美容師ライターをやっている設樂です!

私はこれまで美容師として現場で様々なお客様の髪の毛に携わってきました。

その中でも毛先のうねりを気にしている方やケアの仕方がわからないという方を大勢見てきました。

それにこの記事を書いている私もくせ毛でずっと悩み続けてきた経験があります。

髪の毛にボリュームが出てしまったり、毛先がまとまらずスタイリングしにくい、髪がパサつく…。

こんな悩みを持っている方って意外と多いんです。

うまく扱うことができないくせ毛にたいして、コンプレックスに感じてしまったり、ストレスに感じてしまう方もいるはずです。

直毛の方からすると「そんなことで悩んでいるの?」と感じることも、くせ毛の人からすれば「重大な悩み」なんですよね。

美容師を経験をしてきたからこそわかるのですが、髪の毛ひとつでも世界観が変わるというか…うまくは言えませんが髪の悩みを解消するだけでも前向きになれるものだと思うんです。

そこでそんなくせ毛に悩み方のためにこちらの記事では、美容師の経験を活かして「くせ毛を改善する方法」を詳しく解説していきますね。

この記事を読むことによって…

  • くせ毛を改善する方法がわかる
  • 自分に合ったくせ毛の解消法で髪が扱いやすくなる
  • 結果、コンプレックスを解消して前向きになれる

といったメリットがあるので、髪のうねりやくせ毛でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもくせ毛の原因ってなに?

まず大前提としてですが、くせ毛の原因についてはご存知でしょうか?

恐らくくせ毛というと、生まれつきの「遺伝」と思い込んでいる方も少なくないのですが、実はそれだけではありません。

くせ毛には生まれつきの先天性のもの以外に、様々な要因によって起きる「後天性」のものがあるんです。

もともとは「直毛だったのに、気づいたらクセが出るようになってしまった」という方は、この後天性のくせ毛に該当します。

まずはこの「先天性」のくせ毛と「後天性」のくせ毛について簡単にお伝えしていきますね。

先天性のくせ毛について

先天性のくせ毛は、先ほどもお伝えしたように「遺伝」によって生まれた瞬間からくせ毛の人を指しています。

くせ毛は優性遺伝といわれていて、とても高確率で遺伝してしまうと言われているのですが、その確率は約50~70%から90%くらいだと言われているんです。

両親のどちらかがくせ毛であった場合は約50~70%の確率で遺伝するといわれ、両親ともにくせ毛の場合だと約70~90%の確率で遺伝するらしいです。

これは美容学生の時に授業で習ったことですが、私の場合は両親ともにくせ毛だったので、ほぼくせ毛になることは確定していたようなものだったんですね。

後天性のくせ毛について

後天性のくせ毛の場合、生まれつきくせ毛の人とは違って様々な要因によってくせ毛になってしまったことを指しています。

実は普段の生活の中でも、このようなくせ毛を引き起こしてしまうものってたくさんあるんです。

例えば…

  • 思春期などのホルモンバランスの変化
  • 髪の乾燥やダメージによるもの
  • 生活習慣の乱れ
  • 毛穴の汚れが詰まっている

など、例を挙げだしたらキリがないほどです。

しかもこのような要因はもともと直毛の人をくせ毛にしてしまうだけでなく、生まれつきくせ毛の人にたいして、クセをより悪化させてしまうこともあるので、とても厄介なものでもあります。

詳しい内容をお伝えすると、ものすごく長くなってしまうのでこの記事ではここまでにしておきますが、もっと詳しく原因について知りたい方は、別の記事でかなり細かく解説しているのでそちらも併せてチェックしてみてください。

くせ毛には4つの種類があった!その特徴とは?

くせ毛といっても実はいろんな種類があるのはご存知でしょうか?

実は直毛だと思っていても部分的にくせ毛であったり、見た目ではわからないようなクセを持っている方もたくさんいるんですよ。

美容師を経験してきた中で、完全なストレートヘアの人に出会ったのはほとんどないと言っても過言じゃないくらい、くせ毛の人って多いんです。

そこでここからは、くせ毛の種類について簡単にご紹介していきますので、自分がどのタイプに当てはまるのかチェックしてみましょう。

くせ毛のタイプその1:波状毛(はじょうもう)

このタイプのくせ毛は日本人に一番多い種類でもあります。

クセの強さも人によって様々で、毛先が少しうねる程度の人もいれば、うねうねと強いウェーブのようなクセの人もいます。

全体的に髪の毛にボリュームが出やすく、梅雨の季節などで湿度が高くなると髪の毛が広がりやすくなる特徴があるんです。

ちなみに私のくせ毛のタイプもこの波状毛です。

くせ毛の中でも扱いやすいものだと言えますが、クセが強い場合は扱いが大変になってしまいます。

逆にクセが弱い場合は、正しいケアをしていくことでさらにクセを弱めて扱いやすくもできたり、クセを活かしたヘアスタイルにしていくこともできるんです。

一般的な対策方法としては髪の毛の保湿を中心としたケアがおすすめです。

また湿気などを吸収しないように、アフターケアとしてオイルなどを使ってあげるのもおすすめですね。

くせ毛のタイプその3:捻転毛(ねんてんもう)

名前の通り、髪の毛がねじれているようなクセをもった髪質です。

その特徴として、ぱっと見は直毛に見えるのですが、髪がねじれているせいでツヤが出にくく、パサついているような状態に見えてしまいます。

髪質が柔らかく、それでいて乾燥を起こしやすいクセでもあるので、ブラシやくしを通すと切れ毛になってしまうこともしばしば…。

肉眼ではわかりづらいですが、髪の毛の断面がきしめんのように潰れているのも特徴のひとつなんです。

ケアの方法としてはヘアケア剤を使ってみるほかに、乾燥がひどい場合には縮毛矯正でクセを伸ばしてあげるのがいいでしょう。

ただ、乾燥やダメージがひどい場合には薬の影響を受けやすくなってしまうので、本当に矯正が上手な美容師に頼まないとダメージが悪化してしまうこともあります。

くせ毛のタイプその3:連珠毛(れんじゅもう)

連珠毛はなかなか見ることができないくせ毛のタイプです。

イメージとしては数珠が連なっているような感じで、1本の髪の中で太さがバラバラになっていて、手触りがでこぼこしているのが特徴です。

髪自体がとても折れやすく、簡単に切れ毛になってしまうので扱いがすごく難しい髪質でもあります。

仮に縮毛矯正を使用としても、薬剤をつけて時間を置いているだけでも切れ毛につながることがあるので、本当に美容師泣かせのくせ毛でもあるんですよ。

また切れ毛が多いせいで、髪の長い人だと頭頂部に短い毛がツンツン出ていることがあります。

くせ毛のタイプその4:縮毛(しゅくもう)

これまでご紹介してきたくせ毛の中でも1番強いクセを持っているのが縮毛です。

名前の通り髪の毛が縮れているようなクセが特徴で、黒人さんなどに多いイメージですね。

ドライヤーなどで頑張っても伸ばすことは難しく、1番効果的な対策方法としておすすめなのは縮毛矯正です。

とは言っても日本人で縮毛の人はかなり少ないので、本格的な縮毛を経験している美容師も少ないと思います。

そのため技術的に本当に信用できる美容師を見つけることが、成功のための秘訣でもあります。

くせ毛を治す方法ってあるの?

くせ毛を完全に治すことができるかどうかについては、正直難しい部分があります。

正確に言えば、「生まれつきのくせ毛」は完全に治すのはできないと思った方がいいでしょう。

これは遺伝子情報としてくせ毛が生えてくると決まってしまっているので、いまの技術では正直どうしようもないのが事実です。

ただクセを限りなく抑えて扱いやすい状態にすることは今の技術でも可能なので、あきらめないでください。

またもともと直毛だった方も、ケアの仕方次第では改善していくことは全然できるので、しっかりと対策をしていきましょう。

美容師が伝授するくせ毛やうねりを改善する対策方法10選

ここからは美容師の経験やくせ毛のケアをしてきた経験を活かして、くせ毛や髪のうねりを改善していくための方法をご紹介していきますね。

すぐに効果のあるものや時間をかけて対策をしていくものがありますが、それぞれ試して継続していくことがとても大切です。

なかなか効果が現れなくてもしばらくは続けてみることが、くせ毛改善への近道なので根気強く努力していきましょう。

くせ毛の直し方その1:食生活を見直して栄養のバランスを整える

普段からどのような食生活を送っていますか?

最近ではいろんな食べ物をコンビニや居酒屋、ファミレスなどで食べられるようになりましたが、毎日のように外食をしたり、自分の好きなものだけを食べてはいないでしょうか。

そのような食生活を続けていると、栄養が偏ってしまい、髪の毛の成長に必要な栄養が不足してしまいます。

栄養が偏ることで髪の毛の成長にも悪影響が出てしまって、1本の髪の太さにばらつきが出てしまったり、部分的に乾燥を起こしやすい状態になってしまってクセが強くなりやすくなってしまうんです。

また脂質を多く含んだ食べ物ばかり食べていると、皮脂の分泌量が増えてしまい、毛穴を詰まらせてクセが出やすくなってしまうこともあるので注意が必要です。

できるだけバランスのとれた食生活を心がけ、お肉や揚げ物ばかりでなく、野菜や魚類などもしっかりと食べるようにしましょう。

髪の毛の成長におすすめの栄養と食べ物についても簡単にですがご紹介していきますので、チェックしてみてください。

髪のおすすめの食べ物と栄養その1:たんぱく質を含む肉類など

髪の毛は主にケラチンと呼ばれるたんぱく質から作られています。

そのため健康的な髪の毛をつくるには良質なたんぱく質を摂ることは欠かすことができないんです。

たんぱく質が多く含まれている食べ物には…

  • 肉類
  • 乳製品
  • 大豆製品

といったものがあり、お肉ばかりでなくバランスよく食べることが大切です。

特に納豆や豆乳などの大豆製品は植物性のたんぱく質を手軽に摂ることができるのでおすすめですよ。

髪のおすすめの食べ物と栄養その2:ビタミンEを含むナッツ類やひまわり油

ビタミンEには抗酸化作用という肌の老化を防いでくれる働きや、血液の流れをよくしてくれる効果があります。

肌の老化を防ぐことによって、頭皮のたるみを防ぎ、毛穴が変形してくせ毛になってしまうのを防いでくれる効果があったり、血流をよくしてあげることによって、食事で摂った栄養を頭皮に送りやすい環境をつくることができます。

ビタミンEを多く含んでいる食べ物は…

  • アーモンドなどのナッツ類
  • ひまわり油
  • アボカド
  • ウナギ
  • かぼちゃ

といったものがあり、特にひまわり油やアーモンドには良質なビタミンEを多く含んでいると言われているので、意識して食べてみるようにしましょう。

髪のおすすめの食べ物と栄養その3:亜鉛を含むレバーや牡蠣

亜鉛にはその他の食べ物から摂取したたんぱく質を髪の毛のもとになる栄養に変換してくれる効果があり、髪の成長には欠かすことができない栄養です。

しかも亜鉛は普段の生活ではなかなか摂取するのが難しく、必要な量を摂ることができていないんです。

具体的に亜鉛を多くんだ食べ物は…

  • 牡蠣
  • レバー
  • たらこ
  • ウナギ

といった食べ物がありますが、なかなか口にする機会はないですよね。

亜鉛はお肉などにも含まれてはいるのですが、少量しか摂ることができません。

このような食べ物を食べることができないのであれば、ココアにも亜鉛を含んでいるので飲んでみるようにしましょう。

くせ毛の直し方2:ストレスを発散させてホルモンバランスを整えてみる

仕事や人間関係など、ストレスを感じることが多い現代ですが、人は過度のストレスを感じることで様々なトラブルを起こしてしまいます。

その中にくせ毛を悪化させてしまうこともあるので、気を付けていきたい部分でもあります。

ストレスを感じることで自律神経という寝ても覚めても働きっぱなしの神経の働きがおかしくなってしまい、ホルモンバランスを崩してしまうんです。

ホルモンバランスが崩れてしまうことによって、男性ホルモンと女性ホルモンのうち、男性ホルモンの働きを強くしてしまうのですが、これによって皮脂の分泌量が増えてしまい、頭皮の毛穴を詰まらせてクセが強くなってしまうこともあります。

また睡眠を阻害してしまうリスクもあるため、髪の毛の成長に悪影響を与えてしまうことがるので注意しなくてはいけません。

おすすめのストレス発散方法

具体的なストレス発散方法ですが、適度な汗をかくことができる「有酸素運動」がおすすめです。

ウォーキングやジョギングなど、ちょっと息が上がるくらいの運動をしてあげることによって自律神経の働きが整って、結果としてホルモンバランスの乱れを改善することができます。

休日などに20~30分くらい、ちょっと息が切れる程度の有酸素運動をして、気晴らしをしてみるようにしましょう。

くせ毛の直し方3:寝不足にならないように睡眠時間を確保する

髪の毛は基本的に睡眠中に最も成長すると言われています。

そのため寝不足が続いてしまうことによって、部分的に栄養不足が起きて髪の毛が細くなってしまったりすることで、くせ毛になりやすくなってしまいます。

なので夜更かしはできるだけ避け、早めに就寝するように心がけましょう。

また夜の22時から2時の時間帯は髪の毛が成長しやすい時間帯だと言われているので、その時間帯には眠れるような環境を整えておくことも大切です。

仕事で帰りが遅くなってしまう場合はどうすればいい?

睡眠時間が短い方の中には仕事を遅くまで頑張っている方もいるかもしれませんね。

もしそういった理由で睡眠時間を削らないといけない場合は、できるだけ毎日同じような時間帯に就寝・起床をするようにしましょう。

休日だからといって遅くまで寝ていてはいけません。

就寝・起床時間がバラバラになってしまうとホルモンバランスが乱れやすくなり、先ほどもお伝えした通りくせ毛を悪化させてしまったり、くせ毛になってしまう可能性を高めてしまうので、規則正しい生活を送ることが大切です。

くせ毛の直し方4:毛穴の詰まりをスパなどでクレンジングする

普段のシャンプーでは洗い落とすことができない汚れというものもあり、これを放置していると毛穴を詰まらせてしまう原因になってしまいます。

このようなシャンプーでも洗い落とすことができない汚れは美容室などでヘッドスパなどをしてもらってキレイにクレンジングしてもらうようにしましょう。

最近では美容室でも取り入れているところが多く、専用のクレンジングジェルやシャンプーを使ってケアなの汚れをしっかりと落としてくれるんです。

またお店によっては「クリームバス」「炭酸ヘッドスパ」「オイルヘッドスパ」などがあり、ただ頭皮マッサージをしながら汚れを落とすだけでなく、頭皮環境を整えてくれたり、髪に潤いを与えてくれる効果まであるんです。

行きつけの美容室でヘッドスパを扱っていない場合は自宅でやってみる

もしかすると普段から通っている美容室ではヘッドスパをやっていないところもあると思います。

そんな時は自宅でヘッドスパをやってみてはどうでしょうか?

その方法についてご紹介していきますね。

まず用意するものは…

  • シャンプー
  • 蒸しタオル

以上のものを用意しましょう。

シャンプーはスキャルプシャンプーやクレンジングシャンプー、炭酸シャンプーなどがおすすめです。

もしくはオリーブオイルやホホバオイルといったもので代用してもOKですよ。

次に手順についてです。

  1. タオルを水で濡らしてラップに包み、電子レンジで加熱して蒸しタオルをつくる
  2. かなり熱いので、程よく冷ましてから頭皮に巻き付けて毛穴をひらかせてあげましょう
  3. 5分くらい経ったら蒸しタオルをとって、シャンプーもしくはオイルを頭皮に揉み込んでいくようにします
    ※この時頭皮マッサージをするようなイメージでやってあげるといいですよ
  4. マッサージが終わったら5分~10分程放置して、時間になったら普段通りシャンプーをします
    ※もしオイルを使う場合は一度すすいでからシャンプーをしてあげましょう

以上の流れでセルフクレンジングができるので、定期的にやってあげるようにして、毛穴に汚れが詰まらないようにしましょう。

くせ毛の直し方5:ドライヤーを使ってブローをする

髪の毛を乾かす際に適当にドライヤーの風を当てているだけではいけません。

風を当てる向きや距離、風の当て方などポイントがたくさんあるんですよ。

ちょっと意識を変えてみるだけでもクセがキレイに伸びて、パサパサした状態からツヤのあるまとまった髪にしやすくなるんです。

まずはドライヤーと髪の毛の距離は大体20㎝くらいは離してあげるようにしましょう。

距離が近すぎると髪の毛が乾燥して、かえってクセがひどくなることがあります。

また風当てるときも毛先から根元に向かって乾かすのではなく、逆に根元から毛先に向かって風を当てることでクセが出にくくなりますし、パサつきを抑えることができるんです。

このようにドライヤーひとつでもちょっと使い方を変えるだけで全然効果が違ってくるので、ちゃんとした使い方をマスターしてもらいたいです。

別の記事で「正しい髪の乾かし方」について詳しく解説しているものがあるので、もっと詳しく知りたい方はそちらも併せてチェックしてみてください。

くせ毛の直し方6:ストレートアイロンでクセを伸ばす

くせ毛を気にしている方であれば多くの方が愛用しているストレートアイロン。

ドライヤーよりもずっと手軽にクセを伸ばすことができるので、普段から使っている方も多いのではないでしょうか。

美容室でアイロンを使用する場合、一般的には160~180℃くらいのかなり高温でクセを伸ばしていくのですが、これはプロだからできる技です。

美容師はアイロンの使い方を練習するので少ない回数でキレイに伸ばすことができるのですが、一般の方は何度かに分けてやっていくことが多いはずです。

髪の毛は熱に弱く、高い温度で何度も処理するとダメージの原因になってしまいます。

なのでもし使用する際はMAXでも150℃くらいの温度でやるようにしましょう。

なるべく少ない回数で髪の毛を伸ばすためにも、まとめて髪の毛を伸ばしていくのではなく、少しずつ毛束をとってストレートアイロンを入れてあげるようにすると、髪への負担を減らすことができますよ。

くせ毛の直し方7:縮毛矯正やストレートパーマをかける

くせ毛最強の対策方法である縮毛矯正やストレートパーマ。

髪の毛のクセがかなり強く、自分ではどうしようもない時にはかなり効果的な方法だと思います。

ちなみに髪の毛を真っすぐにするという目的は同じですが、ストレートパーマと縮毛矯正には違いがあります。

  • 縮毛矯正…1液で結合を切断して、アイロンを使って熱処理を行なったあとに2液で定着させる
  • ストレートパーマ…ちょっとした軽めのクセを伸ばすことができ、熱処理を行わない

以上のようにヘアアイロンで「熱処理」を行なうか行なわないかの違いがあります。

熱処理を入れるかどうかでも髪の毛への負担もかなり違ってくるので、担当の美容師としっかり相談しながら施術してもらうようにしましょう。

またもともと髪の毛のダメージがかなりある場合、強い薬剤を使うことから施術ができないと言われてしまうこともあるので注意が必要です。

とは言っても縮毛矯正の効果はとても高く、髪の毛が伸びてクセがはっきり出るまでは髪の毛も真っすぐをキープすることができるので、くせ毛にたいしてストレスを感じることがありません。

くせ毛の直し方8:髪の毛が乾燥しないようにトリートメントで保湿する

くせ毛は1本の髪の毛に水分量が不足している部分とそうでない部分があります。

この水分量が少ない部分がうねりを起こしてクセを出してしまうので、髪の毛を保湿してあげることが改善にはとても大切なことなんです。

トリートメントやヘアマスクには髪の毛に栄養を与える成分が含まれていたり、髪質を柔らかくしてくれるような成分が多く含まれています。

また油分が含まれていることで、髪の中の栄養が外に逃げないようにしてくれるほか、外部から水分が入り込みにくい状態に仕上げてくれるので、しっかりと使ってケアをしてあげるようにしましょう。

ただ、根元からつけてしまうと毛穴詰まりの原因にもなるので、毛先を中心に使用するように心がけましょう。

くせ毛の直し方9:普段のシャンプー剤をくせ毛用に変えてみる

シャンプー剤にはたくさんの種類がありますが、どれを選んでいいのかわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。

くせ毛に悩んでいる方であれば、もしかしたら使ってみたことがあるかもしれませんが、「くせ毛用のシャンプー」というものがあるんです。

くせ毛用のシャンプーは通常のシャンプーと比べて保湿力が高く、髪の毛の乾燥を防いでクセやうねりが出にくいようにしてくれる効果があったり、湿気などの空気中の水分が髪の毛に入り込まないようにしてくれる働きがあります。

市販でもくせ毛用のシャンプーはありますが、かなり質感が重く、ベタっとしやすくなってしまうので個人的にはあまりおすすめはしていません。

別の記事ではくせ毛向けのシャンプーをおすすめしているので、詳しく知りたい方は併せてチェックしてみてください。

くせ毛の直し方その10:シャンプーのやり方を変えて頭皮環境を改善

普段何気なくやっているシャンプーですが、実はくせ毛を対策していくうえでも重要なことです。

特にいつも頭皮や髪の毛を洗うときにゴシゴシ洗ってしまう場合は注意しなくてはいけません。

シャンプー方法にも正しいやり方があるので、その方法を意識してやってもらうと頭皮の毛穴詰まりをなくすことができ、クセが弱くなったリ改善することができます。

簡単にですがその手順をお伝えしていきますね。

  1. 髪の毛を濡らす前に髪の毛をブラッシングする
  2. ぬるま湯で髪の毛をしっかりとすすぐ(予洗い)
  3. 手でシャンプー剤を十分に泡立てる
  4. 髪につけたらキメの細かい泡をつくってマッサージ感覚で洗っていく
  5. いつもよりしっかりめに泡を流す
  6. 水分をある程度ふき取ってトリートメントを付ける
  7. 頭皮や髪の毛をゴシゴシせずにタオルうドライ
  8. ドライヤーで乾かす

ざっくりとですが、以上が正しいシャンプーの流れです。

シャンプー方法についてもっと詳しくご紹介していきたいのですが、とても長くなってしまうので、今回は簡単にお伝えさせていただきました。

もっと詳しくシャンプー方法を知りたいという方は、別の記事で詳しく解説しているので、そちらも一緒にチェックしてみてください。

結局どの対策方法が1番効果があるの?

ここまでいろんな対策方法をご紹介してきましたが、実際に全部取り入れるのはむずかしいと思います。

私自身ご紹介したものを全部取り入れるのは正直しんどいです。

そこで私がおすすめしている、1番効果があると思う対策方法は「シャンプーを変えてみる」というものです。

正直、縮毛矯正やストレートパーマと迷ったのですが、髪の毛へのダメージや定期的に行わないといけないことを考えると、コスパも時間もリスクが少ないシャンプーの方がいいと判断しました。

たしかに生まれつきのくせ毛の方はシャンプーで根本的な解決は難しいかもしれませんが、私自身使うシャンプーを見直しただけでかなり状態が良くなりました。

髪のおさまりがよくなったというか…以前よりも確実にうねりが出にくくなったんです。

そのおかげでスタイリングもかなり楽になったし、湿気が多い日や乾燥した季節でもくせ毛を気にすることがほとんどなくなったんですよ。

それにシャンプーは毎日する日課のようなものなので、継続しやすく途中でやめてしまうこともありません。

なのでものすごく簡単にできるくせ毛対策ですし、効果も期待できるものなんです。

もし今くせ毛で悩んでいるのであれば、この機会にあなたもシャンプーの見直しから始めてみることをおすすめします。

くせ毛用のシャンプーをご紹介している記事のリンクをもう一度載せておくので、どんなものが見てみたいという方はチェックしてみましょう。

まとめ

こちらの記事ではくせ毛悩む方のために効果的な対策方法をご紹介させていただきました。

くせ毛は毎日がそのうねりとの戦いで、本当にイライラしてしまうことが多いと思います。

多くの方はくせ毛と生涯過ごさないといけない運命にもあります。

けれどちょっと意識を変えるだけでもくせ毛を改善することができ、うねりから解放されることでストレスフリーな日々を送ることができるようになるんです。

自分に合った対策方法を見つけ、毎日ケアを続けることができればあなたの髪の悩みも改善していくことができるようになるので、ちょっとの努力を忘れないようにしましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でメンジー!をフォローしよう!