ふと靴を脱いだ時に足元からプ~ンと漂ってくる不快な臭い…居酒屋の飲み会などで座敷席だった場合、これは大ピンチですよね。

自分だけならまだしも周囲の人まで不快な思いをさせてしまうかもしれませんし、正直気が気じゃないです。

他にも恋人の家に遊びに行ったときに、必然と靴を脱がないといけないから臭いのせいで幻滅されるんじゃないかと心配になってしまします。

この記事を読んでいる方の中には、このようなことをすでに経験している方もいるかもしれませんね。

私も最近特に足の臭いが気になってしまい、恋人に足の臭いを指摘されるんじゃないかとびくびくしながら生活をしています。

先日、興味本位で自分の足の臭いを頑張って嗅いでみたら…

「うっぷす!」

正直鼻がもげそうなくらい臭くて、その場で悶絶してしまいました(笑)

このように私と同様、足の臭いに悩んでいる方はたくさんいるのではないでしょうか。

そこでこちらの記事では足の臭いを改善するための対策方法をご紹介していきます。

この記事を読むことによって…

  • 足の臭いを発生させる原因がわかる
  • 臭くてたまらない足臭の消し方がわかる
  • 結果、臭いが気にならなくなって快適に生活ができるようになる

といったメリットがあるので、きつーい足の臭いでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

なんで臭くなる?足の臭いがきつくなる4つの原因

それではまず、足の臭いがきつくなってしまう原因についてお伝えしていきたいと思います。

臭いの対策方法をご紹介するにしても、原因を知らなくてはケアをしても永遠に対策を続けなくてはいけませんからね。

足の臭いがきつくなる原因には大きく分けると4つあります。

その内容について、それぞれご説明していきますので、ぜひチェックしてみてください。

足が臭い原因その1:雑菌による影響

人は体中に「常在菌」という菌が存在しているのですが、普段生活している分には特に大きな影響はありません。

ですが汗などをたくさんかいて、汗と一緒に流れた皮脂や角質(古くなった皮膚)、汚れといったものが混ざってしまうことで、足にいる常在菌がそれを栄養にして繁殖してしまうことがあります。

菌が栄養にしている汗や皮脂は分解すると臭いの原因を作り出してしまい、結果としてキツイ臭いをプ~ンと漂わせてしまうんです。

この臭いの成分は納豆にも含まれているもので「イソ吉草酸」「酢酸」というものがあります。

足裏の汗は臭いの直接的な原因ではない!

先ほどの内容を読んでいると「足裏にかいてしまう汗が臭いの原因なんじゃないか」と思ってしまうかもしれませんね。

ですが足裏から出る汗というのはもともと臭いがしないんです。

人には2種類の汗腺というものがあって、以前、別の記事で「エクリン腺」と「アポクリン腺」についてご説明したことがあるのですが、体の大部分にある汗腺が「エクリン腺」というもので、足の裏にも存在しています。

エクリン腺から出る汗というのはおよそ99%は水分で、残りの1%が塩分なんです。

水分と塩分は基本的に臭いのしない成分なので、これからわかるように汗だけでは臭いの原因になることはありません。

ではどうして常在菌(雑菌)が肌で繁殖してしまうのか…。

その原因というのは足や靴下、靴によって菌が繁殖やしすい環境があるので、それぞれご紹介していきますね。

雑菌が繁殖しやすい足の環境

足の臭いがきつくなってしまう原因を作り出す常在菌は、もともと肌に存在しているため、きちんと足のケアをしないと菌を繁殖させてしまうんです。

皮脂汚れや角質を毎日ケアして、清潔な状態を保たなくてはいけませんね。

また不衛生な状態にならないようにするには、汗を拭きとって足が蒸れないようにしなくてはいけません。

雑菌が繁殖しやすい靴下の環境

汗をかいた状態でそのままの靴下を履いていたり、足が濡れていたり湿っているような状態のまま靴下を履くことで、足が蒸れやすくなってしまい、常在菌の繁殖を促進させてしまいます。

通気性の悪い厚手の靴下や、女性の場合だとタイツやストッキングもあまり良くありません。

またそれらは水分の吸水性が悪いものが多く、蒸れの原因になって、結果的に足を匂わせてしまうことにつながるので注意が必要です。

雑菌が繁殖しやすい靴の環境

丸1日同じ靴を履いている方がほとんんどだと思いますが、靴の素材によっては通気性が悪く、特に革やゴム、ビニールものは蒸れやすい特徴があります。

同じ靴を連続して履いていると、その分靴の中に菌が溜まりやすくなるというか…繁殖させる機会が増えてしまうので注意が必要です。

たとえば職場では靴を脱いで仕事をしてみたり、スリッパに履き替えてみるのもいいかもしれません。

また前日履いた靴を連続して履かないようにしたりして、意識すると靴の中にいる菌の繁殖を防ぐことができます。

足が臭い原因その2:疲れやストレスによる疲労臭

疲労臭という言葉を聞いたことがありますか?

加齢臭となんとなく似ているような感じがしますが、まったくの別物で、仕事の疲れから来るストレスや乱れた生活習慣などが影響して発生する、アンモニアのような臭いです。

このアンモニア臭というのはとても厄介で、消臭アイテムを使ったとしても臭いを消すことができないんです。

有効なのは「クエン酸」などを使って臭いのケアをしてあげることや、食事、睡眠、運動などの生活を整えることが重要。

できるだけ心身ともにストレスのない生活を送ることがとても大切になります。

足が臭い原因その3:足の爪も臭いの原因につながる

以外に思うかもしれませんが、足の爪もキツイ臭いの原因になることがあります。

爪と足の指の間には雑菌の栄養となる汚れがたくさん詰まっていて、それもエサにどんどん菌が繁殖して臭いを発生させてしまいます。

また爪の汚れは不純物を多く含んでいるため、汗や蒸れによって臭いが拡散することもあるので注意が必要です。

こまめに爪を切るなどして、できるだけ汚れがたまらなにようにしてあげることが大切です。

足が臭い原因その4:病気によるもの

実は病気が原因となって足から臭いを発生させてしまうこともあります。

雑菌の繁殖しやすい環境では「水虫」といった病気になりやすく、そういった足の蒸れを起こす汗を大量にかいてしまう「多汗症」といった病気もあるので、そういった病気が原因となって強い臭いを出してしまうことがあるんです。

なので病気を治療することによって足臭を改善することができる可能性があるので、心当たりがある方はチェックしてみましょう。

足臭の原因になる病気その1:水虫

水虫というと「おじさん」が良く思いついてしまうかもしれませんが、これはそういった人に限らず、男女関係なく若い人にも起こる病気です。

カビの一種である白癬菌というものが、肌の角質層に寄生して繁殖することによって、肌表面にかゆみを起こしたり水膨れを起こしてジュクジュクした状態にしてしまいます。

この水虫の原因となる白癬菌は臭いを出すわけではないのですが、水虫の影響で足の皮膚が軟化してしまい、角質が増えることで常在菌が異常繁殖してしまうことがありンス。

そのせいで強い臭いを発生させてしまうことがあるので、きちんとした治療をしなくてはいけません。

また特徴として、強いかゆみを起こすのでもし思い当たることがあれば治療薬を使ってケアをしてあげましょう。

足臭の原因になる病気その2:多汗症

もともと汗は体温調整を行なうために自分の意志とは関係なく起きる生理反応なのですが、多汗症は体温調整とは関係なく汗をかいてしまいます。

部分的に汗をかきやすくなることも症状もあって、特に足の裏だけに症状を起こしてしまうものを「足蹠多汗症(そくしょたかんしょう)」といいます。

足の裏に汗をたくさんかくと、常在菌の活動が盛んになったり、栄養となる皮脂や角質の流出も多くなるので臭いを強めてしまうことにつながるんです。

もし多汗症の場合はきちんと治療を行わないと根本的な改善はないので、もし思い当たる場合は皮膚科などで一度診断してもらうようにしましょう。

足の臭いを発生させる原因まとめ

ここまで足の臭いを発生させる原因について詳しくご紹介してきましたが様々なものがありましたね。

こちらでは今までご紹介した原因を簡単にまとめてみたので、足の臭いを喫させないようにするため、しっかりと覚えておきましょう。

足の臭いを発生させないために心がけたいこと

  • 雑菌を繁殖させない
  • 蒸れないように「足」「靴下」「靴」のケアを行なう
  • 心身の疲れをケアして疲労臭を防ぐ
  • 病気の疑いがある場合は早めの治療をする

足の臭いを消す効果的な対策方法

ここからは足の臭いをケアするための具体的な方法をご紹介していきます。

先ほどご説明した原因についても踏まえながら詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

対策方法その1:足の洗い方を改善してみる

普段からお風呂に入るときは湯船に浸かっているでしょうか。

もしシャワーで済ませてしまっているのであればしっかりと湯船に浸かってあげると臭いをおとしやすくなります。

なぜかというと、シャワーだけでは足の汚れが水分を十分に含んでおらず、汚れを浮かしにくく残ってしまうことがあるからです。

湯船にきちんと浸かることによって汚れも水分を含んで洗い落としやすくなりますし、肌表面上の角質も水分をたっぷり含んで洗い落としやすくなって、臭いの原因をケアすることができます。

足を洗うときは雑菌が繁殖しにくいように「殺菌成分」が配合されているものを使ってあげるといいですよ。

ポイントとして、洗うときは足の指の間や、爪と指の間もしっかりと洗うようにしましょう。

また踵がガサガサするような場合は角質肥厚を起こしている可能性があるので、軽石などを使って常在菌が増えにくい環境を作ってあげましょう。

対策方法その2:できるだけ汗をかきやすくなる食べ物は避ける

汗をかく量というのは人によって個人差があるので、こればかりはしょうがないものもあります。

ですが汗は体質以外にも食べ物によってかきやすくなってしまうことがあるんです。

一例ですがご紹介していきますね。

  • ネギ・玉ねぎ
  • 唐辛子
  • ニンニク
  • ショウガ
  • スパイス類

といった食べ物は、体を温める効果があるため、発汗機能が体温調整をしようとして汗を出しやすくしてしまうので、食べる場合はほどほどにしておきましょう。

対策方法その3:下駄箱を定期的に消臭したり乾燥させる

先ほども原因のひとつでご紹介した下駄箱ですが、シューボックスは基本的に湿気がこもりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境です。

靴に雑菌が残ったままシューボックスにしまってしまうと、そのまま菌が繁殖してしまい、その靴を履いたら当然足にも菌が移って汗や皮脂によって繁殖…そしてプ~ンとした臭いを出してしまいます。

そうならないためにも定期的にシューボックスの換気を行なったり、活性炭や湿気を吸い取る「シリカゲル」を入れてあげるようにすると雑菌の繁殖を防ぐことができ、ニオイをケアすることができますよ。

また新聞を頼んでいるのであれば、靴の中に詰め込んでおくと湿気を吸い取ってくれるので効果的です。

対策方法その4:靴や靴下による蒸れが起きないようにする

普段履いている靴や靴下は汗を意識したものでしょうか。

先ほども原因のところでお伝えしたように、靴や靴下の影響で蒸れを起こしてしまい、臭いを発生させてしまうことがあります。

蒸れを起こさないようにするにはいくつかポイントがあるので、それぞれご紹介していきますね。

靴の蒸れを防ぐ方法

革靴などを普段から履く場合は、できるだけ通気性の良いものを選ぶようにしましょう。

最近だと、靴底に穴が空いていて蒸れが起きにくいものがあったりします。

その他にはきちんと足のサイズに合ったものを選ぶことも重要です。

少しきつめのサイズを選ぶと足の指が圧迫されてしまい、動かせず密着した状態になって蒸れを起こしやすくなります。

逆に大きすぎるサイズの靴は通気性がいいものの、踏ん張りがきかなくなるので余計な力が入って汗をかきやすくなるので、自分の足のサイズに合ったものを選ぶことが重要です。

またデスクワークがメインなどの方は先ほどもご紹介した通り、靴を脱いで仕事をしたり、スリッパに履き替えて業務をするのも一つの方法です。

靴下による蒸れを防ぐ方法

気温が暑い日に厚手の靴下を履いたりするのは絶対にNGです。

足の部分だけ体温が高くなって、部分的に汗をかきやすくなり、蒸れを起こす原因となります。

季節や気温に合った靴下を選ぶように心がけ、夏であれば薄手で通気性の良いものを選んだりして、熱がこもらないようにしてあげましょう。

毎日同じ靴を履かないことも大切!

先ほど簡単にお伝えしたことではありますが、どんなに履き心地が良く、おしゃれな靴だったとしても毎日同じ靴を履いてしまうのは足の臭いを発生させてしまう原因になります。

また毎日同じ靴を履かないことによって、靴の中が乾燥して「水虫」の予防にもつながるので意識してみましょう。

まれにサラリーマンなどの方で毎日同じ革靴を履いている方がいますが、これは臭いを強めてしまう原因になりますし、靴がダメになってしまうことにもつながるので、3足くらいはもつようにしてローテーションで回して使うとベストです。

抗菌・消臭効果のあるものを使ってみる

こちらでは足の臭いをケアするために消臭効果のあるグッズや、菌の繁殖をさせないためのグッズをご紹介していきます。

意外と手軽に始められるものが多いので、ぜひ試してみてください。

重曹

スーパーやドラッグストア、100円ショップなどでも気軽に購入ができる重曹を使った消臭方法です。

重曹はもともとアルカリ性の性質を使い、キツイ臭いの原因となる「イソ吉草酸」や「酢酸」を中和して臭いを除去します。

おすすめなのは重曹を湯船に溶かした重曹風呂です。

肌は弱酸性のため毎日のように浸かってしまうと肌荒れを起こしてしまう可能性もあるので、注意しなくてはいけません。

具体的な方法

湯船に大さじ4杯の重曹を入れて、よくかき混ぜてから浸かるようにしましょう。
浸かる時間は10~15分前後にして、のぼせないようにしてください。

このほかにも足だけケアするなら桶にお湯を張って大さじ1~2杯の重曹を入れた「足湯」もできるので、試してみてください。

ミョウバン

臭いケアの王様的な存在ですが、こちらではミョウバンを使ったスプレーをご紹介していきますね。

スプレーボトルは100円ショップなどでも気軽に購入ができるので、すぐに試すことができますよ。

用意するものは…

  • 水道水
  • スプレーボトル
  • 焼きミョウバン

この3つだけでOKです。

つくり方は焼きミョウバンを150mlの水に対して0.5g入れてよく混ぜてあげましょう。

※最初はミョウバンの結晶が残っている状態なので、完全に溶けるまでは使用を待ってください。

完全に溶けたら臭いの気になる部分に吹きかけてあげれば、臭いをケアすることができます。

ミョウバンは酸性なので、疲労臭によるアンモニアの臭いをケアするのに効果的なので、ぜひ試してみてください。

また履き終わった靴の中にミョウバン水をシュッと一吹きしてあげるのも効果的ですよ。

消臭スプレー

お手軽に臭いをケアすることができるアイテムとして、真っ先に思いつくのが消臭スプレーではないでしょうか。

最近では足専用のものまであるので、ミョウバン水などをわざわざつくるのがめんどくさいという方におすすめです。

使い方はとても簡単で、履いていた靴下とは別の靴下を用意しておき、一度素足になった状態で臭いの原因が起きやすい足指の間であったり、足の裏にスプレーをしてあげます。

スプレーがちゃんと乾くまで放置して、乾いたら替えの靴下を履いてあげましょう。

すでに臭っている靴下を再び履いても効果がないので注意してください。

今すぐ臭いをどうにかしたいときにおすすめのグッズ

ここまでいろいろなの臭い対策をご紹介してきましたが、急に靴を脱がなくてはいけないタイミングもあると思います。

先ほどご紹介した内容ではすぐに臭いを消すことができないので、ここからはすぐに臭いを消すことができるものお伝えしていきますね。

緊急時に使える臭いを消すグッズその1:デオドラントクリーム

私がおすすめするのは汗をかいても有効成分が流れにくいクリームタイプのデオドラント剤です。

デオドラントクリームには臭いや雑菌の繁殖を抑えるための「有効成分」が配合されているので、効率よく臭いを消すことができます。

使用する場合は足指の間であったり、面積の広い土踏まずにクリームを重点的に使用してあげるといいですよ。

緊急時に使える臭いを消すグッズその2:ウェットティッシュや除菌シートで足を拭く

もう一つがウェットティッシュや除菌シートを使って臭いをケアする方法です。

ウェットティッシュや除菌シートには抗菌・除菌効果がありますし、デオドラント剤よりも比較的手に入りやすいですから実用的です。

抗菌・除菌効果で臭いの原因になる菌の繁殖を防ぐことができるので、バッグの中に1つ忍ばせておくといいかもしれません。

ただし菌の繁殖を防ぐことはできても、臭いを完全に取り除くのは難しいので注意が必要です。

毎日のケアが簡単なボディソープも見直してみる

足の臭い対策をするのであれば、ボディソープを見直してみるのもおすすめですよ。

ここまでご紹介してきた対策方法は基本的に何かを新しく始めないといけなかったりするので、たとえ深刻な悩みだったとしても、正直面倒に感じてしまう方もいるかもしれません。

そういった意味で言うと、いつもお風呂に入るときに必ず使うボディソープは、本当に手軽に足の臭いをケアすることができる有効な方法ですよね。

けれどボディソープを選ぶときって特に何かを考えて選ぶことってあまりないですよね。

ですが体臭ケアに効果のあるボディソープには、汗の臭いを抑える成分が配合されていたり、殺菌成分が配合されているので効果的に足の臭いを消すことができます。

別の記事で臭いに効果のあるボディソープの選び方についてご紹介しているものがあるので、そちらも併せてご覧ください。

まとめ

こちらの記事では足の臭いの原因や効果のある対策方法をご紹介させていただきました。

足の臭いは何気ない悩みかもしれませんが、自分だけでなく周りの人にも不快な思いをさせる可能性があるものです。

臭いのもとになる雑菌が繁殖しないようにするためにも、まずは原因が何によるものなのかをしっかりとチェックして、それに合った対策をする必要があります。

この記事を読んだことで原因もよく分かったと思うので、ぜひ自分に合った対策方法を取り入れて、きつーい足の臭いをケアしてあげましょう。

 

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