるので、これも外ハネしにくくなるポイントですね。

髪の毛が外ハネしてしまう理由は毛流れ以外にも、カットの方法や髪の毛がハイダメージになっていることでも起きてしまいますが、以上のポイントを意識することでキレイにおさめることができます。

Q3.髪の毛をサラサラなストレートヘアにするドライヤーの使い方ってあるの?

お客様

いつも髪の毛乾かすとサラサラにできないんですけど、どうしたらいいですか?
これって乾かし方変えるだけでもどうにかできます?
設樂

もちろんできますよ!
ドライヤーの使い方次第でサラサラにすることができます!
お客様

なんかいつも美容師さんの乾かし方を参考にしてるんですけど上手くいかなくて…。
設樂

そうだったんですね。
でも参考にするのはすごいことですよ!

髪の毛をサラサラのストレートヘアにするポイントは、髪の毛を手で引っ張りながら髪の毛にたいして斜め45度上の角度からドライヤーの風を当ててあげることなんです。

それで8割くらい乾いてきたら、次は髪の毛にたいして平行に風を当ててあげるといいですよ。

お客様

髪の毛をただ引っ張りながら乾かすだけじゃダメなんですね…。
設樂

ちょっとめんどくさいかもしれないですけど、そうなんです。

手で引っ張りながら平行に温風を当ててあげるとストレートアイロンみたいな効果があるので、ツヤのあるサラサラヘアになりやすいんですよ。
ちなみに斜め上から風を当てるのはキューティクルを閉じながら髪の毛を乾かす役割があるんです。

お客様

へぇ~!美容師さんも意外と考えてるんですね(笑)
設樂

いやいや!めっちゃ考えてますよ!?(笑)

あとは髪の毛にたいして垂直に風を当てると、風が分散してキューティクルが開きやすくなったリ、熱が集中してオーバードライになっちゃうから気を付けてくださいね。

ちなみに髪の毛にたいして最初から平行に風を当てると、髪が乾きづらくなるので「ちょっと湿ってるな」くらいのタイミングで角度を変えてあげるようにしましょう。

Q4.パーマを長持ちさせる寝る前の乾かし方

お客様

いつもパーマがすぐにだれちゃうんですけど、寝る前の乾かし方がいけないんですか?
設樂

う~ん…一概にも言い切れないけど、可能性のひとつとしては考えられると思いますよ。

パーマをかけてもすぐにカールやウェーブがだれてしまう場合は、クセが定着する前に髪の毛が元の状態に戻っている可能性があるので、めんどくさいかもしれないけど寝る前にもカールやウェーブを出してあげるといいですよ。

お客様

やっぱそうなんですね…。
乾かす時にいつも適当にやってました。
設樂

パーマをかけた髪の毛は元の状態に戻ろうとするから、長持ちさせたいんならちゃんとパーマを出してあげないといけませんね。

あとは髪の毛の水分量も関係してくるからきちんとオイルやアウトバストリートメントで潤いをキープしてあげてるといいですよ。

お客様

あっ!それはちゃんとやってました!
設樂

いいですね!

一般的なパーマ(コールドパーマ)は水分を含むとカールやウェーブが出やすくなるので、ちゃんと髪の毛を保湿して水分量を保ってあげれば長持ちできるんです。
逆にアフターケアが十分にできてなかったり、パーマを出そうと毛先を乾かしすぎると髪の毛が乾燥して、水分量が少なくなってパーマがだれてしまうんですよ。

お客様

アフターケアと乾かし方って大切なんですね。
設樂

大切ですよ~!

乾かす時はなるべく強い風で根元を乾かしたら、毛先を弱風でパーマのカールやウェーブを出しながら乾かしていくといいですよ。
後はある程度長さがあれば、下から髪の毛を優しく包むような感じで乾かすのもおすすめです。

パーマが長持ちしないのには、もともとの髪質や寝相の悪さなども多少関係してきますが、大部分は乾かし方と乾燥に注意すれば長持ちさせることができるので、意識してみましょう。

Q5.寝癖がうまく治せないときの乾かし方

お客様

朝スタイリングするときに寝癖が全然治らなくて困ってるんですけど…。
これってもう寝具変えるしかないんですかね?
設樂

寝具変えちゃうんですか!?
乾かす時にいくつかポイントを抑えておけばそんなことしなくてもOKですよ!
お客様

でも毎日寝癖治すのにドライヤーでちゃんとやってるのに全然治らないんですよー?
設樂

大丈夫ですよ!
どんなに乾かしても寝癖が直らないのは、クセが根元についているからなんです。
なので、寝癖で毛先が外ハネしてるからといって、どんなに毛先だけ濡らしてもあまり意味がないんです。
お客様

そうだったんですね!
知らなかった~。
設樂

寝癖を直すなら、まずは根元からしっかりと濡らしてあげるか、髪の毛全体を濡らしてクセをとってあげるといいですよ。

そのうえで根元をこすりながら乾かしてあげたり、根元の部分を左右に振ってあげながら乾かすことで、もとの毛流れにすることができます。
ちょっとめんどくさいかもしれないですけど、寝癖はきちんと取ってあげないといけませんからね。

髪の毛全体を濡らすのはちょっと面倒であれば、ぬるま湯を寝癖のある部分の周辺に根元からつけていき、クセを直してあげるようにしましょう。

あとは前の日の夜にきちんと乾かさずに就寝すると、朝起きたときに髪の毛が爆発してしまう可能性があるので、ちゃんと乾かしてから寝るようにしてくださいね。

髪の毛を早く乾かしたい時のポイント

ここまで正しい髪の毛の乾かし方について詳しくご説明してきましたが、それでも明日は朝早いから「早く乾かしたい!」という方もいると思いますし、「寝坊したから早く乾かさなきゃ!」という方もいると思います。

そこでこちらでは「髪の毛を早く乾かす方法」という、まるで裏技のような方法をご紹介していきますね。

早く乾かす方法その1:浴室や洗面所で髪の毛を乾かさない

基本的に髪の毛を乾かす時は、浴室や洗面所の方がほとんどだと思います。

ですが、お風呂の後の浴室や洗面所というのは室温も高ければ湿度も高くなっていますよね。

特に湿度が高いとなかなか乾かすことができないので、乾かしているうちにドライヤーの熱のせいもあって汗をかいてしまうこともあります。

「せっかくお風呂に入ったのに…」と感じる方もいるかもしれませんね。

なので髪の毛を素早く乾かすのであれば、湿度が低く室温が低いリビングなどで乾かしてあげるといいですよ。

早く乾かす方法その2:タオルで頭を覆ってドライヤーをする

これは頭の上にタオルをかぶせて、その上からドライヤーの風を当てて乾かすという方法です。

ドライヤーの風を当てるときに、一緒にタオルで髪の毛に残った余分な水分をふき取る方法なので効率よく乾かすことができます。

ただこの方法は意外と器用さが必要になってくるので、無理はしないようにしましょう。

ちなみに私には無理でした…(笑)

注意することドライヤーの熱を一点に集中させてタオルが熱くなりすぎないようにすることです。

吸水性の良いタオルを使ってあげると、より早く乾かすことができるので試してみましょう。

早く乾かす方法その3:先に根元を乾かしておく

何度も何度もお伝えして申し訳なくなるのですが、やはり髪の毛を早く乾かすのであれば、根元を優先的乾かしていくことを外すことはできません。

根元がきちんと乾かすのは、髪が長くなれば長くなるほど時間がかかるので、手っ取り早くこの部分をしっかり乾かしておけば、あとはどうにでもなります。

先ほどお伝えした乾かし方を意識してドライヤーを使うようにすれば、普段よりも早く乾かすことができるので、しっかりとマスターしておきましょう。

早く乾かす方法その4:風量の強いドライヤーを使って乾かす

素早く髪の毛を乾かすのであれば、風量の強いドライヤーを使うことも重要なポイントです。

普段使用しているドライヤーのワット数や風量に関して、あまり気にする方は多くないと思いますが、一度チェックしてみるといいですよ。

詳しいドライヤーの風量やワット数に関しては後ほどお伝えしていきますね。

ちなみに美容室で使用しているようなドライヤーはワット数や風量がかなり強いもので、速乾性の高いものなんです。

パサつきを抑えるおすすめのドライヤーの選び方

最後に私がおすすめするドライヤーの選び方についてご紹介していきますね。

最近ではドライヤーの種類もたくさん増えてきて、選ぶときにどんなことを注意して選べばいいかわからないという方もいると思います。

私がドライヤーを選ぶ際に注目してもらいたいポイントは…

  • できるだけ風量・風圧が強いもの
  • マイナスイオンの機能などがついているか
  • 自分のお財布事情に合った価格

以上のポイントに注目してもらいたいです。

風量についてですが、美容師をやっていた経験上…

  • ワット数が1,200w以上のもの
  • 風量が1.3㎥/分以上のもの

この風圧を基準にしてみるといいですよ。

最近では風量が2.0㎥/分以上のものもありますが、一般の方には扱いが難しくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。

あとはドライヤーの価格に関しては、本当にピンからキリまであるので、自分のお財布事情に合ったものを選ぶことも大切です。

マイナスイオンドライヤーの機能について

ヘアケアに詳しい方や髪の毛のことを意識している方であれば、マイナスイオンドライヤーの名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

このマイナスイオンドライヤーには空気中に存在する水分を髪の毛に優しく、相性のいいマイナスイオンに変えてくれる機能を持っているんです。

その変換したマイナスイオンをドライヤーの風と一緒に髪の毛へ届けてくれる便利機能です。

そうすることで髪の毛の乾燥を防いで、水分量をキープしてくれる効果があります。

普通のドライヤーを使って髪の毛を乾かす時に、美容師であってもオーバードライにならないようにドライするにはかなりの特訓が必要なので、その技術を自宅でも簡単に再現することができる優秀すぎる機能です。

ちなみにおすすめのマイナスイオンドライヤーは、下記の「リュミエリーナ レプロナイザー REPRONIZER 3D Plus」という製品です。

ぜひチェックしてみてください!

マイナスイオンをはじめ、髪の毛や頭皮にいい機能がたくさん搭載されているドライヤーをもっと見てみたい方は、別の記事で詳しくご紹介しているので、そちらの記事も併せてチェックしてみてください。

まとめ

こちらの記事ではドライヤーの使い方について詳しくご紹介させていただきました。

ドライヤーというのはただ髪の毛を乾かすだけのものではなく、頭皮の健康状態をよく保ったり、髪をキレイに見せるために欠かすことができない大切な道具です。

普段何気なく使うものかもしれませんが、使い方次第で髪の毛も頭皮も状態に大きな違いが出てきます。

特に髪の毛は相手からの印象を決めつける重要なパーツでもあるので、間違った使い方をしていると髪の毛もバサバサになってしまい、悪い印象を与えることに鳴ります。

そうならないためにもこちらの記事でご紹介した通り、正しい使い方をマスターして髪質を上手にコントロールしていくことが大切です。

そうすることでトラブルのない健康的な髪になり、見た目の印象をよくすることにつながるので意識してみるようにしましょう。

 

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