男性も女性も肌トラブルの中で悩むことが多いのが「大人ニキビ」です。

女性なんかはきちんとケアをしていたりするものですが、男性の場合は結構放置してしまいがちではありませんか?

しかもニキビというのは肝心な日の前日に限ってできてしまうことが多いと思います。

どんな嫌がらせだよって思ってしまうかもしれませんが、できてしまったものは仕方がありません。

けれど、せっかくのデートや仕事の取引先で人と会う約束をしているのに、ニキビ面で会うのは正直言って嫌だと思いますし、相手からの印象も良くないでしょう。

本当にタイミングは最悪…けれどどうにかしないといけない。

でもニキビをたった1日で治すことはできるのでしょうか…?

これは結論から言ってしまうと、ニキビをキレイに治すのは無理なんです。

けれど、炎症や腫れを落ち着かせることによって、目立たなくしたり、限りなくニキビがない状態に近づけることはできます。

そこでこちらの記事では、厄介な大人ニキビを最短で治すための方法をご紹介していきます。

この記事を読むことで…

  • ニキビの特徴がわかり、最短の対処方法がわかる
  • 症状別の対策方法がわかる
  • やってしまいがちなニキビのNG対策がわかる
  • ニキビの予防方法がわかる
  • ニキビをケアしてキレイなモテ肌を手に入れられる

以上のメリットがあるので、ニキビで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

大人ニキビといっても種類はたくさんある!それぞれの特徴とは?

ニキビといっても色んな種類があるのをご存知ですか?

対策方法がわかっていても、自分のニキビがどんなタイプかを知らずにケアをしていては効果が薄れてしまったり、場合によっては症状が悪化してしまう可能性があります。

そこでまずはそれぞれニキビの特徴を理解して、そのニキビに合った対策をしていくようにしましょう。

ニキビには5つのタイプがあり…

  • 白ニキビ
  • 黒ニキビ
  • 赤ニキビ
  • 黄ニキビ
  • 紫ニキビ

といったものがあり、上から症状が軽いものになっています。

このニキビの特徴をそれぞれ分けてご説明していくので、あなたのニキビがどのタイプに当てはまるかをチェックしていきましょう。

白ニキビの特徴

白ニキビというのは名前の通り、ニキビが乳白色の色をしている状態です。

このニキビは古くなった角質が毛穴に詰まってしまい、そこへ分泌された皮脂が溜まってしまうことで白っぽく見えてしまうんです。

ニキビとしては一番症状が軽く、まだ炎症を起こしていない状態なので、この段階で対処することで跡が残ってしまったりする可能性も少ないでしょう。

ニキビの原因となるアクネ菌は存在はしていますが、まだ繁殖する段階に至っていないので、菌が繁殖する前にケアしてしまえば症状が進行することをふせぐことができます。

黒ニキビの特徴

黒ニキビは寝不足の状態が慢性化してしまたり、ジャンクフードやお菓子などを食べ過ぎてしまう、疲れやストレスなどの生活習慣や間違った肌ケアによって皮脂の分泌が過剰に起こることで毛穴を詰まらせてしまいます。

さらに詰まった毛穴を放置することによって、空気に含まれている酸素と結合することで毛穴にフタをしてしまっている角質が「酸化」してしまい、黒ずんで黒ニキビになってしまうんです。

黒ニキビも、白ニキビと同様に炎症が起きる前の段階です。

そのため指で触っても痛みを感じたりすることはないのですが、放置していると毛穴の中に存在している「アクネ菌」が繁殖してしまい、炎症を起こしてしまうので、早めの対処が必要でしょう。

赤ニキビの特徴

赤ニキビというのは白・黒ニキビが進行して、毛穴の中で炎症を起こしている状態のニキビです。

白・黒ニキビで詰まった毛穴の中でアクネ菌が分泌された皮脂を栄養にして繁殖してしまい、皮膚組織がそれを抑制しようとして炎症を起こしてしまっているんです。

この状態になると指で触ってみても痛みが伴ったり、ぱっと見でもわかるような状態になってしまいます。

何もせず放置していると、場合によっては炎症が進行して赤みがひどくなったり、熱を持ってしまうことも…。

この状態になるとすぐに治すことは難しく、時間をかけて治療していかなくてはいけません。

黄ニキビの特徴

黄ニキビは赤ニキビの症状がさらに悪化して、毛穴の中で化膿を起こしてしまっている状態です。

特に手で触れる機会が多い生え際や頬、あごなどにできやすく、痛みもあります。

赤ニキビができてもそのまま放置してしまったり、過剰に手で触れるなどすることで膿ができてしまいます。

仮のこの状態になってしまうと、ニキビが治っても痕(クレーター)が残ってしまったりする場合もあり、かなり厄介なニキビです。

また間違ってもつぶしてしまうと高確率で跡が残ってしまうので、扱いが難しいニキビといえます。

紫ニキビの特徴

紫ニキビはニキビの中でも症状が1番ひどく、その特徴としては痛みやかゆみがなく、手で触ったときにゴワゴワしような感触があります。

見た目的にもでこぼこの状態なので、印象も良くないのが特徴です。

また紫ニキビは別名で結節性ニキビとも言われていて、炎症や化膿が進行することで皮膚組織の奥深くまで進んでしまいます。

そうするとそこでまた膿ができてしまったり、血液が溜まることによって肌表面でも赤紫や赤黒いニキビができてしまいます。

通常であれば皮膚組織の深い部分に膿ができると、そのまま毛細血管を通って吸収されるのですが、血液の流れが悪いと吸収されることがなく紫ニキビとなってしまうんです。

紫ニキビは痕として残りやすいだけでなく、見た目的にもコンプレックスになりやすいため、代謝や血液の流れをよくするようにしてあげることが大切です。

症状の軽いニキビは1日で治せる!すぐに治す4つの方法

先ほどお伝えしたニキビの特徴で、あなたがどのタイプのニキビで悩んでいるかわかったと思います。

そこでここからはニキビを治すための方法をご説明していきますね。

こちらでは症状が軽いタイプのニキビケアをご説明します。

具体的には「白ニキビ」「黒ニキビ」の対処方法です。

この2つのニキビは炎症が起きる前なので、早めにケアをしてあげることで、早ければ1日で解決することができます。

その方法というのは…

  • テラコートリル軟膏を使ってみる
  • 毛穴に詰まった中身を取り除く
  • ハチミツで殺菌してみる
  • オロナインを塗ってみる

というもので、それぞれわかりやすく分けてご説明していきますね。

急いでニキビをケアしていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

治す方法その1:テラコートリル軟膏を使ってみる

市販薬として販売しているテラコートリル軟膏は抗炎症作用のある「ヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)」という成分が配合されていて、ニキビの炎症をふせぐことができます。

また、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を防ぐための成分として、抗菌作用のある「オキシテトラサイクリン塩酸塩」というものが配合されているんです。

これを白・黒ニキビが気になる部分に塗って使うのですが、ただ塗るだけだと眠っているときに取れてしまうので、ばんそうこうやガーゼで抑えてあげることによって、パック状態にすることで改善することができます。

ただステロイドが含まれているものなので、長期で使用すると副作用のリスクも高まってしまいます。

即効性もあり効果が高い分、そのリスクもあるので長い期間使用するのはおすすめしません。

治す方法その2:毛穴に詰まった中身を取り除く

ニキビの状態にもよりますが、コメドプッシャーという道具を使うことで、毛穴に詰まっている角栓を取り出してあげることで、ニキビを改善することができます。

できれば白ニキビの段階で使うのがベストで、黒ニキビになりかけているようなときは無理に取り出そうとすると肌を傷つけてしまったり、色素沈着を起こす可能性があるので注意が必要です。

もしこのコメドプッシャーを使用するときは、朝の洗顔後やお風呂上りなどに使って、毛穴がしっかりと開いている状態で行なうようにしましょう。

またコメドプッシャーを押し出した後はしっかりとスキンケアをしていく必要があります。

毛穴から角質を押し出しているような感じなので、取り出した後は毛穴が開きっぱなしになってしまいます。

開いた毛穴を放置してしまうと皮脂が過剰分泌されてしまったり、逆に汚れが詰まりやすくなってしまうので、毛穴自体を引き締めてくれるような化粧水を使って汚れが入りにくい環境にしたり、皮脂の分泌が起きないような状態にしてあげましょう。

コメドプッシャーについて

角栓であったりニキビの芯を押し出して取り除く器具のことを指しています。

ドラッグストアやAmazonなどでも購入することができ、先端部分が丸い輪っかになっていて、気になる部分に輪っかの部分を当ててあげることでニキビの芯を取り出すことができます。

あくまで応急処置として使用するものなので、根本的な解決したいのであれば別の対処方法と併せて使うようにしましょう。

治す方法その3:ハチミツで殺菌してみる

ハチミツと聞くとビックリしてしまうかもしれませんが、実はハチミツにはニキビを治すために様々な効果があるんです。

具体的には…

  • 保湿効果
  • 殺菌効果
  • 抗炎症作用

といったものがあるので、ニキビの進行を抑えることができるんです。

また乾燥によるニキビも防ぐことができ、軽度の赤ニキビであれば改善することもできます。

具体的な使い方として、直接手で触れるのではなく、綿棒やコットンなどにハチミツを取ってニキビに塗ってあげましょう。

ハチミツを塗ってから5~10分ほど時間をおいて、時間になったら優しく洗い流してあげます。

治す方法その4:オロナインを塗ってみる

どの家庭にでもかなりの確率で置いてあるオロナインですが、皮膚疾患をはじめ、ニキビにも効果があります。

オロナインには抗炎症作用のあるグルコンサンクロルヘキシジンが配合されていて、その成分がニキビの進行を防ぎ、悪化しないようにしてくれるんです。

また黒ニキビにはこのオロナインをたっぷりと塗って、10~15分ほど置いておくことでオロナインに含まれている油分が、毛穴を詰まらせている角質を軟化させてくれるので、そのあとに洗顔することで洗い落としやすくしてくれます。

ただこの成分は症状のひどくなった赤ニキビや黄ニキビには効果がなく、オロナインに含まれている油分によってニキビを悪化させてしまう可能性があるので注意しましょう。

炎症を起こしているニキビは時間をかけて治す!ニキビ別の治し方

それでは今度は白・黒ニキビが進行してしまい、炎症を起こしてしまったニキビを治すための方法をご説明していきます。

この場合に関しては1日でどうにかできるものは少なく、時間をかけてゆっくりと治していく必要があります。

安易にニキビの芯や角栓を取り出そうとすると症状が悪化してしまうこともあるので、注意していかないといけません。

またここからご説明するニキビの治し方はニキビの種類別にお伝えしていきますね。

赤ニキビ・黄ニキビを治す方法

赤ニキビは先ほどもお伝えした通り、詰まってしまった毛穴の中でアクネ菌が繁殖してしまい、炎症を起こしている状態です。

黄ニキビはこれにプラスで化膿を起こしている状態。

このニキビを治すためにはむやみに手で触れるようなことはしないようにしましょう。

赤ニキビの症状が軽く、痛みがあまりないような状態であれば「オロナイン」や「テラコートリル軟膏」を使用してあげることをおすすめします。

症状がある程度進行してしまった場合はオロナインでも改善は難しくなってくるので、ステロイドや抗生物質が配合されているテラコートリル軟膏を使ってみましょう。

黄ニキビに関してはオロナインだけではどうしようもなく、膿をなくすことができないのでやめておいた方がいいです。

テラコートリル軟膏に含まれているステロイドや抗生物質は、黄ニキビの炎症だけでなく化膿にも効果が期待できるのでおすすめです。

あとは皮膚科で治療薬を処方してもらうことも検討してみましょう。

特に黄ニキビに関してはセルフケアでは多少のリスクがあるため、専門医に相談してきちんと処方薬を使った方が安全ですし、効果は高いです。

痕として残ってしまってからでは遅いので、なるべく早めに見てもらうことでそのリスクを避けることができるでしょう。

紫ニキビを治す方法

紫ニキビはクレーターと呼ばれるニキビ跡になりやすい特徴があります。

そのため、自己判断で安易な対処をしていると取り返しのつかないことになってしまう場合があるんです。

一度ニキビ跡ができてしまうと元の状態に戻すことはできないと言われており、できてもせいぜい7~8割くらいしか改善することができないと言われています。

なので紫ニキビを治すのであれば、皮膚科で本格的な治療を行ないながら、代謝をよくするために生活習慣の見直しやスキンケアの見直しをしなくてはいけません。

具体的に皮膚科での治療となると不安になってしまうかもしれませんが、具体的には…

  • ステロイド注射…即効性があるのですが、保険が適用できない場合があるうえ、ステロイドの副作用のリスクがある
  • イソトレチノインの処方…未承認薬のため、保険適用が利かない
  • ホルモン療法…ホルモンバランスを整え、女性ホルモンを補うのですが、女性向けの治療法
  • IPL(光治療)…皮脂の分泌量・アクネ菌の増殖を減らす、熱の効果でアクネ菌の殺菌効果や皮脂分泌量を抑える
  • PDT(光線力学療法)…皮脂の分泌量・アクネ菌の増殖を減らす(IPLよりも効果は高い)

といったものがあり、医師と相談しながら治療をしていかないといけません。

また生活習慣やスキンケアの見直しに関してはのちほど詳しくご説明しますが、きちんとした方法で食事や睡眠もしっかり行なわなくてはいけなくなるので、ケアが本当に大変なニキビです。

ベタつきがちな男ニキビを治す方法

ニキビの治し方についていろいろとご説明してきましたが、ここでは男性に向けた治し方をお伝えしていきます。

男性はもともと女性に比べておよそ3倍くらいの皮脂を分泌すると言われています。

そのためニキビのできやすさも女性より割合が多いんです。

そこでここからは普段からできる男ニキビのケア方法をご紹介していきますね。

男ニキビのケア方法その1:洗顔の方法と洗顔料を見直してみる

普段使用している洗顔料や洗顔方法について特に意識していることってありますか?

ニキビを治していくためにもこの洗顔料や洗顔方法というのがとても重要なもので、ただ何となく顔をゴシゴシ洗っているだけではニキビが良くなることはありません。

むやみやたらに顔を洗っているだけでは肌に必要な水分や保湿成分も一緒に洗い落としてしまうため、正しい方法で洗顔をしていく必要があります。

また洗顔料も同様の理由で安いという理由で、市販で販売しているものを使っているだけでは改善は難しいでしょう。

自分の肌の状態にあった洗顔料を選び、肌にかかる負担を減らしていかないといけません。

具体的な洗顔方法や洗顔料については別の記事でまとめているので、そちらも併せて見ていただければと思います。

男ニキビのケア方法その2:スキンケアの方法とスキンケア商品を見直してみる

洗顔をした後はきちんと肌に水分を与えるためにもスキンケアをしなくてはいけません。

普段からスキンケアはしっかりとしていますか?

最近では美容意識の高い男性が増えてきていますが、全体の割合から見てもまだまだ少数です。

洗ったら洗いっぱなしの方がほとんどのため、肌は乾燥した状態になって、皮膚が乾燥から守ろうと皮脂を過剰に分泌させてしまいます。

そのせいで毛穴に皮脂が詰まりやすくなって、結果としてニキビができてしまったり悪化させてしまうリスクがあるので、注意が必要です。

またスキンケア商品を選ぶときも、なるべく肌に対して負担が少なくなるように「添加物」が配合されていないものを選ぶようにしましょう。

具体的には…

  • 防腐剤(保存料)
  • 合成香料
  • 着色料
  • アルコール
  • 鉱物油
  • 合成界面活性剤

以上の添加物がなるべく含まれていない、「フリー処方」のスキンケア商品がおすすめです。

男性のニキビ肌はとにかく敏感なので、刺激の強い成分を肌につけてしまい、症状が悪化しないようにしなくてはいけません。

詳しい内容については別の記事でご説明しているので、そちらも併せてご覧ください。

男ニキビのケア方法その3:紫外線対策をしてみる

女性に比べて男性は日差しが強い夏場でも紫外線のケアをする方は少ないですよね。

「日焼け止めなんて女子がやることだ!」と思っている方も少なくないと思います。

けれど紫外線とニキビには大きな関係があり、ニキビをどうにかしたいのであれば紫外線対策をしなくてはいけません。

紫外線を浴びることによって体内では活性酸素というものが発生します。

この活性酸素は内側から皮脂を酸化させる働きがあるため、ニキビができると黒ニキビに変化しやすくなってしまうんです。

しかも先ほどお伝えした通り、男性は皮脂の分泌量が多い生き物です。

そのせいで紫外線の影響はかなり大きくなってしまいます。

さらに紫外線は肌を守るためのバリア機能を破壊して、ニキビの原因となるアクネ菌を増殖させやすくしてしまうため、紫外線ケアはしっかりと行なわなくてはいけないんです。

また、紫外線に関して間違った認識を持っている方が多いのですが、夏場などの日差しが強い時期だけ対策をしていればいいのではないかと思っている方が多いと思います。

ですが紫外線は年間を通して降り注いでいるため、営業で外回りが多かったり、外出する機会が多い方は日ごろからケアをしなくてはいけません。

具体的な紫外線対策としては…

  • 日焼け止めクリーム・ローションを使用する
  • サングラスや帽子を着用する
  • 日焼け止めサプリを使ってみる

というものがあります。

日焼け止めクリームやローションは肌がベタついてしまい、抵抗がある方はSPF値が少ないものでもいいので、できるだけ使ってあげるようにしましょう。

SPF値が20くらいのものでも、つけないよりは全然効果があります。

また飲むタイプの日焼け止めサプリというものがあるので、どうしても使いたくないという方は手軽に使うことができるサプリを選んでみるのも良いです。

どうしてもニキビが治らない!そんなときの緊急対策方法

どんなに頑張ってもニキビが治らない…ニキビの状態によっては起こりうることです。

けれど今日がデートだったり、人と会う約束をしているような大切な日だったらなんとかしなくてはいけませんよね。

そこでここではニキビが治らなかったときの応急処置として、ニキビを隠す方法をご紹介していきます。

男女共通のテクニックなので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ニキビを隠す応急処置その1:コンシーラーで隠す

男性だと少し抵抗があるかもしれませんが、かなり有効的な方法なんです。

コンシーラーの中でもグリーン系のタイプを使用することで、ニキビを隠すことができます。

その他にもオークル系やベージュ系のタイプを使用する場合は、自分の肌に近いものを選べば問題はありません。

ただしつけすぎてしまうと不自然な感じになってしまうので、つけすぎには気を付けましょう。

ニキビを隠す応急処置その2:マスクで隠してしまう

これは最終手段といえますね。

おでこや生え際にできたニキビを隠すことはできませんが、鼻や口周り、あご、頬などのニキビは完全に隠すことができるので、本当にどうしようもない場合に限り使ってあげましょう。

またマスクをつけることである程度湿度が保たれるので、乾燥を防ぐことができ、乾燥肌によるニキビをけあすることができるので、普段から使って対策しておくのもいいかもしれません。

やってはいけない!ニキビを悪化させるNG習慣と対処方法とは

ここまでニキビを治す方法や応急処置など、いろいろな方法をお伝えしてきましたが、ここからは普段やってしまいがちな習慣や対処法で、ニキビを悪化させてしまう可能性があるものをご紹介していきます。

もしこれからご紹介するもので、当てはまるものがあればできるだけやらないように気を付けていきましょう。

NG習慣・対処法その1:1日に何度も洗顔してしまう

ニキビは肌が汚れているから…そう思って清潔な肌を保つために何度も洗顔してしまうことってありませんか?

ですが、1日に何度も顔を洗ってしまうと肌の水分や保湿成分が不足してしまったり、肌を守るための皮脂が不足して、バリア機能が低下してしまいます。

良かれと思って洗顔をしていても、実際は肌のバリア機能が低下してしまい、逆にアクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうんです。

できれば洗顔は1日2回ということ守り、ゴシゴシ洗ったり、泡立っていない洗顔料を使用するのはやめましょう。

NG習慣・対処法その2:指でつぶしてしまう

先ほどご紹介したコメドプッシャーと似ているような感じがしますが、決定的な違いがあります。

コメドプッシャーは基本的にニキビをつぶすのではなく、「ニキビの芯を押し出す」というものです。

なので肌や皮膚組織を傷つけるわけではありません。

ですがニキビを指でつぶしてしまうことで、肌表面を傷つけてしまったり、皮膚組織を破壊する可能性があるため、場合によってはニキビ跡ができてしまうリスクがあるんです。

ニキビ跡ができてしまうと完全に治すことはできなくなってしまうので、指でつぶすことは絶対にやめましょう。

また指でニキビをつぶしてしまうことで、手についていた雑菌が毛穴に入り込んでしまい、炎症を悪化させてしまう場合もあるので気を付けなくてはいけません。

NG習慣・対処法その3:毎日スクラブ洗顔を使用する

男性だとスクラブ洗顔料を使用している方が多いかもしれませんね。

けれどスクラブはニキビに対して刺激が強く、毎日のように使用するとニキビを悪化させてしまう可能性があります。

もし使用するのであれば、週に1~2回くらいで問題ありません。

それ以外はスクラブが配合されていない洗顔料を使用して、なるべくニキビ肌に負担がかからないようにしましょう。

NG習慣・対処法その4:おしぼりで顔を拭く

これは男性が主にやってしまいがちな行為ですね。

たしかに顔を拭いた後はさっぱりして気持ちいいのですが、拭いた後の肌はどのような状態になると思いますか?

おしぼりで顔を拭くと肌を守るための皮脂がなくなり、バリア機能がなくなってしまいます。

そのせいでニキビができやすくなってしまったり、もともとあるニキビが悪化してしまう可能性があるので注意しなくてはいけません。

また、おしぼりは除菌をして保管をしていることがほとんどですが、手渡しで渡される場合、すでに雑菌が繁殖している可能性があるため、それで顔を拭くと肌に菌がついてしまいます。

もともとニキビがある場合、雑菌が肌で繁殖してしまいニキビが悪化してしまうリスクがあるので、おしぼりで顔を拭くのはやめましょう。

NG習慣・対処法その5:洗顔ペーパーシートを多用する

これも男性に多く見られ、特に夏場になると使っている人を良く見かけます。

このような洗顔シートを使うこと自体は別に問題ではないのですが、顔をゴシゴシ拭いたり、拭いてそのままの状態にしているのはよくありません。

ゴシゴシ拭いたり、そのままの状態で放置していると、肌の皮脂を取り除きすぎてしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

何度もご説明していますが、バリア機能が低下した肌はニキビの原因となるアクネ菌を逆に増やしてしまい、ニキビを悪化させてしまったり、増やしてしまうことにつながるんです。

もし使用するなら肌に軽く押し当てたり、使用後はしっかりとスキンケアをするように心がけましょう。

ニキビは普段のケアで予防できる!作らない・増やさないためにやっておきたいこと

最後にニキビをつくらない・増やさないためにやっておくべき予防方法をご紹介していきます。

ニキビは普段の何気ない行動をちょっと意識するだけでも予防することができるんです。

その方法について、ご説明していきますね。

具体的なものとして…

  • ニキビ用ののスキンケア商品を使ってみる
  • 生活習慣をできるだけよくする
  • タバコ・飲酒はほどほどにする
  • 肌質に合った洗顔料・化粧品を使う

といったものをご説明していきます。

わかりやすくそれぞれ分けてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

予防方法その1:ニキビ用ののスキンケア商品を使ってみる

ニキビを予防するためには、まず普段のスキンケアを大事にしなくてはいけません。

そのためにはまず「保湿」が1番大事になります。

化粧水やオールインワンなどでも比較的配合されていることが多い「ヒアルロン酸」「コラーゲンア」はもちろん、その他にも「セラミド」「トレハロース」といった成分が配合されているものがおすすめです。

特に「セラミド」は敏感肌の方でも使えるくらい、刺激の少ない高保湿成分なので、ニキビで敏感になっている肌にもこの成分は有効的です。

その他にもニキビの原因となるアクネ菌が増えないように、皮脂の分泌を抑制したり、抗炎症作用効果のある成分が含まれているものもおすすめします。

ニキビに有効的な成分

  • ビタミンC誘導体…皮脂の分泌量を抑制し、アクネ菌の繁殖を防ぐことができます
  • ※成分表示例:パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg

  • グリチルリチン酸…抗炎症作用があり、甘草という天然成分から抽出したものなので肌にも負担が少ない成分
  • ※成分表示例:グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸ステアリル

予防方法その2:生活習慣をできるだけよくする

仕事が忙しかったりするとなかなか改善するのは難しいかもしれませんが、ニキビを予防するためにも生活習慣の改善は意識しなくてはいけません。

食事内容の改善であったり、睡眠時間の確保、ストレスの発散など、意識することはたくさんあります。

これらの内容を簡単にですが、ご説明していきますので生活改善の役に立てればと思います。

生活習慣の改善:食生活の改善

普段から外食やコンビニ弁当を食べていたり、仕事が忙しくて手軽に食べられるものばかりではありませんか?

キレイな肌を作るためには食事というのはとても重要な役割があります。

食事で摂った栄養が血液の流れに乗って肌細胞に送られ、新しい皮膚をつくっていくからです。

ですが、コンビニ弁当や外食、ファストフード、偏食などの食生活が中心になっていると、食事で摂れる栄養も偏ってしまい、キレイな肌をつくることができなくなってしまいます。

それにコンビニ弁当やファストフードなどには添加物が多く含まれているため、体内で毒素を作り出し、排出しようとするときにニキビとなって出てきてしまうんです。

なので、できるだけ栄養バランスの良い食事を心がけ、肌に優しい食生活を意識しましょう。

おすすめの改善策として…

  • 緑黄色野菜や果物を食べる
  • ビタミンB群やビタミンCを中心にビタミン類を摂る
  • 1日1食は和食を食べる
  • 仕事内容などにもよるが、できるだけ決まった時間帯に食事をする

以上の内容を心がけて食事をしてみましょう。

生活習慣の改善:質の高い睡眠をとる

寝不足はお肌の天敵とはよく言ったもので、寝不足が続いてしまうことでホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌量が多くなってしまい、ニキビができる可能性があります。

仕事が忙しくなかなか睡眠を取る時間をとることができない方もいます。

もしあなたがついつい夜更かしをしてしまっているだけなら、なるべく早く寝るようにしなくてはいけません。

けれど仕事が忙しい場合は睡眠時間よりも「睡眠の質」を高めるように心がけましょう。

どういったことかというと、たとえば枕を自分の寝やすい高さに調節したり、パジャマを寝心地が良いものに変えてみるなど、方法は様々です。

その他にも就寝の1時間前にはスマホやPC、テレビなどを見ないというのも一つの方法になります。

スマホやPCなどの画面から出る光には、交感神経を活性化させてしまい、睡眠の質を低下させてしまうといった研究結果が出ているんです。

睡眠の質を高め、深い眠りにつくことができれば、多少短い時間でもホルモンバランスを整え、皮脂の分泌量を抑えることができます。

また、睡眠時間をしっかりと摂ることができるのであれば6~7.5時間ほど眠れるようにして、できれば22時から2時の時間帯に眠れるようにしましょう。

その時間帯は睡眠の「ゴールデンタイム」と言われていて、成長ホルモンという物質が多く分泌されます。

この成長ホルモンには皮膚細胞を新しく作り出して、古い角質を落とす「ターンオーバー」を行なう効果があるんです。

ターンオーバーが行われることで、ニキビがより早く改善されるので、意識的に睡眠を取るようにしましょう。

生活習慣の改善:ストレスの発散

ストレスとニキビの関係についてですが、あまりピンとこない方もいるのではないでしょうか。

実は過度のストレスを感じると、血管が収縮してしまい血液の流れが悪くなってしまうんです。

血液の流れが悪くなることで、肌に必要な栄養素が足りず、乾燥状態となって皮脂が過剰に分泌され、ニキビができやすくなってしまいます。

またストレスには交感神経を活性化させる作用があり、そのせいで男性ホルモンが優位に働くことで皮脂を多く分泌することがあるんです。

その他にも肌が硬くなって皮脂が詰まりやすい状態になったりすることもあるので注意しなくてはいけません。

具体的にな対処法として…

  • 自分の好きなことに没頭できる時間をつくる
  • ビタミンB1・B12を多く摂る
  • ジョギング・ウォーキングなどの有酸素運動を行なう

といったものがあります。

仕事でストレスを感じることが多いのであれば、仕事を忘れることができるようなことをしたり、色んな事に目を向けるようにしましょう。

逆にプライベートでストレスを感じることが多いのであれば、非日常的なことを取り組んでみるのも効果的です。

たとえば旅行に出かけてみたりすることで、普段の生活では味わえない体験をすることができます。

とは言ってもストレス発散ができないからといって、それを苦に感じてしまう必要はありません。

そのせいでストレスを感じてしまうこともあるので、気を付けなくてはいけません。

予防方法その4:タバコ・飲酒はほどほどにする

タバコや飲酒というのもニキビをつくってしまったり、悪化させてしまう要因になります。

タバコの煙に含まれているニコチンにはビタミンCを破壊してしまう働きがあり、このビタミンCには抗炎症作用の効果があります。

またビタミンCには体内の活性酸素を取り除く「抗酸化作用」があり、毒素が血液を通ってニキビを作り出さないようにしてくれるんです。

そのため喫煙習慣があると、この効果が弱まり、ニキビができやすくなってしまうんです。

そして飲酒に関してですが、アルコール飲料というのは多くの糖質を含んでおり、これを分解するために体内で「インスリン」というホルモン物質が分泌されます。

このインスリンが分泌されると同時に脂肪が作り出され、それが血液の流れに乗って「毛細血管→皮脂腺→毛穴から分泌される」といった流れで皮脂の分泌量が増えてしまうんです。

また、過度の飲酒は肝臓に負担をかけてしまい、肝機能が低下してしまいます。

肝機能が低下することでアルコールを分解することができず、アルコールという毒素を排出することができないせいでニキビができてしまうことがあるんです。

なので、お酒の飲みすぎには気を付け、毎日のように飲み歩く習慣があれば、休肝日をつくるようにしましょう。

まとめ

男性も女性も、ニキビは見た目の印象を悪くしてしまう嫌な存在ですよね。

しかも大人ニキビは治りにくく、放置していると面倒になってしまうことが多いんです。

ニキビに気付いたらできるだけ早めに対処して、悪化する前に治すようにこころがけましょう。

もちろんできないように、あらかじめ予防しておくのがベストですが…。

こちらでご紹介した治し方を参考にして、今あるニキビをしっかり治して、デートや仕事の打ち合わせなどに備えましょう。

そしてキレイな肌を取り戻し、誰からもモテるような肌を目指してください!

 

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